2007年08月31日

ライラの冒険 黄金の羅針盤 The Golden Compass トレーラー(予告編)

今までもお伝えしてきた「HIS DARK MATERIALS: THE GOLDEN COMPASS(ライラの冒険 黄金の羅針盤)」のトレーラーが見られます!

こちらからです♪

なんと5分近くもあるトレーラー。

ダニエル・クレイグさんのLord Asrielとか、alethiometerもちゃんとみられますよ〜

Yahoo映画のトップページからもつながっていたのに、そちらはいまリンクが切れているようですが、このヴァージョンではdaemonのPantalaimonがネコになってるシーンもあって、興奮!!

全体的に暗い画面なので、暗い部屋で見たほうがいいかも。
jesterは明るい部屋で見たので、自分の顔がパソの画面にうつってよく見えず、いらいらしました・・・(あほ)


The Golden Compass (His Dark Materials)


この原作についてはjesterの別ブログでレビューを書いてますので、よろしかったら覗いて見て下さい♪
posted by jester at 10:20| Comment(0) | TrackBack(1) | ら行、わ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月29日

レッスン! TAKE THE LEAD

アメリカの荒れた高校で、居残りクラスの生徒に社交ダンスを教え、子供たちは賞金が出るコンテストを目指す・・・・という実話ベースの映画。

というと、前回書いた「フリーダム・ライターズ」に似てると思われるかもしれませんが、それよりは「サルサ!」とか「ダンシング・ハバナ」とか「Shall we dance?」、「セイブ・ザ・ラストダンス」などなどをミキサーに入れて、が〜〜っと回して造った映画、という感じで、最初からどこかで見たようなお話。
先が読め、そのとおりに話が展開します。


でも、終わった後、単純なjesterは、家の中で歩いていたら家族Bに「なに? その歩き方。Shall we dance?でも見たの?」と聞かれました。(くそ、読まれておる!)

ぴかぴか(新しい)主人公を演じるアントニオ・バンデラスがとにかく素敵でした♪

相変わらずラテン野郎なんだけど、フランスの血が入っているという設定で、かなり優しくてジェントルマン。
ダンスも上手だし〜〜(その割に踊るシーンがないけど)
一人で夕ご飯作って食べているところなんかも、きちんと食べてるところがなんか妙に素敵なんですよ。
女性が通ると、必ず立ってドアを開けてあげるしね。またそれがとても似合ってます。


ぴかぴか(新しい)それと、「小説家を見つけたら」「コーチ・カーター」で印象的なロブ・ブラウンが光ってました。

ま、彼が演じると、
「今は荒れてるけど、きっと頭がいいんだろうな」という風にどうしても見えてしまいます。
きっと現実にも頭のいい子なんでしょうね。



ぴかぴか(新しい)それから、ヤヤ・ダコスタも綺麗だった。
彼女、いつもノートを広げて何かを一生懸命書いているんですよ。
ま、そこが「読み書きお絵かき変態」のつぼだったわけで・・・(殴


雨ただし・・・映画としての出来はいまひとつ・・・。
「フリーダム・ライターズ」と比べると、作り手の愛情が感じられませんでした。

ピエール・デュレインという人間に焦点があるのかと思うと、描き方がたりない。
彼がなんで高校生にダンスを教えたくなったのか、あれじゃ全然つたわりません。

道で車を壊している高校生を見て、「この荒れた心を、社交ダンスで癒してやろう!」(?)と突然思いついた、という設定なんですが、説得力がないんですよね。
変わり者に見えるだけ・・・・
彼自身の生活も妻に先立たれて、ダンス教室の受付の人といい感じ、ぐらいで、特に内部には踏み込んでないし。


かといって、荒れる生徒たち一人ひとりの心の動きに焦点があっているのかというと・・・・、これも細やかな描写がなくて、生徒たちに共感が出来ない、とてもありがちで幼稚な脚本です。

