2005年07月20日

Dear フランキー

静かで心温まる感じの『癒し映画』です。
貧しい港町で暮らす普通の人たちの抱える悲劇と、それを包む周囲の人々の優しい心。
控えめだけれど美しい映像と静かな音響も気に入りました。

しょっぱなからすごいスコットランドなまりに「あれ?これってどこの映画? 英語が混ざってるみたいだけど、何語?」などと思ってしまいました。


オペラ座の怪人のファントム、ジェラルド・バトラーさんが、難聴の少年、フランキーの偽父役で出ています。オペラ座のときはそれほどいいとも思わなかったのですが、こうして素顔(?)ででてくると、彼はほんとにいい顔をしてます。こんな人が『誰でもいいから素性が知れない人で1日だけ夫の役ができる人がその辺にいないかしら』といって、落ちてたら、そく拾いますね。
黒皮のジャケットといい、借り上げた髪型といい、フェロモンだだもれ状態。かなりやばいです。

しかしそのフェロモンを使うことなく、偽の父親を演じるところが女心をそそるのですわ。


以下ネタばれ有


フランキーが必死で「come back?」と聞いた後、白いタツノオトシゴをあげるシーン。
それをフランキーがどんなに一生懸命作ったのがジェリー父にはわかったので、本当の父親でもない自分が受け取る筋ではないと一旦断ります。 
でもフランキーが持ってて欲しい、というと、「honor to have this」(名誉に思うよ)とか言って居住まいを正して厳かな感じで受け取るのでした。
字幕ではただ「大事にするよ」としか訳してなかったのが残念。

ジェリー父の目つきの暖かくて切ないこと。うう、役者だ〜〜 

フランキーはいつジェリーが偽父だと分かったのかとか、フランキーの難聴の直接の原因は?(前夫の暴力を示唆するような台詞がありますが)、とか、いくつか分からないところがあるものの、また見たいな、と思わせる秀作でございました。
posted by jester at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | た行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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