最近のブラビはあまり得意じゃありませんが、話の内容に惹かれて見に行ってきました。
(あ、ご無沙汰してしまって申し訳ありません〜〜〜(汗)
映画は見ていたのですが、春の気まぐれで・・・・(殴))
生まれた時に老人でだんだんに若返る人生・・・・
愛し合っているものとすれ違う時間。
それってどうなんだろうと興味がありました。
167分と長い映画でしたが、全く飽きずに最後まで見る事ができました。
後味がほろ苦く、甘く溶けて、極上の大人のファンタジーといえましょう。
jesterのお好み度は ☆☆☆☆ でございました。
生まれて年をとり老いて死んでいく、というほとんどすべての人間に避けられないコース。
それを逆の視点で見ることで、大切なものってなんだろうって考えるひと時をくれる映画。
映画を見たあと、ちょっと一人でお茶でも飲んで、いろいろ思いを馳せたくなる、そんなストーリーでした。
とにかくケイト・ブランシェットが綺麗で!!
CGを使いまくってしわとか隠しているとしても、若いときのぴかぴかさも、年とってからの落ち着いた輝きも、老年の優雅さも、ため息が出るほど。
バレエシーンの回転なんかはワイヤーで吊ってやっているのかなと思いましたが、それにしても体が柔らかい・・・
ブラビも良かったです。
年とった外観に少年の心、という難しいシーンでもしっかり目つきで演技してました。
特に最大に若返った時のういういしさは『リバー・ランズ・スルーイット』の頃を思い出させてくれました。あの頃は結構好きだったのよね。
CGってすごい!
エリザベス役のティルダ・スゥイントンも良かった。
最初美しく見えないのにだんだんに凄みが増してきて、艶っぽくなってきて、魅了されました。
しかし・・・年をとるって残酷なことですね。
でもそんな時の流れを泳ぎ、思い出を抱いて一緒に年老いて行ける人がいるっていうことは幸せなことなんですね。(しみじみ)
****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
本当のお父さんが好きだったという、湖畔のバルコニーでみる夜明けが美しかった・・・
ああいう風景に弱いんです。
あそこのシーンを見るだけで価値があった気がします。
それから、老人ホームの女性にピアノを習うシーン、エリザベスが泳ぐシーン、雷に打たれた男の話なんかも気に入りました。
でもあのボタン工場の経営は誰がやっていたのでしょう?
ベンジャミンが父の後をついでやっていたようには見えませんでしたが。
他にもいろいろ書きたいんですけど、今回はリハビリ中なので(爆)この辺で。
jesterの心、ここにあらぬ間に、ご訪問くださったかたに感謝致します。
その上、コメントまで下さった方にも大感謝!
これからゆっくりお返事つけさせていただきまする。
2009年02月20日
2009年01月09日
ラースと、その彼女 LARS AND THE REAL GIRL
遅ればせながら明けましておめでとうございます♪
今年もぽちぽちと本音で書いていきますので、お付き合いのほど、よろしくお願いします・・・
さて、本来なら去年の最後のレビューを飾るはずだった「LARS AND THE REAL GIRL (ラースと、その彼女)」なんですけど、ずれ込んで今頃書いておりまする。

『インターネットで注文した等身大のリアルドールとの恋愛関係に没頭する青年と、彼を取り巻く町の人々の人間模様が展開する』っていう新しい発想の映画です。
リアルドールというのは、昔の言葉ではダッ○ワイフ。(オランダの奥様方、ごめんなさい。
予告編でみた時は一瞬オタク系の男性の話なのかと思いました。
「舞妓HAAAAAN!」みたいな・・・
jesterにはちと理解不能の男性心理をお笑いで包んだという感じのコメディなのかなと・・・・
でも予想に反して、不思議な味わいの余韻がある、ハートウオーミングなストーリーでした。
アメリカの片田舎の話ですけれど、ヨーロッパ映画みたいな繊細さがあった気がします。
精神的に病んだ人(=普通とは違う、異分子)を周囲がどう受け止め、どう接していくのかが、とても人間的に暖かく描かれて、見終わったあとほのぼの。
ほのぼの好きjesterのお好み度は ☆☆☆☆☆- でございました♪
『君に読む物語』の頃よりは少しお太りになったライアン・ゴズリングが、繊細で優しく内気な青年役にピッタリ。
テディベアに心臓マッサージするシーンなんか、ほんとに可愛らしくて。
この役、少しでも不潔さや危険さを感じさせちゃだめだと思うのですが、彼は本当にいい意味で人畜無害な感じで、攻撃性を感じさせず、傷つきやすそうで、母性本能をくすぐるものがありました。
そして最初の登場シーンでは、いつもの声と演技で「おせっかいなしつこい女性」に見えたエミリー・モーティマーですが(殴)、これはもうけ役でしたね〜
破顔の笑いが魅力的。
しかし彼女はいつも「同じ人間が演じてる」ように見えちゃうのが玉に瑕じゃないかとおもうのですが。
今回も、「Dear フランキー」のお母さんが再婚したのね、って思っちゃいました。
まあ、モーガン・フリーマンもそうだし(爆)安心してみてられたからいいですけれど。
あと、落ち着いた女医さん役のパトリシア・クラークソンが良かった!
孤独な影がありつつ、無表情な顔の下に隠れた人間への信頼感があふれている感じで、こんなホームドクターがほしいです。ハイ。
そのほか、ラースのお兄さん(どっちかというと、ライアンより若く見えたけど)のガス役のポール・シュナイダーなど、脇役も演技達者な俳優さんがそろっております。
優しい旋律の音楽も癒されました
****以下、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
ただ受け入れ、つきあい、見守り、自分で答を見つけるまでそばにいてあげる。
それって子育てに通じるものがあります。
あの街の人は、ラースの親でもないのに、少年時代で発達段階を踏み外してしまったラースの心を、辛抱強く育ててあげたんですよね。
なんというご近所の底力
周囲がこうすれば、ちょっと変わり者の子どもだって、自分の道を見つけてちゃんと歩けるようになるのに、というお手本だったような気もしてしまった。
おかしいものをおかしいと指摘する勇気より、おかしいものでもそのまま受け入れて自由にしてあげるほうがずっと大きな勇気が必要で大人な事なんですよね。
星5つにマイナスをつけた要因は、
「優しくていい人ばっかり住んでる、こんな街に住みたいな」と思った後に、
「・・・でもあるはずないよね、こんなところ・・・」とひねくれもの
に思わせてしまうこと。
よほど精神的にも時間的にも経済的にも余裕のある人たちが住んでいるところじゃないと、こんな風には出来ないでしょう。
(そう思う自分がある意味悲しいが、楽天的では人後に落ちない自分ですらそう思ってしまうのだから、いわんやネガティブ思考の人をや、でございます。)
それが監督の
「こんな街があったらいい」
という願いを反映させているならいるで、少しは人間のダークな部分も描いてくださらないと、メッセージは伝わるんだけど、結局はリアリティのないただの夢話に終わってしまいます。
ラースの癒しの過程が丁寧に描かれてリアルなだけに、周囲の描き方の浅さが気になったと申しましょうか。
大人の男のごっこ遊びに周りが付き合うにしても、あまりに全員が真剣にやりすぎている部分があって、
「ビアンカにはビアンカの人生があるのよ!」
と車で夜ビアンカを連れ出す年輩の女性の行動などは、ちょっと大げさすぎてうなずけない部分も。
前編を通じて嫌な思いを感じずに見られたのがとても嬉しかったのでした。
ボーリング場なんかのシーンで、いぢわるされるんじゃないかとどきどきしたけど、それもなくて。
職場でも病院でもERでも、みんなそれはそれは物分りが宜しく、優しくて。
ま、天邪鬼jesterにはその辺が、嬉しいんだけど少しだけ物足りなかったといえばいえるかもしれません。
(うらやましかったともいえる!)
でも年をくくるのにふさわしい暖かい映画でした・・・
(だから、もう年明けたってば!!!