実話といっても、ピエール・デュレインさんが本当に教えたのは小学生だそうです。
それじゃあ映画にならないから無理やり高校に設定したのでしょうね。

小学生に社交ダンスを教えたい、というのなら、ピエール・デュレインさんの気持ち(社交ダンスを広めたい)もわかるのですが。
そしてそれが、子供たちがお互いを思いやる気持ちにつながった、と考えるととても自然です。



それじゃあ、作り手には社交ダンスに愛情があるのか、というと、それもないんですよ。
タンゴのセクシーな踊りを見て、あれほど荒れていた生徒が素直に急にダンスをやりたくなるというのもちょっと説得力がないしなあ・・・。
そしてあのラスト、社交ダンスのコンテストがヒップホップのクラブ状態・・・・
真面目に社交ダンスをやっている人は怒るでしょう・・・。


というわけで、作り手が何を伝えたいのか、焦点が絞れていない脚本だという気がしました。
ストーリーにちゃんとした人間観察の深まりを期待してしまうjesterには期待はずれ。


ただ、ハッピーエンドですし、ダンスシーンは楽しいので、普通に「ヒップホップとかダンスが好き」な人にはいいかもしれませんね。


とにかく、ワルツステップで歩きたくなることは請け合いですだ黒ハート
posted by jester at 09:36| Comment(11) | TrackBack(2) | ら行、わ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月24日

フリーダム・ライターズ Freedm Writers

ノートに書かれる言葉・・・言葉・・・・
自分を見つめて考えを白い紙に吐き出すうちに、若者たちの心がまっすぐに前を見つめだす。

本当に大切なものが見えてくる・・・

ヒラリー・スワンクが先生、と聞いただけで、なんか『女金八先生?』と内容がわかるような気がしてしまいますが、この映画、とても良かったです。

20070608014fl00014viewrsz150x.jpg実話ベースで、アメリカの貧しい地域の荒れた高校の生徒が立ち直っていくっていうと、同じ頃に見た「レッスン!」もそうだったのですが、映画の出来は全然違いました。
(「レッスン!」もそれなりに楽しかったのですが・・・またこれはこれでレビューを書きます・・・・)


もともと、ノートにびっしりと書き込まれる言葉、という時点で、jesterのつぼなんですけれど、それ以上にいろいろつぼがありまして。

というか、あまりノートに書いているシーンはないんですよ。
ノートを書いた本人が提出したノートを読んでいるようなモノローグと画像が重なって展開していく、という感じです。

その辺は、「ノートに書くシーンが見たいな。わくわく」としていたjesterにしては期待はずれだったのですが、その分、本を読みふける人々のシーンがいっぱいあって、それが活字中毒者にはすごく嬉しいの。(爆)
(jesterは読書や書き物、スケッチシーンなどが嬉しい『読み書き・お絵描き変態』です・・・・)


使命感に燃える熱血先生、エリン・グルーウェル先生(ヒラリー・スワンク)は授業の中で、ほとんどの生徒たちが「ホロコースト」を知らないのに気がついて驚きます。
そこで、「アンネの日記」を読ませようと思いつくのですが、キャンベル教科長(英語科の教師の長)に「そんな難しいもの、彼らには読めない、いたずら書きされるだけよ」と反対されます。

327456thumb005.jpgこのキャンベル教科長が、イメルダ・スタウントン!!!
「Harry Potter and the Order of the Phoenix」で、Umbridge先生をやったイメルダですだ!
「自分が正しい」と信じていて、新しいものを受け入れない頑固なベテラン先生を演じてます。

この映画でも、嫌な先生役・・・・でもUmbridgeとは雰囲気の違う嫌さで、やっぱり上手です。
上手すぎてイメルダ嫌いになりそう・・・・(爆)

でもま、キャンベル先生の気持ちもちょっと分かります。
グルーウェルさん、新任の先生ならそれなりに先輩の先生にあわせる部分も必要だと思うのです。経験の厚さに尊敬をはらって。
話が通らないとすぐにトップに問題を持ち込んじゃったりして、その辺が少し強引かな、という気もしてしまいます。


