2008年04月03日

マイ・ブルーベリー・ナイツ MY BLUEBERRY NIGHTS

やばい。やばいなあ・・・あせあせ(飛び散る汗)

『ジュード・ロウにはフェロモン感じないんだけどさ・・・』
とそこらじゅうで言っておいてその舌の根が乾かぬうちに、あのカフェを都会の片隅で見つけたら、店主のジェレミー目当てに通ってしまいそうな自分が恐い。(爆)

ブルーベリーパイを食べながら、『溜まってしまった鍵のストーリー』を一つ一つ彼から聞きたいです。はい。


ウォン・カーウァイはハリウッドにいっても、きちんとウォン・カーウァイしてました。
ハリウッドに進出したアン・リーを熱狂的に支持する方も多いですが、jesterは台湾時代のアン・リーのほうが好きなのです。
だから、ウォン・カーウァイもどうかなあ・・・と思いましたが、英語で撮っても彼の世界は健在。
『花様年華』や『欲望の翼』などなど、彼の作品が好きな人なら気に入るウォン・カーウァイ風ロード・ムービーです。

ポスターやトレーラーで「甘いラブストーリーなんだろうな、パスだな」と思った人(ハイ!と自ら挙手・・・)は、偏見を捨てて見てみてください。
jesterもジュード・ロウだし、どうしようかなと思っていたけど、お友達のブロガーさんの評価が高かったので行って正解でした。
ジュード・ロウがすごく苦手な人でも、彼はメインの話ではあまり出てこない(爆)ので大丈夫です♪
(でも韓流的・甘・涙・ラブストーリーを期待する人は、がっかりするかもですよ。)

jesterのお好み度は、☆☆☆☆1/2 

「誰かに絵葉書を書きたくなる映画」でした♪



ジェレミー(ジュード・ロウ)のカフェは今時の東京にある『おしゃれな街』にあるカフェではなくて、ローカルの私鉄沿線や寂れた地下鉄の駅の近くにある、地元の人たちが家に帰る前に立ち寄ってちょっとコーヒーを飲んでいくような、古びたお店。

でも表面だけをぴかぴかに磨いてあるプラスティックのような安っぽい『おしゃれなカフェ』に喜んでいくよりも、こういうホスピタリティのある店主のいるお店を行きつけのお店として持つほうが本当は大人でスタイリッシュなんじゃないでしょうか。

だってお店の雰囲気が、とってもなごむし癒されるようなんですよ。その上、頑張らなくていい、肩に力入れなくていいの。
その理由は、実はかなりこだわりを持って造られてるインテリアと、長い年月を経ていい具合に使い込まれた店内、そしてなんといっても店主のジェレミーのすべてを悟っているような視線&優しさにあると思うのです。

それでも訳知り顔でもないし、お説教臭くもない。
ただただそばにいて、話がしたいなら聞いてくれるし、黙っていたい時はほっておいてくれる、しかもかなり薄汚れて見えるけど実はとっても綺麗な顔立ちの店主がいるお店なら、疲れた時にふらっと寄りたくなるじゃないですか。
こっちがメイクはボロボロ・髪はぼさぼさだって、意地悪な目で見たりしない包容力がある店主ですから、ついつい愚痴のひとつも聞いてほしくなるってもんです。

それにジュード・ロウって地味なシャツと額の滅び行く草原を上手いことカバーしたボサ髪が似合うんですね〜。
こういう体つきで顔だちの人って派手な格好をすると、なんだかホストみたいに見えるんだけど、今回はかなり渋くてインテリジェンスさえ感じるほどでした。
やばいよ、実際・・・・あせあせ(飛び散る汗)

フェロモン
フェロモンこないだ神田茜さんのこの本を読んだんですけど、(レビューはこちら)この本に出てくるジュード・ロウファンで、ファンサイトのブログをやってる主人公の気持ちがちょっと分かりました。

しかしあのジェレミーの食べていた半分になったたまねぎ型というかスライム型のものは何なのかしら?
なんかのパイだと思われるけど、モンブラン?
気になる〜


猫ノラ・ジョーンズの音楽はデビュー当時から大好きで、CDは全部持っているのですが、今回映画初出演と聞いて、かなり不安でした。
トレーラーをみて、「女優としてはどうなのよ?」と思ってましたから。

でも大丈夫。レイチェル・ワイズやナタリー・ポートマンとおなじ土俵に立っていないから、痛くないの。
かえって親近感が増したぐらいです。
その辺、地味〜〜に、ほとんどノーメイクで目の下にクマは見えるし、ダサい格好(というか、ウエイトレスの制服だったりするけど)とくそ真面目っぽい態度が、彼女らしくてよろしかったです。
お店の片隅で、ジェレミーに絵葉書を書くシーンが好きでした。


ぴかぴか(新しい)そして、レイチェル・ワイズやナタリー・ポートマンはため息が出るほど綺麗。

レイチェル・ワイズは『かつて不良少女だった、警官の離婚した妻』、ナタリー・ポートマンは『博打好きで父親とうまく行っていない女性』、と、彼女たちの普段やる役とはちょっとタイプが違う役に挑戦してますが、とても上手だし、すごく魅力的です。

ナタリーのターコイズのチョーカーとかひらひらしたスモック風の服装も素敵でした。



****以下、ネタバレ少々ありで、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****




まさにたった今失恋してしまったブロークン・ハートのエリザベス(ノラ・ジョーンズ)がついついジェレミーに心を許してしまうのはよく伝わってきて共感できました。

一人になりたくなくて、ジェレミーが日記代わりに眺めるという『店内の監視カメラの映像』を店の片隅で床にじかに座って眺めながらみながら泣いてしまう彼女。
その肩を、そっと抱き寄せてあげる彼。
こんな何気ないシーンが心に残りました。揺れるハート

そしてそんな彼に心を許しつつも、そこにべったり甘えて寄りかかってしまわないで、旅に出るエリザベスも素敵です。

そしてロードムービーが始まります。

ぴかぴか(新しい)旅の途中、エリザベスの出会う人たちがまたいいの。

中でもjesterが一番好きなエピソードは、警官のアーニー(デビッド・ストラザーン)、その妻スー・リン(レイチェル・ワイズ)の話でした。
アーニーがどんな人なのかわかるまではどきどきしてしまったけど、事情がわかるにつれ、愛というものの複雑さをいろいろ考えさせられました。
デビッド・ストラザーンがまた上手いんですよ〜

(アーニーにどきどきしたのは「ノーカントリー」を見た後だったからで、アメリカ不信に陥っていたjesterは「突然空気ボンベさげてきたりしないのか? 何するかわからんぞ、こいつ・・・」と思ってみてました(汗))

とても『おしゃれな映画』だと思います。(当社比)
ラストシーンにはほんとにほっとして、優しい気持ちになりました。たらーっ(汗)

マイ・ブルーベリー・ナイツ オリジナル・サウンドトラック

音楽もシックで、見終わったあと映画館でCDを買いました♪
ノラ・ジョーンズの音楽がたくさん使われているのかと思ったらそうでもなくて、担当はライ・クーダー。
ちょっと南米風のものやChikara Tsudukiさんという日本人(?)の人の曲も使われています。

なかなか癒されるサントラであります。





posted by jester at 13:02| Comment(28) | TrackBack(16) | ま行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。