2011年04月08日

英国王のスピーチ THE KING'S SPEECH

お久しぶりです。

震災後の東京の街は電気が消えてほの暗く、まるでヨーロッパの街のよう。
デパートも暗くて、パリのデパートみたいです。

そんななか、自粛な気分で地震の後は映画もあまり行ってませんでしたが、4月に入って、桜に誘われて、THE KING'S SPEECH(英国王のスピーチ)に行って来ました。

こういう時節柄に見るのにはふさわしく、ほのぼのと勇気付けられる内容 + 芸達者な俳優さんたちの熱演で、心癒されるひと時を過ごしてまいりました。

ほの暗いロンドンの建物がひときわまた、今の日本の節電ムードにそぐい、やっぱりこういうのも落ち着いていいなあ、なんて思ったりして。

jesterのお好み度は文句なく ☆☆☆☆☆ でございました。

舞台は英国王室と派手ですが、内容は地味。
一人の劣等感を抱えた人間が、絶対なりたくない地位に無理やり押し上げられ、周囲の人に支えられてそれを克服していく人間ドラマ。

でも俳優陣はそうそうたるメンバーです。


コリン・ファースがはまり役でしょう。アカデミー賞、納得の演技です。

今までも数多く英国の貴族の役をこなしてきたお方。
どちらかというと可愛い系の顔立ちなので、うりざね顔の実際のジョージ6世にはあまり似てない感じですが、実直で真面目な性格を良く演じていました。

子供のころの悲しい虐待の思い出を語るときなんか、まるで少年のようで抱きしめたくなりまする。(やめれ)

ペンギンのお話のエピソードなど、よき父であったというジョージ6世の私生活も暖かく伝わってきて、The Queen に引き続き、英国王室に親近感を持ってしまったjesterです。


エリザベス役のヘレナ・ボナム=カーターは、最近怖い役が多く(ハリポタの魔女は最高に怖いし、スウィニー・トッドとかね〜〜)そのイメージが定着しかけてましたが、元はといえば伯爵令嬢ですから、知的で典雅な女王さまにピッタリです。

ハリポタといえば、イギリスの俳優さんを集めたせいか、ハリポタの校長先生(マイケル・ガンボン)も父王で登場。威厳があります。


そしてビックリしたのが、ウィンストン・チャーチル役のティモシー・スポール!!
最初見ていて、「ふ〜〜ん、鼠男のティモシー・スポールに似てるけど・・・・」
と思って、それからは釘付け!
2〜3シーン凝視して「やっぱりティモシー・スポールじゃん!」とガッツポーズ(なぜ)

なんかハリポタ、エンチャンテッド、スウィニートッドと、悪役&道化的な役が多くて、こういうシリアスなティモシー・スポールは新鮮でした!

それに修道士カドフェルだったデレク・ジャコビさんは大司教に栄転してるし(違う)

エドワード8世役のガイ・ピアーズは王室系ではないかなと思っていたけど、どうして雰囲気が良く出ていました。


さてさて、英国俳優軍のなかでただ一人(?)息を吐いていたのがジェフリー・ラッシュ。
キャプテン・バルボッサのイメージが大きい人もいるかもですが、jester的には「シャイン」の天才ピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴッドが彼のイメージです。

本人もオーストラリア出身ですが、役柄もオーストラリア出身の言語療法士。
発音でイギリス人から笑われることが多いオーストラリア出身者が、King's Englishの吃音症を治療するなんて、なんて面白い設定・・・・ではなくて、事実なんですね〜〜
まさに事実は『小説より奇なり』でございます。

その『対等な立場にたって、信頼関係を築き、患者の心を開く』治療方法が、いまだに心の中に傷ついた少年がいる一人の男を救っていく過程は、まさに感動的でした。


以下****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****


ビー玉を口に入れてしゃべらせる、とか、面白い治療法があるんですね。(効果があるのでしょうか?)

