2010年03月26日

The Road はいつ日本で見られるのか?

以前に原作を別ブログでご紹介しましたが(こちら)、Cormac McCarthyの書いた、2007年のピューリッツアー賞をとった「The Road」の映画がアメリカでは去年の11月に公開され、日本公開も迫ってきております。
といっても詳細はまだ判らないのですが。

大分じりじりとしてきました。


本は涙が止まらないほど感動したので、映画もとっても期待してます。

(期待に押しつぶされそうです・・・・)

お父さん役はもちろん、わが背の君、ヴィゴ・モーテンセン。
汚れ役が似合う彼だけに、最終戦争後の地球でさまよう父子なんて、まったく彼のために書かれたような本です。

ああ〜
日本公開ではどんな風に宣伝されるのか、不安なわたくし。



彼がChannel 4 News にでた時のインタビューで、「The Road」の一部分を朗読してくれてるのですが、いつもそれを見ては、しびれちゃっているjesterです。

ボロボロになった表紙を恥ずかしげに見せて、書き込みがびっしりある付箋がたくさん貼ってあるページをめくりつつ、例のぼそぼそ声で読んでくれるのですが・・・・

全部読んで、朗読DVD(CDでなく画像付)を発売して欲しいです・・・


インタビューは こちら から見られます。

二つある動画のうち、下のほうです。

尚、上の動画からは、映画の断片が見られます。



posted by jester at 10:15| Comment(2) | TrackBack(1) | ヴィゴ・モーテンセン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月25日

しあわせの隠れ場所 THE BLIND SIDE

これ、実話ベースじゃないとしたら、きっと
「こんないい人ばっかりなんてこと、現実にはないでしょ」
と吼えていたに違いないのですが、実際にあった話なんですよね。

なので、見終わって素直に、
「人間っていいじゃん」と思えたのが、嬉しかったのでした。

なのでjesterのお気に入り度は ☆☆☆☆+ でございました。


大金持ちの奥様の気まぐれ(?)でホームレスの少年(体はでかい)を拾い、家に泊めてあげて、食事を与え、そうこうしてるうちに情が移って、保護者になり、少年は学業も伸びて、才能に花咲く。

ま、「マイ・フェア・レディ」的な、ベタな話なんですが、紙一重でべたべたになるのを免れているのは、全体を通じてコメディのスパイスが効いてること、そしてサンドラ・ブロックの上手さと、少年役のクィントン・アーロンの、無垢で「誰かを守ろうとするひたむきさ」にあふれた瞳の辺にあるのではないかしら。

クリントン・アーロンは善良で体格がいいことだけがとりえ、という役にピッタリでした(誉めてます)


そして、サンドラ・ブロックの末息子のSJを演じたジェイ・ヘッドの可愛いことったらないです
精一杯の善意を、ほそっこい体いっぱいにみなぎらせ、そばかすだらけの顔でにっこりされると、ほんとに心が和みます。
コミカルな演技もめちゃくちゃ上手いし。

よくいますよね、こういう男の子。
細くて小さくて、お調子者で、すぐその気になって、のりのりになっちゃうやつ。
お馬鹿なんだけど憎めない、うるさいけどかまいたくなるガキンチョ。

彼はきっと「ホーム・アローン」みたいな子ども主役のコメディ映画で、ヒーローが演じられると思います。
画面の端っこにいても、ちゃ〜んと演技してるんですもの。

「ハンコック」にも出てたんですね。
シャーリーズ・セロンの息子役だったかな?


それと、私の好きなキャシー・ベイツが家庭教師のスー夫人役で出ていたのも嬉しかった。
彼女が出てくると、なんか安心感があるんですよ。
どんな役をやっても芯がぶれない演技です。
真剣な顔で打ち明け話。
なんだろうと思ったら「知っておいてもらいたいけど、私は民主党を支持しています」が笑えました。


見終わった後、やりきれない思いになる映画とか、「これはお金の無駄遣いでしょう!」と怒りたくなる映画が多い中で、こんな風に見終わった後に暖かい気持ちになれる映画って価値があると思います。

自分はリー・アン・テューイ夫人のようにすごい経済力とか度胸はないけれど、誰かのために何かしたいな、なんて思わせてくれました。

なんか、いい家族なんですよね〜
大金持ちの家族にあるまじき暖かさ、礼儀の正しさ、思いやりの深さ。
きっと娘とかが意地悪するんじゃないの?なんて思ってみててたけど、そんなことないし。

(つか、実際はいろいろあっても映画に出来なかったのか??)

