海外では社交の一手段であるコントラクト・ブリッジですが、ルールなどが難しいためにゲームを始める前に1〜2ヶ月ほどの講習を受けたり準備期間が必要なためか、日本ではそれほど盛んではありません。
でも一回おぼえておくと、社交の手段として海外ではとても良く使えます。
日本にもいくつかデュプリケートと呼ばれるシステムのコントラクト・ブリッジが出来るクラブがあり、jesterも時々ボケ防止のため、出かけておりまする。(東京では四谷、六本木、東中野などなどにあります)
さて、この「コントラクト・ブリッジ」をしてる時は、常に全神経を集中して、カードを「カウント」してます。
どのスートのどのカードが出たか。パートナーがこうビッドしたってことは・・・・相手がこのカードを出したということは・・・・などなどと、脚の指まで使って(爆)カウントしまくってゲスしまくっているんでございます。
カード(トランプ)もいろんな絵柄を世界各地で買い求め、膨大なコレクションがあり、・・・収納に困ってます

だもんで、この『21(ラスベガスをぶっつぶせ)』はまさにjesterのつぼでした。
こちらはブリッジではなくてブラックジャックというゲームで、カウンティングの意味は少しちがいますが、なんかカードをカウンティングしてるシーンを見るだけで、パブロフの犬状態で、もうどきどきしてくるんですよ・・・
ああ〜〜私にもベンのような才能があったらなあ!!
そんな事情もあり、jesterのお好み度は ☆☆☆☆ でございました♪
マサチューセッツ工科大学の数学の天才学生たちが、ラスベガスのカジノで荒稼ぎしたという実話を基にした大ベストセラーを映画化したお話で、
『マサチューセッツ工科大学の学生ベン(ジム・スタージェス)はある日、並外れた数学的資質を教授(ケヴィン・スペイシー)に見込まれ、ブラックジャックの必勝法を編み出した天才学生チームに誘われる。チームに参加した彼は仲間たちと日夜トレーニングを重ね、卓越した頭脳とチームワークを駆使してラスベガス攻略に挑む。(シネマトゥデイより引用) 』
という展開ですが、裏切りあり、大失敗あり、カジノの用心棒相手に逃走シーンあり、どんでん返しありで、その割りに残酷なシーンがそれほどないので、安心して楽しめます。
ブラック・ジャックではカウンティングはご法度なんですね。
そういえば『レインマン』の自閉症的な数字の天才のおにいちゃんも、カウンティングして大もうけして、あとで怒られてましたね。
(ちなみにコントラクト・ブリッジではお金は儲かりません〜)


数学の天才、という役にはピッタリです。
真面目そうで清潔感もあるし、演技力も○なので、これから伸びる役者さんだと思いました。
相手役のケイト・ボスワースはちょっと大学生には見えないけど、変装するシーンは上手に化けていて楽しかった。

頭が良さそうだけど、一筋縄ではいかない、ウラがありありのMITの教授って感じが良く出ていました。
やはり素晴らしい役者さんです。

そっか、ハーバードともなると、教授の部屋もこんなにシックなのね〜と感動しちゃった。
****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
惜しいのは、チームを組むほかの学生が、ただお金がほしいだけに見えちゃうこと。
テンポを落とさないために、ベンだけに話を絞ったんだろうけど、せめてジルぐらいはもうちょっと詳しく描いてくれたらよかったかな。
豪遊シーンは楽しそうでうらやましかったけど、ま、濡れ手に泡でもうけたお金はこういう顛末になるのよね。
しかし、最後のカジノの辺で昔の友人たちが出てきたシーンでは、う〜〜ん、そういう解決ね・・・と微妙でした。
ま、後味が良かったからいいか。
最初に教授が話す、3つ扉があって、一つが開いた時・・・という確率論の問題ですが、(「モンティホール問題」と呼ばれているそうです)個人的にはもっとよく知りたかったです。
いや、きっとわかんないだろうけど、わかんないなりに楽しそうな話題っていう気がしました。