王様がおうちに来るのに「妻はブリッジに出かけてまして・・・」と奥様不在。(ブリッジにいってるというのが、ブリッジ大好きjesterには親近感♪)
カードゲームをして帰ってきた奥様は、King and Queenがうちでお茶を飲んでいるのに驚愕。

そりゃあ驚愕するでしょうねえ・・・・・

しかし王様の叫ぶ「ののしり言葉」の数々には爆笑でした。
ののしり言葉は吃音しないなんて不思議です。

最後の息の詰まるスピーチのシーンでもライオネルが口パクでFワードを連呼してましたね。

立場も出身も階級も全く違う2人の男性の間で、次第に友情が育っていく様子に、ほのぼのとさせられました♪

音楽もよかったです! ブラームス、ベートーベン、モーツアルト、とシーンごとにそうくるか〜の絶妙な選択でございました。




最後に、「脚本家はポール・ベタニをイメージして書いた」という噂を聞きました。

ああ〜〜〜〜 そりゃあ、ポール・ベタニで見たかったなあ・・・・・あの娘に見せるペンギンのまねとか〜(殴


posted by jester at 11:01| Comment(3) | TrackBack(1) | あ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月23日

ちょいと旅してきます

復活したばかりで申し訳ないのですが、ちょっとNYにいって、タイムズスクエアでEnchantedごっこ(マンホールから出てくる??)でもしてこようかなと思っております。

年内に帰ってくる予定です。

旅の報告はゆきてかえりしひびのほうでする・・・かもしれません。

とりあえず、いってきます〜
posted by jester at 21:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月06日

ミレニアム 2 火と戯れる女

ご無沙汰、申し訳ありません。 

心が日常生活をさまよい出ていた、長くて暑い夏でした。



さて、表題のミレニアム。

前作である『ミレニアム 1 ドラゴンタトゥーの女』は、
「女性が痛い思いをしたり苦しんだりする映画を見るのは嫌じゃ〜〜」とわめきながらも、その評判の良さに見に行って、面白さに逆上。

帰りに近くの本屋で原作の3部作・全6巻を大人買い。
数日で一気読みしたことは以前に書きました。

その続きの映画がこの秋に公開されました。

内容の過激さは原作を読んで知っていたので、jesterとしましては、本で読むならいいけど、実写では見たいような見たくないような複雑な気分でしたが、公開されてみるとなんとなく日本では評判が悪い模様。

原作でも『ドラゴンタトゥー』が、謎解きやらアクションやらがてんこ盛りの内容だったのに比べて、2作目はリスベットが天才ハッカーとしてではなく、政治的思惑がからむ冤罪の被害者として描かれ、次回に続く・・・という終わり方だったので、映画を作るのは難しいだろうなと思っていましたが、それにしても評判悪い。

都内でやってる映画館は、あんまり好きじゃない渋谷のシネマライズぐらいだし。

だもんで、終わりかけてやっと重い腰を持ち上げて見に行きました。


どうしてなかなか、面白いじゃありませんか。

トリロジーの真ん中の作品として「続く」な展開は否めないとしても、原作LOVEなわたくしの濁った脳だからか、結構はらはらどきどき、楽しめたのでございます。

jesterの気に入り度は ☆☆☆☆−ぐらいでした。

(後日調べたところ、評判が悪いのは日本の一部だけみたい。海外では2作目、3作目も高評価でした・・・・)


micael.jpg お気に入りのスエーデン俳優、ミカエル・  ニクヴィストは、さらに腹が成長し・・・

というか、もともと腹はでてたけど、前作(とか「歓びを歌に載せて」)では冬の設定だったから洋服で隠れていたのが、今回は夏なので、シャツ1枚で肉体の線が見え見え・・・・・なのかも知れない・・・・。

それにしても、顔もやけに丸くおなりになって・・・・ 髪型のせい?

いやいや、どんなにバイアスがかかったjesterの目でもごまかせません・・・・
ミカエル、中年ぶとりか・・・・(涙

その上、相変わらず歯並びも悪いし、お肌もアップになるとでこぼこなんだけど、それでも見ているうちになんだか可愛くなってしまうのは、おっさんになっても少年のようなひたむきな目つきのせいかもしれません。


前作ではほとんどでてこなかったエリカ・ベルジュも今回はしっかり出てきてました。
エリカなしでは3作目はどうなるって思っていたからほっとした。

(といいつつ3作目を見てまたのけぞったんだけど、それは次の記事で・・・・)

それにしても、エリカ様・・・いや、様はいらないか。
エリカ、キャストが年寄りすぎませんか?

