
前に友人と話していて「『モーターサイクル・ダイアリーズ』のガエル・ガルシア・ベルナルは大好きだけど、それ以外の彼の出た映画は、あんまり好きじゃない」といわれました。

jesterもあれで惚れたし。それにストーリーも感動的で、ガエル・ガルシア・ベルナルのイメージは「若き革命家、チェ」でまず定着したのでした。
しかしその後、「バッド・エドケーション」「dod the i」「天国の口、終わりの楽園」とか「アマロ神父の罪」とか映画館やDVDでわくわくして見まして、う〜〜ん、という感じで・・・・去年の「キング 罪の王」は前評判もあまり芳しくなさそうだったので行かずじまいでした。(あ、もちろん「バベル」も見たんですけど、・・・まだレビュー書いてない(汗))
今回の「恋愛睡眠のすすめ 」は、わけの分からない邦題に、う!となりながらも、トレーラーを見て、「ガエル版、『アメリ』??」と期待して行きましたが、その期待は裏切られませんでした。
なにしろあおりモンクが「シャイで臆病な青年とクールで知的な女性の恋愛模様を、青年が見る夢と現実を交錯させながら描くロマンチックなラブストーリー」ですもんね〜
渋谷のシネマライズで見たのですが、満員!
しかも場所柄もあるのでしょうが、若い女の子がいっぱい。
ガエル人気というより、映画の雰囲気もあるのでしょうが・・・ピンクのシネマライズ、って感じでした。
日本のコミカル・ホラー、「カタクリ家の幸福」
まるでパペットアニメのようです。
それに対する現実はクリエイターとは名ばかりのカレンダーのレイアウトをする職場で、個性豊かな同僚に囲まれ、暗い毎日。

同僚たちの一挙一動がめちゃくちゃおかしい。
ガエルが提案する「記憶に残る世界の大惨事カレンダー」も大爆笑!!!
飛行機の墜落、竜巻、原子炉、アフリカの飢餓、津波、雪崩・・・・
あまりにブラックジョークなんだけど、ヘタウマ絵が笑えるのでした。(ヤフー映画の画像で、全部の絵を見られますよ〜 こちらです。)

「これ、ガエルのファンじゃない人が見たらどうなんだろう・・・」とちょっと不安になるほど。
英語が上手じゃん!(当然ですよね。3年もロンドンで演技の勉強してたんだから)とか、たどたどしいフランス語が可愛い♪とか、重いピアノを支えて手を怪我をするガエル、お風呂で寝込むガエル、寝ぼけてそのままドアから出る(?)ガエル、ネコの着ぐるみ着てるガエル・・・・とまあ、ほんとにガエルのプロモビデオみたいで、楽しかった〜〜(爆)


お母さんのジェーン・バーキンにますます似てきて、その細さとか飄々としたところとか好きなんですけどね〜
でも・・・・やっぱり7歳年上だし・・・・2児の母だし・・・

今回ノーメークなんで返って少し若く見えてますけれど、ガエルにつりあうかっていうと、う〜んと考えてしまうキャストでした。
「僕の父に似てるんだ」というのは笑えましたけど。
ラストは「観客の皆さんにお任せします」という感じで、好き嫌いが分かれるところでしょうけれど、とにかくjesterは
ガエルが可愛かった♪ので許す。(殴
