2010年03月18日

シャーロック・ホームズ SHERLOCK HOLMES

映画って、観客は2時間ほどじっと座っているだけなのだけれど、

「これからどこに連れて行ってくれるのだろう」

っていう始まる前のわくわく感と不安感がたまりません。

ネットで予約した席について、飲み物などもスタンバイし、眼鏡をかけて始まりを待つときは、本当に幸せな気分。

あ〜〜どんな映画に仕上がったかな♪


ま、この期待を全くはずしてしまうこともあり、その辺は監督への信頼と予告編などで予測して、駄作を避けなくてはいけないのですけれど・・・・。


さて、SHERLOCK HOLMES です。

これしかないでしょうという、ジェレミー・ブレッド@シャーロック・ホームズ像を、ロバート・ダウニー・Jr@ホームズがどこまでぶち壊して、楽しませてくれるか。

かなり期待して見に行きました。

の・・・・・・・。(汗)


最初のつかみはOK。

ベイカー・ストリートの人々の行きかう中を221番地に入っていくカメラワークもなつかしくて、かなりお祭り気分で「おおお!楽しめそうだ!」と盛り上がっちゃいました。

ジュード・ロウ@ワトソン君も、今までのワトソン君と全然違う、切れ者でかっこいい元軍人です。

ジュード・ロウは年とれば取るほど、額の線が後退すればするほど、いい味が出てくるな〜

つまり「2枚目」だけじゃ売れなくなったときが、俳優人生のはじまりっつうことかしら。


ジェントルマンからは程遠く、ヒゲ面もオテテもきちゃなくて、ボロボロのガウンを着てるホームズで、汚し放題の部屋で、デブの犬がいて、この辺のひねりは楽しかったんですよね〜〜

ロバート・ダウニー・Jrは、力はあるのに若い頃からいろいろあって、やっと最近花が咲いたという感じだけど、とっても上手いです。

ブラックウッドのマーク・アームストロングのほうがジェントルマンで、ずっとホームズっぽかったりして、この辺も笑えるし。

昔の、貧しくて猥雑な感じのロンドンも良く出来てまして。
ホームズが戦う賭けボクシングなんかのシーンもとても迫力があって楽しめました。


なのに・・・・・、

途中でしらけてきた・・・・


なので、今回 ☆☆ ぐらいかな。


どうも、脚本がjesterにはあわなかった感じです。


以下、ざくざくと酷評部分あります。
この映画がお好きな方はどうぞスルーしてくださいませ。

それとネタばれあります!
未見の方ご注意ください!!






まず、ブラックウッドの起こす犯罪が、「恐怖による世界征服の夢」なんだけど、なんだかリアリティがなさ過ぎて、アメコミみたいなんですよね。

(映画前に見たアイアンマン2の予告で、ミッキー・ロークとからんでるロバートを見たせいだけじゃなくて・・・)

だから、全然はらはらしません。
共感できないし、結末がみえちゃってて・・・・


ホームズにアメコミ感覚を持ち込もうというのは、いっくら発想の転換といっても無理があるのでは。

なら「SHERLOCK HOLMES」という看板を掲げないで欲しかったなあ。

既成のキャラクター設定で観客が持ってるイメージに頼りながら、それを壊していくなら、もうちょっとキャラクターに対する愛というか、敬意が感じられないと。


その上、謎解きがアクションに食われてしまい、まるで手品の種を明かしてるみたいに、最後にホームズがたらたらと説明するのだけれど、その種がオソマツで、小学生の書いた漫画か?というくだらなさ。

可燃性の液体を降らせて雨と間違えさせるとか(匂いはどうなるのだ)、ハチミツののりで砂岩をくっつけておいて、後で雨が洗い流すとか、フロオケになんか塗ってあったとか、鉤で引っ掛けといて薬で仮死状態にするとか、無理があるし、あまりに使いまわされたネタじゃございませんか。

