2008年09月09日

崖の上のポニョ その2

さて、本編について。
前回前置きをたらたらやってしまったので、さらっといきます。
(下の記事からの続きです♪)


(****以下、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****)


出だし、慈母観音を思い起こさせるフジモトの画像。
この辺からも宮崎監督が意図していたことが読み取れる気がしました。

そして、海の中のリアルだけど不思議な映像に引き込まれました。

jesterは海にもぐるの大好きなんですが、海って本当に地上とは別世界で、まるでSFなんです。

ぽにょ2.jpgタンクを背負って潜ると、その3次元で上下にも移動できる独特の浮遊感と、生きてる生き物の奇妙な形、水の圧迫感と、自分の呼吸音に包まれる孤独感に、毎回驚かされます。
自分の手なのに、自分の手じゃないみたいな感じ。
すぐそこにありそうで、光が屈折してて実は遠かったり。
現実なのに、妙に非現実な世界があります。

でもテレビの画像なんかでみると、そういう感動があまり伝わらずに、ただ平面的な「海の中の映像」になっちゃうことが多いんですよ。

それが、この映画では結構伝わってきた感じがします。
それだけでかなり満足しました。黒ハート

洪水で海の下に沈んだ町の様子もシュールで素敵。
洗濯物がゆらゆら漂ってて。
あの、海中で感じる不思議な浮遊感が上手に表現されてると思いました。


猫登場するメインキャラクターはいつもの宮崎節。

元気のいい背筋の伸びたボーイッシュな女性、物分りのいい元気な子ども、可愛らしいおばあちゃんたち・・・・

宗介のお母さんのリサなんて、jesterはお友達になりたい♪
あんなまっすぐな余裕のあるお母さんばかりだったら、この世の子どもはみんなすくすく育ちそうです。

ま、jesterにとっては気持ちいい連中だけど、でも確かに見る人が見たら臭いし疲れるのかもしれないです。

宮崎監督は売れなかった時代、「トトロ」や「ナウシカ」など、今では名作といえるものたちでも、どこに企画を持ち込んでも採用されなかったそうです。

「宮崎の描くものは馬糞くさい」

といわれたそう。
(NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組でいってました。)

彼の作品に拒否反応を示す人たちが引っかかるのはこの辺なのかもしれません。

jesterも気にならないといったら嘘になるんですけど。
わりとワンパターンですしね。

でも彼の描くものに同調する部分があるのです。

ストーリーの骨格の弱さも言われることがありますね。
確かにこの話も、最後に宗介に出される課題が課題といえないようなものだったり、そうなのに周りが大騒ぎしてるような気もします。

でも、洪水で街が水に沈んでも、やたらとポジティブで明るい人たちやら、おばあちゃんと子どもが、同じぐらい軽い心で人生を楽しんでいるようすなんか、日々現実の辛いニュース映像に、見まいとしてもなお、さらされている目には、眼福なんでございます。

そして、こんな風な世界になってほしい、生まれてくるこどもたちにこんな世界を見せたい、という監督の想い。

それは『老人の妄想』なんかじゃないですexclamation×2

jesterも宮崎監督に共感します!

こういう想いがどんどんつながって、小さな根になって広がり、やがて芽吹いて、世界中に広がって、どこの国でも、どんな紛争地域でも、大人たちが恨みや憎しみ、欲得やダークな心や武器を捨てて、子どもたちにポジティブで明るい安心して育つことができる地球を残せたら・・・・

ねえ、そんなこと、妄想しちゃうんですよ。

(BGM Imagine♪ by John Lennon)

酔いしれて臭くなっちゃってごめんなさい。パンチパンチパンチ
実際jesterも心底 馬糞くさい 猫○臭い(やめれ)人間なんでございました。


posted by jester at 20:22| Comment(8) | TrackBack(6) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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