ぴかぴか(新しい)生徒たちそれぞれがそれぞれの生活の中で、「アンネの日記」を読みふけるシーンが印象的。

黄色い本―ジャック・チボーという名の友人
私の好きな漫画の本で、高野文子さんの「黄色い本」って言うのがあるのですが、その中では実地子という女子高校生が、ロジェ・マルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』を読みながら生活するんです。

そんな感じに、この映画の生徒たちも自分にアンネを重ね合わせて、共感しつつ読んでいく。

特に生徒の中でヒロイン的存在のエヴァは、アンネがナチに捕まってしまうと、グルーウェル先生に「私はどうしたらいいの!」と詰め寄るほど。

このシーン、泣けました・・・・。たらーっ(汗)
エヴァも他の生徒たちも、アンネと同じように、個人的に恨みがないのに、民族が対立し、憎みあい、攻撃しあう過酷な境遇で苦しみつつ生活しているのです。

そして、生徒たちはホロコーストの博物館に行ったり、ホロコースト経験者をレストランに呼んで食事をしながら話を聞いたりします。

その陰にはMrs.G(グルーウェル先生)がプライベートな時間をなげうって、生徒にこういうことをしてあげるためにアルバイトする姿が・・・・

ついにはアンネを匿った人たちの一人で今も生存している女性、ミープをオランダから呼んで話を聞く、ということまで成し遂げ、マスコミにも取り上げられるようになります。

第2次世界大戦中、ナチの嵐が吹き荒れる中でユダヤ人を匿ったミープを、ある生徒が彼女をヒーローだとたたえると、ミープが「私はヒーローではない。自分は正しいと思うことをしただけだ」「You are the hero.(あなたこそヒーローよ)」と発言する。

この言葉が生徒たちの心に刻み込まれます。
同じように民族間の軋轢に苛まれ、毎日戦争のような中で暮らしている生徒たちに、正しいと思うことをし、前向きに生きる勇気が涌いてきます。

そして生徒たちの人生を変えてしまうのです。


正直、規則を曲げてまで担任を続けようとする辺はちょっとうむむと考えちゃいます。
教師って家族じゃないんだから、ずっと一緒にいられるわけではなく、他の教師の下でも社会の中でもちゃんとやっていけるように育てるのが仕事だと思うし・・・・
別れもひとつの学びだし、離れても心の支えにはなれるのだし、ほかにグルーウェル先生の手が必要な子はたくさんいるのだしね。

彼女がしているパールの首飾りも、職場に適切なアクセサリーなのか、どうしてそれに固執するのか、父親におくられたお守り、って言うつもりなのでしょうか?

ま、実話ベースなので、話の展開自体は波乱万丈とまでは行きませんし、グルーウェル先生の夫との関係なんかもちょいと描き方が雑な感じはしましたが・・・

いまを生きる
全体的にロビン・ウィリアムスが主演した「Dead Poets Society(いまを生きる)」もちょっと思い出させるような、誠実につくられた極上の「正統派の青春映画」になっていたと思いました。


posted by jester at 21:02| Comment(8) | TrackBack(3) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月21日

プロヴァンスの贈り物 A Good Year

ラッセル・クロウって、作品選ぶのうまいな〜って思います。
ある一定の水準行ってる脚本じゃないとやらないですよね、彼。

だから彼が出ているって言うだけで、ちょっと見る気をそそられるのですが、でもそれは彼が見たいというわけではなく、彼が出ているのだから面白いかなと。

ま、ラッセルに関してはそんな感じのjesterです。

演技は上手な俳優さんですけどね〜

だもんで、ファンの方には失礼ですが、
「え! ラッセルがでるラブストーリーねえ? うむむむ彼は『戦う男』じゃないと・・・」
という感じで、ちょいとばっかり引いていたjesterでございました。

しかも監督がリドリー・スコットだもんね。
これはある意味男のロマンの一種かな?