今年もぽちぽちと本音で書いていきますので、お付き合いのほど、よろしくお願いします・・・
さて、本来なら去年の最後のレビューを飾るはずだった「LARS AND THE REAL GIRL (ラースと、その彼女)」なんですけど、ずれ込んで今頃書いておりまする。

『インターネットで注文した等身大のリアルドールとの恋愛関係に没頭する青年と、彼を取り巻く町の人々の人間模様が展開する』っていう新しい発想の映画です。
リアルドールというのは、昔の言葉ではダッ○ワイフ。(オランダの奥様方、ごめんなさい。
予告編でみた時は一瞬オタク系の男性の話なのかと思いました。
「舞妓HAAAAAN!」みたいな・・・
jesterにはちと理解不能の男性心理をお笑いで包んだという感じのコメディなのかなと・・・・
でも予想に反して、不思議な味わいの余韻がある、ハートウオーミングなストーリーでした。
アメリカの片田舎の話ですけれど、ヨーロッパ映画みたいな繊細さがあった気がします。
精神的に病んだ人(=普通とは違う、異分子)を周囲がどう受け止め、どう接していくのかが、とても人間的に暖かく描かれて、見終わったあとほのぼの。
ほのぼの好きjesterのお好み度は ☆☆☆☆☆- でございました♪
『君に読む物語』の頃よりは少しお太りになったライアン・ゴズリングが、繊細で優しく内気な青年役にピッタリ。
テディベアに心臓マッサージするシーンなんか、ほんとに可愛らしくて。
この役、少しでも不潔さや危険さを感じさせちゃだめだと思うのですが、彼は本当にいい意味で人畜無害な感じで、攻撃性を感じさせず、傷つきやすそうで、母性本能をくすぐるものがありました。
破顔の笑いが魅力的。
しかし彼女はいつも「同じ人間が演じてる」ように見えちゃうのが玉に瑕じゃないかとおもうのですが。
今回も、「Dear フランキー」のお母さんが再婚したのね、って思っちゃいました。
まあ、モーガン・フリーマンもそうだし(爆)安心してみてられたからいいですけれど。
孤独な影がありつつ、無表情な顔の下に隠れた人間への信頼感があふれている感じで、こんなホームドクターがほしいです。ハイ。
そのほか、ラースのお兄さん(どっちかというと、ライアンより若く見えたけど)のガス役のポール・シュナイダーなど、脇役も演技達者な俳優さんがそろっております。
優しい旋律の音楽も癒されました
****以下、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
ただ受け入れ、つきあい、見守り、自分で答を見つけるまでそばにいてあげる。
それって子育てに通じるものがあります。
あの街の人は、ラースの親でもないのに、少年時代で発達段階を踏み外してしまったラースの心を、辛抱強く育ててあげたんですよね。
なんというご近所の底力
周囲がこうすれば、ちょっと変わり者の子どもだって、自分の道を見つけてちゃんと歩けるようになるのに、というお手本だったような気もしてしまった。
おかしいものをおかしいと指摘する勇気より、おかしいものでもそのまま受け入れて自由にしてあげるほうがずっと大きな勇気が必要で大人な事なんですよね。
「優しくていい人ばっかり住んでる、こんな街に住みたいな」と思った後に、
「・・・でもあるはずないよね、こんなところ・・・」とひねくれもの
よほど精神的にも時間的にも経済的にも余裕のある人たちが住んでいるところじゃないと、こんな風には出来ないでしょう。
(そう思う自分がある意味悲しいが、楽天的では人後に落ちない自分ですらそう思ってしまうのだから、いわんやネガティブ思考の人をや、でございます。)
それが監督の
「こんな街があったらいい」
という願いを反映させているならいるで、少しは人間のダークな部分も描いてくださらないと、メッセージは伝わるんだけど、結局はリアリティのないただの夢話に終わってしまいます。
ラースの癒しの過程が丁寧に描かれてリアルなだけに、周囲の描き方の浅さが気になったと申しましょうか。
大人の男のごっこ遊びに周りが付き合うにしても、あまりに全員が真剣にやりすぎている部分があって、
「ビアンカにはビアンカの人生があるのよ!」
と車で夜ビアンカを連れ出す年輩の女性の行動などは、ちょっと大げさすぎてうなずけない部分も。
ボーリング場なんかのシーンで、いぢわるされるんじゃないかとどきどきしたけど、それもなくて。
職場でも病院でもERでも、みんなそれはそれは物分りが宜しく、優しくて。
ま、天邪鬼jesterにはその辺が、嬉しいんだけど少しだけ物足りなかったといえばいえるかもしれません。
(うらやましかったともいえる!)
でも年をくくるのにふさわしい暖かい映画でした・・・
(だから、もう年明けたってば!!!
2008年12月26日
ウォーリー WALL・E
たった一体でも、700年も動き続けていたら、ロボットにも感情が涌くのだろうか・・・・

などというと浦沢直樹さんの「プルート」の感想みたいですね。
アトムの流す涙にもらい泣きしちゃうjesterでございます。
アトムみたいに高等なロボットじゃなくても、ずっと使い続けてきた道具としての電化製品とかパソコンとかに、なんか気持ちが通じてるみたいな気がするときがあります。
だから捨てるとき、悲しいの。
洗面所から出されてトラックに積まれている洗濯機を見ると、つい「お世話になったね〜 よく洗ってくれたね。」とか・・・
多分にメランコリーっぽいですが・・・
さて、ゴミお片づけのロボット、WAll・E。
人間と一緒に働いていたわけではなく、ゴミだらけの廃墟の地球で、なぜか一体だけ残り、やたらと人間臭い生活を送っている。
「淋しい」って気がついてないかもしれないけど、君のやってることは淋しい人間のやることに酷似してるなあ・・・・
その辺が哀れなんですね。
そしてテーマとしては、文明の目標を「便利に生活すること」だけに絞っていったとき人間がたどる道というものを批判しております。
ピクサーのCG画面の完成度は高く、美しくて、全く違和感がありません。
しかし・・・
なんだか期待していたほどには感動しなかった・・・・
というわけで、jesterのお好み度は ☆☆☆ ぐらいでした。
(ちなみに、一緒にみた家族Bは「ナルニアの1作目より良かった!」といっておりました。)
トイ・ストーリー [DVD]
![トイ・ストーリー [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TZBZYQBQL._SL160_.jpg)
では「子どもに飽きられてしまったおもちゃの切なさ」に泣いたんです。
ピクサーの作品はそれから欠かさず見ておりまして、「ファインディング・ニモ」なんかも好きだったんです。
でも、「カーズ」「レミーのおいしいレストラン」
ぐらいからなんかだめになってきました。
今回も、「レミー」よりは良くって、最後ちょっぴり泣けたんですけど、・・でも何となく素直になれない・・・
「ぐふ〜〜 えがった〜〜」みたいなのがなくて。
どうしてなのかな?と考えてみると、ピクサーのあの画像の美しさに、ついに見慣れてきてしまったというのもあるのかもしれませんが・・・
多分WALL・Eが可愛すぎたんですかね・・・・?
どうもへそ曲がりなので、しょっぱなから「どうよ、可愛いでしょう!!」と出されると、素直に「かわいい〜〜」と言えなくなっちゃうところがあるもので(汗)
今回も、私が可愛いなと思う前に「可愛いでしょ!!!」といわれちゃった感があり、その後、サンリオ的な計算された可愛さを見せられるたびに、ちょっとしらけてしまいました。
「可愛い」と感じる気持ちはわたくしの個人的な感情なので、押し売りされたくないのでありました。
(とはいいつつ、自分で買わないけど、誰かがWALL・Eのフィギュアをくれたら喜ぶかも。)(←誰にもおねだりしてません。つか、ここでねだっても誰もくれないことはよおく存じております)
しかも人間と行動を共にしているアトムが感情に近いものを持ってしまうのはわかるんだけど、WALL・Eとかイヴァとかが、あまりに人間的に描かれていると、それはないでしょう・・?と突っ込みたくなる。
あくまでも『ロボットの人間臭さ』は、最初から有ったものではないのだし、人間のみならず、ロボット自身がそれを否定しているのにもかかわらず、長く存在し、人間のさまざまな気を受け止めるうちに、しらずしらず漏れて出てきてロボットを困惑させるものでなくては。
ピクサーのスタッフ、ぜひ「プルート」を読んで欲しいなあ・・・。
そして、テーマとなっている、文明批判とかコンピューターの反乱なども、あまりに使い古された寄せ集めエピソードばかりで、既視感が強かったです。
「子どもにも大人にも楽しめるファンタジー」ではありますが、一歩進んで「大人も感動できるファンタジー」であるためには、脚本のほうにもう一頑張りして欲しかったです。
全体的には好感を持っただけに、その辺が残念。
ところで、あのゴキブリは、メタルで出来てるのでしょうか?
踏まれても蹴られてもやたらぴんぴんして最強でしたが。
アルマゲドンでも最後まで生き残るだろうといわれているゴキブリですが、それにしても不死身。
しかしもし人工物だとしたら、何のために作ったのだろう・・・?

などというと浦沢直樹さんの「プルート」の感想みたいですね。
アトムの流す涙にもらい泣きしちゃうjesterでございます。
アトムみたいに高等なロボットじゃなくても、ずっと使い続けてきた道具としての電化製品とかパソコンとかに、なんか気持ちが通じてるみたいな気がするときがあります。
だから捨てるとき、悲しいの。
洗面所から出されてトラックに積まれている洗濯機を見ると、つい「お世話になったね〜 よく洗ってくれたね。」とか・・・
多分にメランコリーっぽいですが・・・
さて、ゴミお片づけのロボット、WAll・E。
人間と一緒に働いていたわけではなく、ゴミだらけの廃墟の地球で、なぜか一体だけ残り、やたらと人間臭い生活を送っている。
「淋しい」って気がついてないかもしれないけど、君のやってることは淋しい人間のやることに酷似してるなあ・・・・
その辺が哀れなんですね。
そしてテーマとしては、文明の目標を「便利に生活すること」だけに絞っていったとき人間がたどる道というものを批判しております。
ピクサーのCG画面の完成度は高く、美しくて、全く違和感がありません。
しかし・・・
なんだか期待していたほどには感動しなかった・・・・
というわけで、jesterのお好み度は ☆☆☆ ぐらいでした。
(ちなみに、一緒にみた家族Bは「ナルニアの1作目より良かった!」といっておりました。)
トイ・ストーリー [DVD]
![トイ・ストーリー [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TZBZYQBQL._SL160_.jpg)
では「子どもに飽きられてしまったおもちゃの切なさ」に泣いたんです。
ピクサーの作品はそれから欠かさず見ておりまして、「ファインディング・ニモ」なんかも好きだったんです。
でも、「カーズ」「レミーのおいしいレストラン」
ぐらいからなんかだめになってきました。
今回も、「レミー」よりは良くって、最後ちょっぴり泣けたんですけど、・・でも何となく素直になれない・・・
「ぐふ〜〜 えがった〜〜」みたいなのがなくて。
どうしてなのかな?と考えてみると、ピクサーのあの画像の美しさに、ついに見慣れてきてしまったというのもあるのかもしれませんが・・・
多分WALL・Eが可愛すぎたんですかね・・・・?
どうもへそ曲がりなので、しょっぱなから「どうよ、可愛いでしょう!!」と出されると、素直に「かわいい〜〜」と言えなくなっちゃうところがあるもので(汗)
今回も、私が可愛いなと思う前に「可愛いでしょ!!!」といわれちゃった感があり、その後、サンリオ的な計算された可愛さを見せられるたびに、ちょっとしらけてしまいました。
「可愛い」と感じる気持ちはわたくしの個人的な感情なので、押し売りされたくないのでありました。
(とはいいつつ、自分で買わないけど、誰かがWALL・Eのフィギュアをくれたら喜ぶかも。)(←誰にもおねだりしてません。つか、ここでねだっても誰もくれないことはよおく存じております)
しかも人間と行動を共にしているアトムが感情に近いものを持ってしまうのはわかるんだけど、WALL・Eとかイヴァとかが、あまりに人間的に描かれていると、それはないでしょう・・?と突っ込みたくなる。
あくまでも『ロボットの人間臭さ』は、最初から有ったものではないのだし、人間のみならず、ロボット自身がそれを否定しているのにもかかわらず、長く存在し、人間のさまざまな気を受け止めるうちに、しらずしらず漏れて出てきてロボットを困惑させるものでなくては。
ピクサーのスタッフ、ぜひ「プルート」を読んで欲しいなあ・・・。
そして、テーマとなっている、文明批判とかコンピューターの反乱なども、あまりに使い古された寄せ集めエピソードばかりで、既視感が強かったです。
「子どもにも大人にも楽しめるファンタジー」ではありますが、一歩進んで「大人も感動できるファンタジー」であるためには、脚本のほうにもう一頑張りして欲しかったです。
全体的には好感を持っただけに、その辺が残念。
ところで、あのゴキブリは、メタルで出来てるのでしょうか?
