
あらすじ:大学を卒業したばかりのアンディの夢は、ジャーナリストだ。しかしそんな彼女が、ひょんなことから就いたのは、NYの一流ファッション誌の編集長アシスタント。多くの女性が憧れる職業かもしれない。でも当のアンディには興味ゼロの世界。果てはジャーナリストになるため!と職場に向かったのは良いけれど、彼女が手にしたアシスタント職は、生易しいモノではなかった。超カリスマ的な存在として君臨する編集長のミランダは、まさに「プラダを着た悪魔」だったのだ(goo映画より)
生易しいものじゃない悪魔、といっても、ひどいいじめとかじゃなくて、その辺は爽やかで笑えます。
笑えたんですけど・・・・・

アン・ハサウェイって垢抜けない女の子が変身!っていうの多いですね。
今までみたなかでは一番可愛く見えたかな。
目、口、鼻、どれも大きくて、パンダのような可愛さ。(違
しかし・・・どうみても「スタンフォード大学院の法科に進む」のを蹴ってジャーナリストを目指す知的女性、に見えない〜〜(爆)

なんかテキサスの田舎から出てきた都会を夢見る女の子、って感じなんですよ・・・・(当社比)
しかも「この職業を遣り通せば、なんでも好きな職業につける」という仕事が、おしゃれして、お化粧濃くして、喰うもんも喰わずにモデルみたいに痩せて、電話番して、スタバで熱々のコーヒーたくさん買ったり、開店前のレストランでステーキを買ってきたり、飛行機が飛ばない嵐の日に家に帰りたいとわめく上司のために空軍に電話したり、上司の子供に発売前のハリポタ読ませたり・・・・・というのが・・・・

jesterにはだめでしたわ〜

(



(あ、ネタばれはありませんが、これから見ようと思っている方も・・・)
コメディなんだからね、と自分に言い聞かせても、なんか根本的なところで間違ってる気がして仕方ありません。
30年前の映画?と思ってしまったり。
『恋に仕事にがんばるあなたに、元気がでるビタミンムービー 』って宣伝してますが、この映画で元気が出るような人って、どういう人なんだろう?(そこまで言うか)
大体、セレブ、とかトレンディー、とか、ブランド、とかを重視して、日々お金儲けに走り回っている人はちょっと苦手でございます。
最近売れていたビジネス本を立ち読みしたら「ちょっとぐらい悪いことしても、まずお金を儲ければ、セレブになれてやりたいことができるし、あとで開発途上国に学校を建てるとかいいことができて罪滅ぼしできる」なんて書いてあって・・・(爆)
焚書したくなりましたもん。
メリル・ストリープは相変わらず上手なんですけどね。
一番光ってました。
表の顔と生活に疲れた裏の顔の落差がまた上手。
ファッションに興味がある人は楽しいのかも。
ブランド物に身を包んでハイヒールでN.Y.やパリを闊歩するアン・ハサウェイは確かにおしゃれでかっこいい。
(jesterが友達になりたいのは変身前のほうだけど・・・)

でもおしゃれしてない人を軽蔑するような雰囲気の華々しいファッション業界とか、ブランドの新製品追っかけとか、セレブなパーティだらけの生活とか、見るからにむなしくて、「そこまでやらないとわからないの? アンディちゃん」といいたくなりました。
つまりは主役になる女の子がちゃんと描けてない。
まるで中学生みたいに幼稚で身体だけ大人になってるみたい。(中学生ごめん!)
かわいいけどね〜 今時ちゃんと高等教育受けていて、こんな女いるかよ〜
と思いました。(殴

しかし映画とは関係ありませんが、この試写会、お土産がマスカラでした。
男の人はどうするんだろう・・・・
彼女か妹にあげるのかな?