ミレニアムの編集長という重鎮ではあるけれど、仮にもミカエルの恋人なのに・・・・

なんかかさかさな感じのエリカさんで、ちょっとアップに耐えない感じでした・・・

(でもね、実はテレビシリーズのほうの完全版『ドラゴンタトゥー』ではこのエリカさんとミカエルのベッドシーンまであるのでありまする。(汗))

なんともうしましょうか、ハリウッドのシリコン入れたりしわを伸ばしたりシミを焼いたり、歯を白く美しく整えた俳優さんたちを見慣れてしまうと、スウエーデンの俳優さんたちは修整が全く入ってない感じ。
目が慣れるまでは違和感があるのですが、ま、慣れてしまうとごく自然体で、ある意味リアリティがある・・・・のかもしれない。

でも本を読んで、エリカのイメージがかなり出来上がっていた1ファンにとっては、彼女がアップになるたびに、「これがエリカか〜〜」 と頭を抱えてしまうのでありました。


相変わらずリスベットはかっこいい!

誰にも、警察や国家権力にも頼らず、過酷な暴力に対しても、淡々と対処して、自分の身は自分で守り、問題は自分の力で解決していくヒロインの姿は、いままでハリウッドなんかで描かれてきた『自立した美しいヒロイン』とは全く違う味わいがあって、同性として見ていて胸のすく思いです。

ミカエルに惹かれ、初めて心を許して信頼できる人を見つけたと思っていたのに、ミカエルには恋人がいるのをしって、きっぱりと関係を絶とうとするその孤独な背中に泣けてきます。

始めてもらったプレゼントを珍しいものでも見るように眺めるリスベットが切ない。

でも。
リスベット、タバコ吸いすぎよ。
原作者のスティーグ・ラーソンもヘヴィ・スモーカーで心臓発作で若くして亡くなったのだから、リスベットも気をつけなくてはいけませんよ!




ストーリーは、原作冒頭にあるリスベットのグレナダのビーチでのエピソードとかお父さんの裏家業(少女の密輸)の悪辣ぶりなどはかなりカットされて、リスベットがあらぬ疑いをかけられ、名探偵カッレ君ことミカエルの協力で疑いを晴らすという流れをすっきりと描いていて、ミステリーとしての出来は良く、その上で第三部に期待を持たせるという中間作の典型的展開になっておりました。


しかしなあ〜 埋められてて、自分で掘って脱出する時、掘った土はどうするんだろう? というか、大体埋められて、体が動くのだろうか・・・
と、原作を読んで湧き出た疑問は、映画を見ても解決されませんでした・・・・(汗)


ところで。

最近のミカエルとかエリカの画像がないかなと、Yahoo! USA で検索かけていたら、The Girl With the Dragon Tattoo でダニエル・グレイグ???がでてくるのでございます。

あ〜〜そうか、デビッド・フィンチャーが監督でリメイク版を撮るって聞いたけど、ミカエル・ブルムクヴィストの役はダニエルがやるのか〜

う〜〜む。


リスベットはルーニー・マーラ。ちょっと可愛くなるのね。


・・・・エリカは誰がやるんだろう?




 
posted by jester at 11:55| Comment(4) | TrackBack(0) | ま行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

借りぐらしのアリエッティ

自分の家の床下に小人が住んでいたら・・・・

小さい入れ物にミルクを入れて小人に上げるのは、いぬいとみこさんの「木かげの家の小人たち」でしたっけ。
(昔に読んだきりなので、ごちゃごちゃになってます。)

メアリー・ノートンさんはどこかで「鼠を小人に見立てて書いた」みたいにいっていた気がします。
「借りぐらし」と言葉はいいけど、まあ実際は「盗み暮らしのアリエッティ」で、いつか返す気はないんですよね。


床下の小さいおうち。

米粒ほどのトランプ柄のティーカップ(結構ツボだった)に、表面張力で盛り上がるお茶。
羽ペンの羽根は蚊の羽?
イギリス製の豪華な人形の家。
対比的に、床下の小人の家はフランスっぽくて(?)人間の家から『借り』てきた鉛筆のキャップやらものさしやらが道具や家具になったり階段になったり、その辺がとっても楽しくて、うふふふふ〜の導入でしたが・・・・


見終わってjesterのお好み度は ☆☆☆− ぐらいかな。


なんかストーリーが響いてこなかったのでした。
予告を見て期待し過ぎかも。(またかよ。)

何でだろうと考えると、・・・・主役2人のキャラが練り不足。

どっちにもあまり共感できず・・・

一番好きだったのはアリエッティのお母さんかしら。
おばあさんのような容貌なのに、キャピキャピした物言いと、可愛い性格が受けました。


確かに音響とアニメの絵は素晴らしいのです。

これでもか、これでもか、と描きこみ、こだわってるのが判ります。

しかし映画はまずストーリーだって思っているjesterにしては、逆にそのこだわりが『うざい』(嫌な言葉と思いつつ、心境にピッタリなので)


