2007年09月25日

ザルツブルグ音楽祭の『魔笛』

本来なら音楽ネタはゆきてかえりしひびのほうの話題なんですが、いまあちらはハリポタで大混乱中ですし、ちょうど下で映画の「魔笛」の話をしたので、こちらにあげて置きます♪

9月29日土曜日、PM9:00〜AM0:00まで、BSハイヴィジョンで

去年のザルツブルグ音楽祭での「魔笛」の録画が放送されます。

René Papeが出ますよ〜〜!
もちろん、ザラストロ役です!


そのほか、タミーノはポール・グローヴズさん、パミーナがゲニア・キューマイア さん、パパゲーノはクリスティアン・ゲルハーヘル さん、夜の女王はディアナ・ダムラウ さんです♪

ディアナのソプラノのアリアも楽しみです!


映画を見のがされて、René Papeがみてみたい方はぜひ。(ただし演出は映画とは違いますが・・・)


しかもウィーンフィルだし!!

指揮はリッカルド・ムーティで〜〜す黒ハート

映画の『魔笛』をごらんになって、オペラにご興味をもたれた方も、ぜひご覧になってくださいませ♪
posted by jester at 11:54| Comment(11) | TrackBack(1) | TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月20日

魔笛 The Magic Flute

もう東京での公開もそろそろ終わりなんで、いまさら、なんですが、「The Magic Flute 魔笛」でございます。

jesterは音痴ながら、モーツアルト大好きでして、マーラー、ショパン、ワグナー、ブラームス、ベートーベン・・・・といろいろ浮気しても、やっぱり戻ってくるのはモーツアルト、なんでございます。

だもんで、「魔笛」が映画になると聞いて、とっても不安
最初はかなり見ようか迷っていたのです。ドイツ語じゃなくて英語だというし・・・

でもね〜
見たらはまってしまいましただ・・・ 映画館にかようはめになりました。

もともとステージとかオペラは生で見ないと、が伝わってこないような気がして、音楽DVDでBGM的にオペラを流すことはあっても、DVDや映画でオペラを堪能しようという気はあまりないのです。

で、迷いつつも重い腰を上げたのは、やっぱり気になって、それにHarry Potterで情けない「ロックハート先生」をやったあのKenneth Branaghさんが監督、というのに興味があったのです。彼はシェークスピアの映画もたくさんとってるらしいですしね。

舞台を第一次大戦に置き換えている、というのもちょっと見てみたかったし・・・。

そして
「きっとがっかりするよ」
と覚悟をしていったせいか、これが楽しめてしまったのです〜

ぴかぴか(新しい)とにかくSarastro役のRené Papeさんが素敵で!!
こんなSarastro、初めて見たよ〜〜

コスチュームが、ふつうは領主風のこてこてのものなのに、すごくシンプルなシャツ・・・ カツラではなく現代的な髪型。
きっちり正義の味方に見えるやんけ!   (興奮して一部言葉が乱れました・・・失礼しました・・・)

地底を揺るがすようなバスの声もめちゃくちゃ美しいし、ちょっとオリエンタルな味わいも持つ風貌に、でも絶対ドイツ人だろうあんた、というフィットなガタイもすばらしい。
声は聞いたことがあったし、写真も見たことあったけど、動いてるところ見たらもう、画面に見るたび、目が釘付けです・・・黒ハート


ぴかぴか(新しい)そのほかの俳優さんもみな、歌が上手なのはもちろん、オペラ歌手としては、アップに耐えるお方ばかり。

ま、どなたもそこはかとなくあごの辺がだぶついてますが、それでもふつうは富士真奈美さんみたいなPaminaとかがでてきますからね・・・パンチ(殴

それも生舞台で、遠目で見るにはかまわないけれど、舞台を撮ったDVDの画面でアップになると、正視がつらかったりする方も・・・います。はい。パンチパンチ

「オペラ歌手って、見た目より歌唱力のみで選ばれてるのね」なんてこっそり思ったりしてました。

この映画ではさすがにそういう人がいませんでしたね。

先日、全員日本人キャストのオペラ「ファウスト」を見たばかりなのですが、日本人は体が華奢で綺麗な歌手が多いけれど、やはり比べると、声の厚みというか、響きが全然違いますね。
残念だけれど、楽器としての体の構造が違うから仕方ないのかな。

