「・・・今日、4月4日をクラッシュの日とすることに決めました。」
あわててテレビの前に行ったけれど、何か渡されてるキャストたち(?)が一瞬映っただけで、次のニュースになったしまった。

で、検索をかけてみて見つけたのがこちらの記事。
これによると、ロスアンジェルスの市長のAntonio Villaraigosa が、 "Crash" Day designation を決めたとか。
ディレクターズカットのDVDの発売と「偶然に一致したこの日」なんて読むと、ほんとか? ほんとに偶然なのか、アントニオ!と叫びたくなりますが・・・・
まあ、それにしたって、市長が担ぎ出されるほどこの映画がアメリカ社会に投げかけた波紋は大きかったということなんでしょうね。
実はjester、ずっと前に見ていたのですが、見たときの環境が最悪。
なにしろアカデミーを取ったすぐ後だったので、劇場はめちゃくちゃ混んでいて、かなり画面のすぐ近く。
しかも後ろには、映画の意味が分からず絶えず友達としゃべくってる高校生軍団



映画を味わう余裕もなく、画面に釘付けになった6秒後には前、後ろ、横、の刺激で現実に引き戻されてしまうという地獄のような席に座ってしまったのでした。
もともと、こういう映画にはめちゃくちゃ酔いしれちゃうタイプの人間なんですが、この時は全然だめ。
で、いつかリベンジするぞ! その時にレビューを書こう!と心に誓い、こぶしを握り締めつつ映画館を後にして、そのあと、いつ行こうかと思いつつ、他の映画ばかりみておりました。(殴
今日も別の映画を見に行こうと思っていたのですが、朝のテレビでこういうニュースを見たのもなにかのご縁だわ、と思い、早速 Crash を見に行ってきました。
朝一番のヴァージンシネマ六本木はさすがにすいていて、前後左右に人はいず、音もいいし、とってもリラックスして見ることができました。
やっぱりいい環境で見ると、全然違う!! もうもう、感動の渦に巻き込まれ、


ああ、こないだ見たのはなんだったのかしら・・・・・
でもjester、実は映画館でこういう「地獄の席」に座っちゃった経験がけっこうあります。
こないだのブロークバックマウンテンも、すっごく変な人が横にいたし。
(このことはゆきてかえりしひびのほうに書きます)
で、もうそろそろ終わりだろうと思っていたら、日比谷のスカラ座で続映してくれるのですね〜
嬉しい! まだしばらくこの映画に浸れそうです・・・・
でもそれより何より携帯チェックは気になりますよね。映画館で携帯使用禁止というより携帯の電波自体を遮断してほしいです。
「クラッシュ」は確かに浸れる映画ですね。
ハッピーエンドじゃないんだけど、なんかこう気持ちが明るくなるというか、不思議な気持ちになりました。
なるべく座席に高低差があるシネコンで見るようにしてますけど、ほんと後ろの人にはごめんなさいです。
静かな席で鑑賞できたクラッシュ、とってもよかったので、また行きたいと思ってます♪
個人的にはここ2,3年でベスト1かな。
まぁ、いろいろと考えさせられるものもある作品ですが、とにかくドラマとして純粋に味わい深い作品ですね。
ちゃんと人間を描いてるって感じで。
ところで、最近どうだろう?ってお客さん多いですよね。
わりとシネコンとかも多くなって、映画鑑賞がお手軽になったせいか、いろんな意味で観客の裾野が広がったって感じですかねぇ。
やれやれ・・・。
クラッシュ、私もかなりよかったデス。
ポール・ハギスにはいつもやられます・・・・ミリオンダラー・ベイビーも良かったし・・・・
映画館って場所で客層が変わると思うのです。だから、行きつけの映画館はもう決まってきちゃいます。
全席指定席って便利だけど、変な人の横に座ったときは最悪ですよね・・・