細かく見ていくと、ま、いろいろ突っ込みどころはあるのですが、この辺も「仕方ないでしょ、実話なんだから」と思うと我慢できるというものです。



サンドラ・ブロックはそれほど好きでもないのですが、この作品は儲け役でした。
ファッションも素敵だし、スタイルいいし、スラムやらスタジアムで啖呵を切るシーンではすっきりしました。
いつもなら鼻につくようなきつさも、笑える演技でかなり和らいで感じられました。


しかし。
いつもながら、邦題のセンスのなさにはがっくり。
これじゃ見に来る人が減るって!!!

posted by jester at 19:56| Comment(6) | TrackBack(4) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月18日

シャーロック・ホームズ SHERLOCK HOLMES

映画って、観客は2時間ほどじっと座っているだけなのだけれど、

「これからどこに連れて行ってくれるのだろう」

っていう始まる前のわくわく感と不安感がたまりません。

ネットで予約した席について、飲み物などもスタンバイし、眼鏡をかけて始まりを待つときは、本当に幸せな気分。

あ〜〜どんな映画に仕上がったかな♪


ま、この期待を全くはずしてしまうこともあり、その辺は監督への信頼と予告編などで予測して、駄作を避けなくてはいけないのですけれど・・・・。


さて、SHERLOCK HOLMES です。

これしかないでしょうという、ジェレミー・ブレッド@シャーロック・ホームズ像を、ロバート・ダウニー・Jr@ホームズがどこまでぶち壊して、楽しませてくれるか。

かなり期待して見に行きました。

の・・・・・・・。(汗)


最初のつかみはOK。

ベイカー・ストリートの人々の行きかう中を221番地に入っていくカメラワークもなつかしくて、かなりお祭り気分で「おおお!楽しめそうだ!」と盛り上がっちゃいました。

ジュード・ロウ@ワトソン君も、今までのワトソン君と全然違う、切れ者でかっこいい元軍人です。

ジュード・ロウは年とれば取るほど、額の線が後退すればするほど、いい味が出てくるな〜

つまり「2枚目」だけじゃ売れなくなったときが、俳優人生のはじまりっつうことかしら。


ジェントルマンからは程遠く、ヒゲ面もオテテもきちゃなくて、ボロボロのガウンを着てるホームズで、汚し放題の部屋で、デブの犬がいて、この辺のひねりは楽しかったんですよね〜〜

ロバート・ダウニー・Jrは、力はあるのに若い頃からいろいろあって、やっと最近花が咲いたという感じだけど、とっても上手いです。

ブラックウッドのマーク・アームストロングのほうがジェントルマンで、ずっとホームズっぽかったりして、この辺も笑えるし。

昔の、貧しくて猥雑な感じのロンドンも良く出来てまして。
ホームズが戦う賭けボクシングなんかのシーンもとても迫力があって楽しめました。


なのに・・・・・、

途中でしらけてきた・・・・


なので、今回 ☆☆ ぐらいかな。


どうも、脚本がjesterにはあわなかった感じです。


以下、ざくざくと酷評部分あります。
この映画がお好きな方はどうぞスルーしてくださいませ。

それとネタばれあります!
未見の方ご注意ください!!






まず、ブラックウッドの起こす犯罪が、「恐怖による世界征服の夢」なんだけど、なんだかリアリティがなさ過ぎて、アメコミみたいなんですよね。

(映画前に見たアイアンマン2の予告で、ミッキー・ロークとからんでるロバートを見たせいだけじゃなくて・・・)

