2006年05月18日

ナイロビの蜂 その2

頑張ってたくさん書いたら、一瞬で吹き飛んでしまいました・・・

しばらく再起不能でした。たらーっ(汗)

さてと。
気を取り直してもう一度書いてみます。猫

最初にちょっと納得がいかないな、と思うところを書いてしまったのですが、この映画、素晴らしいシーンもたくさんありました。


以下、ネタばれあります****************


テッサは妊娠しても、足場が悪くて治安も最悪なスラムに入り続けます。
周りがみんなで止めているのに。

う〜むむむ、その辺、どうなんですかね・・・ いくら使命感に駆られていても、胎児にとっての母という役割にかけがえはないわけですし。
自分の子供を守れない人が、他人の世話が焼けるのか、なんていったら顰蹙かしら・・・パンチ

そして初産なのに死産・・・ 

これって実はjesterも似たような体験をしているのですが、とてもじゃないけど、他の赤ちゃんにおっぱいをあげるような心の余裕はなかったです。
テッサはすごい強靭な心を持っているということなんでしょうね。
(あそこで、『生まれたのは誰の子?』ってビックリしますよね〜)


病院からの帰りの車で、テッサは、死んでしまった少女の家族を車で送りたがります。
「We can't involve ourselves in their lives, there are millions of people. They all need help.」
(彼らの生活に僕らが巻き込まれることはできないよ。何百万もの人がいる。そしてみんな、助けが必要なんだ)
とかなんとかジャスティンは答えます。
そう、周りに歩いているローカルの人々はみな、長い距離を歩いて移動しているのです。
アジアやアフリカでは、自分の生活をなげうって周りの貧困を助けようとしても、それは火に油を注ぐようなこと。
でもテッサは、
「Yeah, but these are three people that we can help. Please.」
(ええ、でも3人の人がいて、その人たちを私たちは助けることができるのよ。お願い)と食い下がります。
でもジャスティンは彼らを車に乗せません。

しかし、映画のラスト近くで、こんなシーンがあります。
いろいろなことを経たジャスティンは、強盗団に襲われて逃げる途中、UNの飛行機にAbukという少女を乗せようとします。
操縦士に
「Look, there are thousands of them out there. I can't make an exception for this one child.」
(見てください、外には何千もの人間がいます。この一人の子供だけ例外にできません)
といわれて
「Yes, but this is one we can help!」
(ああ、だがこの一人は、僕たちが助けることができるじゃないか!)
と言い返してました。

この二つのシーンが、妻の真実を追ううちに、次第にテッサに同化していくジャスティンを表現してるのでしょうね〜

(ちなみに、このUNの操縦士、「名もなきアフリカの地で」で、オウアを演じたシデーデ・オンユーロさんでした。心優しい料理人のオウアが大好きだったので、うれしかったす)


ロンドンに帰って、テッサの家を訪れたジャスティンは中に入れず、庭にたたずんで、荒れ果てた庭をホウキで片付け始め、窓に取りすがって泣きます。
職業柄感情を表に出さない訓練をしているはずの外交官ジャスティンが、その喪失感と、妻の真実に迫れないジレンマで苦しんでいるシーン・・・
感情移入してしまいましたたらーっ(汗)


というわけで、まだ続くのでした・・・・パンチ



posted by jester at 18:01| Comment(6) | TrackBack(3) | な行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは♪
そして、初めまして。
コメントとTBをありがとうございます。

>次第にテッサに同化していくジャスティン

そうそう!私もそう思いました。
ただのお役人だったジャスティンが、次第に同じ事を考えるようになっていったんですよね。
地味なスーツ(レイフ・ファインズがステキなので地味には見えないのですがw)に身を包んだジャスティンが、Tシャツに汗をにじませ、顔に傷を作りながらもテッサの足跡をたどっていく。

妻のことを深く理解するようになっていったのですよね。でも、それが妻の死後だ、というのが悲劇ですけれど。

長いコメントをごめんなさい。
続きも楽しみにしています♪
Posted by あむろ at 2006年05月18日 21:18
またまたお邪魔してます^^
  >自分の子供を守れない人が、他人の世話が焼けるのか
って、植物の世話も出来ない人が、他人の生命を気遣えるのか?って事にも通じるような気がして(夫にも言われてましたよね)引っかかった1点でした。
(jesterさんも辛い思いをされてたんですね(TT))
何か大きなことを成し遂げる人って男でも女でも家庭は犠牲にせざるえないのかな?っては思いますが・・なんだか悲しいですね・・
続き楽しみにしてます♪

Posted by マダムS at 2006年05月19日 08:13
あむろさん、TB&コメントありがとうございます。
レイフがだんだんワイルドになるけど、その前のスーツのソフトなレイフも素敵でした。

>シャツに汗をにじませ、顔に傷を作りながらもテッサの足跡をたどっていく。

わ〜〜そうそう、汚れたレイフもいいんですよ〜
お願いだから、鼻つぶしたり、顔白く塗ったりしないで〜
Posted by jester at 2006年05月19日 18:19
マダム、またまたいらしてくださって嬉しいです♪

>何か大きなことを成し遂げる人って男でも女でも家庭は犠牲にせざるえないのかな

あの、出会いのとき、イラク派兵についてお門違いのジャスティンに突っかかっていったテッサを思うと、テッサの方法は間違っていたような気がしないでもないのですが・・・・(あくまでテッサを避難する人)
Posted by jester at 2006年05月19日 18:22
コメントとTBありがとうございます。

アフリカでも アジアでも貧しい人たちは たくさんいて どうにかしたいと思う人たちも たくさんいるのに 援助のお金や物資が そのような人たちに届かない。もどかしいですね。それも 同じ国の 役人が搾取しているのですから・・・。 先進国でも構図は同じかもしれませんが。
Posted by 弁護士の妻 at 2006年05月19日 18:34
弁護士の妻さん、コメントありがとうございます。
今のアフリカの悲惨な現状は歴史的にほとんどヨーロッパが作ったものだと思います。
だからといって日本人が何もしないでいいということではないけれど。
地球のどこかが病んでいたら、遠いところだとしてもいつかは自分たちに及んでくると思います。
そのために、できることはしたいと思ってます。
Posted by jester at 2006年05月19日 19:08
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