とりあえず試写会が当たったので先月行きましたが、その後自腹切ってもう一回見てきたので、感じたとおり少々辛口のレビューを書きます。

(以下、ちょっとネタばれありです。ラッセルのファンの方もスルーしてくださいな)




だってね、株の取引で大金を動かして、ちょっと汚いまねもして大もうけしていた中年の男。
腹も出てきて、職場では若い女の子にちょっとセクハラしたり、秘書と深い仲になったり。
夜の街を肩で風を切って遊びまわる独身生活、やめられない・・・

髪型はちょっと長めでべったりした感じ。トマトの丸齧りでシャツにしみを作ったり、コーヒーを捜して台所をめちゃくちゃにしたり・・・・歳はとってるけどだらしなくて、精神的にはすごく子供っぽいオヤジです。

それが、叔父さんの遺産でプロヴァンスのワイン畑つきの家をもらい、即刻売って金に替えようとと思っていたけれど、行ってみたらそこで、スリムで若いラテン系の情熱的美人と出会い、一晩のアヴァンチュールに落ちて、子供のころなんかをほんのり思い出し、『生きるってこれじゃん?』と、都会の生活を捨てようとする・・・・


って、まったくハーレ・キング・ロマンス(男性向け恋愛ロマン小説)(そんなんあるか?)そのものではありませんか!


326218thumb003.jpgプロヴァンスの景色は・・・お約束の絵葉書的っていうか、カレンダー(そういえば去年使ってました)みたいに綺麗で、そのへんは堪能いたしました。

南仏の古びた館に流れる古いジャズも素敵。
ワインに関する薀蓄も楽しいです。
マックス少年(ハイモア君)とおじさんの想い出シーンもほのぼのしててよろしい。


でべでべの中年男同士で熱血対決するテニスのシーンとかおかしかったし。
性格の悪い犬がまたかわいかったわ。

子供のころサインを真似してて、それで、とか、緑色のインクがなくなってたわよ、なんていうのもしゃれてます。

フレディ・ハイモア君がラッセル・クロウに成長するとはどうしても思えなかったけれどね・・・・あせあせ(飛び散る汗)


でも、水が入ってないゴミだらけの深いプールの底に誤って落ちてしまい、あがれなくて助けを求めてるときに、水道の栓を開けて中に水を入れるようなことする冷酷な女に惚れるのですかね〜 男っちゅうもんは。

そういう女が好き、って言う人も・・・・・いるのか?

しかも車に轢かれそうになってできたお尻のあざを、衆人のど真ん中で、スカートめくってみせるような気風のよさに・・・惹かれるのですか・・・? 



それにしてもファニー(マリオン・コティヤール)がどうしてマックス(ラッセル・クロウ)を好きになったのかが、またぴんと来ませんでした・・・・
混んでるときにお店を手伝ってくれたから・・・? まさかね?
子供のころに会ったことを思い出したから・・・なのかなあ。

ま、恋におちるのに理由は要らない、ただ直感でつっぱしるのみ、なんでしょうけどね〜
少しは「何で惚れたのか」見てるものが共感を持てるような途中描写が欲しかったですわ。

それがあんなにあっさり寝てしまうので、また???です。(汗)
男に懲りてるはずのファニーなのに。
しかも「一晩だけよ」なんてね。都合よすぎ。
あれも男のロマン・・・かい?
女性からの視点では全然描けてないのよね〜


舞台はプロヴァンスとロンドンだけど、ハリウッドの香りのぷんぷんする、どう考えてもヨーロッパ映画じゃないよね、という大味な人物描写に不満が残ります。(リドリー・スコットだから・・・人間関係の繊細さを求めても仕方ないのかな)

いや、マックスのほうはびしびし男の本音が出てましたけどね・・・
主人公の痛みが自分の痛みとして感じられなくて・・・


この映画の中で一番共感できたのは、マックスのいとこの女の子、クリスティー(Abbie Cornish)かな。

ワイン好きで、自分の父親にあいたくてアメリカからやってきたという子でした。
三つ編みにキャップを被って爽やかなすらっとした外観と、飄々としてマイペースな感じが良かったです。

一瞬マックスの隠し子なのかと思ったよ。(叔父さんの子にしては若すぎませんか?)


