
実はjesterも今流行のBOOK CLUB なるものに入っていたことがございます。
各メンバーの家を順番に廻りながら、ポットラック・パーティ風に一品持ち寄り、話題は「今回の御題」の1冊の本について。
海外に住んでいた頃なのでメンバーはアメリカ人とヨーロッパ人中心。
とってもインテリジェンスな雰囲気で、楽しかったのですが・・・
語学力の問題で挫折しました・・・・(爆)
(本を読むのはまあいいとして、内容の深いところまで語り合う力がないのでした。いつも笑いつつ皆が話しているのを聞いてるだけになり・・・たまに意見を求められると、持論を話し出すのですが、ちゃんと伝えきれずに欲求不満〜という連続でした・・・)

なので、この映画はたまりませんでした〜


重症活字中毒患者なjesterのお好み度は ☆☆☆☆−でございます。
ジェイン・オースティンを読んでいない人でも楽しいし、読んでいる人はなおさら楽しいです。
(とはいえ、『やっぱり猫が好き』『ブリジッド・ジョーンズ』『セックス&ザ シティ』系統のお話が嫌いな人にはこれほど退屈な話もないかも。)

その6人を中心に、それぞれの登場人物の関係者たちが、恋の鞘当やら、離婚&復縁、女性同士の恋愛、などなどを繰り広げる様子が描かれます。
女性なら、この中の誰かに感情移入できるかもしれません。(できないかもしれません(爆))

『Sense and Sensibility 』
『Pride and Prejudice 』
『Emma 』
『Mansfield Park 』
『Persuasion 』
『Northanger Abbey 』
(本自体の内容などについては、一番下のほうに書いておきます♪)


そういえばこないだ『ラブ&クライム』っていうDVDを見たんですけど、これでも年下の彼氏だったなあ。(この映画では彼はかなりセクシーでした。また別の機会に書きますね。)
「弟は犬と本で育ったの。優しい子なの」って姉に言われるような弟。
この映画の中ではjesterはグリックに一番共感したかも。
アーシュラ・ル・グゥインのSFを読め読めってジョスリンに薦めるところも、ル・グゥイン(『ゲド戦記』の原作者)好きなjesterにはつぼでした。
『The Left Hand of Darkness』を薦めてましたね〜
また読みたくなりました♪
彼にマリア・ベロじゃ年上過ぎじゃないの?と思ったけど、実年齢では8歳違いか。
若く見えるなあ〜この人。
ぴちぴちのサイクリング・ウェアのせい?
マリア・ベロがこの映画では結構年とって見えたからそのせいもあると思うけれど。


今回も楽しみにしてました。
あの時は、意識しないけど漏れ出すフェロモン、という感じでしたけど、今回はフェロモン全開でしたね〜
ちょっと全開すぎてむせたほど。
そういう役柄とはいえ、やりすぎかなあ・・・
とjesterは思いましたです。
今後この路線で売るのかなあ?
それはやめて欲しいな。
****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****

何回お札を入れても戻ってきちゃう自動販売機、よくあります!
切符なんかを買おうとして焦っている時ほどべ〜っとお札が戻るんですよね。
シワもないし破けてないのに〜
偽札じゃないのに〜〜と本人は泣けるけど、傍から見てると笑えるの。
あ、でもスイカが出来て、切符を買うのに焦るっていうことも減りましたけど。
そのほか、高速でチケットが取れなくて、ひ〜〜っと体を伸ばしても駄目で、安全ベルトをはずして・・・
などなど、「あるあるある!」のコミカルなシーンが連続して映され、この辺にも監督さんのセンスの良さを感じます。

後味が収まりが良くて調和するのも同じかも。
まさに「人生の解毒剤」です。
バスケしか興味のない夫やらヒッピーの母に振り回されるブリーディもおかしかったし、オースティンの「エマ」みたいに人の縁結びばかり気にしているジョスリンもおかしかった。

jesterが読んだことがあるのはそのうちメジャーな3冊だけ。
しかも大昔に読みました。(英語で読んだので、さらに記憶が薄らいでおります・・・)
この3冊は映画やドラマにもなっています。
分別と多感