例えば自然描写やら、おばあさんの乗ってるベンツがアイドリングしてる時のぶれとか、おばあさんが乗ったときちょっと車高が下がったり、全編に行き届いたアニメの凝りが、ぎゃくに内容のなさを目立たせてしまった感じ。

大昔ですが、「おおやちき」さんという漫画家さんがいて、とっても凝りまくった美しい絵柄だったのですが、ストーリーがほとんど空振りしていた・・・・。

結局彼女は漫画家からイラストレーターに転身したように記憶しておりますが、それが正解だったなと思います。

米林宏昌さんはアニメーターとしては一流なのかもしれないけれど、映画監督としてはまだまだなのかもと思いました。



****以下、ネタバレと申しますか、映画の内容に触れてます。未見の方、ご注意ください!****




ストーリーはアリエッティが初盗み(爆)に入る辺まではカマドウマがはねてたり、ゴキブリが出てきたり、ミッションインポッシブル並の(?)アクションも、とても楽しめてよかったのですが、その後がたるみがちで、もっとテンポよく出来たはずなのに、ジブリらしからぬ(?)やけにのろのろした展開。

目をきらきらさせて見詰め合う二人、なんて、さっさと切り上げて、もっと小人の生活を見せてほしい。


お手伝いさんのキャラを樹木希林に頼り切って、ことさらに醜くアップにしたりいろんな表情をさせるのも不快でしたが、その上主人公の男の子の無表情が寂しくて、たとえ心臓の病があったとしても、小人を見ても驚きもせず、「君たちは滅びる種族だ」などとのたまう共感できないキャラが、なぜ突然最後に「君に勇気をもらった。君はぼくの心臓の一部」なんてのたまうのか・・・・
jesterにはその辺が不完全燃焼におわりました。

「おそばみに」なんてクリップを渡すのも、
「そんな言葉があったのね〜 美しい日本語だわ〜」と驚いてもらおうというのが見え見えじゃございません?
広辞苑にも載ってないような言葉を〆に使うのも、なんか臭いなあ・・・・


小人を捕まえたいお手伝いさんも、なんで殺鼠業者なんて呼ぶんでしょう?
ペストコントロールの噴霧器をもってうろうろしてましたよね。
「生け捕りにして」というのだからネズミ捕りを仕掛けて欲しいのかもしれないけれど、小人はうかうかとネズミ捕りにはかからない気がします。


それから、猫は獲物を追ってる時に逃しても、口惜しがってあんな「ふぎゃあ!」なんてみっともない声を出しません。
失敗したら照れ隠しに、誰にもわからぬように立ち去り、陰でこっそり背中をなめて自分を慰めるぐらいプライドの高い動物なんです。
あれはシッポを踏まれた時の声でしょう。
(ごめんね、ロッタ。今朝も踏んだね。)

そうそう、トトロの顔って猫なんですね。
ラストシーンのミーヤを見ていて思いました。

それと、おばあさんが人形の家のティーポットを開けて「ハーブのいい香り」っていってたけど、あれはきっと角砂糖を入れたがっていたシソ茶よね。
(小さい葉っぱだけど、シソの形してたし)
日本人がシソの匂い嗅いで「ハーブ」っていうかなあ?



・・・・すみません、なんか見ているときに引っかかっていた小さな事が次々沸いてきて、アラ捜しみたいになって来たので、この記事はこの辺で強制終了致します。
posted by jester at 11:49| Comment(0) | TrackBack(3) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月31日

インセプション INCEPTION

7月からこんなに暑くてどうするんでしょうかね・・・東京。
その上、jesterは身辺がとてもあわただしくて、映画を見てもレビューを書く暇がなかったり。
暑くて怠けたり・・・・(汗)

そんな中、INCEPTION(インセプション)を見て来ました。

入り組んだ夢の多重構造もさることながら、脇役の豊さにビックリでした。

jesterのお好み度は ☆☆☆+ です。


しょっぱなから、日本語が飛び出し、
「ああ!間違えて吹き替え版を見ているのかしら???」と焦りましたが、そのショックも過ぎると、あれ?? これ誰だっけ??と首をかしげて検索を脳にかけること数分。
あら〜〜「(500)日のサマー」でぱっとしない男の子役だったジョセフ・ゴードン=レヴィット君が、めちゃくちゃアクション・キャラで登場するし。
しかも似合ってるじゃありませんか。


