その上、jesterは身辺がとてもあわただしくて、映画を見てもレビューを書く暇がなかったり。
暑くて怠けたり・・・・(汗)
そんな中、INCEPTION(インセプション)を見て来ました。
入り組んだ夢の多重構造もさることながら、脇役の豊さにビックリでした。
jesterのお好み度は ☆☆☆+ です。
しょっぱなから、日本語が飛び出し、
「ああ!間違えて吹き替え版を見ているのかしら???」と焦りましたが、そのショックも過ぎると、あれ?? これ誰だっけ??と首をかしげて検索を脳にかけること数分。
あら〜〜「(500)日のサマー」でぱっとしない男の子役だったジョセフ・ゴードン=レヴィット君が、めちゃくちゃアクション・キャラで登場するし。
しかも似合ってるじゃありませんか。
エレン・ペイジは妊娠していた高校生&ローラーでぶっ飛ばしていた高校生からちょっと大人になって、唇ふっくらの可愛さ、でも相変わらず頭は良さそうな大学生で登場。
キリアン・マーフィのおとっつあんはピート・ポスルスウェイト・・・・うくく、アイリッシュ系の会社なんだな?
(その割りにキリアンは訛ってなかった。アメリカ育ちか。ピートは訛ろうにも「disappointed・・・・」しかセリフがないしね。)
そのほかにもマリオン・コティヤールでしょ〜〜
マイケル・ケインでしょ〜〜
トム・ハーディでしょ〜〜
渡辺の謙さん以外にも、短館系の映画なら主役を張れる演技派がそろいブミ。
これって出演料が高いだろうなあ。
なにしろデカプリオも出動してるんだし。
その上、CGもガンガン使って、お金がたっぷりかかっておりまする。
(とまあ、そろばん勘定がいやしいですね・・・)
さて、お話のほうは、よくこんなこと思いついたね、きっと夢でみたのがネタだね?という感じでした。
途中からjesterはジェットコースター気分。
といっても、はらはらどきどきのそれじゃなくて、
「もう理解がついて行けん。どうにでもしてくれや」という諦めのそれ。
夢の2層目ぐらいまでは何とか頭の中でチャートを組み立てて理解に勤めていたけれど、3層目ぐらいから疲れてきて、
「いいや。見てれば最後にはなんとか判るだろう。ハリウッドだし。」
などと投げやりになって見てました。
隣で途中いびきをかいていたおばあさんは、多分起きてから、全く話がわからなかっただろうなあ・・・・
後半ずっともじもじしてて、終わった途端に席を立ってましたしね。
日本でのロケもあったみたいで、京都に行く新幹線ってコンパートメントがあっただろうか、とか、ホテルのテーブルの上にあった「キリスト教」っていう雑誌はなんなんだとか、細かく反応しつつも見てました。
渡辺謙さんの英語も、バットマンのときよりもさらに危なげなくて、あちらで暮らしていると発音も良くなるのね、とほっとしました。
(でもインタビューされてる時の英語はめちゃくちゃなんだよね、謙さん・・・・)
観光客として参加したのに、大活躍だったし。
全体的に、とっても聞き取りやすい英語でした。
子音がきっちり発音されていて、ゆっくりと、スラングもないセリフが多くて。
デカプリオもとってもきちんと発音していて、快かった。
外国人相手のプレゼンシーンが多かったせいかなあ。
しかし、最後、あのトーテムのコマがたおれる〜〜たおれろ〜〜と思ってみてたけど、ずっとまわってて倒れなかったのよね。
結局謙さんとデカプリオはまだ夢に閉じ込められるって暗喩したかったのかなあ???
そんな終わり方も、未消化な気分だけど、しゃれてるといえるかも。