なかなか海外から来たオペラは高くてなかなか見られませんから、大画面、いい音響で、1800円で見られて、お得感もありました。
(でもね、テアトルタイムズスクエア、期待していたほど音がよくなかった気がしたけど・・・)

個人的にはTaminoのJoseph Kaiserが、普通にしてるとこ〜〜んなにかっこいいのに、演技しているときは信じられないほど「八の字眉毛」なのが、最後には気になってしかたなかったです。パンチ

歌は上手なんですけど・・・


ぴかぴか(新しい)画像は画期的。
しょっぱなから大蛇がでてこなくて、代わりに毒ガスだったりするわけで、新しいもん好きのjesterはどきどきして、次にどんな展開になるのか画面に釘付けです。

Queen of the Nightなんか戦車に乗って出てくるし・・・(爆)
歌ってる唇から戦車が出てくるみたいに見える、なんてちょっと気持ち悪かったけど・・・

何百万もの白い墓石が連なっているところ、「小林三郎、享年18歳って誰ね?」と思いつつ、伝わってくる反戦のメッセージに打ち震えました。

それは最後の武器をおいて歩み寄る兵士たちのシーンでも、抱き合う兵士たちに、平和への渇望が痛いほど伝わってきて、感動・・・

それまでどうして?と思っていたけれど、「だから舞台を第一次大戦にしたのか!」と納得がいきました。


あとね、塹壕に詰まれた砂嚢に目があって、それが顔に見えてきて、合唱する、っていうのもすごく不気味で、それでいて新鮮な画像で、どきどきしちゃいました〜

でも、これはちょっと許せませんでしたね〜
Papagenoが巨大な唇に突っ込むシーン(爆)
なんなの、あれは・・・

Papagenoは「魔笛」のなかでは、歌も演技もかわいくて好きなキャラクターなんですが、今回演じたBenjamin Jay Davisさんはちょっとアップで見るにはあつらっこく、最後のほう見飽きましたわ・・・・


ぴかぴか(新しい)一方、いつも「魔笛」の舞台のマスコット的役割のの3人の男の子、映画でアップでみたらよりいっそう、ものすごくかわいくて!
どの子も将来が楽しみな美形でした!


猫問題の「ドイツ語じゃなく英語」というのも、jester的にはすんなりクリアできました。

というか、ドイツ語だと意味が分からないので単に音に声が乗っているだけだった歌詞が、意味を持つセリフとして聞こえるのが結構嬉しくて、これだったら一緒に歌えるかなと(迷惑だからやめれ)CDを買ってしまったほど・・・
(DVDも出たら絶対買います!)

前に、四季なんかの翻訳ミュージカルで日本語が歌にうまく乗っていないって文句を垂れたことがあるのですが(こちらの記事です)、英語とドイツ語だと、一音に乗る意味がほとんど変わらないので、思ったより聞き苦しくないのです。

「Ich liebe dich」という音に「I love you」を乗せるのは、「私はあなたを愛しています」を乗せるよりずっとスムーズなわけで。
そりゃ、同じ言語族ですものね。

なので、これはそれほどオペラの知識がないjesterだからこそだと思うのですが、英語の歌詞は問題なかったです。
字幕を追わなくても意味が分かるだけ、うれしかったぐらいですだ。

それに、正統派オペラファンのお叱りを覚悟でいっちゃうと、ドイツ語は「イヒト・・・ィッヒ、・・・ッヒ、・・・ビッヒ、シュッシュペット、アイマ・・・ィッヒ」って言う音の繰り返しが・・・なんか気になるんですよ。(爆)
ええ、もちろんこれはjesterがドイツ語知らないからなんですけど。
イタリア語のオペラは全然違和感ないのに・・・。
「ドイツ語は・・・閣下、怖れながら、音楽には向かないと思われます・・」なんてどこかの宮廷音楽家の真似していいたくなるときも、正直ちょっとだけあります。(ばき!!パンチ


ちなみに、ドイツ語から英語にリライトしたのはStephen Fry さん。
俳優はもちろん、いろいろ才能がおありなんですね。
Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6): Chilren's audio CD edition [AUDIOBOOK]Harry Potter and the Half-Blood Prince (Harry Potter 6): Chilren's audio CD edition [AUDIOBOOK]
ちなみに彼はこのCDなどなど、ハリポタ本の朗読をやってます。

いま、ナイトキャップで聞いている途中なので、なんか嬉しかったりして。
すんごくよく眠れるんですよ〜 彼の声。
1つのChapter、最後まで聞けたためしなし、であります。
(ちなみに、Harry Potter and the Deathly Hallows のネタばれ全開レビューの終盤戦をゆきてかえりしひびでやってます。ご興味のある方はどうぞいらしてくださいませ)



