2006年06月10日

アイ アム デビッド  I am David

ジム・カヴィーゼルが「パッション」の主役を射止めたのはこの「I am David」での演技があったから、という前知識だけでDVDを見てみました。

アイ・アム・デビッド
少年のロードムービーでホンワカしてるのかな、と思っていたら、しょっぱなの強制収容所のシーンで
「あ、これってホロコーストものだったのね」とビックリ。

でもみているうちに「after the War」なんて単語が出てくるし、やけに途中通る国の街が平和なんで、???

と、最後まで腑に落ちなかったけれど、あとで解説を読んでみて舞台は1950年代のブルガリアの政治犯の強制収容所の話だと分かりました。


ジムは思ったほどたくさんは出てきませんが、彼が演じるヨハン、政治犯の青年で、少年を励まし、彼を守るためにその身をささげる、という役どころがぴったりすぎ!

やつれ汚れてもなお知性を感じさせる哲学的風貌と、絶望の中でも常に前向きなひたむきさが胸を刺します。ハートたち(複数ハート)

↓右下のポスターでは、Davidよりヨハンのほうが大きく写っていて、主役に近いのかと思いましたが、もうちょっと収容所のシーンとか、いろいろエピソードが欲しかった。(・・・単にジムをもっといっぱいみたかっただけという説もありですがパンチ

しかし、そのヨハンに対して、看守が、パッションで総督ピラトをやったHristo Naumov Shopovさんだったのがおかしかったです。
同じような関係ですよね〜


さて、ストーリーは、収容所を脱出したDavidがつらい旅を続けながら、凍りつき閉ざされた心を、次第に人に開いていく、という感動的なお話。
イタリア、スイス、とヨーロッパでも風光明媚なところをさすらうDavid。
音楽も静かで、一面のひまわり畑や紺碧の海、日差しの強いイタリアの町並みや、スイスの可愛らしい本屋さんなど、美しい風景にぴったりで心が和みますです。


でもですね〜〜 どこでも英語が通じてしまうのが・・・・・あせあせ(飛び散る汗)
jesterには完全に違和感ありでした・・・・。猫

「収容所にいたので、いろんな言語を知っているから、気をつけて聞けば意味が分かる」とかなんとか説明がついてましたけど・・・
 

イタリアなんて、全然英語通じないですよね。
ローマやミラノのホテルのフロントならまだしも、南のほうの田舎町のパン屋のおじさんとかワイン農家のおばあさんが英語がしゃべれるわけないと思う・・・

もしDavidがイタリア語がしゃべれてるという想定で、登場人物に英語をしゃべらせてるなら、さらに違和感がつのります・・・

ロードムービーで、ヨーロッパで国境を越える流れなら、言葉の障壁をどうこなしたか、ってかなり重要なポイントだと思うんですよ。

その辺の違和感が、リアルさを殺いでしまって、しらけてしまうところを、ジムやジョーン・プロウライトなどの重厚な脇役がかろうじて助けている、というかんじでしょうか。


まあ、言葉の問題を抜かしても、突っ込みどころはいくつかあり、ドキュメントのようなリアルさはないですね。
でも、「少年の成長の旅」という普遍的テーマを描いた映画としては、秀作にはいるんじゃないかと思いました。
謎の人物も出てきて、最後まで引っ張る力はあるし。


しかし・・・・
「デビッド」っていうのやめてくれよ、な邦題ですけど・・・・たらーっ(汗)
(せめて「デヴィッド」にして欲しい・・・)



posted by jester at 10:49| Comment(2) | TrackBack(0) | あ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おっと、また一面のひまわりですね!?笑
気になります・・ロード・ムービー好きですし。
あらすじ読ませて頂いてちょっと観てみたくなりました。ご紹介ありがとう〜♪
Posted by マダムS at 2006年06月11日 07:52
マダム、そうなんですよ〜
こないだはイライジャの映画でしたが・・・

この映画、すっごい期待しないで見たら、結構いける映画ですだ(ほめてるつもり)

どこかで見かけたら、見てみてください。
とにかく、ジム・カヴィーゼルはカッコ良いですよん♪
Posted by jester at 2006年06月12日 18:04
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