『ナイロビの蜂』はないだろうとおもうのですよね。
原作の翻訳がこの題なので、本を売る関係とかなんとかで、この題になったのでしょうけれど・・・・
The Constant Gardener っていうと、「真面目に途切れなく毎日庭仕事をする人」とでも訳せばいいでしょうか。
Gardenerという単語で日本語に訳そうとすると「庭師」とか「園芸家」になってしまうので、難しいのでしょうね。
ガーデニングとか普段使うし、コンスタントなんかも「彼はコンスタントに打ってきますね〜」なんてニュースで聞くくらい日本語になってるみたいだから、日本語にちょうどいい単語がないのでしょうね。
でも「イングリッシュ・ペイシェント」なんてそのままカタカナにしてたんだから、「コンスタント・ガーデナー」でよいのではないのかな〜と思うのですが。
せめて「誠実な庭師」とか・・・・
・・・なんかサムワイズ・ギャムジーを思い出してしまいますか・・・・

ちなみに本日は公式サイトを開いてサントラを聞きながら書いてはおりません・・・・
なぜやめたかというと、家族Bに「その、『ハゲ〜〜ハゲ〜〜』って言う曲、やめて」 とぼそりと言われたからで・・・・

以下ネタばれありですよ〜*********

I know all your secrets, I think I understand you now.
(君の秘密は全部知ってる。 今、僕は君を理解したよ。)
とか何とかいって満足してしまうジャスティンなんですが、あのラスト、jesterはちょっと不満です。
そこで戦いをあきらめるな〜!

死ぬことで話題性を持たせて・・・とジャスティンが考えてあえて湖のほとりに下りたとは思いません。
あれは後追い自殺ですわ。
You want me to come home. But I am home.
(君は僕に家に帰って欲しいと願ってるだろう。でも今僕は家に帰ったんだよ)
なんていってましたもん。(いや、泣けたんだけどさ。)
しかし、甘いですよ・・・もし手紙がローマのおばさんちに着かなかったらどうするんだろ、なんて考えてしまいました。
ナイロビまでもどれば何とかなるかもしれないのに・・・・
妻や自分の仕事に対する喪失感が大きくても、最後まで1歩を踏み出して欲しかったです。
悪代官ビル・ナイにあの手紙をたたきつけてやらんかい!
でも、「シティ・オブ・ゴッド」なんかを見ても、フェルナンド・メイレレス監督ってかなり現実に悲観的な印象を受けるので、彼の作品だったら、ああいう終わり方なのかな、なんて思います。
しかし、今回は脚本が夫婦の愛を強調しすぎてて、詰めが甘くなった嫌いが無きにしも非ず、とも思うのです。
売れ線狙ったね、フェルナンド・メイレレス、という感じ。
もっと彼らしくドライに描いたほうが、かえって切ない味わいが出たのでは・・・などといいつつも、またレイフの寂しげな後姿を見に、映画館に通ってしまいそうなjesterでございます・・・・
そしてまた、蛇足を付け加えますと、いつもいつもなんですが、今回も字幕がひどくなかったですか?(いつも同じようなことを書きますが、黙ってたら変わらないだろうとおもうので、しつこく)
どこかで主語を間違えて(多分heとsheだったかな)訳してました。
(が、どこだったか覚えてない

またT田N子か?と思ったら、松浦美奈さんとかいう人でした。
この人の字幕、最近時々見かけますが、戸田組の方なんでしょうかね〜
字幕を訳せる人なんかこの世にたくさんいると思うから、あのいい加減な字幕をつけてる人たちに独占させて置かないで、競争させたらいいと思うのです。
日本は競争社会なんじゃから。
そうすればもうちょっとまともな字幕がつくようになると思います。
今みたいに突貫工事の流れ作業じゃなくて、愛と責任を持ってじっくり字幕を訳せるようになると思いますし。
「ナイロビの蜂」へのコメントありがとうございました。
jesterさんのきめ細かな感想を読んでいるうちに、
映画のシーンが浮かんで来ました。
私もラストシーンは納得できませんでした。悪事を暴く方法は
ほかにもあったはず。生きて戦って欲しかったです。
タイトルの付け方も、まったく同感ですね。
原作のままとはいえ、「蜂」には違和感をおぼえました(苦笑)
私、レイフファインズはタイプではないのですけど、(ヴォルデモート卿のせいだっ!)庭いじり好きな人はタイプです。(サムもね。笑)
ハゲ〜〜♪はないですよぉぉ…
ああ、私もそんな風に聴こえてしまうなあ〜
ところで、やはりラストはそう思いましたよ。やはり希望的であって欲しかったな。
ちょっと夫婦のあり方や個人の過去や思考など描き足りないと思える面がありすぎちゃって、ラブストーリーとしては共感できなかったんですよ。
まあ色んな愛の形があるのでしょうけど…
字幕に関しては結構松浦さんはまだ戸田女史よりましだと思ってますが。^_^;
あれって他にチェック入らないのですかね???
なんか早くもう一度見たくてたまりません。
ダ・ヴィンチもまだいってないし、(でも混んでるのは嫌なので、もうちょっとすいてからしようかな)見たい映画がたくさんで困ってます。
「蜂」はね〜〜しかも日本の公式サイトの「はちみっつ」とか「ハチミツプレゼント」キャンペーンとか、絶対まちがってるますよね・・・
はげ〜〜♪はひどいですよね!!
(といって書いたやつ)(これから見る方、申し訳ありません!!)
>ちょっと夫婦のあり方や個人の過去や思考など描き足りないと思える面がありすぎちゃって
脚本にはちょっと問題がありましたね・・・
素材はいいのに、残念です。
ジャスティンがなんであそこまでテッセを愛するのかがjesterにはぴんと来なくて・・・テッセがジャスティンもわからないの。「安心する」って何回もいってたけど・・・
jesterはジャスティンにほれてますけどね〜(爆)
脚本の表現力の無さが残念ですねえ、確かにあれじゃあ、アフリカに行きたいからとか何か下心あって近づいたと思えちゃう。
でもお互いのことわかり合う時間が充分ないまま一緒になったから、後々多少疑う場面も出てきて…と考えると映画的には成功なのかもとも思えます。
子ども抱いてるシーンで一瞬ドキリとしちゃうのも、テッサに疑惑を傾けちゃう要素をみせつけられてたからかも…とも思うし。
亡くしてから妻のことが初めてよ〜くわかった…みたいになっちゃって、だからこそ今更ながらさらにいとおしくて、あの地でのあの結末に〜元々庭いじり好きのあんな穏やかな普通の人なんですもん…と考えると、私的には納得がいきました。だからこそ、邦題にむかついてます(怒)。原題のままでいいのに。
そう、疑わしかったのが、だんだん調べていくうちに、という道筋なんでしょうか?
それにしてもテッサの真実が分かるのが、ほとんど彼女の従兄弟の息子に当てたメールだけですよね・・・
>あの地でのあの結末に〜元々庭いじり好きのあんな穏やかな普通の人なんですもん…と考えると、私的には納得がいきました。
うん、あの終わり方も、jester的には不満ながら、とっても素敵な終わり方ではあったと思いますです。