
でもこの映画、主人公がケイト・ブランシェット、共演がキアヌ・リーブスにヒラリー・スワンク、そしてケイティ・ホームズと、すんごい俳優さんたちがそろってます。
ホラーはだめなjesterなので、最初ちょっと勇気が要りましたが、ケイト・ブランシェットの演技力に魅せられてミゴト(?)最後まで見ることができました。
ずっと前、下心ありの一人クローネンバーグ監督祭りのときに「デッドゾーン」を見たんですけど、これも同じ超能力者が犯罪を追っていくオカルトサスペンス。触っていろいろ見えみたいだからサイコメトラーといえるのかな。だけど夢で見たり、カードでも見たりしてたから、ケイト・ブランシェット演じるところの未亡人のアニーはいろんな能力のある人なのかも。
ケイト・ブランシェットって美人じゃないけど、「美しい」の。(そのうちケイト祭りもしなくちゃ)
裁判で話しながら激昂してきて泣いてしまうシーン、霊が見えておびえるシーン、子供を優しく抱くシーン、どれもリアルで引き込まれます。
いろんな映画でまったく違った演技を見せてくれる彼女には脱帽デス。
でもこの映画はノーメイクでヘアスタイルもナチュラル。わりと彼女の等身大に近いのかもな、なんて思いました。
キアヌはどうしようもない暴力夫でスケベな悪役ドニー。
まあこの俳優陣のなかで彼なりにがんばってます。(一応ほめている)
いや〜〜キアヌって悪役が似合いますね(殴
しかし、最後ドニーが「助けてくれてありがとう」って言うシーンがみたかったけど、逆恨みしてそうだなあ・・・・
そのドニーの奥さんがヒラリー・スワンク。こういう役をやらせればそれなりに演じてしまうけれど、彼女にはやはりボーイッシュな役が似合うなと思います。「ボーイズ・ドント・クライ」とか「ミリオンダラー・ベイビー」のイメージが強いからかしら。
精神障害がある若者を演じたジョヴァンニ・リビジーが熱演でドラマの脇を固めてました。
彼の出てくるところ、結構泣けました。今のところあまり作品に恵まれてないようだけれど、これから注目したい人の一人デス。(しかし注目している人が多すぎて、全員把握できないjesterであった・・・)
あとね、保安官、どっかでみた人だな〜・・・。ひげがあってやなやつの役だけど、と思って考えてて、監督さんがサム・ライミだというところで思い出しました。
サム・ライミのスパイダーマンでいじわるな新聞の編集長役だったJ.K.シモンズさんでした。