踏まれても蹴られてもやたらぴんぴんして最強でしたが。
アルマゲドンでも最後まで生き残るだろうといわれているゴキブリですが、それにしても不死身。
しかしもし人工物だとしたら、何のために作ったのだろう・・・?
2008年12月18日
アラトリステ Alatriste
ご無沙汰してました〜(汗)
やっとこの世に戻ってまいりました・・・(?)
留守の間もコメントなどいただき、ありがとうございました!!
(お返事もこれから書きまする。)
ご無沙汰中、映画はいくつか見ておりますが、とりあえず「アラトリステ」から。
jesterはヴィゴ・モーテンセンのファンでありますので、大分腐った目でのレビューでございます。
「映画に行ってくる」
「何の映画?」
「Alatriste」
「あのヒゲの?? 今頃やってるの??
ずいぶん前に本を読んでたじゃない?」
というわけで、やっとやっとの日本公開。
カンヌにおひげマタドール姿で登場した日も今は昔。
ま、海外での評なんかを聞いておりましたので、脚本に関しての期待はなく、どちらかといえば、公開が危ぶまれていたのに日本で劇場で見られることに感謝しつつ、ラテンなヴィゴ目当てで見てきました。
公開すぐだったので、最前列3列ぐらいがあいているという、まあまあの入りでした。
うふふふ。
ま、入浴シーンなどいろいろなサービスショットありで、ヴィゴファンなら喜ぶよね♪
どの画像も絵葉書か写真集にしていただきたいほど、カッコよく撮れてました
ヴィゴがスペイン語をしゃべっているのも感動だし、こないだロシア人マフィアだと思ったのに、今回はスペイン人の兵隊さんになりきっているのを見るのも嬉しかったです。
ギターなどの切ないスペイン風の音楽も綺麗で、セピア色の映像もいかにもヨーロッパ映画で、とっても絵画的で良かったし。
アラトリステ (1)

原作は6冊からなるベストセラーで、jesterも読んだのですが、正直言うと(英語で読んだので英語訳が良くなかったのか)(元はスペイン語)どうもイマイチ楽しめませんでした。
(日本語訳が後日でて、それを読んだ友達たちは楽しんでいた様子なので、日本語訳はいいのかも?)
ただし、映画の作りというか、脚本は・・・
覚悟してましたが・・・
それにしても、ダイジェスト版みたいで、原作読んでないと話がつながらないのでは?と思いました。
ヴィゴのほかにもいい俳優さんをたくさん使っているのになあ・・・・
シーンはどれもいいのに、相互のつながりが希薄に思えました。
いや〜〜
jesterが温泉につかっている頃に、ヴィゴが忙しいスケジュールで来日して宣伝していることだし、スペイン映画では破格の予算で作ったらしいし、一生懸命の気持ちが伝わるだけに、レビューをかくのが難しいのですが〜(汗)
正直・・・映画自体は、主演が他の俳優さんだったら、jesterは途中で飽きていたかもしれない・・・・
(殴
老若男女、映画館ほとんど満員の人たち、2時間20分の長丁場をみんな最後まで見ててえらいと思った。
(ほとんどヴィゴのファン?)
(シャンテの席は横の人が座ってると立ち辛いというのはあるか)
(いや、歴史物がお好きなら、面白く感じる方もいらっしゃるかも!)
ラテンなヴィゴが見たい方、スペインの17世紀の雰囲気を知りたい方は・・・どうぞ見てみてくださいませ。
すみませぬ。
今作、星の評価はナシです〜〜
やっとこの世に戻ってまいりました・・・(?)
留守の間もコメントなどいただき、ありがとうございました!!
(お返事もこれから書きまする。)
ご無沙汰中、映画はいくつか見ておりますが、とりあえず「アラトリステ」から。
jesterはヴィゴ・モーテンセンのファンでありますので、大分腐った目でのレビューでございます。「映画に行ってくる」
「何の映画?」
「Alatriste」
「あのヒゲの?? 今頃やってるの??
ずいぶん前に本を読んでたじゃない?」
というわけで、やっとやっとの日本公開。
カンヌにおひげマタドール姿で登場した日も今は昔。
ま、海外での評なんかを聞いておりましたので、脚本に関しての期待はなく、どちらかといえば、公開が危ぶまれていたのに日本で劇場で見られることに感謝しつつ、ラテンなヴィゴ目当てで見てきました。
公開すぐだったので、最前列3列ぐらいがあいているという、まあまあの入りでした。
うふふふ。ま、入浴シーンなどいろいろなサービスショットありで、ヴィゴファンなら喜ぶよね♪
どの画像も絵葉書か写真集にしていただきたいほど、カッコよく撮れてました
ヴィゴがスペイン語をしゃべっているのも感動だし、こないだロシア人マフィアだと思ったのに、今回はスペイン人の兵隊さんになりきっているのを見るのも嬉しかったです。
ギターなどの切ないスペイン風の音楽も綺麗で、セピア色の映像もいかにもヨーロッパ映画で、とっても絵画的で良かったし。
アラトリステ (1)

原作は6冊からなるベストセラーで、jesterも読んだのですが、正直言うと(英語で読んだので英語訳が良くなかったのか)(元はスペイン語)どうもイマイチ楽しめませんでした。
(日本語訳が後日でて、それを読んだ友達たちは楽しんでいた様子なので、日本語訳はいいのかも?)
ただし、映画の作りというか、脚本は・・・
覚悟してましたが・・・
それにしても、ダイジェスト版みたいで、原作読んでないと話がつながらないのでは?と思いました。
ヴィゴのほかにもいい俳優さんをたくさん使っているのになあ・・・・
シーンはどれもいいのに、相互のつながりが希薄に思えました。
いや〜〜
jesterが温泉につかっている頃に、ヴィゴが忙しいスケジュールで来日して宣伝していることだし、スペイン映画では破格の予算で作ったらしいし、一生懸命の気持ちが伝わるだけに、レビューをかくのが難しいのですが〜(汗)
正直・・・映画自体は、主演が他の俳優さんだったら、jesterは途中で飽きていたかもしれない・・・・
老若男女、映画館ほとんど満員の人たち、2時間20分の長丁場をみんな最後まで見ててえらいと思った。
(ほとんどヴィゴのファン?)
(シャンテの席は横の人が座ってると立ち辛いというのはあるか)
(いや、歴史物がお好きなら、面白く感じる方もいらっしゃるかも!)
すみませぬ。
今作、星の評価はナシです〜〜
2008年11月29日
ちょっと留守します
またサボってしまいましたが、さらにサボってしまいます。(殴
しばらく留守します。
来月になったら帰ってきます。
みなさま、お元気で〜〜
しばらく留守します。
来月になったら帰ってきます。
みなさま、お元気で〜〜
2008年11月06日
レッド・クリフ
三国志、というと大昔に吉川英治の小説をとても楽しんで読んだことがあったのですが、もう詳細は記憶のかなたにぼおっと遠ざかっておりまして、映画を見る前に読み返したいなあ〜 せめて「赤壁の戦い」の辺だけでも、と思ってましたが、それもかなわず・・・
で、ほとんど白紙状態で見たのですが、それが良かったと思います。
『ほとんど白紙状態』でも劉備とか曹操とか孔明の印象が違うやんけ・・・と思ったのですから、多分読み返してから見たら、がっかりする部分が多かったかもしれません。
最初はじまって、日本語が流れてきたのにはびっくり!!
もしかして私は間違えて吹き替え版を見てしまったのでは、うぎゃあああ! と思い、最初にセリフが流れてくるまで、どきどきでした。
しかも鳥が飛んできたりしてセリフがないシーンが続き、ほんとはらはらさせられました。
(でもちゃんと字幕版だったのでよかったです。吹き替え版だったら早々に出ていたと思う・・・トニーの声が聞けないなんて!!)
あれは日本語版だけの特典映像(?)なんでしょうか?
なんかNHKの大河ドラマを見てるみたいな気分になりました。
あんな説明、はっきり言っていらないのではないかしら?
