
ペイ・フォワード

本当に天才少年といいたくなるオスメント君、母に対してこれほど物分りがいい男の子がいるか?とおもいつつも、応援したくなります。
しかし生意気に感じてはんなぐりたくなる人もいるかもしれませんね・・・
最近は映画に出ていないオスメント君ですが、どんな青年になったのでしょう。(ちょっと見るのが怖い・・・)

トレバー少年の綺麗な心を裏切るのか?という役どころなんですが、そのタネはまかれていた・・・・というわけであります。
こうしてみると、カヴィーゼルって断然「汚れた格好の役」が多いのです。
しかも少し陰がある優しい男・・・・
まさにカヴィーゼルのはまり役かもしれません。

生徒に考えさせる授業ができる教師。
でも心に傷を負っていて、自分も癒しの道を探している。
やっぱり上手です、この人。
少し太めの中年男なのに、なんと素敵に見えるのでしょう。

けれど、今回「ロード・オブ・ザ・リングス3部作」を見て「パッション」をみて「ナルニア」をみて、再度DVDをみてみると、この映画の根底に流れるのはクリスチャニティなんだなと思いました。(今頃)
傷ついた人々を癒し、優しい気持ちを静かに広めていく少年の言動。
ラストに少年が自らをかけて贖うものは人々の心。
だから欧米ではあのラスト、全然違和感がないのでしょうね。
最後の美しいキャンドルや集まってくる車の光・・・・
心に残る言葉がたくさん残ります。
人間捨てたもんじゃないかも、と思わせてくれる。
くそ〜〜と思いつつ、心洗われ、ついつい涙してしまう単純jesterでありました。
