2010年03月25日

しあわせの隠れ場所 THE BLIND SIDE

これ、実話ベースじゃないとしたら、きっと
「こんないい人ばっかりなんてこと、現実にはないでしょ」
と吼えていたに違いないのですが、実際にあった話なんですよね。

なので、見終わって素直に、
「人間っていいじゃん」と思えたのが、嬉しかったのでした。

なのでjesterのお気に入り度は ☆☆☆☆+ でございました。


大金持ちの奥様の気まぐれ(?)でホームレスの少年(体はでかい)を拾い、家に泊めてあげて、食事を与え、そうこうしてるうちに情が移って、保護者になり、少年は学業も伸びて、才能に花咲く。

ま、「マイ・フェア・レディ」的な、ベタな話なんですが、紙一重でべたべたになるのを免れているのは、全体を通じてコメディのスパイスが効いてること、そしてサンドラ・ブロックの上手さと、少年役のクィントン・アーロンの、無垢で「誰かを守ろうとするひたむきさ」にあふれた瞳の辺にあるのではないかしら。

クリントン・アーロンは善良で体格がいいことだけがとりえ、という役にピッタリでした(誉めてます)


そして、サンドラ・ブロックの末息子のSJを演じたジェイ・ヘッドの可愛いことったらないです
精一杯の善意を、ほそっこい体いっぱいにみなぎらせ、そばかすだらけの顔でにっこりされると、ほんとに心が和みます。
コミカルな演技もめちゃくちゃ上手いし。

よくいますよね、こういう男の子。
細くて小さくて、お調子者で、すぐその気になって、のりのりになっちゃうやつ。
お馬鹿なんだけど憎めない、うるさいけどかまいたくなるガキンチョ。

彼はきっと「ホーム・アローン」みたいな子ども主役のコメディ映画で、ヒーローが演じられると思います。
画面の端っこにいても、ちゃ〜んと演技してるんですもの。

「ハンコック」にも出てたんですね。
シャーリーズ・セロンの息子役だったかな?


それと、私の好きなキャシー・ベイツが家庭教師のスー夫人役で出ていたのも嬉しかった。
彼女が出てくると、なんか安心感があるんですよ。
どんな役をやっても芯がぶれない演技です。
真剣な顔で打ち明け話。
なんだろうと思ったら「知っておいてもらいたいけど、私は民主党を支持しています」が笑えました。


見終わった後、やりきれない思いになる映画とか、「これはお金の無駄遣いでしょう!」と怒りたくなる映画が多い中で、こんな風に見終わった後に暖かい気持ちになれる映画って価値があると思います。

自分はリー・アン・テューイ夫人のようにすごい経済力とか度胸はないけれど、誰かのために何かしたいな、なんて思わせてくれました。

なんか、いい家族なんですよね〜
大金持ちの家族にあるまじき暖かさ、礼儀の正しさ、思いやりの深さ。
きっと娘とかが意地悪するんじゃないの?なんて思ってみててたけど、そんなことないし。

(つか、実際はいろいろあっても映画に出来なかったのか??)

細かく見ていくと、ま、いろいろ突っ込みどころはあるのですが、この辺も「仕方ないでしょ、実話なんだから」と思うと我慢できるというものです。



サンドラ・ブロックはそれほど好きでもないのですが、この作品は儲け役でした。
ファッションも素敵だし、スタイルいいし、スラムやらスタジアムで啖呵を切るシーンではすっきりしました。
いつもなら鼻につくようなきつさも、笑える演技でかなり和らいで感じられました。


しかし。
いつもながら、邦題のセンスのなさにはがっくり。
これじゃ見に来る人が減るって!!!



posted by jester at 19:56| Comment(6) | TrackBack(4) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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