(たぶんROTKかなんかで映画館に通いつめてるときにやってたのかしら?)
ほとんど台詞を覚えるぐらい何回もみたなあ。(といってもフランス語だから意味は分からないが

で、今回ブノワ・マジメル目当てで見てみました。

怖かったです・・・・
なんともいえない暗い画面。昼でも日蝕の町みたいにぼんやり暗くて、寒そうで、怪しくて、その雰囲気がたまりません。
修道院の中は12世紀そのもの。
怖かったけど、その怪しい猟奇的宗教的な雰囲気は楽しみました。
しかし・・・・あんな修道士服きてフードかぶってて、軽々と宙返りをはするわ、ぴょんぴょん飛ぶわ、しかも撃っても撃っても死なない。
空港なんか歩いてたら目だって、すぐに指名手配がかかって逮捕されそうなのに・・・
なぜつかまらないの??
しかもアンフェタミンってあんなに効くの?
(ちょっと飲んでみたいかも。嘘嘘!!)
最後、2人で飲み干すときは「ファイトいっぱーつ!!」でしたわ。
ストーリーは出だし面白くて、キリスト教の伝説の謎解き、不思議な殺人、宝探し、と引き込まれるわりには、ラストがありがちでご都合主義なんだけど・・・・、役者がいいデス。
ブノワはもう、すごいアクション。
犯人と戦うシーンなんか、切れがよくてすごく鍛えてるな〜ってかんじ。
眉毛を8の字に寄せたお顔が多かったのは残念ですけど、美形さに頼らずに、べたべたせずに、さらっと撮ってるところもフランス流かな。
ジャン・レノは相変わらずいいお味。存在感あります。
ブノワとの掛け合いもいい。
コミカルな感じがもっと出てればもっとよかったかも。
あの無骨な感じがおとぼけの演技をするとミスマッチで好きなんです。
クリストファー・リーのフランス語とドイツ語、聞きほれてしまった

渋くて悪役があうの。出てくるだけで画面に重みが増します。
最後は水没なさって「サルマン〜〜」と叫んでしまったデス。
惜しむらくは、キリスト教に詳しい女性刑事。
病院に残って、これからきっと活躍するのね〜〜
もしかしてみんなが出払ったあとに修道士がとんぼ返りでキリストを襲うとか??
と期待してたら・・・・無線を聞いて応援を呼ぶだけかい??
図書館でも本を借りようとしてたじたじしてたし、もうちょっと彼女にも活躍して欲しかったな。
『クリムゾン・リバー3』の製作も決定したらしく、このシリーズ、人気なんですね。
もし犬を飼うことがあったらレダってつけよう、って思いました。はい。
