ある程度の成熟した水準にいっているだろうという期待があるから。
でもこの映画、そのなかでも最高の出来かもしれません。
彼の作品では、ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

似てますが、ストーリーは シザーハンズ

お話自体は御伽噺なんですが、作り手の才能と愛を感じました。
でてくるものがいちいち可愛いのですよ。
骨で出来た犬(スクラップ)があんなに可愛く見えるなんて、愛がなくちゃ出来ませんでしょう。(骨で出来た猫も見たかったな)
骸骨の長老みたいのも、動きが最高!
頭をこりこりかくしぐさとか、音とか、それはそれは丁寧に作られているのです。
ピアノを弾くシーンが何回かあるのですが、それもとてもリアル!
ちゃんとピアノを弾いて音が出てるように見えるのです!
あれをコマ送りで作るのはとても手間がかかったでしょうね〜
なにしろ12時間作業して撮れるのは1秒か2秒ですって!
コマ送りでとったアニメってやっぱりいいですね〜
それだけの時間がかかっているというのもちゃんと感じられるし、なんか手作りの暖かさがあります。
パペットに演技をさせるには、仕事への愛がなくちゃできないと思います。
それが伝わってくるんですよ・・・・。
ミュージカル仕立てで、音楽や踊りも、ちょうどいいぐらいの量はいってます。
ジョニデが声優をやってますが、ジョニデのヴィクターはなんとなくジョニデに見えます。
あと、コープスブライド、エミリーはティム・バートンの現実のパートナー、ヘレナ・ボナム=カーターが声をやってましたが、jesterはにアンジェリーナ・ジョリーに見えて仕方ありませんでした。
ラスト、エミリーの行く末に涙が・・・。

あとで友人に
「消しゴムで泣かないあなたがなぜコープスで泣くの???」といわれましたが、ラストシーンの蝶々がなんとも切なかったデス。
大人も子供も楽しめる作品。無駄なく77分の潔さも疲れなくていいです。
お勧めの☆☆☆☆です!
コープスブライドの公式サイト、こちらはちょっと重いですが、仕掛けがたくさんあって楽しめますよ
