
お人形のような綺麗なお顔ですが、整いすぎていて・・・・
その美しいお顔を崩したという「モンスター」は見に行こうと思っていたのだけれど、ちょっと「痛そう」だったので、ついに見に行けず、いまだに見てません。
DVDもいつか見ようと思いつつも、なんとなく後回し・・・・
でも今回は、シャーリーズ・セロンにやられた!
反省した! あんたはええ役者や!
「モンスター」も見ます!! ごめんなさい!!
見たあと『やっぱり人間は少しずつだけど進化しているのかも。頑張って痛い思いをしながら歴史は少しずつ良くなっているのかも!』と勇気をもらえる作品でした。
*****以下、ネタばれを含みます! ご注意*******
ショーン豆(ビーン)さんがでてる、ってこと以外、ほとんど知らないで見たのですが、最初のシーンでシャーリーズ・セロン演じるところのジョージーが顔を腫らして床に倒れていたところで
「うわ、やばい・・・・ これって『痛い』映画かなあ。今の精神状態で耐えられるだろうか・・・・」 とちょっとひきました。
jesterは『痛い』映画も好きなんですが、最近年のせいか、あまりに痛すぎると、その後2〜3日落ち込んじゃうんですよ。
その痛みから何かを教わることは出来るんだけど、日常でも痛い思いをしているときだと、どわ〜〜〜とおもくなっちまって。
だから精神状態のいいときじゃないと「痛い」映画はだめかも、という情けないお年頃になってまいりました。
でもなあ、この映画をお勧めしてくれたお友達は「こちらも勇気がもらえました」って言っていたし、このままじゃないだろう・・・と思い、立ちたい衝動をぐっとこらえる・・・・
でもなかなか展開が明るくならないぞ・・・・・・ぜいぜい。
と、途中まではどよ〜〜んと重くなりつつある心を抱えつつ鑑賞。
ジョージーへのあからさまで執拗なセクシャルハラスメントが続きます。
jesterは美濃部都政の東京で育ち(わ、年ばれ!!)学校に行っている間は完全に男女同権だったと思います。
もちろん名簿が必ず男子から始まるとか、そういうのはありましたけれどね・・・・
『女はこうしなさい』みたいな教育は親からも受けた覚えがないんですよ。
長じてからの職場は、日本では数少ない、まったく男女の格差がない職場だったのですが、『日本の慣習』はしっかり残っていました。
お茶汲みはもちろんのこと、たとえば夜遅くまでの会議のとき、店屋物を取ると、そのお皿を洗って返すのが習慣だったのですが、洗うのは女性。
しかもjesterは下っ端だったので、店屋物が届くと、まず全員に配って、お茶も入れて、やっと座って、さて自分が食べようと思うと、もう食べ終わった早食いの男性の同僚が
「ご馳走様〜〜」
とかいいながら、jesterの前に空のお皿を置くのです。
食べ散らかしたカレーのお皿にゴミまで入ったものを、これから食べる人間の前におくな!!!! がるるるるr。
彼らとしては自分のを洗うついでに洗ってくれるんだからいいんだろう、とか思ってるんでしょうね。女が皿を洗うのは当然で、何の疑問も感じてない。
「ご馳走様〜」と声をかけたし、机のところまで持ってきてあげた、自分は偉い、なんて思っていたのかも。
黙って洗ってましたけどね。
でもこれはセクシャルハラスメントとはいわないのかなあ。
女性だから受けたハラスメントだとは思うのだけれど。
閑話休題。
というわけで、jesterはセクシャルハラスメントを職場で受けた経験はありません。
ただ、電車の中とか街で、痴漢にあったことはあります。セクシャルな暴力であるとともに、ストレス解消で弱いものいじめやってるんか? という気もします。
幸い大事に至ったことはないですけれど、とっても怖かったり、悔しい思いもしております。
でもその反面、『女だからのいい思い』 っていうのもあると思うんですよね。
美人で若かったら、ちやほやされて、得な思いもするでしょう。
ピンチの時にはかばってもらえることも。(もちろんその陰には下心ありなんでしょうけれど・・・・)
jesterはそういう恩恵にあんまりあずかっていませんけれど、でも優しくしてもらえれば嬉しいです。
(そういえば、『電車男』のあと、電車の中で女性を助ける男性が増えたとか・・・・)
それはそうなんだけれども、やっぱり職場で性差別とかセクシャルハラスメントがあるのは許せません。
女性が経済的な自立をしたいと思うとき、社会構造がそれを阻むのは許せない。
女も一緒に社会の背骨を背負って立てるような社会になれば、男だって暮らしやすいし幸せなはずだと思います。
わ〜〜ん、長くなってしまったので(またかい)続きます・・・・・