そんなもんで恐怖をあおり、世界を征服しようって、無理だよブラックウッド。

その上、黒魔術とか「ダヴィンチ・コード」風の作りとか、インディ・ジョーンズ風などもあって、そういうのがなんとも安っぽい感じです。


ガイ・リッチーさん、なんか間違ってるよ・・・

スローモーションを多用したアクションは、テンポがずっと同じなので、最初は新鮮だけど、見てるうちにだんだんに飽きてきちゃうし。

ホームズとワトソンの会話も、「間」ちゅうもんが笑いを誘う前に、画面が先に進んじゃうし。

ドタバタ喜劇じゃないんだから。

ああ・・・そう、すべてがドタバタ喜劇ののりなのよね・・・・

この二人ほど「知的ジョーク」に使われるキャラクターもないんだから、もうちょっと知性を感じさせる応酬にして欲しかったなあ・・・・

いや、笑えたんですけどね。
とくに斧vsトンカチのへんとか。



ま、やっぱりjesterの期待値が高すぎて、自爆してしまったってところなのかもしれません。


posted by jester at 08:43| Comment(15) | TrackBack(3) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
jesterさん、こんにちは! コメント&TBありがとうございました。
ハハハ、ホントに酷評ですね〜(笑)。
ガイ・リッチーって英国人なのに、感覚はアメリカンなんでしょうか。
確かに画面に落ち着きがなくて、ドタバタでしたね。付いていくのに必死でした。
しかし私は、ロバダウ&ジュードの男前2ショットだけで、及第点だったりしたのでした。。
Posted by 真紅 at 2010年03月19日 17:57
jesterさん、こんにちわ

この映画、観に行こうかどうか、迷っている1本です。と言うのは、ここのところ、珍しくも観たい映画が5本程ある状態ですので。

ホームズ物と言えば、「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」と言う映画がありましたが、あちらでは、女優さんが綺麗でした。

そう言えば、ロバート・ダウニー・Jrって、「アリーmyラブ」を麻薬だったかで下ろされてしまった俳優さんですよね。でも、近年の「アイアンマン」は中々、良かったと思います。

私の方は、3/14:「ハート・ロッカー」、3/17:「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」と観ましたが、いずれも私にとっては外れでした。
Posted by matsumo at 2010年03月19日 18:45
真紅さん、いらっしゃいませ〜ご無沙汰にもかかわらず、ご訪問&コメントありがとうございます!うれしいです♪

>ハハハ、ホントに酷評ですね〜(笑)。

ごめんなさい〜

>ガイ・リッチーって英国人なのに、感覚はアメリカンなんでしょうか。

今回、娯楽大作ってことで、意識してこういうつくりにしたんでしょうね。
お金がかかってますし。まずはたくさんの人に見てもらわなくてはって思うのでしょう。

>確かに画面に落ち着きがなくて、ドタバタでしたね。付いていくのに必死でした。

テンポは速かったですね。
もうちょっと緩急つけて欲しかったでした。

>しかし私は、ロバダウ&ジュードの男前2ショットだけで、及第点だったりしたのでした。。

確かにあの二人は良かったですね♪
Posted by jester at 2010年03月20日 09:36
matsumoさん、いらっしゃいませ〜 いつもご訪問&コメントありがとうございます!うれしいです♪

>この映画、観に行こうかどうか、迷っている1本です。と言うのは、ここのところ、珍しくも観たい映画が5本程ある状態ですので。

おお〜 何を見ようと思ってらっしゃるのでしょうか?

