「こんないい人ばっかりなんてこと、現実にはないでしょ」
と吼えていたに違いないのですが、実際にあった話なんですよね。
なので、見終わって素直に、
「人間っていいじゃん」と思えたのが、嬉しかったのでした。
なのでjesterのお気に入り度は ☆☆☆☆+ でございました。
大金持ちの奥様の気まぐれ(?)でホームレスの少年(体はでかい)を拾い、家に泊めてあげて、食事を与え、そうこうしてるうちに情が移って、保護者になり、少年は学業も伸びて、才能に花咲く。
ま、「マイ・フェア・レディ」的な、ベタな話なんですが、紙一重でべたべたになるのを免れているのは、全体を通じてコメディのスパイスが効いてること、そしてサンドラ・ブロックの上手さと、少年役のクィントン・アーロンの、無垢で「誰かを守ろうとするひたむきさ」にあふれた瞳の辺にあるのではないかしら。
クリントン・アーロンは善良で体格がいいことだけがとりえ、という役にピッタリでした(誉めてます)
そして、サンドラ・ブロックの末息子のSJを演じたジェイ・ヘッドの可愛いことったらないです。
精一杯の善意を、ほそっこい体いっぱいにみなぎらせ、そばかすだらけの顔でにっこりされると、ほんとに心が和みます。
コミカルな演技もめちゃくちゃ上手いし。
よくいますよね、こういう男の子。
細くて小さくて、お調子者で、すぐその気になって、のりのりになっちゃうやつ。
お馬鹿なんだけど憎めない、うるさいけどかまいたくなるガキンチョ。
彼はきっと「ホーム・アローン」みたいな子ども主役のコメディ映画で、ヒーローが演じられると思います。
画面の端っこにいても、ちゃ〜んと演技してるんですもの。
「ハンコック」にも出てたんですね。
シャーリーズ・セロンの息子役だったかな?
それと、私の好きなキャシー・ベイツが家庭教師のスー夫人役で出ていたのも嬉しかった。
彼女が出てくると、なんか安心感があるんですよ。
どんな役をやっても芯がぶれない演技です。
真剣な顔で打ち明け話。
なんだろうと思ったら「知っておいてもらいたいけど、私は民主党を支持しています」が笑えました。
見終わった後、やりきれない思いになる映画とか、「これはお金の無駄遣いでしょう!」と怒りたくなる映画が多い中で、こんな風に見終わった後に暖かい気持ちになれる映画って価値があると思います。
自分はリー・アン・テューイ夫人のようにすごい経済力とか度胸はないけれど、誰かのために何かしたいな、なんて思わせてくれました。
なんか、いい家族なんですよね〜
大金持ちの家族にあるまじき暖かさ、礼儀の正しさ、思いやりの深さ。
きっと娘とかが意地悪するんじゃないの?なんて思ってみててたけど、そんなことないし。
(つか、実際はいろいろあっても映画に出来なかったのか??)
細かく見ていくと、ま、いろいろ突っ込みどころはあるのですが、この辺も「仕方ないでしょ、実話なんだから」と思うと我慢できるというものです。
サンドラ・ブロックはそれほど好きでもないのですが、この作品は儲け役でした。
ファッションも素敵だし、スタイルいいし、スラムやらスタジアムで啖呵を切るシーンではすっきりしました。
いつもなら鼻につくようなきつさも、笑える演技でかなり和らいで感じられました。
しかし。
いつもながら、邦題のセンスのなさにはがっくり。
これじゃ見に来る人が減るって!!!
そうなんですよ〜。これホントに邦題がヒドイですよね!
題名としても日本語としても意味がわからないし、全くセンスもない。
一体、邦題って誰がつけてるんだろう、、、といつも疑問に思います。
本当にいい映画だっただけに、残念です。
もう、いっそ一昔前みたいに、カタカナ邦題にしてほしいくらいです。
エージェントに徹して面接にいつも同行しているのも可笑しいのに、ちゃっかり自分に有利な条件も獲得してて(笑)。
サンドラも彼女の持ち味を活かしつつ、目の演技で見せてくれました。
邦題は原題の『ブラインド・サイド』だと『ブラインドネス』を想起させてターゲットを呼べないと思ったから苦肉の策だったんですかねえ…それにしても…
最近では『マイレージ、マイライフ』がなかなか巧い邦題だったと思います。
(筋肉質安産型)、この作品の中ではスレンダーなセレブ妻を綺麗に演じていましたね。
後味がよい、いい映画でした!
>これホントに邦題がヒドイですよね!
題名としても日本語としても意味がわからないし、全くセンスもない。
そうそう、日本語として意味がわからないですよね。
しかも全然内容にそぐってないし。
多分「幸せ」ってつけば人がくるかもとかおもっているのかなあ?
それって全然違うと思うんだけど・・・・
>本当にいい映画だっただけに、残念です。
もう、いっそ一昔前みたいに、カタカナ邦題にしてほしいくらいです。
確かに。
そのほうが間違った情報が伝わるより良いですよね〜〜
>ああもうあのSJは最高でしたね!
エージェントに徹して面接にいつも同行しているのも可笑しいのに、ちゃっかり自分に有利な条件も獲得してて(笑)。
もう出てくるたびにかわゆくて、もだえてました。
ああいう子供、知り合いにもいるんですけど、一緒にいるとちょっとうるさいんですよね。(爆)
でも見てるだけならひたすら可愛いです。
>サンドラも彼女の持ち味を活かしつつ、目の演技で見せてくれました。
気風のいい姉御って感じ+お金持ちの奥様っていうイメージが無理なく混ざっていて好感度アップでした。
>邦題は原題の『ブラインド・サイド』だと『ブラインドネス』を想起させてターゲットを呼べないと思ったから苦肉の策だったんですかねえ…それにしても…
あ〜〜 なるほどね。
まあ、見終わった後ほのぼの幸せな気分になれるっていう点では確かにそうなんですが、芸がなさすぎ〜
>最近では『マイレージ、マイライフ』がなかなか巧い邦題だったと思います。
まだ見てないのですが、リュカさんの評価、高かったですね。早くみたいな♪
>サンドラ・ブロック、半年ほど前に観た「あなたは私の婿になる」の中で披露したオール・ヌードにはかなりガッカリしたのですが
もともと、サンドラがでてるからって見に行くほどは好きじゃないのですが、結構いい作品に出ていますよね。
「あなたは・・・」は見てないですが、ヌードにがっかりという話は聞いておりました。
>この作品の中ではスレンダーなセレブ妻を綺麗に演じていましたね。
後味がよい、いい映画でした!
おしゃれだし、スリムでカッコよかったですよね♪
ちょっと好きになりました〜〜