なぜじゃ〜〜姫様〜〜!(jester心の叫び@ナウシカのミト爺)
ウィル・スミスが「ハンコック」というのはわかる。
クリスチャン・ベールの「バットマン」はカッコよすぎだし、「スパイダーマン」のトビー・マグワイアだって、最初はかなりいい線いっていたと思う。
でもねえ・・・ ロバート・ダウニー・Jrかあ・・・
しかも兵器産業の若き天才CEO・・・・?
そりゃあ、ロバート・ダウニー・Jrだってブランドン・ラウス君みたいにつるつるの、めんこい頃がございましたよ。
それにしたって、その頃からドラッグ問題を引きずって、アリー・マックビルの恋人役を降板させられたり、最近は新聞記者だったのに落ちぶれて、真昼間から酒びたりのアルコール中毒で、おなかぶよぶよのヒゲ面のおっさんだしねえ・・・・
(それは『ゾディアック』の中のお話でしょう!)


しかもヒロインがグゥイネス・パルトロウ・・・・?
う〜〜む。
とまあ、一見謎の配役に見えた今回の『アイアンマン』ですが・・・
見てみたら、テンポが良くて楽しめたので、
jester的お好み度は ☆☆☆+ でした。
****以下、ネタバレないですけど、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****
細かい突っ込みはアメコミ原作ですからこの際無視するとして、洞窟で鉄くずからアイアン・アーマーを作り出しちゃったり、コンピューターでロボットを立体的に設計したり、よろよろと飛ぶ練習をしたり、テロリストをやっつけたり、かなり楽しかったデス。
普通の身体能力の人間が、スーパーヒーローになるというと、なんといっても「バットマン」ですけれど、バットマンがかなりダークにリアルに進化したのに対して、こちらはとっても明るくてあくまでも脳天気。
気軽にスカッとしたい時に見るにはちょうど良く、どちらかというと「スーパーマン・リターンズ」の乗りっていう気がしました。

まあ役柄には合っていたかも。(爆)
ああいうヒーロー像は今まであまりなくて新鮮な気がしました。

彼女が出てくると、画面が妙に落ち着く感じで、色気むんむんの若いお姉さんが出てくるよりも、安心してみてられるし。
ロバート・ダウニー・Jrとの年齢的釣り合いを考えても、ちょうど良かったかも。
しかも2人のラブシーンはチッスすらなかったですしね・・・・
ジェフ・ブリッジズの悪役ぶりもよかったけど、jesterが気に入ったのは、ロボットアームの「不器用」君。
飛行訓練で、消火器を持って火が出たら消す役なんだけど、じっと消火器をロバート・ダウニー・Jrに向けてるひたむきな姿が可愛くて。
全編にでてくる、二人(?)の会話もおかしかった。
アーマーを装着している時のロバート・ダウニー・Jrのセリフでも、「Please be gentle, this is my first time...」
(「初めてなんだから優しくしてね」)とかね、真剣にロボットアームに言ってるのが爆笑でした。
それに答える「不器用」君の、R2-D2みたいな鳴き声(?)も可愛い。
それと忘れちゃいけないのは、ショーン・トーブさん。
テロリストにつかまってるYinsenの役をやってましたが、『クラッシュ』以降、『マリア』やら『君のためなら千回でも』やら、いい味を出していて、アラブとか中東系の役柄のバイ・プレイヤーとしてかなり定着してきた感じがありますね。
それと、IMDBを見てたらポール・ベタニが出てたって書いてあったけど、全然気がつきませんでした・・・
Jarvis???
私としたことが・・・・・ベタニさんを見のがすなんて!
どこに出ていたか、ご存知の方は教えてくださいませ。
最後のエンドロールの後のシーンかなあ・・・?
あそこはサミエル・ジャクソンしかいなかったよねえ・・・・
追記;コメント欄でDDさんに教えていただきました。DDさん、いつもありがとうございます♪
Jarvisはあのおうちの執事役のコンピュータだそうで、ベタニさんはその声をやってたんですね〜
アイアンマンになってるときも、いろいろアドヴァイスしてくれる心強いコンピュータさんでしたわ。
そっか・・・・ あの声が・・・(涙)
・・・いい声だとは思ったのですが(負け惜しみ)
どうもjesterは耳が悪くて、それにしてもベタニさんの声に気がつかないなんて、口惜しいです〜
(しかし2作目にも本人が出るって言うことはなさそうだなあ・・・)
IMDBに声の出演で出る時って普通は役柄名のあとに (voice) がつくので、体も出てたのかと必死でベタニさんの姿を追い求め脳内検索をかけてましたが、全然わかりませんでした。
DDさんに教えてもらってよかったです♪
じゃなかったら気になって気になって、もう一回見に行かなくては気がすまないところでした。
ちゃんと出演するなら、いっくら見る前に情報シャットのわたくしでも気がついてるはずでしたわ・・・。
あ〜 私って思ってたよりずっと、ベタニさんがかなり好きなんだわ。
(「見のがしたか?」と思いあまりにどきどきしたのでやっと自覚した)
ま、テンポが良くて脚本がよく練られていたと思います。
アメコミそのもので、人間の苦悩とかは無関係。
リアルにはできてなかったけれど、それなりに楽しめるように考えられていて、大人でもOK。
すっきり、後には何にも残らないけど、とりあえず楽しかったね〜 という出来上がりでした。
そして、ラストシーン。
『エンドロールの後に続きがあります』と字幕が出たおかげで、誰も最後まで席を立たず、頑張ってみてましたね〜
もちろん続編を作る気なんですよね。
jesterは見に行くかわからないけど・・・・(汗)