とはいえこの映画、オペラを、そして音楽をお好きでない方にはあえておすすめしませんけれど・・・あせあせ(飛び散る汗)
オペラをそのまま映画にしているので、「映画として楽しもう」と思ってみると、もともと破天荒でストーリーなんかないに等しい「魔笛」ですから、つまらないかも。

それでも、音楽は最高なんで、それなりにクラシックがお好きな方なら、イメージビデオみたいに見られるかもしれませんが、それにしては長くてお尻が痛くなるしね・・・


そのうえ、オペラをすごく愛している、という方にも評価が分かれるでしょうね。
ドイツ語で歌詞が理解できる方には特に。


というわけで、知識もないまま半端にオペラは好き、というjesterが、映画好きの方が読む場所に、この映画のレビューを書いてもなあ・・・と思って、アップが遅れていたレビューですが、もう終わりということでちょっくら書いてみました。

変なことかいてたら、許して〜〜

posted by jester at 11:44| Comment(18) | TrackBack(7) | ま行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月18日

マリー・アントワネット

これは劇場で見て、レビューを書きそびれていたもの。

マリー・アントワネット (通常版)

DVDで再見しました。

nouilles-sauteesさんにはいえませんけど、劇場でマチュー・アルマリックを確認できなくて・・・パンチ

いえ、そうかな〜と思った人はいたけど、確信が持てずに・・・

今回は静止画像で確認できました♪


ぴかぴか(新しい)劇場で見たときは、やっぱりキルステン・ダンストがマリー・アントワネット役というのが、ううう〜ん、フランス王室なのに英語をしゃべってるので雰囲気いまいち、だったのですが、DVDで見たら、なんか慣れたせいかそれほど気にかからず。

公開時は辛口のレビューが多かった気がするのですが、それほど悪くないかも。
キルステンは結構かわいく見えましたし。


それよりも、当時のオーストリア王室の雰囲気とフランス王室の雰囲気の差とか、お世継ぎ問題の重さとかが良く描けているな、と思いました。
わりと身近な目線で王室のそういうものを捕らえてるという点が評価できると思います。

あの時代の、平民たちの暮らしがどうだったかが全くでてこないので、革命の必然性が浮き彫りにはならないのですが、王侯貴族の愚かにも奢れる様は良く描けてました。
ピンクのケーキやインテリア、綺麗な豪華さのなかで、かしずかれている年若い少女。

奢れるものは久しからず・・・ですね。


それと、お世継ぎ問題、弟に子供が先に出来たらどうする、とかで、思いつめる辺、なんだか雅子妃をどうしても思ってしまい、胸が痛かった・・・・たらーっ(汗)

マリー・アントワネットの頃は、もろに結婚の目的は個人の幸せではなく、国歌の契約であり、世継ぎ問題だったのですが・・・

そういうものが今の世にもあいかわらず残っていて、少なからず苦しんでいる女性がいるという事実(長男の嫁で娘しか産んでいないjesterも、若い日には苦しめられました・・)がちくちくときてしまいました。


posted by jester at 10:11| Comment(10) | TrackBack(4) | ま行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月15日

パフューム ある人殺しの物語 PERFUME: THE STORY OF A MURDERER

公開当時、広告の写真に全裸の女性の死体を使ったことで話題となったこと、トレイラーがかなりネタばれで興ざめだったこと。
また、つい読んでしまったレビューで
「魚市場のシーンが気持ち悪い」とか「広場のシーンが・・」
とか言うのがあり、なんとなく映画館に行く気が失せてしまった作品ですが、DVDでやっとみました。

パフューム ある人殺しの物語

結論から言うと、なかなか良かったです。

美しい悪夢を見た、という心持。

繰り返して何回も見たいとは思わないけれど・・・


基本的にマニアックな秀でた才能を持つ天才(で変人)が出てくる話って結構好きなんですよね。

「数キロ先の匂いも嗅ぎわけるという、類い希な才能を持った青年グルヌイユが、香水調合師となる。究極の香りを求める彼は、その“素”として女性の肉体にたどりつき、次々と殺人を犯していくのだった。18世紀のフランスを背景に、シリアルキラーの物語ながら、映画全体にはどこかファンタジックな香りが立ちこめる異色作に仕上がっている。」(アマゾン、エディターレビューより)