>ホームズ物と言えば、「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」と言う映画がありましたが、あちらでは、女優さんが綺麗でした。

そういえばそういうのがありましたね。
見たはずなんだけど。(忘れてる・・・

>ロバート・ダウニー・Jrって、「アリーmyラブ」を麻薬だったかで下ろされてしまった俳優さんですよね。でも、近年の「アイアンマン」は中々、良かったと思います。

そうなんですよ。
最近復活ですね。アイアンマンも良かったですけど、「ゾディアック」も良かったです。

>私の方は、3/14:「ハート・ロッカー」、3/17:「カラヴァッジョ 天才画家の光と影」と観ましたが、いずれも私にとっては外れでした。

「ハートロッカー」は見たんですけど、まだレビューが書けなくて。
でも書いたらそちらにうかがいますです。

Posted by jester at 2010年03月20日 09:38
こんばんは。
それは、残念でしたね〜。たくさん鑑賞されてるとそういうこともありますよね〜。
ワタシは何度も見せられた予告編で免疫ができてたのか、なかなか楽しんで観れました♪
しかし、アクションシーンもそうですが、セリフが早くて字幕を追うのでさえ必死でした・・・。
ホームズは、社長@アイアンマンと混同〜。トニー・スタークがタイム・トラベルしてきて帰れなくなってホームズをやってると言われてもワタシは驚きませんね。(殴打)
地下水路のシーンでは、条件反射的に、この奥にファントム様のお部屋が〜とか妄想してしまい〜。

わはは、jesterさんの記事でツボだったのは、マーク・アームストロングって!でも、この方、アポロ11号で月に行ったり、トランペット吹いてジャズることはないと思います(多分)。
ワタシがこの映画を観たのは、そのブラックウッド卿@マーク・ストロングの悪役目当てでした。最初に出てきたときは、さすが素敵なお声〜〜と痺れておりましたが、何だろ、おいしいところのないまま終わっちゃったのが残念〜〜〜。
Posted by DD at 2010年03月21日 00:26
jesterさん、こんにちわ

本日、雑誌「スクリーン」の最新号を見たら、シャロック・ホームズの映画について載っていて、その中には「ヤング・シャロック・ホームズ」もありましたが、やはり、映画よりTVドラマの方が沢山ありました。

観たい映画は、シャロック・ホームズ以外に、アイガー北壁、モリエール、ナイン、噂のモーガン夫妻、マイレージ・マイライフ、ドン・ジョバンニ等がありますが、私の場合、写真の方が優先で、そろそろ、都内の桜も満開になるので、全部行けるかどうかわかりません。
Posted by matsumo at 2010年03月21日 19:31
こんばんは。
あはは、たしかに脚本はオソマツでしたね。
というか、ストーリー面がほとんど頭に残ってないです。
ほんと最後に怒涛のようにタネ明かしされても…。

でもわたしの腐った目はあのホームズとワトソンのいちゃいちゃ(@予告編でのアイリーンの台詞)ぶりだけで満足してしまいました(笑)。
続編も決定してるということなので、その時はもう少し推理劇としての要素を強くしてもらいたいですね。
Posted by リュカ at 2010年03月21日 21:58
DDさん、いらっしゃいませ〜 ご訪問&コメントありがとうございます!うれしいです♪

>ワタシは何度も見せられた予告編で免疫ができてたのか、なかなか楽しんで観れました♪

私は逆に、予告編を見て期待が高まってしまい、だめだったみたいです〜

>しかし、アクションシーンもそうですが、セリフが早くて字幕を追うのでさえ必死でした・・・。

字幕は真面目に読んでいないのですが、かなり省略されていた感じでした。
セリフのスピードが速かったですかね?

>トニー・スタークがタイム・トラベルしてきて帰れなくなってホームズをやってると言われてもワタシは驚きませんね。(殴打)

いや、確かにそういうストーリー展開になってもおかしくないですね!(爆)

>マーク・アームストロングって!でも、この方、アポロ11号で月に行ったり、トランペット吹いてジャズることはないと思います(多分)。

すみません〜〜
つい指がすべりました(殴
DDさんのお気に入りのストロングさんに失礼致しました!