とはいえ、お気楽に見られるし、景色は綺麗だし、食べ物もおいしそうだし、笑えるシーンはあるし、これはこんなもんかな、なんて思いましただ。
最初は試写会とはいえ、2回も見に行ったということはそれなりに楽しんだのでありますね、jesterも。


そうそう「明日へのチケット」のヴァレリア・ブルーニ・テデスキがでてるというので楽しみにしてましたが、弁護士役でした。
最初にちょこっと出てくるだけで残念でしたが、存在感は相変わらずでございました。


posted by jester at 14:02| Comment(12) | TrackBack(1) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月18日

夕凪の街、桜の国

夕凪の街桜の国
 この映画の原作となったこの漫画については、jesterの別ブログでも何回かとりあえげてます。(こちらの記事など♪
物語の2部に当たる「桜の国」の舞台が、うちの近くであるというのも書きました。(こちらの記事ですだ

なので、戦後の漫画の中でも十指に入ると思われる傑作の原作については、あえてここでは語らず、映画のことだけ書こうと思います。

とまあ、jesterといたしましてはかなり思い入れのある原作ですので、原作の雰囲気をぶち壊して、お涙ちょうだいものになっていたら・・なんていう不安を抱えながら見に行きましたが、
映画もとてもよい出来でした!
日本映画もやるじゃん、と思いましたです。 

ストーリーについてはご存知の方も多いと思いますが、テーマは「原爆の後」。
投下後13年目から話は始まり、現代につながります。

テンポはゆっくりめですが、その分セリフが染み渡る感じです。

「そして確かに この二人を選んで 生まれてこようと 決めたのだ」

「わかっているのは『死ねばいい』と 
誰かに思われたということ
思われたのに生き延びているということ」


漫画の中で衝撃的だったいくつかの言葉がきっちりと生きています。

jesterは原作の漫画を読んだときにが〜〜んと来ちゃっているので、映画鑑賞時はそれほどショックを受けませんでしたが、それでも心に静かに響き渡りました。

好きな人にそっと抱かれて「生きていてくれてありがとう」といわれたとき、皆実の過去がゆっくり昇華されていくのが伝わってきて、泣けました。

この映画の(そして原作の)素晴らしいところは、原爆の悲惨さだけではなく、だからこそ、その後に命をいただいた私たちが、この平和な世の中で「生きる」ことを大切にしよう、と素直に思わせてくれることだと思います。

それは原爆被爆国だからということではなく、世界中の誰にも伝わるメッセージなのではないかしら。


漫画は漫画ならではの、真っ暗なベタの中でセリフのみの世界の強烈なイメージなどがあるのですが、映画は映画で、広島のまるで七夕飾りのような飾りがしてあるお墓とか、原爆ドームとか川が見られて、映画ならではのリアルさがよかった。
被爆者の痛みが同じ人間の等身大の痛みとして伝わってきました。
音楽がちょっと盛り上げすぎかな、と思いましたが、エンドロールの曲はよかったです。


邦画は見て月1本ぐらいですし、テレビドラマやバラエティは見ないので、日本の俳優さんの知識は全然ないjesterなのですが、演技上手の女優・男優がそろっていて、自然に映画の中に入り込めました。


Q.jpgぴかぴか(新しい)麻生久美子さんという女優さん、細面で日本的なとてもきれいな人です。

ほとんどメイクなしの涼しげな表情がゆかた姿にぴったり。
最近花火大会に向かう人を見てると、ゆかたなのにすごく暑苦しい髪型とかお化粧とかしてる若い女性を見かけますが、彼女をお手本にしてみたらどうかしら。
あれぞ「ゆかた美人」ですわ〜

最初は、原作ののんびりと見えて大きな影を抱えている皆実役には線が細すぎ?と思いましたが、現在の幸せに不安と心苦しさを抱えて苛まれている表現が上手で、見ているうちにこういう儚げな皆実もありかな?と思いました。


ぴかぴか(新しい)男性陣も地味だけどこころ温かく見える俳優さんたちでとてもよかった!