だから、全然はらはらしません。
共感できないし、結末がみえちゃってて・・・・


ホームズにアメコミ感覚を持ち込もうというのは、いっくら発想の転換といっても無理があるのでは。

なら「SHERLOCK HOLMES」という看板を掲げないで欲しかったなあ。

既成のキャラクター設定で観客が持ってるイメージに頼りながら、それを壊していくなら、もうちょっとキャラクターに対する愛というか、敬意が感じられないと。


その上、謎解きがアクションに食われてしまい、まるで手品の種を明かしてるみたいに、最後にホームズがたらたらと説明するのだけれど、その種がオソマツで、小学生の書いた漫画か?というくだらなさ。

可燃性の液体を降らせて雨と間違えさせるとか(匂いはどうなるのだ)、ハチミツののりで砂岩をくっつけておいて、後で雨が洗い流すとか、フロオケになんか塗ってあったとか、鉤で引っ掛けといて薬で仮死状態にするとか、無理があるし、あまりに使いまわされたネタじゃございませんか。

そんなもんで恐怖をあおり、世界を征服しようって、無理だよブラックウッド。

その上、黒魔術とか「ダヴィンチ・コード」風の作りとか、インディ・ジョーンズ風などもあって、そういうのがなんとも安っぽい感じです。


ガイ・リッチーさん、なんか間違ってるよ・・・

スローモーションを多用したアクションは、テンポがずっと同じなので、最初は新鮮だけど、見てるうちにだんだんに飽きてきちゃうし。

ホームズとワトソンの会話も、「間」ちゅうもんが笑いを誘う前に、画面が先に進んじゃうし。

ドタバタ喜劇じゃないんだから。

ああ・・・そう、すべてがドタバタ喜劇ののりなのよね・・・・

この二人ほど「知的ジョーク」に使われるキャラクターもないんだから、もうちょっと知性を感じさせる応酬にして欲しかったなあ・・・・

いや、笑えたんですけどね。
とくに斧vsトンカチのへんとか。



ま、やっぱりjesterの期待値が高すぎて、自爆してしまったってところなのかもしれません。


posted by jester at 08:43| Comment(15) | TrackBack(3) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月12日

Born of Hope (ボーン・オブ・ホープ)

Ringers(The Lord of the Rings の映画ファンのこと)の力はいまだ衰えず・・・・と思わされたのが、Born of Hope でございます。

The Lord of the Ringsの一ファンが、Aragornの生まれる前後の話を原作の小さなエピソードから膨らませて、自主制作で作ってしまった映像なのですが、これが自主制作とは思えないほどの素晴らしい出来。

PJが作った、といわれても、私は納得してしまう。

まずは You Tube で見られるトレイラーからどうぞ。




オークのメイク、小道具、野伏たちの扮装、すべて愛がこもっておりまする。

作ったのは女優のケイト・マディソンさんというかた。
自分の私財を投げ打って、その上、募金も募って作ったというこの作品、プロ顔負けでございます。

Aragornのお父さんなんか、後ろから見ると、まるでAragornみたいなんですよね〜〜


本編は50分以上ありますが、 こちら から見られます。
字幕もついてます。

jesterは去年指輪仲間、Ringersの一人から教えてもらい、今年に入ってやっと終わりまで全部見たのですが、なんか指輪熱が再燃した感じでした。

ファンサイトなどでもかなり盛り上がってましたね〜〜

そしてたまたま今日、Ringersの仲間たちとあっておしゃべりしてきたのですが、中に何人か、まだ見てないという人がいたのでした。

なので、じゃあブログにアップしとくから、見に行ってみて〜といって帰ってまいりました。

これは、Ringersは必見、元Ringersの皆様にもぜひぜひ見て欲しい作品です。

2010年03月07日

のだめカンタービレ

『のだめカンタービレ』の漫画をいち早く発見し、愛読し、友人たちに布教したのは自分だと、すこしばかり自負しているjesterなのです。

のだめカンタービレ(23)
のだめカンタービレ(23) (KC KISS)
テレビドラマ版になると聞いた時、あの世界をどうやって実写にするんだ??と思いましたが、なかなかテンポが良く、結構毎回楽しみに見ておりました。

が、漫画版のほうは、パリに行ってからというもの、ちょっと話がだれてきてる感じで、最近は大分熱が醒めてしまったのでした。

パーカスの真澄ちゃんも出てこないし(爆)



なので映画もあまり見に行く気がなかったのですが、冒頭シーンで千秋がベト7を指揮するウィーンの楽友協会ホールなどで、うちの愚娘が公演をするので、ヨーロッパに出発する前にどうしても見たいと言い張り、ついて行きました。

(娘は学生オケにはいっており、多分明日ごろか(爆)ウィーン公演です。演目はミルヒーが湖のそばにたたずんでいる時に第4楽章がかかっていた、マーラーの5番など。)


しかし玉木宏くん、ずいぶん頬がこけて、体が悪いのではないかと思ってしまった。
きっとスケジュールが忙しすぎるのね?