三国志や中国の歴史を全く知らない人は、あんな簡単な説明を見たってあの複雑な話の理解が進むとは思えず・・・
中国語版でもあの映像があるというなら、せめてそっちを見たかったなあ・・・
とはいえ結構楽しんで見られたので、jesterのお好み度は ☆☆☆+ でした。
三国志っていうと、もっと人間と人間との駆け引きやら、善き者が裏切り、昔の友が敵になる・・という哀切が描かれるというイメージでしたが、今回の映画ではかなりその辺は省いて、戦闘シーンを多くし、英雄を活躍させ、誰にでもわかりやすい勧善懲悪ものになっておりました。
最近はこういうの多いです・・・ (大衆が派手で刺激的な戦闘シーンを望んでいるっていうことなんでしょうか。)
ま、戦闘シーンにしても最近のものにしてはあまり血が飛び散らず、頭がどさりとか腕が飛ぶとか『300』的な痛い演出じゃなかったから、流血シーン苦手なjesterでも結構我慢して見られましたが・・・
****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
でも「八卦の陣」が実写で見られたのには感動しました。
孫尚香が敵を土ぼこりの中に誘い込み、そしてとっかとして現れたあの亀の甲羅のような陣の中に引き釣り込む。
鳥瞰図でみた戦場っていうと、『アレキサンダー』のガウガメラの戦いがありますけれど、個人的にはこちらのほうが変化が面白くて好きでした。
でももっと「多勢に無勢で完全に劣勢だったけど、この陣のおかげで勝てた!」とはっきりわかる演出でもよかったかも。
なんかすごく味方が優勢にみえて、もう敵は全滅じゃろうと思ってみていると、まだまだ敵がうじゃうじゃ沸いて出てきて戦闘が延々と続くので、あれ? まだいたの? そんなに大軍だったの? と思っちゃいました。
『インファナル・アフェアーズ』にでていたフー・ジュン(趙雲)が阿斗(劉備の子)を救出するシーンがはじめに出てきますが、あの辺も、ありえんだろうと思いつつも、見せてくれます。
趙雲はその後の戦闘シーンでも馬上で飛んで来た槍を引っつかんだり、「そりゃあ、ありえんだろう!」連発の大活躍。(爆)
笑い顔は可愛いし、かなりおいしい役どころでした。
戦闘シーンを見ているといちいちLOTRと比べたがるのは我ながらほとんどもう病気・・・ですね。
いい加減やめなくてはと思いつつも、いつのまにか隊列の組み方とかね、馬を走らせるシーンでは「お前はエオメルか!」「とするとあなたはエオウィン姫?それともアルウエン?」「あ!ギムリが!」などとぶつぶついっていました。(汗)
さて、キャスティングについてなんですが・・・
トニーが!と大騒ぎしていたjesterですが、この映画って、確か最初は周喩はチョウ・ユンファで、諸葛亮孔明がトニー・レオンというキャスティングだったのですよね〜
それが変わって、諸葛亮孔明が金城武と聞いた時は、かなりショックでした。
だって孔明って神がかり的な大天才ってイメージですもん。
頭がスーパーコンピューターの1000万倍早く動く、みたいな・・・・
それがトニーならまだしも、金城武・・・うぬぬ。
金城武は、私から見るとやっぱりどう考えても可愛い子犬って感じなんですが・・・・
まだアンディ・ラウとかのほうが良かったかも?なんて思ってました。
でもま、その辺覚悟して行ったので(爆)実際に映画を見たときはそれほどショックじゃなかったです。
金城武は愛嬌があって、それはそれでほっとできました。アンディ・ラウじゃ、バチバチ緊張感が漂っちゃって、ああはいきませんね。
トニーは落ち着いていて知性と洞察力を感じさせ、演技の文句はもちろんないですけど、脚本的に「演習を中止して少年の笛を聞いて調音したり、馬のお産に走っていったり、軍師がはるばる来ているのにずっとお琴を弾いてたり、奥さんといちゃいちゃしたり」というのがやけに強調されてて、周喩のキャラクターとしては・・・微妙。
狙いはわかるんだけど、ちょっとやりすぎじゃないかなあ・・・
優れた軍師であり、兵士思いで愛国心厚く、しかも悲劇的に若死にするヒーローというイメージとは少々違うんじゃないの?なんて思いました。
それから曹操が、映画ではすっかり悪役で、また曹操を演じた俳優さんが、私の苦手な年上の従兄弟にそっくりだったもので

(エリートで自信満々の居丈高な従兄弟なんです)ちょっと悲しかったです。
ま、それをいったら劉備もねえ・・・この人が一番原作とイメージが違ったかも。
女優さんではリン・チーリンでしょうかねえ・・・
こういう映画ではありがちな「♪あなたの〜〜決してお邪魔はしないから〜 おそばに〜置いて欲しいのよ〜 ♪」(古い、古すぎる!)というステレオタイプの女性役で、それを演じるのにピッタリの薄い感じの台湾出身の女優さん。
チャン・ツィイーに似てるけど、彼女よりはノーブルな感じがあるかもと思いました。日本でも人気が出るかもしれませんね。
全体的に、個々の英雄の戦場での活躍シーンを盛り込もうとしていて、将軍たちが自ら一人で戦中に切り込んで大活躍、っていう見せ場たくさん。
その辺は楽しかったんですけれど。
しかしま、将軍が混戦に飛び込んでいって雑兵を数十人切り殺して見せてもねえ・・・と本音ではちょっとしらけました。
この辺は水戸黄門みたいで、おこちゃまや老人も含め広く大衆に受け入れられる映画にしよう、っていう目的があるからなんでしょうね・・・
そりゃあ中国で100億円もかけて作ったら、興行成績で元を取るために、たくさんの人に見てもらわなくちゃいけないから、監督に掛かるプレッシャーもすごいでしょう。
とにかくわかりやすくして、サービスに寝台シーンだっていれなくっちゃって感じ。
(トニーの『俺をチマキにするのか云々』はまいりました・・・(汗))
趙雲の阿斗救出シーンだって、あそこまで描いたら救出のあとに劉備が「将軍を危機にさらして!」と赤子を投げるシーンを入れて欲しかったけど、それは多分わからない人もいるだろうからという配慮からか、カットでしたし。
長すぎて2つに分けたそうですが、それにしても2時間40分は長い・・・
ピーター・ジャクソンにしごかれたこの身ですが、途中何回か腕時計をかざしてみちゃいました。
もうちょっとカットしてもいいんじゃないの?というシーンもありました。
なぜか書いているうちに次第に辛口になってきちゃいましたが、それでもきっと来年の4月、Part2も見に行くと思います。
だってPart1であったシーンのお返しで関羽が逃げる曹操を見のがしてやる「関羽の義」(だっけ)シーンとか、きっとあるだろうし、とにかく「赤壁の戦い」といえば『火で攻める水上戦』をみなくては終わらないですもん。
こういう映画は映画館の大画面で見てなんぼの映画だと思います。
本を読み返すのはPart2を見てからにしよう。
そのほうが両方楽しめそうですもの。
で、ほとんど白紙状態で見たのですが、それが良かったと思います。
『ほとんど白紙状態』でも劉備とか曹操とか孔明の印象が違うやんけ・・・と思ったのですから、多分読み返してから見たら、がっかりする部分が多かったかもしれません。
最初はじまって、日本語が流れてきたのにはびっくり!!
もしかして私は間違えて吹き替え版を見てしまったのでは、うぎゃあああ! と思い、最初にセリフが流れてくるまで、どきどきでした。
しかも鳥が飛んできたりしてセリフがないシーンが続き、ほんとはらはらさせられました。
(でもちゃんと字幕版だったのでよかったです。吹き替え版だったら早々に出ていたと思う・・・トニーの声が聞けないなんて!!)
あれは日本語版だけの特典映像(?)なんでしょうか?
なんかNHKの大河ドラマを見てるみたいな気分になりました。
あんな説明、はっきり言っていらないのではないかしら?
三国志や中国の歴史を全く知らない人は、あんな簡単な説明を見たってあの複雑な話の理解が進むとは思えず・・・
中国語版でもあの映像があるというなら、せめてそっちを見たかったなあ・・・
とはいえ結構楽しんで見られたので、jesterのお好み度は ☆☆☆+ でした。
三国志っていうと、もっと人間と人間との駆け引きやら、善き者が裏切り、昔の友が敵になる・・という哀切が描かれるというイメージでしたが、今回の映画ではかなりその辺は省いて、戦闘シーンを多くし、英雄を活躍させ、誰にでもわかりやすい勧善懲悪ものになっておりました。
最近はこういうの多いです・・・ (大衆が派手で刺激的な戦闘シーンを望んでいるっていうことなんでしょうか。)
ま、戦闘シーンにしても最近のものにしてはあまり血が飛び散らず、頭がどさりとか腕が飛ぶとか『300』的な痛い演出じゃなかったから、流血シーン苦手なjesterでも結構我慢して見られましたが・・・
****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
でも「八卦の陣」が実写で見られたのには感動しました。
孫尚香が敵を土ぼこりの中に誘い込み、そしてとっかとして現れたあの亀の甲羅のような陣の中に引き釣り込む。
鳥瞰図でみた戦場っていうと、『アレキサンダー』のガウガメラの戦いがありますけれど、個人的にはこちらのほうが変化が面白くて好きでした。
でももっと「多勢に無勢で完全に劣勢だったけど、この陣のおかげで勝てた!」とはっきりわかる演出でもよかったかも。
なんかすごく味方が優勢にみえて、もう敵は全滅じゃろうと思ってみていると、まだまだ敵がうじゃうじゃ沸いて出てきて戦闘が延々と続くので、あれ? まだいたの? そんなに大軍だったの? と思っちゃいました。
趙雲はその後の戦闘シーンでも馬上で飛んで来た槍を引っつかんだり、「そりゃあ、ありえんだろう!」連発の大活躍。(爆)
笑い顔は可愛いし、かなりおいしい役どころでした。
戦闘シーンを見ているといちいちLOTRと比べたがるのは我ながらほとんどもう病気・・・ですね。
いい加減やめなくてはと思いつつも、いつのまにか隊列の組み方とかね、馬を走らせるシーンでは「お前はエオメルか!」「とするとあなたはエオウィン姫?それともアルウエン?」「あ!ギムリが!」などとぶつぶついっていました。(汗)
トニーが!と大騒ぎしていたjesterですが、この映画って、確か最初は周喩はチョウ・ユンファで、諸葛亮孔明がトニー・レオンというキャスティングだったのですよね〜
それが変わって、諸葛亮孔明が金城武と聞いた時は、かなりショックでした。
だって孔明って神がかり的な大天才ってイメージですもん。
頭がスーパーコンピューターの1000万倍早く動く、みたいな・・・・
それがトニーならまだしも、金城武・・・うぬぬ。
金城武は、私から見るとやっぱりどう考えても可愛い子犬って感じなんですが・・・・
まだアンディ・ラウとかのほうが良かったかも?なんて思ってました。
でもま、その辺覚悟して行ったので(爆)実際に映画を見たときはそれほどショックじゃなかったです。