Posted by jester at 2010年03月25日 19:33
matsumoさん、またまたコメントありがとうございます!うれしいです♪

>映画よりTVドラマの方が沢山ありました。

映画にできるほどのプロットが原作にないのかもしれませんね。
あまり原作からかけ離れたものは、シャーロキアンが許さないだろうと、今までは作られなかったのかも。
テレビドラマにちょうどいいぐらいの長さなのかも。

>観たい映画は、シャロック・ホームズ以外に、アイガー北壁、モリエール、ナイン、噂のモーガン夫妻、マイレージ・マイライフ、ドン・ジョバンニ等がありますが、私の場合、写真の方が優先で、そろそろ、都内の桜も満開になるので、全部行けるかどうかわかりません。

私もマイレージ・マイライフとドンジョバンニは行こうかなと思ってます。

そうそう、そろそろ桜の季節ですね!
また綺麗なお写真、見せてくださいませ♪
Posted by jester at 2010年03月25日 19:37
リュカさん、いらっしゃいませ〜 いつもご訪問&コメントありがとうございます!うれしいです♪

>あはは、たしかに脚本はオソマツでしたね。

どうもjesterは脚本がだめだと、俳優さんがどんなに良くてもだめみたいです。
もちろん演技だって重要なんですが。

>でもわたしの腐った目はあのホームズとワトソンのいちゃいちゃ(@予告編でのアイリーンの台詞)ぶりだけで満足してしまいました(笑)。

確かに「いちゃいちゃ」してましたね!
かなりそういうのを意識して作った感じがしました。

>続編も決定してるということなので、その時はもう少し推理劇としての要素を強くしてもらいたいですね。

ほんとに同感です!
Posted by jester at 2010年03月25日 19:39
jesterさん、こんにちわ

本日(4/1)、観てきました。上野駅近くの上野東急で観たのですが、初回で40名弱の観客とガガラ状態でした。

このホームズ、ホームズと言うより、バイオレンス探偵マイク・ハマーをシルベスター・スタローンが演じているような感じですね。この映画が気に入って、原作の小説を読んだら、あまりの違いに驚くと思います。この内容でしたら、ホームズの名前を使わずに、米国コミックのヒーローの名前を使うべきだと思いました。
Posted by matsumo at 2010年04月01日 18:35
やっと見に行くことができました。
そっか、アメコミ風ホームズなんだ。
予告編で心の準備ができていたのがよかったのかな?私はまぁそれなりに楽しめたです。
続きができたら見に行くくらいはね。
じゃあね
Posted by こり at 2010年04月03日 10:15
matsumoさん、いらっしゃいませ〜 ご訪問&コメントありがとうございます!うれしいです♪

>初回で40名弱の観客とガガラ状態でした。

あ〜〜そうでしたか。
人気ナンバーワンみたいですが、そんなものでしたか。

>このホームズ、ホームズと言うより、バイオレンス探偵マイク・ハマーをシルベスター・スタローンが演じているような感じですね。この映画が気に入って、原作の小説を読んだら、あまりの違いに驚くと思います。この内容でしたら、ホームズの名前を使わずに、米国コミックのヒーローの名前を使うべきだと思いました。

全く同感です。
ホームズの従来のイメージを壊したところに面白みがあるのかもしれませんが、まったく壊してしまっては、別物になってしまうのに・・・

やはりあのスタイルがあってこそ、ストーリの弱さを補う味わいがあったのだな、なんて思っております。
Posted by jester at 2010年04月09日 20:17
こりさん、いらっしゃいませ〜 ご訪問&コメントありがとうございます!うれしいです♪

>やっと見に行くことができました。
そっか、アメコミ風ホームズなんだ。
予告編で心の準備ができていたのがよかったのかな?私はまぁそれなりに楽しめたです。
続きができたら見に行くくらいはね。

わたしも、あ〜だこ〜だいってますが、続きは見てしまうかも・・・・
 
今度はあまり期待しないでみると思うので、結構楽しめたりするかもしれません。
Posted by jester at 2010年04月09日 20:19
もんくいうなよ
Posted by at 2012年03月20日 08:46
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