エレン・ペイジは妊娠していた高校生&ローラーでぶっ飛ばしていた高校生からちょっと大人になって、唇ふっくらの可愛さ、でも相変わらず頭は良さそうな大学生で登場。


キリアン・マーフィのおとっつあんはピート・ポスルスウェイト・・・・うくく、アイリッシュ系の会社なんだな?
(その割りにキリアンは訛ってなかった。アメリカ育ちか。ピートは訛ろうにも「disappointed・・・・」しかセリフがないしね。)


そのほかにもマリオン・コティヤールでしょ〜〜 
マイケル・ケインでしょ〜〜 
トム・ハーディでしょ〜〜
渡辺の謙さん以外にも、短館系の映画なら主役を張れる演技派がそろいブミ。

これって出演料が高いだろうなあ。
なにしろデカプリオも出動してるんだし。

その上、CGもガンガン使って、お金がたっぷりかかっておりまする。
(とまあ、そろばん勘定がいやしいですね・・・)


さて、お話のほうは、よくこんなこと思いついたね、きっと夢でみたのがネタだね?という感じでした。


途中からjesterはジェットコースター気分。
といっても、はらはらどきどきのそれじゃなくて、
「もう理解がついて行けん。どうにでもしてくれや」という諦めのそれ。

夢の2層目ぐらいまでは何とか頭の中でチャートを組み立てて理解に勤めていたけれど、3層目ぐらいから疲れてきて、
「いいや。見てれば最後にはなんとか判るだろう。ハリウッドだし。」
などと投げやりになって見てました。

隣で途中いびきをかいていたおばあさんは、多分起きてから、全く話がわからなかっただろうなあ・・・・
後半ずっともじもじしてて、終わった途端に席を立ってましたしね。


日本でのロケもあったみたいで、京都に行く新幹線ってコンパートメントがあっただろうか、とか、ホテルのテーブルの上にあった「キリスト教」っていう雑誌はなんなんだとか、細かく反応しつつも見てました。

渡辺謙さんの英語も、バットマンのときよりもさらに危なげなくて、あちらで暮らしていると発音も良くなるのね、とほっとしました。
(でもインタビューされてる時の英語はめちゃくちゃなんだよね、謙さん・・・・)
観光客として参加したのに、大活躍だったし。


全体的に、とっても聞き取りやすい英語でした。
子音がきっちり発音されていて、ゆっくりと、スラングもないセリフが多くて。
デカプリオもとってもきちんと発音していて、快かった。
外国人相手のプレゼンシーンが多かったせいかなあ。


しかし、最後、あのトーテムのコマがたおれる〜〜たおれろ〜〜と思ってみてたけど、ずっとまわってて倒れなかったのよね。

結局謙さんとデカプリオはまだ夢に閉じ込められるって暗喩したかったのかなあ???

そんな終わり方も、未消化な気分だけど、しゃれてるといえるかも。




posted by jester at 08:05| Comment(8) | TrackBack(11) | あ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月18日

見て来ました〜 「ザ・ロード」

下の記事で、いつ見られるんだ〜〜と騒いでいた、「The Road」(ザ・ロード)昨日試写会で見て来ました。

感想を冷静にいうと、原作に忠実に出来ていたな、という感じです。

ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)
ザ・ロード (ハヤカワepi文庫)
原作は現代文学の巨匠といわれるコーマック・マッカーシーのピュリッツァー賞受賞作。

最近文庫本になったのですね〜

原作を読んで、目が腫れるほど泣いちゃった話は以前こちらに書きました。

それに主役がわが背の君、Viggoですから、試写会の葉書を書く筆にも気合がこもっており、見事何枚か(実は二桁)あたりました。



『心に火はあるの?』

絶望だけが支配する世界で、親子がよりそってお互いささえながら人間的に成長していく姿。

4512_6726238393.jpg子どもがいるからこそ、強くなれる。
愛するものがいるからこそどんな時でもこころをまっすぐにして歩いていける。

守っているようで、実は守られている。

人間ってこういうものなんだよな〜〜


父の日にふさわしい(いや、公開は父の日の一週間先ですが)感動作でございました。


少年役のコディ・スミット=マクフィー君は素晴らしい!
それに母親役のシャーリーズ・セロンに面影が似ております。

ちょい役でサラ・コナー・クロニクルにターミネーター役で出ていた人(誰だよ)とか、ガイ・ピアーズなんかがでてます。



さて、以下はViggoファンなわたくしの曇った目で感じられた映画に関係ないぼやきですので、スルーなさることを強くお勧めいたしまする

(なら書くな〜〜)