もともと表情のヴァリエーションが少ない俳優さんなのに、顔つきが少々貧相になったような・・・・

指揮の振りはテレビの頃より少し上手くなっていた気がしましたが・・・


すんごく小心者のjesterは、こういうコメディを撮影しているとき、周りで見ている現地の人とか出演している俳優に「日本の文化って・・・」と思われないかと、ちょっと目をそらしたくなりました。(殴

それでなくても、海外に住んでいて、「日本のイメージってなんか誤解されてるなあ〜」と感じたことが多かったので。

いや、誤解というよりは、理解されてないって方が近いかも。


元首相が作ろうとしていた「国立アニメ美術館」も嫌でした。
アニメが外貨を稼ぐ重要な『産業』だってことは判っているのですが・・・・・


成人向けの「女性をレイプして妊娠させたり中絶させるという性暴力の日本製ゲームソフト」に、海外からの批判があったのも記憶に新しいですが、ああいうもので日本の悪いイメージが定着してしまうのは辛いです。

ああ〜〜 話が全くそれてしまいました。

閑話休題。



映画を見たのが1ヶ月以上まえだったので、印象も薄れているのですが、上野樹里ちゃんは、相変わらず可愛かったです。

(と、とってつけたように誉める。)

あと、マルレオケのどうしようもないヘタクソな演奏に笑えました。
プロのオケであれはないでしょう。

しかし隣の席の娘は、「わがことのようで笑えん」と泣いていましたが。(爆)


映画館はよくお客が入ってました。
『のだめカンタービレ』でにわかにクラシックに興味を持つ人が増え、そのこと自体はクラシック愛好者にとっても演奏者にとってもいいことなのかも、と思います。
(けれど、反面、こういうことで起こった熱はすぐに醒めそうな気もしますが。)

民主党になって、歌舞伎やクラシックなどの文化への援助金が減らされることになりそうだと、市川団十郎だとか小澤征爾さんなんかが政府に陳情に行ってましたが、本当にこういう文化を支えるのには、普通の人々がこれらの文化を楽しむことが必要ですもんね。

posted by jester at 22:17| Comment(2) | TrackBack(0) | な行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 PERCY JACKSON & THE OLYMPIANS: THE LIGHTNING THIEF

ローガン・ラーマン君は良かったんですけどねえ・・・・・・・・・


 
以上で終わります・・・・パンチパンチパンチ(殴!!!


ショーン・豆氏以外にも、ユマ・サーマン(綺麗だった)とかピアーズ・ブロスナンとか、7年前には主役をやっていたような俳優さんをそろえて、お金をかけて作っているのだけれど。


ストーリーが、ロールプレイングゲームのようで、アイテムをそろえて○○を救い出し、○○を盗んで○○に返す・・・・

それだけなんですね。
何も心に響いてこないの。

この子らはこの後どうなるのだろう?
ずっとキャンプで戦争の準備をするのだろうか?


画面は良くできてましたけど、「アバター後」じゃ、あのぐらいじゃビックリしませんわ。


大体、「ゼウスよ、あんたも全能の神なら、自分がなくしたものは自分で捜せや〜
それで『出てこなかったら戦争だ!』って、あんたはどこぞの大国の大統領か、北の国の王子様ですか?」
と最初に言ってやりたかったです。はい。


これ、原作は読んでいませんが、もしかして原作のほうが面白いのかも、という気がしました。

ローガン・ラーマン君は良かったんですけどねえ・・・・・・・・・


というわけで、☆☆− と、jesterは飛行機の中でほかにチョイスがなかったら暇つぶしに見るぐらいの映画だなと感じました。

posted by jester at 08:06| Comment(10) | TrackBack(1) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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