金城武は愛嬌があって、それはそれでほっとできました。アンディ・ラウじゃ、バチバチ緊張感が漂っちゃって、ああはいきませんね。
狙いはわかるんだけど、ちょっとやりすぎじゃないかなあ・・・
優れた軍師であり、兵士思いで愛国心厚く、しかも悲劇的に若死にするヒーローというイメージとは少々違うんじゃないの?なんて思いました。
それから曹操が、映画ではすっかり悪役で、また曹操を演じた俳優さんが、私の苦手な年上の従兄弟にそっくりだったもので
ま、それをいったら劉備もねえ・・・この人が一番原作とイメージが違ったかも。
こういう映画ではありがちな「♪あなたの〜〜決してお邪魔はしないから〜 おそばに〜置いて欲しいのよ〜 ♪」(古い、古すぎる!)というステレオタイプの女性役で、それを演じるのにピッタリの薄い感じの台湾出身の女優さん。
チャン・ツィイーに似てるけど、彼女よりはノーブルな感じがあるかもと思いました。日本でも人気が出るかもしれませんね。
その辺は楽しかったんですけれど。
しかしま、将軍が混戦に飛び込んでいって雑兵を数十人切り殺して見せてもねえ・・・と本音ではちょっとしらけました。
この辺は水戸黄門みたいで、おこちゃまや老人も含め広く大衆に受け入れられる映画にしよう、っていう目的があるからなんでしょうね・・・
そりゃあ中国で100億円もかけて作ったら、興行成績で元を取るために、たくさんの人に見てもらわなくちゃいけないから、監督に掛かるプレッシャーもすごいでしょう。
とにかくわかりやすくして、サービスに寝台シーンだっていれなくっちゃって感じ。
(トニーの『俺をチマキにするのか云々』はまいりました・・・(汗))
趙雲の阿斗救出シーンだって、あそこまで描いたら救出のあとに劉備が「将軍を危機にさらして!」と赤子を投げるシーンを入れて欲しかったけど、それは多分わからない人もいるだろうからという配慮からか、カットでしたし。
長すぎて2つに分けたそうですが、それにしても2時間40分は長い・・・
ピーター・ジャクソンにしごかれたこの身ですが、途中何回か腕時計をかざしてみちゃいました。
もうちょっとカットしてもいいんじゃないの?というシーンもありました。
だってPart1であったシーンのお返しで関羽が逃げる曹操を見のがしてやる「関羽の義」(だっけ)シーンとか、きっとあるだろうし、とにかく「赤壁の戦い」といえば『火で攻める水上戦』をみなくては終わらないですもん。
こういう映画は映画館の大画面で見てなんぼの映画だと思います。
本を読み返すのはPart2を見てからにしよう。
そのほうが両方楽しめそうですもの。
2008年11月05日
ベティの小さな秘密 JE M'APPELLE ELISABETH/CALL ME ELISABETH
10月に見た中で一番良かった映画というと『JE M'APPELLE ELISABETH/CALL ME ELISABETH (ベティの小さな秘密)』でした。
暇を見つけては見に行っておりました。
(最終日にも見に行きましたが、もう渋谷のシネセゾンでは終わってしまい、今、神戸や京都でやっているのですね。)

こういう少女が主人公の映画というと、古いですけど、なんといってもスペイン映画の「ミツバチのささやき」なんかを思い出します♪
この映画はその道を正統派で継いでいる感じ。
それにjesterは「ロッタちゃんと赤い自転車」「ロッタちゃんの初めてのお使い」「やかまし村の子どもたち」「やかまし村の春夏秋冬」なんかも大好きです。(これはみんなスエーデン映画で子供向けのものですが)
少女と精神を病む青年の逃避行というお話の展開からは、ラストが大昔の「シベールの日曜日」なんかのようになるのでは、とどきどきもしました。(が『シベール・・』とは違う展開でしたが)
ストーリーも画面作りも音楽も音響もセリフも脚本もキャスティングは主役から脇役に至るまで、文句のつけようのない佳作でした。
ベティのかざりっけのない素敵な洋服、大きなお屋敷の少し不気味な感じ、森の美しさ・・・
すべてがわざとらしくなく、ごく自然で、しかもとても美しい。
その中でも大人で、ひたむきで、めちゃくちゃ可愛かったのが、ベティを演じたアルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ。
大人の思惑に汚されていない、人間というより天使に近い、神々しくさえ感じられる美しさ。
そして繊細で「生きるのに不器用」な青年イヴォンを演じたバンジャマン・ラモンがまた良かったです。
ポール・ベタニをナイーブにしたような外観と、ピュアな目つきにやられました・・・
その他の脇役も素晴らしい。
『アメリ』での未亡人役が印象的だったヨランド・モローは、戦争で子どもを奪われて、心を病んでいる口の利けないお手伝いさんで、ベティにそっと寄り添う役。
父親役のステファーヌ・フレスも、渋くて知的な顔だちで、落ち着いた演技が大変よろしかったです。
jesterのお好み度は ☆☆☆☆☆++ でございました。
そうそう、ちょうど最近フランスのアンティークのカフェオレ・ボールが気になっていて、一つ欲しいな〜とおもっていたのですが、この映画でもベティがお食事のシーンで大振りのカフェオレ・ボールを使っているんです。
で、映画館のショップで『ベティが使っていたカフェオレ・ボール』復刻版を売っていたのでやられた〜と思いました。
もう少しサイズが大きかったらjesterも買っちゃっていたかも。
****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
ベティは大人の都合も嘘も全部わかっている。
そして愛されるために「いいこ」でいる。
お化け屋敷を探検していて、妹を置いて逃げちゃうような勝手な姉だけれど、家族の中では一番信頼している姉が寄宿学校にいくことになり、ベティは一人ぼっち。
両親はベティを愛していて、いい人たちだけれど、毎晩けんかをしていて、ついにお母さんは家に帰らなくなってしまう。
お父さんは院長をしている精神病院の仕事が忙しそう。
ベティは毎日学校帰りに捕獲されたのら犬の『ナッツ』(でかいチョコレート色と白のぶちの成犬)に会いにいき、金網越しに
『必ず助けてあげるから』と約束するけれど、まずはお父さんを説得しなくては。
でもナッツは週末には処分されてしまうのに、お父さんは
『いつか買ってあげような。でもお前にはもっと扱いやすい子犬が合う』と、ベティの真剣な話に少しも乗ってくれない。
ある日お父さんが院長をしている隣にある精神病院から患者が逃げ出す。
それは青年イヴォン(バンジャマン・ラモン)。
だれにも告げずにイヴォンを庭の自転車小屋にかくまい、せっせとゴハンを運ぶベティ・・・。
・・・というようなお話です。
トレーラーを見たときは、ベティとイヴォンが二人で旅をするのが主題の話なのかと思っていました。
でもそれより、ベティの生活に焦点が当たっていました。
少女の日々が淡々と綴られます。
そのベティの生活がとても共感できるのです♪
頼みの綱の姉は家庭を離れて寄宿舎に行き、両親は「子供がいなかったらとっくに別れていたわ!」と喧嘩ばかり。
そんな中でベティは普段の生活もちゃんとこなし、あたらしくクラスに来た顔にあざのある友達には声をかけて話し相手になってやる。
逃げ込んできた青年を匿い、食事の世話をしたり、かいがいしく世話をやく世話好きなベティ。
母は家出、父は仕事、お手伝いさんは突然帰ってしまい、夜遅くまで暗い屋敷で一人で留守番していても、涙もこぼさず気丈なベティ。
でもそんなベティも切れることがある。
両親がとても大きなサッカーゲームを買ってくれる。
「わ〜〜い!」と喜んでみせるベティ。
本当に欲しいのは犬のナッツだけれど・・・・
自分を喜ばせようとゲームを買ってくれる親の気持ちが嬉しかったのかもしれない。
でも、そのサッカーゲーム用のテーブルを入れるために、イヴォンが隠れている物置を掃除することになってしまう。
それにショックを受けていると「わがまま言うんじゃない!」と父は怒る。
「お父さんは、何もわかっていない!!」
あ〜 この辺の気持ちがなんと上手く表現されていることでしょう。
親は子を思っていないわけじゃないけれど、子どもの本当の心の中の切望をわかっていないのです。
それをなんと上手にアルバ・ガイア・クラゲード・ベルージが演じていることか。
比べても仕方ないのですが、同時期にみた『パコと魔法の絵本』のパコを演じたアヤカ・ウィルソンとアルバ・ガイア・クラゲード・ベルージをどうしても比べてしまいました。
アヤカ・ウィルソンは、日本で使える日本語の話せる子役の中ではピカイチに可愛い女の子ですが、皆にかわいいね〜とちやほやされて、写真を撮る時にはこちらのほうから、こんなポーズでこんな笑顔が効果的、と教え込まれている感じがしました。
自分がかわいいと自覚しているあざとさがどこかにあるような。
『パコ』のレビューで「サンリオのキャラクターみたい」と書いたのは、こういう人口的な『媚』をすでに彼女が持っていると感じたからでした。
その点、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージは、きちんとしつけられた普通のどこにでもいる女の子という感じ。
演技は抜群に上手なのに、どこから撮られたら美しいかとか、こんな話し方が可愛く見えるだろうとかいう計算が全くない。
まったく素で存在している感じです。
その辺が「大人の思惑に汚されてない」「無垢」と感じられた大きな要因だと思います。
そんな彼女が、『地球は死に掛けている』ことに、長いまつげの影を瞳に落としておびえる。
父親に「病院に入っている人たちはどうして心の病気になったの?」と聞き、「生きることに不器用なんだよ」と父に言われて、
「私もいつか、心を病んでしまうかもしれない。だって私も『生きることが不器用』だもの」
なんてつぶらな瞳でつぶやくと、その小さな胸の痛みが伝わってきて、なんだかうるうると泣けてしまうのです。
だからラストの冷静な行動と「エリザベスと呼んで」と胸を張っていうベティには本当に癒されました。
あの年でも、もうしっかり大人なんです、女の子は。
監督の画面作りの細かいこだわりにも感服しました。
とにかく色使いがシックで綺麗。
美しい森が背景だけれど、全体的には暗い画面が多く、ぎぎ〜となりながら開く古い洋館のドアや、壊れた人形の目から出てくる蜘蛛、木の梢にぶら下がっている人形など、少女の繊細な感受性を震わせるような、これから展開する生と死を暗示するような小物たちが効いています。
ベティがイヴォンに渡す赤と緑の玉のついている髪留め。
それをずっと手に握って持っているイヴォン。
それに気づいて、そっと手のひらから取り上げ、手首につけてあげるベティ。
こんな感じの小さなエピソードの積み重ねが丁寧で、物語に厚みをくわえていたと感じました。
暇を見つけては見に行っておりました。
(最終日にも見に行きましたが、もう渋谷のシネセゾンでは終わってしまい、今、神戸や京都でやっているのですね。)