しょっぱなのヒダルゴすりすり(馬の種類がちがいます)とか、滝壷飛び込み!海飛び込み!などなど、サービスショットも多々ございます。

モルドールを思わせる荒野や、リング(指輪)を奈落の底に落とそうとする、Ringersにささげたシーンすらあり。

(ちがうです。いい加減にしなさい。・・・でも連想しちゃう)

野伏ならでは(だから)の汚れ具合も、妻や子への愛に満ちた視線も、うっとり。


・・・・・

でも、回想シーンでシャーリーズ・セロンばかり映るのは何でなんだ〜〜〜!!


そりゃあ、父親が母親を回想してるんだから当然でしょうよ。


いや〜〜確かにそうなんですけどね。

音楽会で妻にそっとやらしいことしたり(爆)お日様をあびて昼寝・・・・

そこで、もうちょっとカメラを動かして、シャーリーズじゃなくて、ヴィゴのほうを撮ってくれ!! 

汚れてない分も見せてくれ!

というファンの熱い波動が会場内から立ち起こり、嵐になっていくのが感じられましたよ。
ハイ。

(jesterはヴィゴファンに囲まれて見たので、より強く感じられたのかも)

ま、jesterが一番その波動を ごごごご と発していたことは否定しません。


とぶつぶついいながら、また今日、もう一回試写会にいってしまうわたくしなのでした。


26日に公開です♪

posted by jester at 10:51| Comment(6) | TrackBack(2) | ら行、わ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月26日

The Road はいつ日本で見られるのか?

以前に原作を別ブログでご紹介しましたが(こちら)、Cormac McCarthyの書いた、2007年のピューリッツアー賞をとった「The Road」の映画がアメリカでは去年の11月に公開され、日本公開も迫ってきております。
といっても詳細はまだ判らないのですが。

大分じりじりとしてきました。


本は涙が止まらないほど感動したので、映画もとっても期待してます。

(期待に押しつぶされそうです・・・・)

お父さん役はもちろん、わが背の君、ヴィゴ・モーテンセン。
汚れ役が似合う彼だけに、最終戦争後の地球でさまよう父子なんて、まったく彼のために書かれたような本です。

ああ〜
日本公開ではどんな風に宣伝されるのか、不安なわたくし。



彼がChannel 4 News にでた時のインタビューで、「The Road」の一部分を朗読してくれてるのですが、いつもそれを見ては、しびれちゃっているjesterです。

ボロボロになった表紙を恥ずかしげに見せて、書き込みがびっしりある付箋がたくさん貼ってあるページをめくりつつ、例のぼそぼそ声で読んでくれるのですが・・・・

全部読んで、朗読DVD(CDでなく画像付)を発売して欲しいです・・・


インタビューは こちら から見られます。

二つある動画のうち、下のほうです。

尚、上の動画からは、映画の断片が見られます。



posted by jester at 10:15| Comment(2) | TrackBack(1) | ヴィゴ・モーテンセン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月25日

しあわせの隠れ場所 THE BLIND SIDE

これ、実話ベースじゃないとしたら、きっと
「こんないい人ばっかりなんてこと、現実にはないでしょ」
と吼えていたに違いないのですが、実際にあった話なんですよね。

なので、見終わって素直に、
「人間っていいじゃん」と思えたのが、嬉しかったのでした。

なのでjesterのお気に入り度は ☆☆☆☆+ でございました。


大金持ちの奥様の気まぐれ(?)でホームレスの少年(体はでかい)を拾い、家に泊めてあげて、食事を与え、そうこうしてるうちに情が移って、保護者になり、少年は学業も伸びて、才能に花咲く。

ま、「マイ・フェア・レディ」的な、ベタな話なんですが、紙一重でべたべたになるのを免れているのは、全体を通じてコメディのスパイスが効いてること、そしてサンドラ・ブロックの上手さと、少年役のクィントン・アーロンの、無垢で「誰かを守ろうとするひたむきさ」にあふれた瞳の辺にあるのではないかしら。

クリントン・アーロンは善良で体格がいいことだけがとりえ、という役にピッタリでした(誉めてます)


そして、サンドラ・ブロックの末息子のSJを演じたジェイ・ヘッドの可愛いことったらないです
精一杯の善意を、ほそっこい体いっぱいにみなぎらせ、そばかすだらけの顔でにっこりされると、ほんとに心が和みます。
コミカルな演技もめちゃくちゃ上手いし。

よくいますよね、こういう男の子。
細くて小さくて、お調子者で、すぐその気になって、のりのりになっちゃうやつ。
お馬鹿なんだけど憎めない、うるさいけどかまいたくなるガキンチョ。

彼はきっと「ホーム・アローン」みたいな子ども主役のコメディ映画で、ヒーローが演じられると思います。
画面の端っこにいても、ちゃ〜んと演技してるんですもの。

「ハンコック」にも出てたんですね。
シャーリーズ・セロンの息子役だったかな?


