前回前置きをたらたらやってしまったので、さらっといきます。
(下の記事からの続きです♪)
(****以下、映画の内容には触れてます。未見の方、ご注意ください!****)
出だし、慈母観音を思い起こさせるフジモトの画像。
この辺からも宮崎監督が意図していたことが読み取れる気がしました。
そして、海の中のリアルだけど不思議な映像に引き込まれました。
jesterは海にもぐるの大好きなんですが、海って本当に地上とは別世界で、まるでSFなんです。

自分の手なのに、自分の手じゃないみたいな感じ。
すぐそこにありそうで、光が屈折してて実は遠かったり。
現実なのに、妙に非現実な世界があります。
でもテレビの画像なんかでみると、そういう感動があまり伝わらずに、ただ平面的な「海の中の映像」になっちゃうことが多いんですよ。
それが、この映画では結構伝わってきた感じがします。
それだけでかなり満足しました。

洪水で海の下に沈んだ町の様子もシュールで素敵。
洗濯物がゆらゆら漂ってて。
あの、海中で感じる不思議な浮遊感が上手に表現されてると思いました。

元気のいい背筋の伸びたボーイッシュな女性、物分りのいい元気な子ども、可愛らしいおばあちゃんたち・・・・
宗介のお母さんのリサなんて、jesterはお友達になりたい♪
あんなまっすぐな余裕のあるお母さんばかりだったら、この世の子どもはみんなすくすく育ちそうです。
ま、jesterにとっては気持ちいい連中だけど、でも確かに見る人が見たら臭いし疲れるのかもしれないです。
宮崎監督は売れなかった時代、「トトロ」や「ナウシカ」など、今では名作といえるものたちでも、どこに企画を持ち込んでも採用されなかったそうです。
「宮崎の描くものは馬糞くさい」
といわれたそう。
(NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組でいってました。)
彼の作品に拒否反応を示す人たちが引っかかるのはこの辺なのかもしれません。
jesterも気にならないといったら嘘になるんですけど。
わりとワンパターンですしね。
でも彼の描くものに同調する部分があるのです。
ストーリーの骨格の弱さも言われることがありますね。
確かにこの話も、最後に宗介に出される課題が課題といえないようなものだったり、そうなのに周りが大騒ぎしてるような気もします。
でも、洪水で街が水に沈んでも、やたらとポジティブで明るい人たちやら、おばあちゃんと子どもが、同じぐらい軽い心で人生を楽しんでいるようすなんか、日々現実の辛いニュース映像に、見まいとしてもなお、さらされている目には、眼福なんでございます。
そして、こんな風な世界になってほしい、生まれてくるこどもたちにこんな世界を見せたい、という監督の想い。
それは『老人の妄想』なんかじゃないです

jesterも宮崎監督に共感します!
こういう想いがどんどんつながって、小さな根になって広がり、やがて芽吹いて、世界中に広がって、どこの国でも、どんな紛争地域でも、大人たちが恨みや憎しみ、欲得やダークな心や武器を捨てて、子どもたちにポジティブで明るい安心して育つことができる地球を残せたら・・・・
ねえ、そんなこと、妄想しちゃうんですよ。
(BGM Imagine♪ by John Lennon)
酔いしれて臭くなっちゃってごめんなさい。