こういう少女が主人公の映画というと、古いですけど、なんといってもスペイン映画の「ミツバチのささやき」なんかを思い出します♪
この映画はその道を正統派で継いでいる感じ。
それにjesterは「ロッタちゃんと赤い自転車」「ロッタちゃんの初めてのお使い」「やかまし村の子どもたち」「やかまし村の春夏秋冬」なんかも大好きです。(これはみんなスエーデン映画で子供向けのものですが)
少女と精神を病む青年の逃避行というお話の展開からは、ラストが大昔の「シベールの日曜日」なんかのようになるのでは、とどきどきもしました。(が『シベール・・』とは違う展開でしたが)
ストーリーも画面作りも音楽も音響もセリフも脚本もキャスティングは主役から脇役に至るまで、文句のつけようのない佳作でした。
ベティのかざりっけのない素敵な洋服、大きなお屋敷の少し不気味な感じ、森の美しさ・・・
すべてがわざとらしくなく、ごく自然で、しかもとても美しい。
その中でも大人で、ひたむきで、めちゃくちゃ可愛かったのが、ベティを演じたアルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ。
大人の思惑に汚されていない、人間というより天使に近い、神々しくさえ感じられる美しさ。
そして繊細で「生きるのに不器用」な青年イヴォンを演じたバンジャマン・ラモンがまた良かったです。
ポール・ベタニをナイーブにしたような外観と、ピュアな目つきにやられました・・・
その他の脇役も素晴らしい。
『アメリ』での未亡人役が印象的だったヨランド・モローは、戦争で子どもを奪われて、心を病んでいる口の利けないお手伝いさんで、ベティにそっと寄り添う役。
父親役のステファーヌ・フレスも、渋くて知的な顔だちで、落ち着いた演技が大変よろしかったです。
jesterのお好み度は ☆☆☆☆☆++ でございました。
そうそう、ちょうど最近フランスのアンティークのカフェオレ・ボールが気になっていて、一つ欲しいな〜とおもっていたのですが、この映画でもベティがお食事のシーンで大振りのカフェオレ・ボールを使っているんです。
で、映画館のショップで『ベティが使っていたカフェオレ・ボール』復刻版を売っていたのでやられた〜と思いました。
もう少しサイズが大きかったらjesterも買っちゃっていたかも。
****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
ベティは大人の都合も嘘も全部わかっている。
そして愛されるために「いいこ」でいる。
お化け屋敷を探検していて、妹を置いて逃げちゃうような勝手な姉だけれど、家族の中では一番信頼している姉が寄宿学校にいくことになり、ベティは一人ぼっち。
両親はベティを愛していて、いい人たちだけれど、毎晩けんかをしていて、ついにお母さんは家に帰らなくなってしまう。
お父さんは院長をしている精神病院の仕事が忙しそう。
ベティは毎日学校帰りに捕獲されたのら犬の『ナッツ』(でかいチョコレート色と白のぶちの成犬)に会いにいき、金網越しに
『必ず助けてあげるから』と約束するけれど、まずはお父さんを説得しなくては。
でもナッツは週末には処分されてしまうのに、お父さんは
『いつか買ってあげような。でもお前にはもっと扱いやすい子犬が合う』と、ベティの真剣な話に少しも乗ってくれない。
ある日お父さんが院長をしている隣にある精神病院から患者が逃げ出す。
それは青年イヴォン(バンジャマン・ラモン)。
だれにも告げずにイヴォンを庭の自転車小屋にかくまい、せっせとゴハンを運ぶベティ・・・。
・・・というようなお話です。
トレーラーを見たときは、ベティとイヴォンが二人で旅をするのが主題の話なのかと思っていました。
でもそれより、ベティの生活に焦点が当たっていました。
少女の日々が淡々と綴られます。
そのベティの生活がとても共感できるのです♪
頼みの綱の姉は家庭を離れて寄宿舎に行き、両親は「子供がいなかったらとっくに別れていたわ!」と喧嘩ばかり。
そんな中でベティは普段の生活もちゃんとこなし、あたらしくクラスに来た顔にあざのある友達には声をかけて話し相手になってやる。
逃げ込んできた青年を匿い、食事の世話をしたり、かいがいしく世話をやく世話好きなベティ。
母は家出、父は仕事、お手伝いさんは突然帰ってしまい、夜遅くまで暗い屋敷で一人で留守番していても、涙もこぼさず気丈なベティ。
でもそんなベティも切れることがある。
両親がとても大きなサッカーゲームを買ってくれる。
「わ〜〜い!」と喜んでみせるベティ。
本当に欲しいのは犬のナッツだけれど・・・・
自分を喜ばせようとゲームを買ってくれる親の気持ちが嬉しかったのかもしれない。
でも、そのサッカーゲーム用のテーブルを入れるために、イヴォンが隠れている物置を掃除することになってしまう。
それにショックを受けていると「わがまま言うんじゃない!」と父は怒る。
「お父さんは、何もわかっていない!!」
あ〜 この辺の気持ちがなんと上手く表現されていることでしょう。
親は子を思っていないわけじゃないけれど、子どもの本当の心の中の切望をわかっていないのです。
それをなんと上手にアルバ・ガイア・クラゲード・ベルージが演じていることか。
比べても仕方ないのですが、同時期にみた『パコと魔法の絵本』のパコを演じたアヤカ・ウィルソンとアルバ・ガイア・クラゲード・ベルージをどうしても比べてしまいました。
アヤカ・ウィルソンは、日本で使える日本語の話せる子役の中ではピカイチに可愛い女の子ですが、皆にかわいいね〜とちやほやされて、写真を撮る時にはこちらのほうから、こんなポーズでこんな笑顔が効果的、と教え込まれている感じがしました。
自分がかわいいと自覚しているあざとさがどこかにあるような。
『パコ』のレビューで「サンリオのキャラクターみたい」と書いたのは、こういう人口的な『媚』をすでに彼女が持っていると感じたからでした。
その点、アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージは、きちんとしつけられた普通のどこにでもいる女の子という感じ。
演技は抜群に上手なのに、どこから撮られたら美しいかとか、こんな話し方が可愛く見えるだろうとかいう計算が全くない。
まったく素で存在している感じです。
その辺が「大人の思惑に汚されてない」「無垢」と感じられた大きな要因だと思います。
そんな彼女が、『地球は死に掛けている』ことに、長いまつげの影を瞳に落としておびえる。
父親に「病院に入っている人たちはどうして心の病気になったの?」と聞き、「生きることに不器用なんだよ」と父に言われて、
「私もいつか、心を病んでしまうかもしれない。だって私も『生きることが不器用』だもの」
なんてつぶらな瞳でつぶやくと、その小さな胸の痛みが伝わってきて、なんだかうるうると泣けてしまうのです。
だからラストの冷静な行動と「エリザベスと呼んで」と胸を張っていうベティには本当に癒されました。
あの年でも、もうしっかり大人なんです、女の子は。
とにかく色使いがシックで綺麗。
美しい森が背景だけれど、全体的には暗い画面が多く、ぎぎ〜となりながら開く古い洋館のドアや、壊れた人形の目から出てくる蜘蛛、木の梢にぶら下がっている人形など、少女の繊細な感受性を震わせるような、これから展開する生と死を暗示するような小物たちが効いています。
ベティがイヴォンに渡す赤と緑の玉のついている髪留め。
それをずっと手に握って持っているイヴォン。
それに気づいて、そっと手のひらから取り上げ、手首につけてあげるベティ。
こんな感じの小さなエピソードの積み重ねが丁寧で、物語に厚みをくわえていたと感じました。
2008年10月31日
P.S.アイラブユー
このところ、ジェラルド・バトラーが出る作品で連続こけてるjesterでございます。
この映画もイマイチ乗れなくて、辛口レビューです。
この映画、お気に入りの方はどうぞ以下をスルーしてくださいませ。
この映画の前にこけたのは夏に見た「幸せの1ページ」なんですが、これはレビューをいまだに書いておりません。
誉めるところが作家のアパートのしつらえと南の島の景色とトド(アシカか)ぐらいしかなかったので・・・・(
殴
なので「P.S.アイラブユー」も警戒しておりました。
映画館のトレーラーやらテレビコマーシャルでジェリーの声で
「P.S.アイラブユー」としつこく流れるのがどうも韓国ドラマの『イケメン俳優』の「アイシテマス。」と重なり、とても嫌な予感・・・・
でもやっぱり、ジェリー見たさに出かけてしまう。
映画が始まって、最初はラブリー♪ジェリーの歌や踊りやストリップ(!)に見とれておりましたが、やっぱりそれだけじゃ・・・・
あ、アイルランドの牧歌的景色も良かったけどね・・・・
というわけで、jesterのお好み度は ☆☆+ ぐらいかな・・・?
一緒に行った姉はすごく気に入ったらしく、涙ぐみつつ見て、「良かった!」とパンフレットを買い、その上エンドロールの日本語の歌のCDまで映画館でお買い上げ!!
(実はこのエンドロールに突然流れた『日本版主題歌』でもjesterはめちゃくちゃこけてしまい、椅子を蹴って倒したろか!と思ったのでしたが、姉の前でやらなくて良かった・・・つか、映画館の椅子は蹴っても足が痛いだけですもん・・・)
****以下、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
「ミリオンダラーベービー」ではかなり好きな女優さんであったヒラリー・スワンクが今回jesterはだめでした・・・
あの、亡き夫のトランクスをはきながら、リモコンマイクにテレビの映画を見て熱唱するシーンなどは長すぎてちょっと目を背けました。
君はブリジッド・ジョーンズじゃないんだからさあ・・・
演技が上手い女優さんだけに、余計辛くて。
それと、いろいろ『可愛い』ファッションを着せ替え人形のように着せられてましたが、イマイチ似合ってないの。
馬子にも衣装と申しますけれど、ファションとしてセンスがいいかどうかと、それが似合うかは別問題だな〜とつくづく思いました。
監督もした、リチャード・ラグラヴェネーズの脚本については、jester的にはいろいろ文句があって・・・・
(まあjesterは『マディソン郡の橋』も泣けなかったからなあ・・・)
出だしのけんかのシーンは面白くて、これいけるかも、と思ったのですけれど。
闘病シーンとか、死ぬところとかが省かれていたのも良かったです。
しかし肝心の夫が死んでからのホリーの心理が単純すぎてありがちな感じ。
どうも共感できなくて。
あのアイルランドのウィリアムとの事だって、監督は
『心がまだ悲しみから癒えてなくても、体が性的欲求を持つことがあると、最近夫を亡くした女性に聞いてひらめいたエピソードだ』
とかコメントしてましたが、それって・・・どちらかというと男性心理では?
