2005年12月23日

L'equipier(灯台守の恋) その9 マベの気持ち

サンドリーヌ・ボヌールは、1枚の型紙から自分で作ったというかんじの素朴な小花柄のワンピースが結構似合っていましたね。
缶詰工場で働く、灯台守の女房にしてはやせすぎ(?)だけど、だからこそ「君は特別な人だ」といわれるのでしょう。

笑うと可愛いのに、しかめっ面が多かったのは役作りでしょうか?
ハリウッドの女優さんなどに比べて、生活感のある美しい人、というのが、ヨーロッパらしくて良いです。


さて、この映画を見た女性の中には「私がマベだったら、アントワーヌについていったかしら」って考えられる方もいらっしゃるでしょうね・・・・

jesterはそのことはあまり考えませんでした。
だってアントワーヌはマベを連れて行く気がなかったと思うから。
あれだけ決然と別れを告げられたら、あれ以上は追えないです。


あのシュチュエーションで言えば、マベは「連れてって」というかもしれません。
島のような閉鎖された空間から飛び出して、別の人生を送りたいと、昔から思っていて、出る勇気とチャンスがなかったらしいですから。
「私はどうしたらいいの」ってそういう意味だと思う、って前も書きました。

ただ、マベはアントワーヌを恐れていたのかもしれません。島を出るチャンスになるかもしれないと思って・・・
だから急に突っかかったり、抱きしめるべきときにまず胸を突いてけんかを売ってからじゃなくては、抱いてあげられなかったのかも。
彼女だって、島を出るのは怖いんですよ、ほんとは。

そして、アントワーヌは絶対、
「一緒に来て欲しい」って言わないです。
そういう男なんです、アントワーヌは。
(独り決め)


それで・・・・そうだとして・・・・
その上で、自分がマベで、どうしてもアントワーヌが忘れられなかったらどうしましょうか。

島を出て、アントワーヌの行き先を捜すでしょうか?


インタビューで、サンドリーヌ・ボヌールはこういってます。

私なら、アントワーヌと一緒に島を出ていたわ(きっぱり)。
だって、人生は一度だけだし、お互いにあれだけ愛し合っていたのですから。
もちろん、自分を愛してくれている性格の良い夫のことを考えると心は動きますが、なによりも彼女がアントワーヌを愛してしまったという事実のほうが強いわけですし。



で、(誰も聞きたくないとは思いますがパンチ)jesterならどうするかというと・・・

jesterは島に残ると思います・・・・。
無口なくせに「シュー(キャベツちゃん)」なんて呼んでくれる、優しい暖かい夫がいたら、どんなに他の人を好きになったとしても・・・・出られないと思います。

もしかしていつかイヴォンが別の人を好きになったとしたら別ですが・・・・。
そんな日はこないでしょう。


17歳で出会った人が自分の一生をともに過ごすべき人なのかどうか、若い頃の決断が正しいとは限りません。
間違っていることのほうが多いかも。

世の中にもっと深く愛し愛されることの出来る人がいるのかもしれません。
真実の愛にめぐり合うのが結婚したあとだったら悲劇です。

サンドリーヌのいうように人生は1回なのですから、死ぬ時に後悔しないように、勇気を振り絞って出て行くのが正しいのかもしれませんね。

でも、jesterは出て行かないと思います。
考え方は人それぞれですが、jesterは、恋愛と違って、結婚は二人の人間が山あり谷ありで、一緒にはぐくむものだと思うので・・・・
相手が納得しない限り、どちらかの都合で簡単にやめていいものではないと思うから・・・・。

でも出て行ける自分であって欲しいとも思うのです。
出て行かないにしろ、そういうパワーは心のどこかにキープしておきたい。


ああ、複雑ですね・・・・

皆さんはどうお考えになったでしょうか・・・・?
 


posted by jester at 15:17| Comment(8) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あんだったらきっとアントワーヌと島を出たとおもいます(^O^)。だってお腹には彼の子供・・人生は一度きり・・ね。Tb失礼しますね。
Posted by あん at 2005年12月23日 20:56
人生は一回きり・・・そう思うと 何かにつけてあせってしまう年齢になりました。私だったらどうするかというと、自分の心に正直に生きていくとするなら、心から愛するアントワーヌの元に走ると思います。

彼女が島に残ることで、彼女は残る人生、アントワーヌのことを思いながら生きていくわけです。確かに、自分を大切にしてくれる夫を傷つけることになる、でも彼にも不満を感じていることがあるから、アントワーヌへの気持ちが強くなるのではないでしょうか?
アントワーヌとの将来だって、必ずしもうまくいくなんて誰もわからないことです。でも 人生が一回きりだとしたら・・・。
私なら、後悔しながら生きていきたくない、わがままで、自分本位かもしれないけれど、そう思うのです。
Posted by cinephile at 2005年12月24日 06:55
こんばんは〜♪
クリスマス・イヴにPCの前に座ってる私って??(笑)
おお・・すっかり恋愛談義になってますねっ♪
やっぱり私も島に残るかな・・
一緒に駆け落ちするよりも ずっとその方が美しい生き方だと思うのだけど・・この映画もだからこそ感動したんだものね。
アントワーヌもきっとマベが付いて来るような女性だったら熱も冷めると思うわ。
Posted by マダムS at 2005年12月24日 20:43
jesterさん、Joyeux Noel!!
Posted by cinephile at 2005年12月25日 06:37
>あんさん、YB&コメントありがとうございます。

>あんだったらきっとアントワーヌと島を出たとおもいます(^O^)。

そうそう、一貫してあんさんはそうおっしゃってますね〜〜
うんうん。

Posted by jester at 2005年12月25日 21:24
>cinephileさん、

>人生は一回きり・・・そう思うと 何かにつけてあせってしまう年齢になりました。

いえいえ、まだまだじゃないですか!
jesterなんかもう人生への諦観ともうしましょうか、あきらめモードですわ・・・

確かに人生は一回ですね! イヴォンを捨てることと、アントワーヌを得ることと、どちらが幸せな生き方なのか・・・・
難しいです・・・

jesterはイヴォンを思い出して、イヴォンが泣いていると思ったらつらくて幸せになれないかも・・・(じめじめしてます)

で、もしアントワーヌがヴィゴだったら?
・・・・
ぎゃあああああ(バタリ)←想像して倒れた

Posted by jester at 2005年12月25日 21:31
>マダムSさん、わ〜〜同じ方がいて嬉しいデス。

恋愛と結婚は別だと思うので・・・
他の人を傷つけてまで島を出ても、jesterは幸せになれないような気がします・・・・。

なんてえらそうにいってますが、実際その場面になったら、jesterは意思が弱いので、全然自信がありませんが。。。
Posted by jester at 2005年12月25日 21:35
cinephileさん、素敵なクリスマスを迎えられたと思います!
私は本日はひたすら大掃除をしてましたが・・・・
Posted by jester at 2005年12月25日 21:36
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