・・・という話なのですが、グルヌイユが殺人を犯すのが、純粋に「香りの芸術」を求めてであって、根底にあるのが『創作への情熱』というところに救いがあるような気がします。

相手を傷つけて喜び、苦しむさまを見て快感を覚えるというのではなく、ただ、自分の心がしびれる「香り」を保存したい、という理想を追求しているためなので、殺人の動機に陰惨さを感じさせず、カメラワークがひたすら美しいので、被害者の無念さとか、家族の痛みを感じない
(それもそれで結構怖いことだけれど・・・・)

これが恨みからとか、己の快楽のために次々人を殺す、というのならjesterの心はかなりの確率で拒否反応を示しちゃうんですけれど、そういう反応をしないですんだのは、このせいかもしれません。

でもどこが違うんだ、といわれると、考えてみれば快楽殺人だって究極的にはもしかして同じことなのかもしれないんですよね。
うんうん。
結局『綺麗ごと』だからなのかなあ、自分。

とにかく、こんなことをする連続殺人犯の主人公なのに、不快感を覚えず、彼のわき目もふらない職人ど根性(?)に、なぜか共感してしまってるのでした。


ぴかぴか(新しい)画面から香りが立ちのぼるような撮り方には驚かされました。
死体ですらとても美しかったし。

多分わかりやすい「悪臭」を緻密に描くことによって、よい香りを浮き彫りにしたのかも。

男性にとって、若い美しい女性の香りってお花畑にも匹敵する素晴らしいものなのでしょう・・・ね・・・多分。


あの時代の貧しさ、汚さ、みだらさ、猥雑さが細密に描かれ、芸術的にまでなっていた。
とにかく画像の芸術性の高さに圧倒されます。
舞台がフランスなのにセリフが英語!・・・という違和感も、見ているうちになれました。
英語のほうがわかりやすいしね・・・(当社比)パンチ


ストーリーにはアナがあるし、ラストには賛否両論あるとおもいますが、これはホラーでもサスペンスでもなくて、ファンタジーですからね・・・・
現実にあんな香りがある訳ないとか、そういうことは言いっこなしだとおもいますです。


ぴかぴか(新しい)主役のベン・ウイショーがぴったり。キャスティングした人はうまいな〜。

冷酷で異常な殺人犯なのに、なぜか捨てられた子犬みたいな目をしてて、その困った顔が母性本能をそそるのか、嫌悪感を感じさせない。

狂気というより、世が世なら巨額の富と栄光を得ていたかもしれない「嗅覚の天才」であり、彼にとっては香りを追求するのは生まれつきの必然であったとすんなり思わせるところがすごい。


ぴかぴか(新しい)脇を固めるアラン・リックマン(スネイプせんせ〜)とかダスティン・ホフマンがまた良かった。

この二人を要所要所に投入することで映画がしまっていたと思います。

被害者の父親のアラン・リックマンが悲嘆にくれるところで、やっと
「あ、これは殺人なんだ。香水の材料集めじゃなかった・・・」と罪の重さに気がつかされます。

Alan Rickman

しかし、アラン・リックマンの声ってなんて素敵なんでしょう・・・

考えてみれば、ハリポタのスネイプ先生でも、ダイハードの1でも、彼の声にやられっぱなしですだ・・・

彼が朗読している本のCDがないか、検索かけてしまいました。

そんでみつけたのが、伝記のこの本。

アラン自身、この本を評価してないみたいだけど、読んでみたくて朗読CDを買うついでに買ってしまった。

The Return of the Native

買ってしまったのは、こちらの朗読CD。

純粋にアラン・リックマンの朗読が聴きたいだけでございます。
ああ〜あの声をナイトキャップに眠るなんて、最高じゃございませんか♪

耳福、耳福黒ハート



るんるんあと、ベルリンフィルの音楽がとっても素晴らしかった〜

この繊細な天国的な音楽なしには、あの香りを感じさせることも難しかったかもと思われるほどでした。

鼻腔をくすぐる香りと甘い音、そして緻密に作り上げた画面に酔いしれ、幻想のたちこめる18世紀のフランスにタイムスリップできました。


散々いわれてる「魚市場」とか「広場」のシーンは、覚悟していたせいか、それほど気にならなかったです。


見終わったあと、洗面所の棚に眠っている香水の瓶をいくつか取り出して、ハンカチにしゅっしゅっとして振り回してみたjesterでありました・・・。
posted by jester at 11:51| Comment(14) | TrackBack(3) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

UNOのコマーシャル、うらやまし。

オーランド・ブルームのUNOのコマーシャルがガンガン流れてますね〜
ほんとうらやましい。
ファンの方はテレビの前で雄たけびを上げてるだろうなあ。

我が背の君のヴィゴは映画にもなかなか出てくれないし、出ても日本公開はなかったり・・・

寂しい限りです。


ところが娘が「東横線の中の、ECCの宣伝にヴィゴが出ていた!」というのです。

そんなはず・・・あるのか?

