2008年03月13日

バンテージ・ポイント  VANTAGE POINT

シークレットサービスというと、男の職業ですよね〜
サービス業じゃないです。ハイ。
というわけで『地上5センチの恋心』が『女の映画』だとしたら、これこそ『男の映画』でございます。

映画中に
「シークレット・サービスだ!」と御紋章を見せて中継車に入ったり車を止めたりするシーンがあったので、
「ふ〜〜ん、FBIとかCIAみたいに公職の称号だったっけ?」
と思ってましたが、帰ってから調べてみたら、『アメリカ合衆国シークレットサービス (USSS; United States Secret Service) 』で、国土安全保障省の一部門、アメリカの警察機関の一つなんですね〜
ただのボディ・ガードが「シークレット・サービスだ!」と名のるわけには行かないのでした。

同じ頃に公開になったシネコン公開系ジェットコースター映画では、先に『ジャンパー』を見たのですが、『ジャンパー』が期待以上でも以下でもなかったのに対して、『バンテージ・ポイント』は脇を固める主役級の俳優さんたちの厚さがあってか、期待以上で楽しめました。


☆☆☆1/2でした♪



****以下、酷いネタバレはないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****


リゾート   リゾート    リゾート   リゾート




ストーリーは、「スペインでUSAの大統領が狙撃された」それについていろんな人物の目から事実を再現していく中、シークレット・サービスが犯人を追うっていう展開。

何回も、11:59:57にフィルムがリワインドされて30分ほどの間に起きたことについて多視点的に見られる、『メメント』パターンの映画です。

最初は「あれ? またまき戻しかい??」と思ったけど、
「ん?? 今この人、何を見たのだ??観客からは見えなかったのに!」と不満に思うシーンが後で見られるし、後半のテロリストの視点になってくると、今までわからなかった部分も見え出すのでついつい引き込まれてしまいます。


ただ人物像やらテロの背景やらが表面的にしか造られていないのが残念といえば残念。
これで人間心理がもうちょっと細かく描かれているとjester的にはそれぞれの人に共感できて☆が増えちゃうんだけどな。

90分と短いのだから、あと15分(いや、5分でも)ぐらいでいいからそれに費やしてくれてもいいんじゃないのと思いましたが、テンポが命のアクション物にそれを要求しても無理ですか。。。


20071211002fl00002viewrsz150x.jpg犬さて、『男の映画』の主役、デニス・クエイド。
最近では「よき父」のイメージがjesterの中で定着しているせいか、シークレット・サービスという格闘技系肉体労働(爆)にはちょっとお年をとりすぎているのでは・・・・
と不安でした。

でもカーアクションを中心にこれでも死なないか?という不死身振りを遺憾なく発揮してました。
デニスはアクションはこなすけど『アクション俳優』ではないと思ってたんですけど、今後は『アクション俳優』の看板もひっさげるかも?
彼が「Oh my God!!」と顔を引きつらせながら走り出すと「何があったのおおお」と追いかけたくなりました。

まあ、しょっぱなからトラウマ抱えて、マイルドトランクライザーかなんか飲もうかどうしようか迷ってるし、なにせお年ですから、全力疾走中に心臓を押さえて「う・・・!」なんて倒れないかはらはらは致しましたが。

そういえば「ロッキーファイナル」とか「ダイハード4」を去年見たときもおなじ事を考えたなあ・・・(殴

まあ、デニスは、シュワルツネガーとかシルヴェスター・スタローンとかブルース・ウィリスとかマット・ディモンほど濃くないし強そうでもないし有能そうでもないしカリスマ性もないので(殴)、以前に身を挺して大統領を凶弾から守ったとしても、テロリストたちがどうしてあれほどまでに彼を意識しているのかっていう辺の理由づけが希薄なんですよね。

だけど、その辺が彼一人で見せるんじゃなくて、周りの俳優さんが支えてる感じがして、彼のファンじゃない人が見ても楽しめるという点ではよかったと思います。


ぴかぴか(新しい)それから、「LOST」のマシュー・フォックス。
当分『「LOST」の』っていうまくら言葉が彼にはくっついて廻るでしょう。
どうしても「あれ?島をでてからお医者さんやめたのね?」なんていいたくなるんだもん。

でもシークレット・サービスも似合ってました♪
これからいろんな役をやってくれるのが楽しみです。


ハートたち(複数ハート)でもなんと言ってもエドワード・ノリエガが良かったわ〜

走る!走る! 込み入った建物内での追跡シーンは『ボーン・アルティメイタム』を思い出してしまった。

役どころとしてはかわいそうなんだけど、おひげも似合っていたし、それでいて白いシャツのせいかぐっと爽やかな感じが○でした♪


ぴかぴか(新しい)それと、前に『君のためなら千回でも』で、一人で「ヒダルゴの王子様が!」と騒いでいたら、DDさんが「バンテージポイントにも出てますよ〜」と教えてくださったので、すごい楽しみにしていたサイード・タグマウイ
jesterとDDさんぐらいしか注目してないかも(?)なんですが、出世しましたわ〜〜

個人的にはあの髪型が気に食わない・・・というか、やはり、ターバン巻いていてくれないとオメメの美しさが引き立たなくてやだわとかぶつくさいってましたが、まあこういう役柄でオメメがキラリとしても意味ないし(汗)、あんなところでターバン巻いてたらすぐ怪しまれて引っ張られちゃいますよね。
最先端の携帯(?)とタッチペンを使いこなす、思った以上に重要な役どころで、出番もノリエガよりあるんじゃないの?というほどでした。

なぜ非情で冷静な彼が急ハンドルを切ったか、それは少女に最初の時に会っていたからかな。
人間が他の人間を「その他大勢」ではなく「一人の個人」として認めるのには、ほんのちょっとしたふれあいがあればいいのですよね。


犬ウィリアム・ハートは大統領にぴったり!
「すぐに復讐を考えてはいけない」なんていう目元が真摯で、オバマとかクリントンより大統領っぽいよ〜と思っちゃった。
(まあこんな良い人じゃ大国の大統領は務まらないか??)
「イーグル」のテレビ映像を見て「似てないし」とぶつくさいってるところも可愛かったな。

それにしても大統領って当然のように『ダブル』を使うもんなんですかね。
「集合写真のときは仕方ないとしても」とか言ってましたね。
これからはニュースの映像をまじまじと見そうです。


クリスマスそのほかにもフォレスト・ウィッテカーも「君もアクション俳優を目指しているのか?」と思わせるほど巨体をゆらして走っていたし、屈強のエドガー・ラミレスなどなど、男性俳優陣の厚さにはとっても満足致しました。


女優陣はしょっぱなシガニー・ウィーヴァーがドアップででて、「おお!この人も活躍するのだな! 映像分析とかして貢献するとか? 年とったとはいえ彼女なら追跡にも加われるしなあ〜」と思っていたわりには、それだけで終わっちゃいました。
でもニュースの中継のプロデューサーの仕事ぶりがわかって興味深かったです。


リゾートメキシコロケということですが、広場を埋め尽くす人、人、人・・・・皆が逃げ惑うシーンではけが人がいないか心配になりました。(爆)
カーチェイスも街中を使っていて、CGにしても危ないのかしら・・・なんて思いました。
ま、それほど臨場感のある映像だった、ってことですね。
これはDVDじゃなくて大きな画面でみる映画でしょう。


猫 終わり方は「いかにも」ですし、あっけなく人間がばたばた死にますが、後味はすっきり映画でございました。
雨が降った春の一日のエンタティメントにはぴったりかもしれません。


posted by jester at 12:54| Comment(28) | TrackBack(23) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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