それと、私の好きなキャシー・ベイツが家庭教師のスー夫人役で出ていたのも嬉しかった。
彼女が出てくると、なんか安心感があるんですよ。
どんな役をやっても芯がぶれない演技です。
真剣な顔で打ち明け話。
なんだろうと思ったら「知っておいてもらいたいけど、私は民主党を支持しています」が笑えました。


見終わった後、やりきれない思いになる映画とか、「これはお金の無駄遣いでしょう!」と怒りたくなる映画が多い中で、こんな風に見終わった後に暖かい気持ちになれる映画って価値があると思います。

自分はリー・アン・テューイ夫人のようにすごい経済力とか度胸はないけれど、誰かのために何かしたいな、なんて思わせてくれました。

なんか、いい家族なんですよね〜
大金持ちの家族にあるまじき暖かさ、礼儀の正しさ、思いやりの深さ。
きっと娘とかが意地悪するんじゃないの?なんて思ってみててたけど、そんなことないし。

(つか、実際はいろいろあっても映画に出来なかったのか??)

細かく見ていくと、ま、いろいろ突っ込みどころはあるのですが、この辺も「仕方ないでしょ、実話なんだから」と思うと我慢できるというものです。



サンドラ・ブロックはそれほど好きでもないのですが、この作品は儲け役でした。
ファッションも素敵だし、スタイルいいし、スラムやらスタジアムで啖呵を切るシーンではすっきりしました。
いつもなら鼻につくようなきつさも、笑える演技でかなり和らいで感じられました。


しかし。
いつもながら、邦題のセンスのなさにはがっくり。
これじゃ見に来る人が減るって!!!

posted by jester at 19:56| Comment(6) | TrackBack(4) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月18日

シャーロック・ホームズ SHERLOCK HOLMES

映画って、観客は2時間ほどじっと座っているだけなのだけれど、

「これからどこに連れて行ってくれるのだろう」

っていう始まる前のわくわく感と不安感がたまりません。

ネットで予約した席について、飲み物などもスタンバイし、眼鏡をかけて始まりを待つときは、本当に幸せな気分。

あ〜〜どんな映画に仕上がったかな♪


ま、この期待を全くはずしてしまうこともあり、その辺は監督への信頼と予告編などで予測して、駄作を避けなくてはいけないのですけれど・・・・。


さて、SHERLOCK HOLMES です。

これしかないでしょうという、ジェレミー・ブレッド@シャーロック・ホームズ像を、ロバート・ダウニー・Jr@ホームズがどこまでぶち壊して、楽しませてくれるか。

かなり期待して見に行きました。

の・・・・・・・。(汗)


最初のつかみはOK。

ベイカー・ストリートの人々の行きかう中を221番地に入っていくカメラワークもなつかしくて、かなりお祭り気分で「おおお!楽しめそうだ!」と盛り上がっちゃいました。

ジュード・ロウ@ワトソン君も、今までのワトソン君と全然違う、切れ者でかっこいい元軍人です。

ジュード・ロウは年とれば取るほど、額の線が後退すればするほど、いい味が出てくるな〜

つまり「2枚目」だけじゃ売れなくなったときが、俳優人生のはじまりっつうことかしら。


ジェントルマンからは程遠く、ヒゲ面もオテテもきちゃなくて、ボロボロのガウンを着てるホームズで、汚し放題の部屋で、デブの犬がいて、この辺のひねりは楽しかったんですよね〜〜

ロバート・ダウニー・Jrは、力はあるのに若い頃からいろいろあって、やっと最近花が咲いたという感じだけど、とっても上手いです。

ブラックウッドのマーク・アームストロングのほうがジェントルマンで、ずっとホームズっぽかったりして、この辺も笑えるし。

昔の、貧しくて猥雑な感じのロンドンも良く出来てまして。
ホームズが戦う賭けボクシングなんかのシーンもとても迫力があって楽しめました。


なのに・・・・・、

途中でしらけてきた・・・・


なので、今回 ☆☆ ぐらいかな。


どうも、脚本がjesterにはあわなかった感じです。


以下、ざくざくと酷評部分あります。
この映画がお好きな方はどうぞスルーしてくださいませ。

それとネタばれあります!
未見の方ご注意ください!!