原題は『Sense and Sensibility 』。
優しくて思いやりがあり賢いElinor (sense)と感情豊かで自由なMarianne(Sensibility)がそれぞれの恋を経て結婚するまでが書かれています。
Brandonも好きだし、好きな登場人物がいっぱいいます。
しかし英語は読みづらかった記憶が・・・・
いつか晴れた日に

この原作の映画はアン・リーが監督していて、こちらの邦題は『いつか晴れた日に』。
これもすごいぶっとんだ邦題ですね〜(汗)
アン・リー監督の作品ではかなり好きなほう。
しかも出てるのが、エマ・トンプソン、アラン・リックマン、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・グラント、トム・ウィルキンソン、イメルダ・スタウントン(ハリポタのUmbridge先生よ〜)と、とても豪華なメンバーでございます。
そうそう、脚本をエマ・トンプソンが書いたのですよね。
アカデミー脚本賞をとってます。
それからBBCで今年、テレビシリーズ化するらしいです。(もう出来たのかな?)これも楽しみ♪
高慢と偏見


これがオースティンでは一番有名かなと思います。
人気ドラマだったし、最近も映画になったし。
エリザベスとダーシーのすれ違いに気がもめるもめる・・・
会話の巧みさも読み応えがあります。
高慢と偏見

なんといってもこの、コリン・ファースが世にでたテレビシリーズが有名ですよね。
このドラマをやっていた頃、イギリスでは時間になると街から人影が消えたとか。
それほど人気だったのですね〜
始まりの軽快な音楽を聴くだけでわくわくしちゃいます。
個人的には刺繍のタイトルバックも好き。
プライドと偏見

キーラ・ナイトレイが主人公になって映画にもなってます。
jesterはテレビのシリーズが好きだったので、映画はどうかな〜 キーラだし〜と思ってみたのですが、結構良かったです。
エリザベスとダーシーの階級にどれだけ差があるのか、なんていうところは、映画のほうがよくわかりました。
ただしなんといっても、エリザベスはジェニファー・エイルでなくては。
原作のイメージと比べても、ジェニファー・エイルのほうがあっていると思います。
マンスフィールド・パーク


jester未読です。
他のオースティンの作品と比べると、ヒロインは地味らしい。
一種のシンデレラストーリーかな・・・?
マンスフィールド・パーク

BBCでドラマになってるんですね〜
これも見たいな♪
エマ (上) (ちくま文庫)


お嬢様のエマが縁結びしようと奔走する話。
軽い感じのコメディです。
わりとすらすら読めたかな。
『ジェイン・オースティンの読書会」のジョスリンが重なって見えます。
エマ

映画ではグウィネス・パルトロウが知識先行型で突っ走るエマをキュートに演じてました。着せ替え人形のようにとっかえひっかえのドレスも可愛かった。
ユアン・マクレガーがプレーボーイをやっていて、「ムーラン・ルージュ」ほどじゃないけど歌も歌ってます。
説得


ジェイン・オースティンが死んだ後に出版された作品のひとつ。
岩波文庫では『説き伏せられて』という邦題で出ています。
オースティン晩年の作品だけあって、落ち着いた雰囲気ということですが、jesterは未読です。
周囲に反対され、8年前に分かれた恋人と再会したら、恋人は立派な人になっていた・・・・といった話らしい。
これもBBCでドラマ化したらしいです。
イルマーレ

という感じで重要な小道具になってました。
「イルマーレ」を見たあとに「Persuasion」読みたいな〜と思ったのを思い出しました。
ノーサンガー・アベイ


jester未読ですが、ずっとNorthangerにある修道院で起きた出来事の本なんだろうと思ってました。(爆)
Abbeyって修道院だけじゃなくて邸宅(もと修道院だった?)のこともいうんですね〜
ひとつ勉強になりました。
(そういえば、字幕でも『ノーサンガー寺院』とかなってませんでした・・・・?)
しかしAbbeyって、アベイって読むのですか? アビィじゃないの??
それとも訛りかな?
これは映画化されていないみたいですね。
とまあ、読み返したい本、読みたい本、もう一回みたい映画やドラマが仰山ですわ。
ゆっくり楽しみたいと思ってます♪