実際jesterも心底
昔からの宮崎ファンには「もののけ」以降はダメとか、もっと古いのでは「カリオストロ」以降は・・・と言う方もいらっしゃるようですが、私は全部見たわけでもファンといえるほどでもないので、その点はよくわかりませんです。
たまにちょっとエコすぎてしんどくなる部分もなきにしもあらずですが、私はいくつかの作品はとっても好きですねぇ。特にラピュタとかトトロとか。
ポニョはどうもストーリー的に私には合わないかも・・・と思ってたんですが、jesterさんは結構お気に召されたようなので、その思いはかなり払拭されたかも。フランスに来たら必ず観に行こうと思います。
今日、ポニョ見てきました。
さかなポニョが可愛いと思えず、見に行かないつもりだったけどレディースデイ(1000円の日)にあわせて休みを折角取ったのに見る映画が無くてなんとなく見たけど、スクリーンで見てよかったです。5歳のポニョはめっちゃかわいかったし。
またTBさせてくださいね。
じゃあね
>昔からの宮崎ファンには「もののけ」以降はダメとか、もっと古いのでは「カリオストロ」以降は・・・と言う方もいらっしゃるようですが、私は全部見たわけでもファンといえるほどでもないので、その点はよくわかりませんです。
nouilles-sauteesさんはアニメ、お詳しいですよね。
わたしは、アニメ自体詳しくないので、よくわからないんですけれど、確かに監督はいろいろ模索してらっしゃるんだろうな〜っていう感じですね。
>たまにちょっとエコすぎてしんどくなる部分もなきにしもあらずですが、私はいくつかの作品はとっても好きですねぇ。特にラピュタとかトトロとか。
うんうん、わかります。
いいんだけど、なんかね、素直に好きっていえない部分があります。
「ちょっとエコすぎて」ってとっても上手い表現ですね! もらった!
>ポニョはどうもストーリー的に私には合わないかも・・・と思ってたんですが、jesterさんは結構お気に召されたようなので、その思いはかなり払拭されたかも。フランスに来たら必ず観に行こうと思います。
トトロがお好きなら結構行けるかもです。あまり期待せずにご覧になってね。
jester的にはポジティブな感じと、海の水の圧迫感、粘り感がなんともいえなかったです。
またレビューかいて下さったら嬉しいです。
>さかなポニョが可愛いと思えず、見に行かないつもりだったけどレディースデイ(1000円の日)にあわせて休みを折角取ったのに見る映画が無くてなんとなく見たけど、スクリーンで見てよかったです。
やはり映画は大きなスクリーンで楽しみたいですよね。
この映画なんかもそう思います。
レディースディだったら少しぐらい気に入らなくてもお得感がありますし。
>5歳のポニョはめっちゃかわいかったし。
トトロのめいちゃん系の可愛さでしたね。
私は宗介も結構好きです。
でもどちらかというと子供キャラより大人キャラのほうが気に入ってたりして。
宗介のお母さんとか。(単純ですので、元気のいい女性にはパワーをもらえます)
その1、その2と読ませて頂きました〜♪
jesterさんもポニョがお気に召したようですね!私も気に入ってしまいました。
物語でいったら、ちょっと弱い部分もあるかもしれませんが、そういうことじゃーないんですよね〜宮崎作品の魅力は♪
私は勝手に絵本のような映画だなぁ〜と思って観ていました。
絵が手書きだから、というだけではなく、、、子どもってワケの分からない絵本を気に入ったりしますよね?
このお話のどこが面白いの?って絵本を繰り返して読まされた経験って母親にはあると思うのですが、ちょうどそんな感じで、何かが子どもの心を掴むお話ってあると思うんです。
ポニョもそんな感じかなぁ〜と思いました。
我が家ではDVDを買って、きっと何回でも鑑賞すると思います(笑)
>jesterさんもポニョがお気に召したようですね!私も気に入ってしまいました。
かなり気に入りましたよ!
みたあと幸せな気分になりました。
>何かが子どもの心を掴むお話ってあると思うんです。
ポニョもそんな感じかなぁ〜と思いました。
う〜〜ん、確かに!
たとえばグリとグラなんて、お話はただカステラを焼くだけなのに、あの最後のフライパンいっぱいのカステラを見たくて、何回も読みましたよね。自分だけど。
>我が家ではDVDを買って、きっと何回でも鑑賞すると思います(笑)
DVDは買いですよね!
この映画、予告編を何回か観ましたが、確かに主題歌は魔力的な響きを持っていますが、映画自体はお子様用と思って、観ていません。
さて、宮崎駿監督の映画ですが、映画館で観たのは、池袋で4本立て(笑)で、TVアニメの「シャロック・ホームズシリーズ2本、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ」のみだったと思います(さすがに、お尻が痛くなりました)。後は、VHDで「ルパン3世カリオストロの城」、LDで「となりのトトロ」です。この中では、やはり、ルパン3世が最高だと思っています。
さて、先日、どこかの新聞に出ていましたが、氏の映画の興行収入って、トトロまでは数億円だったそうですが、魔女の宅急便では1桁上がり、そして、もののけ姫から100億円を超えたそうです。
>映画自体はお子様用と思って、観ていません。
確かにお子様向けの映画です。
jesterみたいに半分子どもの大人は結構面白がれると思いますが・・・
>さて、宮崎駿監督の映画ですが、映画館で観たのは、池袋で4本立て(笑)で、
4本立て?!(汗) それはおしりが痛くなりそうです。文芸座ならいいですけどね。
こないだロード・オブ・ザ・リングスの3部作イッキミで、11時間以上座ってましたが、あそこの座席はかなり座り心地が良かったです。
>ルパン3世が最高だと思っています。
おお〜さすがmatsumoさん、つう好みですね。
>氏の映画の興行収入って、トトロまでは数億円だったそうですが、魔女の宅急便では1桁上がり、そして、もののけ姫から100億円を超えたそうです。
昔、ナウシカを家族Aに見ようとさそった時は、「こんな犬の出てくる映画は嫌だ」(ショウキマスクをつけてるユパ様をみて犬だと思ったらしい)と抵抗してました。その後だんだん慣れてはきて、いまでは物まねのネタにつかってますが(爆)
もののけ姫は海外で広東語吹き替えバージョンをみました。映画館は結構いっぱいになっておりました。
しかし広東語にしろ英語にしろ、宮崎さんの映画の吹き替え版は全然良くないです・・・笑えます。