まず、ブラックウッドの起こす犯罪が、「恐怖による世界征服の夢」なんだけど、なんだかリアリティがなさ過ぎて、アメコミみたいなんですよね。

(映画前に見たアイアンマン2の予告で、ミッキー・ロークとからんでるロバートを見たせいだけじゃなくて・・・)

だから、全然はらはらしません。
共感できないし、結末がみえちゃってて・・・・


ホームズにアメコミ感覚を持ち込もうというのは、いっくら発想の転換といっても無理があるのでは。

なら「SHERLOCK HOLMES」という看板を掲げないで欲しかったなあ。

既成のキャラクター設定で観客が持ってるイメージに頼りながら、それを壊していくなら、もうちょっとキャラクターに対する愛というか、敬意が感じられないと。


その上、謎解きがアクションに食われてしまい、まるで手品の種を明かしてるみたいに、最後にホームズがたらたらと説明するのだけれど、その種がオソマツで、小学生の書いた漫画か?というくだらなさ。

可燃性の液体を降らせて雨と間違えさせるとか(匂いはどうなるのだ)、ハチミツののりで砂岩をくっつけておいて、後で雨が洗い流すとか、フロオケになんか塗ってあったとか、鉤で引っ掛けといて薬で仮死状態にするとか、無理があるし、あまりに使いまわされたネタじゃございませんか。

そんなもんで恐怖をあおり、世界を征服しようって、無理だよブラックウッド。

その上、黒魔術とか「ダヴィンチ・コード」風の作りとか、インディ・ジョーンズ風などもあって、そういうのがなんとも安っぽい感じです。


ガイ・リッチーさん、なんか間違ってるよ・・・

スローモーションを多用したアクションは、テンポがずっと同じなので、最初は新鮮だけど、見てるうちにだんだんに飽きてきちゃうし。

ホームズとワトソンの会話も、「間」ちゅうもんが笑いを誘う前に、画面が先に進んじゃうし。

ドタバタ喜劇じゃないんだから。

ああ・・・そう、すべてがドタバタ喜劇ののりなのよね・・・・

この二人ほど「知的ジョーク」に使われるキャラクターもないんだから、もうちょっと知性を感じさせる応酬にして欲しかったなあ・・・・

いや、笑えたんですけどね。
とくに斧vsトンカチのへんとか。



ま、やっぱりjesterの期待値が高すぎて、自爆してしまったってところなのかもしれません。


posted by jester at 08:43| Comment(15) | TrackBack(3) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月12日

Born of Hope (ボーン・オブ・ホープ)

Ringers(The Lord of the Rings の映画ファンのこと)の力はいまだ衰えず・・・・と思わされたのが、Born of Hope でございます。

The Lord of the Ringsの一ファンが、Aragornの生まれる前後の話を原作の小さなエピソードから膨らませて、自主制作で作ってしまった映像なのですが、これが自主制作とは思えないほどの素晴らしい出来。

PJが作った、といわれても、私は納得してしまう。

まずは You Tube で見られるトレイラーからどうぞ。




オークのメイク、小道具、野伏たちの扮装、すべて愛がこもっておりまする。

作ったのは女優のケイト・マディソンさんというかた。
自分の私財を投げ打って、その上、募金も募って作ったというこの作品、プロ顔負けでございます。

Aragornのお父さんなんか、後ろから見ると、まるでAragornみたいなんですよね〜〜


本編は50分以上ありますが、 こちら から見られます。
字幕もついてます。

jesterは去年指輪仲間、Ringersの一人から教えてもらい、今年に入ってやっと終わりまで全部見たのですが、なんか指輪熱が再燃した感じでした。

ファンサイトなどでもかなり盛り上がってましたね〜〜

そしてたまたま今日、Ringersの仲間たちとあっておしゃべりしてきたのですが、中に何人か、まだ見てないという人がいたのでした。

なので、じゃあブログにアップしとくから、見に行ってみて〜といって帰ってまいりました。

これは、Ringersは必見、元Ringersの皆様にもぜひぜひ見て欲しい作品です。

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