そっくりな人の写真かなあ・・・・?
それにしては訳ありげにアップだったというのですが・・・

どなたか見た方いらっしゃいますかねえ・・・・

夏風邪を引き込み、レビューはサボるし、映画館にもなかなかいけませんが、たまっていたDVDを楽しんでみてます。
そのレビューでもまたポチポチ書きます。



後記;JaJaさんに教えていただいて、ECCのHPでみてきました。(こちら
全然別人です!パンチパンチパンチ
失礼いたしました〜あせあせ(飛び散る汗)
一応検索かけたんですが、本社のHPを見に行ってませんでした・・・(汗)

posted by jester at 20:00| Comment(9) | TrackBack(0) | ヴィゴ・モーテンセン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月02日

天然コケッコー

原作のくらもちふさこさんの漫画が大好きなもんで(ん?最近のこのパターンが多いなあ??)見てまいりました。


原作の、今の日本の美しい農村風景と、そこでのんびり暮らす中学生たちの生活は、ちゃんと映像化されてました。

美しい田んぼやら人気のない海の美しさに堪能しました。
特に皆が泳ぎに行く海。
上のほうから取った映像がエメラルドグリーンでとても綺麗でした。


スゥエーデン映画の「やかまし村の子供たち」を思い出すような、全員が家族みたいな小さな村のお話。

(でももっともっと青い空が撮れなかったのかな?
向日葵のバックの空が、いまいち青くなくて、欲求不満。
海だってもっともっとその美しさを一杯撮って欲しかった!)


ストーリーは「そよちゃん」が中学を卒業するまでの話で、流れはほとんど漫画そのままですが、・・・いかんせんテンポが遅く、長い暗転が多すぎで、すこしいらいらした部分も。
それから村と町の距離感もわかり辛いのでは?


演技がまた、間をすごくとっているのですけれど、一部の俳優さんたちの演技力がついていってないので、みんな下向いてるというようなシーンが多くて、間延びしちゃってます。

あまりアップを使わず、遠くからカメラを回してるのが多いのですが、それもちょっと失敗かな。


ぴかぴか(新しい)右田そよを演じた夏帆というひと。(有名な人ですか?)
ミツアミが似合うし、素朴な感じが出ててなかなかかわいかったです。

でもね、そよちゃんは、単にかわいいだけじゃなくて、いろいろ考えてる賢い子なんだよね。
その辺が・・・あせあせ(飛び散る汗)


原作に思い入れが大きいだけに、キャスティングにも不満が出てしまいました・・・。

そのなかで、「おお!イメージそのまま!」だったのは、「さっちゃん」。黒ハート
かわいかったです!


天然コケッコー (1) (集英社文庫―コミック版)

「都会に生まれて都会にしか住めないネズミ」のjesterは、原作の「田舎のスローライフ」というのにあこがれちゃうんです。

そして、日常の細かい喜びや驚きや悲しみをとても細かくひろって、なんでもない少女の毎日だけれど、実はとてもファンタジーで冒険なんだよ、というのを丁寧に描いているものですから・・・

それを期待してしまったjesterは、どうしても原作とくらべてしまって、映画ではその辺がささっと流されちゃうのが、ちょっと期待はずれだったんですよね〜


でもいっしょに見た友人は、鳥取の米子出身で、撮影された場所に近いところに住んでいたせいもあって、
「とってもなつかしかった!癒された!」と申しておりました。

「でもね〜〜、ああいう狭い社会って、息つまるのよね〜」という本音もちらり。
ふむふむ。


映画だけみてがっかりした方は、ぜひ原作を読んでみてください。
ちょっと絵にくせがあるので、好き嫌いがあると思いますが、なんかしみじみ「少女の頃の自分」を思い出してしまう、切ない漫画です♪
posted by jester at 10:07| Comment(6) | TrackBack(0) | た行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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