Harry Potterシリーズの映画の中では一番良かったとjesterは感じました。
Harry Potterシリーズとしてだけではなく、映画として出来がよかったと思います!
実はjester、7月21日に発売されたハリポタ最終巻の、Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK) Adult Edition
そっちに熱中していて、こちらの更新が滞ってたほど。(映画はそこそこ見てたのですが・・・)
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だもんで、現在頭の中はHarry Potterで一杯。
そのせいもあるかもしれませんが・・・

いままで原作を全部読んで、映画も全部見てきたものとして思うに、今回の映画はとても良く出来ていました。
いままでのHarry Potter映画を見て、もういいか、と思っている方はぜひ見て欲しいです。
何しろ泣けました・・・・
新しく監督になったディヴィッド・イェーツさん、監督作品を初めて見ましたが、才能あると思います。
感情の盛り込み方がすごい!
『演技指導に優れた監督』とパンフで紹介されてましたが、さもありなん。
CGとか子供だましの仕掛けに頼らず、Harry Potterを大人も楽しめる人間劇にしあげてました。
この映画の中心人物、Harry、Ron、Hermioneの3人の演技がヴァージョンアップしてました。
これは彼らが成長したのもあるけれど、監督の力によるところが大きいと見ました。
もちろん原作自体も、1巻から順を追って深い内容になってきていると思うのですが。


人間的にも成長しているのを感じました。

髪型のせいもあるかもしれないけど(前はすごくうっとうしかった)、演技から力が抜けて、かえって迫力がでていた感じ。
あまり表情を作りすぎてなくて、クールに見えます。
おかげでHarryの添え物としてのRonじゃなくて、個人として魅力のあるキャラクターになっておりました。

前はセリフを言うだけで必死、という感じだったのに、安心してみていられました。
もともと顔だちは美しい女優さんだから、これからが期待できます。
シックなセーターの着こなしも学生らしくて爽やかで素敵でした。

ただし映画の中ではNevilleの誕生日に関するエピソードがカットされていたので、あのエピソードは映画では使われないのでしょうか?
それはちょっとショックでした。


その迫力はさすがとしかいいようがありません。
後半しか出てこないのですが、彼女が出たおかげで、Death Eaterの怖さが10倍になりましたね〜
美しい人なのに、完全に狂気と邪悪さを演じきっていて、作品の質を上げてました!
出演料がかかっても、いい役者さんをつかう価値ってすごいあると感じました。

彼女の演技のよさがあってこそ、Umbridgeの邪悪さがリアルに伝わってきて、Harry Potterたちの苦悩に共感できると思います。Umbridge先生については、次回もっとゆっくり書きたいと思います。
ただし、あれだけ長い原作を1本の映画にするのですから、脚本は大変だったと思います。
多分「これだけのベストセラーだから、観客は原作を読んでいるだろう」ということを前提に書かれた脚本かな、と思いました。
だから、原作を読んでいないと、話が分りにくいかもしれません。
その辺を含めて、肝心のストーリーについてもまだまだ書きたいことがたくさんあって、 続く・・・であります。(殴

