ロードファンの私としては、PJが新たな映画でどんな境地を開いてくれるのか、とっても楽しみにしておりました。
しょっぱなから、音楽に合わせて大恐慌時代のニューヨークが描写され、シンデレラマンみたいでした。貧しさにあえぐ人々、そして役者のヒロインにも押し寄せるつらい現実。
この辺の導入、上手。さすがデス。
でもね〜〜 島へ行ってからの展開が・・・・
おっそろしい白目剥いた原住民の時代錯誤な描写とか、いいんでしょうか?
問題はないんでしょうか?? と気になってしまいました。
オークじゃないんだから・・・

指輪のときのオークも、アップになったりすると、ちょっと問題ないのかなあ〜 この隈取とか・・・と思っていたのに。
それからあの虫攻め。
PJは虫が大嫌いで、でっかいこおろぎの「ウェタ」に悲鳴をあげていたというけれど、あれだけ執拗にやるっていうのは、
あんたほんとは結構好きなんじゃないの???
と思ってしまうほど。ほとんど目が開けられませんでしたわ。

恐竜の足元をかいくぐって逃げるところなんかは、オリファントで鍛えたワザ、という感じでしたが、jesterはロードのああいう部分が好きだったわけではないので、
う〜〜ん、PJ、これからはこういう路線なのかい? むむむむ・・・
と、少々うんざり。
しかしリチャード・テイラーは楽しんだだろうなあ・・・・
そのうちSEEヴァージョンが出たら、彼が独特の口調で語りまくることでありましょう。
で、時計を見ながら、「ああ、あと1時間もあるよ・・・」とこっそりため息をついた辺から、だんだんにjesterにも面白くなりました。
NYにもどってからの展開は無駄がなくて適度な緊張感と決め細やかな描写が光っていたと思います。
氷の上でのおすべり遊びもかわいらしかったし、キング・コングの表情はさすがに良かったですね〜〜
コングの最後は哀れでありました。静かな終わり方が良かったデス。

音楽がとても綺麗でしたね。ジェームズ・N・ハワードさん、バットマンのときも良かったけれど、今回はとても美しい音楽を付けてくれてました。
ナオミ・ワッツ、体当たり演技で、怪我しなかったか心配でしたが、とっても綺麗でした。これからいい仕事をしてくれる女優さんかも。
しかしあのスリップ(?)よく破けないよなあ。はらはらしちゃったもの・・・。
アンディ・サーキス、ちゃんと素顔でも出演できてよかった!
死に方はちょっと・・・でしたけど、一杯台詞もあったし♪
エイドリアン・ブロディも彼ならではの味を出してました。
かれって、あの目が良いですよね。鼻は高すぎだけど。
それから、期待していたトーマス・クレッチマンがおもったよりいっぱい出てくれて、活躍してくれたので、jester的には満足。
連続して何回も通ってしまうには、島の部分(原住民とか虫とか・・・)がちょっとね・・・・でしたけれど、劇場で見るのが楽しい映画だと思うので、お誘いがあればもう1回ぐらい見てもいいかな・・・・・
という感じでございました〜〜♪