女性の性はもっと精神的な要素が大きいというか、相手との絆と深く関わっていて、相手がだれでもいいから、この際風俗にでもいったろか・・・みたいな発想をする女性が少ないのは、女性向け風俗というものがほとんどない(のかよく知らないが)のでもわかるとおりだと思うのです。
少なくとも、jesterにとっては、あまりに雑な展開だな〜 と興ざめ。
大体、ジェリー@夫はとっても素敵だったけど、あのように死んだ後も書いた手紙を送り続けること事態、実は未練だし、長く相手を苦しめる結果になるのではと思います。
生まれて初めて泣いて、『涙ってどうやったら止まるんだ!』という大貫老人に、お医者さんが、『悲しい時は思う存分泣いて、泣いて、泣き尽くしたら涙もかれるんだよ』と、『パコと魔法の絵本』でもいってましたがな。
カラオケディスコ(なにそれ)にいって歌を歌えとか、自分の生まれ故郷に旅行させてそこにも手紙が・・・とか・・・
相手は30の大人の女だよ? 親が子どもに残す手紙じゃないんだからさ・・・
この際ほっておいて、悲しみにちゃんとひたらせて、お別れと孤独を認識させてあげなよ、と、見ていてしらけてしまったjesterでした。
キャシー・ベイツが大好きなので、パトリシアというお母さん役で出てきたときは嬉しかったんだけど、見ているうちに、『ミザリー』『フライド・グリーン・トマト』『黙秘』『タイタニック』なんかでの一ひねりある役と比べると、脚本自体のキャラクター作りが甘いせいで、ただのいいお母さん役になっちゃってるのがもったいなくて残念でした。
そして、エンドロールで突然「日本版主題歌」が!!!!
映画自体のよしあしを別として、これでどっちらけでございます。
お願いだから元の曲を聞かせてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜!
がお〜〜!
とこぶしを握り締めたjesterでした。
この映画の前後に『ベティの小さな秘密』や『マルタの優しい刺繍』などなど、秀逸なヨーロッパ映画にひたっていたので、それもあったのかも知れませんが・・・・
この映画もイマイチ乗れなくて、辛口レビューです。
この映画、お気に入りの方はどうぞ以下をスルーしてくださいませ。
この映画の前にこけたのは夏に見た「幸せの1ページ」なんですが、これはレビューをいまだに書いておりません。
誉めるところが作家のアパートのしつらえと南の島の景色とトド(アシカか)ぐらいしかなかったので・・・・(
なので「P.S.アイラブユー」も警戒しておりました。
映画館のトレーラーやらテレビコマーシャルでジェリーの声で
「P.S.アイラブユー」としつこく流れるのがどうも韓国ドラマの『イケメン俳優』の「アイシテマス。」と重なり、とても嫌な予感・・・・
でもやっぱり、ジェリー見たさに出かけてしまう。
映画が始まって、最初はラブリー♪ジェリーの歌や踊りやストリップ(!)に見とれておりましたが、やっぱりそれだけじゃ・・・・
あ、アイルランドの牧歌的景色も良かったけどね・・・・
というわけで、jesterのお好み度は ☆☆+ ぐらいかな・・・?
一緒に行った姉はすごく気に入ったらしく、涙ぐみつつ見て、「良かった!」とパンフレットを買い、その上エンドロールの日本語の歌のCDまで映画館でお買い上げ!!
(実はこのエンドロールに突然流れた『日本版主題歌』でもjesterはめちゃくちゃこけてしまい、椅子を蹴って倒したろか!と思ったのでしたが、姉の前でやらなくて良かった・・・つか、映画館の椅子は蹴っても足が痛いだけですもん・・・)
****以下、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
「ミリオンダラーベービー」ではかなり好きな女優さんであったヒラリー・スワンクが今回jesterはだめでした・・・
あの、亡き夫のトランクスをはきながら、リモコンマイクにテレビの映画を見て熱唱するシーンなどは長すぎてちょっと目を背けました。
君はブリジッド・ジョーンズじゃないんだからさあ・・・
演技が上手い女優さんだけに、余計辛くて。
それと、いろいろ『可愛い』ファッションを着せ替え人形のように着せられてましたが、イマイチ似合ってないの。
馬子にも衣装と申しますけれど、ファションとしてセンスがいいかどうかと、それが似合うかは別問題だな〜とつくづく思いました。
監督もした、リチャード・ラグラヴェネーズの脚本については、jester的にはいろいろ文句があって・・・・
(まあjesterは『マディソン郡の橋』も泣けなかったからなあ・・・)
出だしのけんかのシーンは面白くて、これいけるかも、と思ったのですけれど。
闘病シーンとか、死ぬところとかが省かれていたのも良かったです。
しかし肝心の夫が死んでからのホリーの心理が単純すぎてありがちな感じ。
どうも共感できなくて。
あのアイルランドのウィリアムとの事だって、監督は
『心がまだ悲しみから癒えてなくても、体が性的欲求を持つことがあると、最近夫を亡くした女性に聞いてひらめいたエピソードだ』
とかコメントしてましたが、それって・・・どちらかというと男性心理では?
女性の性はもっと精神的な要素が大きいというか、相手との絆と深く関わっていて、相手がだれでもいいから、この際風俗にでもいったろか・・・みたいな発想をする女性が少ないのは、女性向け風俗というものがほとんどない(のかよく知らないが)のでもわかるとおりだと思うのです。
少なくとも、jesterにとっては、あまりに雑な展開だな〜 と興ざめ。
大体、ジェリー@夫はとっても素敵だったけど、あのように死んだ後も書いた手紙を送り続けること事態、実は未練だし、長く相手を苦しめる結果になるのではと思います。
生まれて初めて泣いて、『涙ってどうやったら止まるんだ!』という大貫老人に、お医者さんが、『悲しい時は思う存分泣いて、泣いて、泣き尽くしたら涙もかれるんだよ』と、『パコと魔法の絵本』でもいってましたがな。
カラオケディスコ(なにそれ)にいって歌を歌えとか、自分の生まれ故郷に旅行させてそこにも手紙が・・・とか・・・
相手は30の大人の女だよ? 親が子どもに残す手紙じゃないんだからさ・・・
この際ほっておいて、悲しみにちゃんとひたらせて、お別れと孤独を認識させてあげなよ、と、見ていてしらけてしまったjesterでした。
そして、エンドロールで突然「日本版主題歌」が!!!!
映画自体のよしあしを別として、これでどっちらけでございます。
お願いだから元の曲を聞かせてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜!
がお〜〜!
とこぶしを握り締めたjesterでした。
この映画の前後に『ベティの小さな秘密』や『マルタの優しい刺繍』などなど、秀逸なヨーロッパ映画にひたっていたので、それもあったのかも知れませんが・・・・
2008年10月27日
再び、トニー・レオンが! &金城武君も♪
先週のスマステに引き続き、トニーがスマスマに登場しました♪
え〜 jesterはスマップの番組はほとんど見たことないので、前回のスマステのあとブーブー文句垂れてたら、スマップ知っている友達から「スマスマはね・・・」などといろいろ聞いて、どきどきしてましたが、(何を聞いたんだ?)とても良かったです。
トニーは『黄緑色のジャージ』にしか見えないものを着てました。
(「質素ですね」とかいわれてたし)
でもいいの。
いっぱいはなしが聞けて嬉しかった。
てんぷらが好きとか、「俺の部屋に来いよ。トロあるから」とか。
ヒマラヤ・ブータンでのカリーナとの結婚写真とか、指輪以外にもいっぱい買ってるとか(爆)
トニーの日本語、「おいしい」「ありがとう」もちゃんとした発音で、落ち着いてて良かったし。
食べてる時のリアクションも、オーバーじゃなくて、ほんとに味わってる感じが良かったです。
(結局トニーなら何でもいいのだろうといわれると、・・・そうなんですが・・・)
なんとなくカメラが金城くんのほうを多く追ってた気もしましたが、金城君も可愛かったから許そう。
おっさん好みのわたくしですが、あの子犬のような(殴)目つきはやはり可愛いですわ。
あ〜『レッドクリフ』楽しみです。
三国志、読まなくては。(汗)
え〜 jesterはスマップの番組はほとんど見たことないので、前回のスマステのあとブーブー文句垂れてたら、スマップ知っている友達から「スマスマはね・・・」などといろいろ聞いて、どきどきしてましたが、(何を聞いたんだ?)とても良かったです。
トニーは『黄緑色のジャージ』にしか見えないものを着てました。
(「質素ですね」とかいわれてたし)
でもいいの。
いっぱいはなしが聞けて嬉しかった。
てんぷらが好きとか、「俺の部屋に来いよ。トロあるから」とか。
ヒマラヤ・ブータンでのカリーナとの結婚写真とか、指輪以外にもいっぱい買ってるとか(爆)
トニーの日本語、「おいしい」「ありがとう」もちゃんとした発音で、落ち着いてて良かったし。
食べてる時のリアクションも、オーバーじゃなくて、ほんとに味わってる感じが良かったです。
(結局トニーなら何でもいいのだろうといわれると、・・・そうなんですが・・・)
なんとなくカメラが金城くんのほうを多く追ってた気もしましたが、金城君も可愛かったから許そう。
おっさん好みのわたくしですが、あの子犬のような(殴)目つきはやはり可愛いですわ。
あ〜『レッドクリフ』楽しみです。
三国志、読まなくては。(汗)
2008年10月23日
パコと魔法の絵本
あふれる色彩と派手な小道具、全編を貫くハイテンションで饒舌なセリフ。
そしてなによりも映画作りに対する製作者の深い愛情!
