2006年06月01日

エンジェル・アイズ(少々ネタばれあります)

Jim_Caviezel.jpg
ジム・カヴィーゼル祭り、続行中です。


『エンジェル・アイズ』は日本でもアメリカでもそれほど話題にならなかった映画ですが、公開当時、jesterは結構好きでした。

立ち直れないほどの心の痛みを背負ったものが、どう癒され、立ち上がってまた歩き出すのか、という過程を追った映画って、結構好きです。

今回見直してみましたが、

「う〜〜ん、家をお片づけしたくなる映画だ・・・」

あ、これ、ほめ言葉ですだ!

なんか、見終わったあと、静かに家の中を見回して、脱ぎ捨てられた洋服だの、テーブルの上の汚れ物なんかを、ゆったり片付けたくなるんです・・・



心に傷を負った男と、少女の頃から抱える想いに押しつぶされそうになっている女の出会い・・・

喪失感や、疎外感を持つものが、どう係わり合い、それを克服してゆくかをじっくり描いています。
全体に静かな印象の映画なんですけど、それなりに動きのあるシーンもあって、最後まで飽きずに見られます。



ヒゲぼさぼさで、長いコートを着て、ふらふら街を歩き回ってる、ジム・カヴィーゼルが・・・ハートたち(複数ハート)
この危うさとうらぶれ方が、いいんですだ・・・・あせあせ(飛び散る汗)
(いや、jesterがこう思えるのも、「THE THIN RED LINE」を見たあとだからなのかもですけどね・・・)


「小さな親切(=余計なお世話?)」をところどころでしながら、でも人とはかかわらずに・・・・。
ただただ街を歩く謎の男、キャッチ。
ジャズの生演奏を聴いて、ふらふらと舞台にあがり、トランペットでブルースを吹いちゃうところなんか、まるで「ピアノマン」です。
(しかし指が音程にあってない気がしたのですが・・・・)

こういう陰を秘めた役って、たとえばピーター・サースガードなんかが演じると、やたらと湿っぽい目つきになるのではないかと予想してしまうjesterでありますが(爆)、ジムがやると、湿っぽくならないんですよ・・・

これは単に「目を細めない」という意味ではなく(ほんとか自分??)あせあせ(飛び散る汗)

ジムの、あまり強く感情移入しないでぽか〜〜んと見開かれている青い目が、自分を失うほどの感情をうまくあらわしてるな〜と思いました。
(あまり目に力を入れすぎると、『篠田三郎』になってしまう危険性のある髪型ですし・・・・)


哀しいという感情を通り過ぎてしまった重すぎる喪失感。
生きている実感がない、ただ息をしているだけの身のむなしさ。
それがあの透き通った目からあふれ出てるんですね〜

(だから、といってはなんですが、お墓の前でながながしゃべらせなくてもいいのでは・・・と思ったjesterです。)


何もなかった部屋が、シャロンとかかわるにつれて、少しずつ物が増えて、Homeらしくなっていくところもよかった。

(なんか和風なんですよね、これが。障子とか布団らしきものもあったりして。和紙が張ってあるスタンドなんか、今日東急ハンズにいったら、同じものを売ってましたもん(爆))

エンジェル・アイズ
しかしジムも良かったけど、ビックリしたのは、ジェニファー・ロペス。

結構はまり役なのでは。

心に癒されぬ思いを抱きながら、マッチョで短気な、正義感あふれる警察官、シャロン。

自分より図体の大きな悪者もバシバシぶん殴って、かっこよかったです!


他の映画をみたときも綺麗だな、と思ったけど、この映画では「うまいな〜」と思いました。
ダイアン・レインに似てないですか? ととりあえず言ってみます。

(でもブロンドは似合わないけど・・・・)


大体、父と娘の葛藤ものってjesterは感情移入しちゃうんですよ。

最後、シャロンのカメラの前の台詞に泣きました。

弱者に対する父の暴力はどうしても許せないけれど、でも愛された記憶もあって、愛したいし、愛されたいし・・・
そのハザマで揺れてしまう心。

父親と和解できない限り、男性に心を許せない。
どんなに優しい男でも、そのうち父のようになるかもしれないから・・・

そして、「Then I realized that ... it doesn't have to be perfect」という彼女の到達した気持ち。うんうん。
でも「It's not fair」という気持ち。うんうんうん!

うわ〜〜ん・・・・爆泣き。たらーっ(汗)


映画の中では父と娘は許しあっていませんが、きっといつか、手を取り合って語り合える日が来ると思ってしまうjesterです。
お父さん、階段降りかけてたもん。


そういえば、「クラッシュ」を見たとき、演出家役のテレンス・ダッション・ハワード、どこかで見たな〜とおもったら、この映画に結構重要な役で出ておりました。
シャロンの同僚の役ですが、ここでも優男であります。



あ、そうだ、ヴィゴの「オーヴァー・ザ・ムーン」をみた人は思わずどきどきしちゃう山の中の滝壷とびこみ(違)シーンがあります。

jesterも飛び込みた〜〜い!
飛び込むだけでいい。それ以上は望みません。(信じて)
ただ、高いところから、綺麗なお水の中に・・・・どっぶ〜〜ん!!
気持ちよさそ〜〜
(一緒に飛び込む相手はヴィゴでもジムでもいいから〜〜〜パンチ(殴)


posted by jester at 18:24| Comment(2) | TrackBack(0) | あ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
思い出しました!
ジム・カヴィーゼルって、これ上映されてる頃全然知らなくて、変な髪型の俳優さんだなあ…いい味出してるのにぃ…とか思いながら観ててそのままに。
パッション観た時も全然気づかず…。
なのに今頃、この画像を拝見してて突然よみがえりました!あのキリストだぁ〜ッ!
すいません、なんだか、中身に関係ないコメントで(汗)。
残念ながら映画自体の印象はあまり強く残ってなくて、いつも演技の評判のよくないジェニ・ロペが、すごくよかった☆ことくらいしか…だったので。
もう一度みなおしてみたくなりました。

Posted by yorokobu at 2006年06月03日 18:54
yorokobuさん、そうそう、あのキリストです!!
そのうち「パッション」の感想も書かなくちゃと思ってます。つい最近見直したんだけど、やっぱり痛い・・・
それと、髪型がへんなことが多いです、このしと。
Posted by jester at 2006年06月04日 08:31
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