特に打越役の吉沢悠(有名な人です・・・か?)パンチ(殴)さんが素敵でした。
生涯の伴侶として頼りになりそうな爽やかな青年です。


旭の青年時代役の伊崎充則さん、子役で見たことのある人だけど、大きくなったわね〜
脇でしっかり支えてました。誠実そうで優しそうな「旭」でした。


P.jpg「桜の国」での東子役の中越典子さん。
・・・すみません、jesterは「へ〜〜、ユンソナって日本語うまいのね」なんて思って見てましたが、よおくみると違う人でした。(ぎゃああ、ファンの人、ごめんなさい!)パンチ
(だから〜〜ドラマ見ないんだってばあああ)パンチパンチ

寝顔が綺麗な女優さんですね。


田中麗奈さんも堺正章さんも演技、さすがです。
あとね、七波の子役の子も上手だったです!


そして、なんといっても皆実のお母さん役の藤村志保さんがよかったです
あのおっとりとした上品な声が、深い悲しみをちゃんと含んでいて、見るものの心の琴線に触れます。

原作はちょっと主人公の顔の書き分けが甘いのと、時代や場面が交錯して、最後にまとまるという形になっているため、わかり辛いかもしれない点があるのですが、彼女が二つの物語をつなぐようにずっと出ていることによって、映画ではとてもわかりやすくなっていました。

一見ばらばらに見えるエピソードが、何気なく書き込まれた伏線で微妙につながっていて、最後に全部の人のつながりがわかるという漫画の形式も、とても素晴らしくて好きなのですが、読解力がないと、途中で「意味わかんない・・」と投げ出したくなります。
(例;うちのスー姉)

たくさんの人、若い世代に見て欲しい!と思うので、映画でのこの辺のわかりやすさは、ある程度必要かもしれないと思います。


ただ、ラストの皆実は・・・・

原作の走り抜けていくようなスピード感がなかった分、あの、
「なあ、うれしい? 落としてから13年も経ったけど、原爆を落とした人は私を見て『やったぁ、また一人殺せた!』ってちゃんと思うてくれとる?」
というセリフにおどろおどろした『うらみ』のようなものがただよって怖かった気がしました。


佐々部清監督作品は「半落ち」ぐらいしかみていませんが、「チルソクの夏」とか「陽はまた昇る」とか、これから見てみようと思います。


jesterが見に行ったときは、周りは年輩の方が多く、(その多くが涙をぬぐっていらっしゃいましたが)あまり若い人は見られませんでした。

でも、戦後62年、戦争をしらない若い人にこそ見て欲しい!

いま当然のように平和を謳歌している日本の過去には、私たちの親や曽祖父母の悲しみの時代があったこと、この平和も気がつかないうちに失われてしまうことがあること、そして命の貴重さ・・・・

若い世代にぜひ伝えていきたいことです。


jesterも自分の周りの若い人たちをつれて、また見ようと思います。

東京ではもうすぐ終わってしまうので、急いで行きます。

こういう映画をお金を払ってみること、そして他の人に薦めることも、ちいさなきっかけになるかもしれないと信じているから・・・

う〜〜ん、全国の学校で夏休み明けにやってくれんかのお。

アメリカや、核保有国の若い世代にもぜひぜひ、強制的にでも見せたい!(をいをい)
(安倍さんにも小池さんにも、ブッシュにも、北の王子にも見せたいけど・・・あの人たちは感覚が麻痺しちゃってるからだめかしら・・・)


ちはみに、「桜の国」の舞台は、「新井薬師駅」とか「水道タンク」(原爆ドームのイマージュとして?)など、jesterの家の近くがでてくるって、上でご紹介したこちらの記事で書きましたが、映画では変わって「恋ヶ淵駅」などが舞台になっていました。

個人的にはちょっと残念でした。
posted by jester at 11:39| Comment(4) | TrackBack(1) | や行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

戻りました

霧降高原(日光)で快い涼しさを堪能してきましたが、戻ってきたら暑し!