『下妻物語』でビックリ、そして『嫌われ松子の一生』で確信させられた中島哲也監督の才能を再確認してまいりました。
jesterのお好み度は ☆☆☆++でございました。

後藤ひろひとさんの書いたとっても有名な舞台、「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を映画化したものなので、舞台劇の香りがぷんぷん。
ストーリーの骨格は一本で、とてもシンプル。悪く言えば単純なお話。
『変わり者ばかりが集まる病院で、自己により1日しか記憶が持たない少女のために、心を病んだ大人たちが思い出を残そうと奮闘する』というお話です。
それに細部を粘着気質に作りこんで、シュールな笑いをたっぷり含ませて膨らませ、しかも入り口を狭くしてある。
この入り口でこけちゃった人は、多分中に入れないでしょうねえ・・・
CGを多用してる辺は、『アーサーとミニモイの不思議な国』『ジャイアント・ピーチ』なんかや『スパイダーウィックの謎』とかを連想させます。
(しかしフィレディ・ハイモア君は出てませんが)
しかし、中島監督、テリー・ギリアムやリュック・ベッソン、ティム・バートンなんかに負けてないですわ・・・
まさに日本が生んだ天才です。
それにしても豪華なキャストです。
劇場用の戯曲シナリオを映画で見るとしらけることが多いのは、劇場では俳優さんからじかに伝わってくる『気』が、スクリーンからは伝わってこないから。
でも今回はキャストの演技力でその辺を補っていると思いました。
しかも外観をかなり作りこんである。
またまた事前情報0で出かけたので、役所広司、妻夫木聡、土屋アンナ、國村隼、小池栄子、上川隆也、中山圭哉、加瀬亮、劇団ひとり・・・のなかで、初めから「この人だ」とわかったのは、役所さんと劇団ひとりさんだけでした。
特に國村隼、小池栄子、上川隆也、加瀬亮、妻夫木聡、の変身振りには「えええええ!」と身を乗り出してしまいました。
國村隼さんはその中でもさらにすごいです!
夢に出てきそう・・・・
胸元の開いた服で片肌ぬげかけて、たくましい肩の筋肉がぼろっとでてましたが、見るたびに笑えました。
「男が珈琲、女がミルクなら、オカマはカフェオレ!」の一言がまたおかしくて・・・・
それと上川隆也も眼鏡を一瞬はずしたシーンで、
「あれ、これってもしかして・・・?」とやっとわかりましたが、ピーターパンのグリーンのタイツ、シンデレラのドレス・・・・
すごいものを見せていただきました。
それから演技力でびっくりが妻夫木聡でしたね。
最後まで誰だかわからなかったし。(爆)(大体若手の俳優をあまり良く知らないので)
その点土屋アンナは、『下妻』とキャラが被っていたので、ほとんど「これが素顔か」
(殴
というぐらいの感覚ですぐわかりましたが、彼女の怒号、すっきりしてて結構好きです。
これからもこのスケ番(死語!)キャラで売って欲しいです。
阿部サダヲなんか、サイバー上にとっか現れるウィルス系の狂言回しって感じで、人間とは思えませんでした・・・・
アヤカ・ウィルソンは、なんというか、このままでサンリオのキャラクター商品の「天使」で使えるだろうな、という感じの美少女です。
どこから見てもどこをとってもすべて可愛いんだけど、それが難と言えば難かな。
あまりに完璧に可愛すぎて、造形がCGみたいに人工的な気配すらあり、「子どもらしさ」がないの。
あれがCGだったら「可愛いけどリアルじゃないよね」といわれそうです。(爆)
それがリアルに存在する生物なんだから末恐ろしいです
でもjester的にはもうちょっとこどもっぽいあどけない子役を使ってくれたら、もっとパコに感情移入できそうでした。
例えば『リトル・ミス・サンシャイン』のときのアビゲイル・ブレスリンちゃんみたいな。
鬼のような頑固ジジイの心を溶かす、春の陽のようなあどけなさ。
それがアヤカ・ウィルソンだと、意地悪・偏屈・居丈高じじいの大貫がなんでパコにあそこまで入れ込むの、という点で「美少女だから」サインが
ピコピコついてしまう・・・・
(殴
前2作に比べてみればファミリー向けかもといえるかもしれないけれど、これって、そもテーマが子供向けじゃないですよね〜
それなのに、劇場には題に釣られてか結構子どもが多くて、「大丈夫なのか」とはらはらしました。
でも出口に向かう通路で、母親ときていた5歳ぐらいの男の子が
「これってお母さん用の映画かと思ったら、感動した。ハンサムな映画だね」と大人なコメントを小さい声でいっていました。
後ろを歩いていたjesterは思わずぎゅっとハグしてぐりぐりぐり!と頭をなでてあげたくなりました・・・・
やはり映画やら芸術やらから個々が何を感じ、何を受け取るかって、その人間一人一人のそれまでの人生経験値と深く関連しているから、挫折を知らない子どもがこの映画から受け取るものは、もっと単純できらきらした部分なんだろうなあ〜
それはそれでとってもよろしい、少しはうらやましいぞ、と思ったjesterでございました。
そしてなによりも映画作りに対する製作者の深い愛情!
『下妻物語』でビックリ、そして『嫌われ松子の一生』で確信させられた中島哲也監督の才能を再確認してまいりました。
jesterのお好み度は ☆☆☆++でございました。

後藤ひろひとさんの書いたとっても有名な舞台、「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を映画化したものなので、舞台劇の香りがぷんぷん。
ストーリーの骨格は一本で、とてもシンプル。悪く言えば単純なお話。
『変わり者ばかりが集まる病院で、自己により1日しか記憶が持たない少女のために、心を病んだ大人たちが思い出を残そうと奮闘する』というお話です。
それに細部を粘着気質に作りこんで、シュールな笑いをたっぷり含ませて膨らませ、しかも入り口を狭くしてある。
この入り口でこけちゃった人は、多分中に入れないでしょうねえ・・・
CGを多用してる辺は、『アーサーとミニモイの不思議な国』『ジャイアント・ピーチ』なんかや『スパイダーウィックの謎』とかを連想させます。
(しかしフィレディ・ハイモア君は出てませんが)
しかし、中島監督、テリー・ギリアムやリュック・ベッソン、ティム・バートンなんかに負けてないですわ・・・
まさに日本が生んだ天才です。
劇場用の戯曲シナリオを映画で見るとしらけることが多いのは、劇場では俳優さんからじかに伝わってくる『気』が、スクリーンからは伝わってこないから。
でも今回はキャストの演技力でその辺を補っていると思いました。
しかも外観をかなり作りこんである。
またまた事前情報0で出かけたので、役所広司、妻夫木聡、土屋アンナ、國村隼、小池栄子、上川隆也、中山圭哉、加瀬亮、劇団ひとり・・・のなかで、初めから「この人だ」とわかったのは、役所さんと劇団ひとりさんだけでした。
特に國村隼、小池栄子、上川隆也、加瀬亮、妻夫木聡、の変身振りには「えええええ!」と身を乗り出してしまいました。
夢に出てきそう・・・・
胸元の開いた服で片肌ぬげかけて、たくましい肩の筋肉がぼろっとでてましたが、見るたびに笑えました。
「男が珈琲、女がミルクなら、オカマはカフェオレ!」の一言がまたおかしくて・・・・
それと上川隆也も眼鏡を一瞬はずしたシーンで、
「あれ、これってもしかして・・・?」とやっとわかりましたが、ピーターパンのグリーンのタイツ、シンデレラのドレス・・・・
すごいものを見せていただきました。
それから演技力でびっくりが妻夫木聡でしたね。
最後まで誰だかわからなかったし。(爆)(大体若手の俳優をあまり良く知らないので)
その点土屋アンナは、『下妻』とキャラが被っていたので、ほとんど「これが素顔か」
というぐらいの感覚ですぐわかりましたが、彼女の怒号、すっきりしてて結構好きです。
これからもこのスケ番(死語!)キャラで売って欲しいです。
阿部サダヲなんか、サイバー上にとっか現れるウィルス系の狂言回しって感じで、人間とは思えませんでした・・・・
アヤカ・ウィルソンは、なんというか、このままでサンリオのキャラクター商品の「天使」で使えるだろうな、という感じの美少女です。
どこから見てもどこをとってもすべて可愛いんだけど、それが難と言えば難かな。
あまりに完璧に可愛すぎて、造形がCGみたいに人工的な気配すらあり、「子どもらしさ」がないの。
あれがCGだったら「可愛いけどリアルじゃないよね」といわれそうです。(爆)
それがリアルに存在する生物なんだから末恐ろしいです
でもjester的にはもうちょっとこどもっぽいあどけない子役を使ってくれたら、もっとパコに感情移入できそうでした。
例えば『リトル・ミス・サンシャイン』のときのアビゲイル・ブレスリンちゃんみたいな。
鬼のような頑固ジジイの心を溶かす、春の陽のようなあどけなさ。
それがアヤカ・ウィルソンだと、意地悪・偏屈・居丈高じじいの大貫がなんでパコにあそこまで入れ込むの、という点で「美少女だから」サインが
それなのに、劇場には題に釣られてか結構子どもが多くて、「大丈夫なのか」とはらはらしました。
でも出口に向かう通路で、母親ときていた5歳ぐらいの男の子が
「これってお母さん用の映画かと思ったら、感動した。ハンサムな映画だね」と大人なコメントを小さい声でいっていました。
後ろを歩いていたjesterは思わずぎゅっとハグしてぐりぐりぐり!と頭をなでてあげたくなりました・・・・
やはり映画やら芸術やらから個々が何を感じ、何を受け取るかって、その人間一人一人のそれまでの人生経験値と深く関連しているから、挫折を知らない子どもがこの映画から受け取るものは、もっと単純できらきらした部分なんだろうなあ〜
それはそれでとってもよろしい、少しはうらやましいぞ、と思ったjesterでございました。