やっぱり地球温暖化ストップのために頑張らなくちゃ〜なんて思ってます。

もともと暑いのは結構平気なので、夏でもほとんど扇風機+保冷材(タオルに包んで首に巻く)ですごせるのですが、この暑さ。

熱中症にならないように、ニュースで報道されないように気をつけなくちゃ〜なんて思ってます。

TBのお返しなど、ぽつぽつしていきます。
遅れるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
posted by jester at 09:10| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月06日

しばらく留守します♪

1週間ほど留守いたします。

コメントのお返事など遅れますが、また帰ってまいりましたら、楽しくおしゃべりさせてくださいませ。揺れるハート


そうそう、jesterが好きだった映画「サンジャックへの道」の舞台になった巡礼の道が、BSハイヴィジョンの番組で放送されます。

「世界ふれあい街歩き」という、BSHiでは毎週火曜の7時から、そのほかBS2や地上波でも夜中などにやっている、世界中の町を歩く番組で、毎回欠かさず見ているjesterの大好きな番組なのです。

予定は8月6日(月)〜9日(木)まで4夜連続で、PM10時から。

6日モンペリエー7日トゥールーズー8日レオン
9日サンティアゴ・デ・コンポステラ

しっかりDVDを予約しました♪

では、行ってきます♪
posted by jester at 11:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月04日

レミーのおいしいレストラン(RATATOUILLE)

ピクサーアニメの新作。

料理が下手な男の子が、料理好きのネズミの助けを借りて、一流レストランのシェフになるが・・・

とまあ、そう書いたらそれまでのお話なのですが、予告でみたパリの街の映像がとっても綺麗だったので楽しみにしていました。

326246view004.jpg夕暮れから夜にかけてのパリの夜景が美しい!
セーヌ川沿いの道とか、街並み、リングイニが住んでいる屋根裏のアパート、どれも素敵です。
画像的にはとてもいいお仕事しています。
お料理もおいしそうだし。最近のCGアニメはすごいですねえ〜〜

ま、ちょっときらきらしすぎて現実離れしてて、まるでディズニーランドみたいなのは・・・・アメリカ人が作った子供向けディズニーアニメだから・・・仕方ないですね。


お話も、しょっぱなでおばあさんがネズミ相手に猟銃を乱射したのにはビックリしましたが、スリル満点の追跡シーンなどもあって楽しめました。
場内の子供たちには馬鹿受けしてました。
下手に哲学とか語りださないで、子供向けと割り切って単純に分りやすく作ってるところが、お母さんと子供が安心して見られるとおもいます。


惜しむらくは、ネズミのレニーが動作はかわいいけれど、ちょっと最初からしゃべりすぎという点かな。

動物はアニメでもあまりしゃべらないほうがかわいいです。
だからリングイニと出合って、しゃべらなくなった辺からのほうがずっとかわいくなったと思いました。
ネズミなりに一生懸命なのが泣けます。

おにいちゃんのデブネズミもかわいかった。
とおもったら、PLAZAでみたPEZの入れ物にもちゃんとおにいちゃんのキャラがありました。(少し欲しかった・・・)


それから、子供向けといえども、リングイニの人物造詣がありきたりで・・・・
最後までぼ〜っとし過ぎ。
あんたはどうしたいの? 父の血は引いてないのか?
レミーに頼りすぎですよ。ネズミのほうがずっとしっかりしてる〜

もうちょっとメリハリのあるキャラにしてくれたら、大人ももっと楽しめるのになあ〜

というか、この物語の主人公はレミーなんでしょうねえ・・・
だからリングイニはいい加減でいいのかというと、そんなことはないと思うのですが。


しかし、なによりも、「厨房にどっさりネズミがいて料理している」画像がかなり生理的に気持ち悪くて・・・・
うぎゃああ〜と叫んじゃいました。あせあせ(飛び散る汗)

あれは料理にかかわらない人が発想した思いつきじゃないかなあ・・・・ある意味すごいけど。
毎日厨房に立っている人間にとっては、許せない画像ですだ。パンチ

どんなにおいしいって評判でも、どんなに全身消毒してても、やっぱりドブから出てきたネズミ(ゴキブリも)が作った料理は食べたくない(爆)jesterでありました・・・。


ちなみに本編始まる前のアニメがすごく面白くて受けちゃったのですが、あれはどこの劇場でもやっているのでしょうか?
posted by jester at 09:38| Comment(10) | TrackBack(6) | ら行、わ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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