2006年11月18日

父親たちの星条旗

1001031_01.jpgクリント・イーストウッド監督の映画って、結構好きです。
「ミリオンダラー・ベイビー」も賛否分かれてますが、私は泣いちゃったし。

でも重いのが多いので、体調なんかがいいとき行かなくちゃ、とおもいつつ、前の夜ほとんど寝てなくて、精神的にも落ち込みのどん底、という中で「父親たちの星条旗」を見てしまいました。

もともと戦争物は苦手で、なるべくDVDになってから見るようにしてます。
映画館で見ると音と迫力ありすぎで・・・・
(家なら画面小さいし、音は小さくできるし、トイレとかに避難したり早送りしたりできますもん)

それなのに〜〜何故かふらふらと映画館へ・・・猫

だもんで、開始早々の戦闘シーンで滂沱の涙・・・・
身体がぶるぶる震えちゃうほどで、
「なんで戦争なんかするんだろ・・・・あんたらあほや・・・・」と落ち込み・・・・

そのうち、体調不良も伴って、手足が冷たくなってきて、貧血状態、吐き気まで←あほなのはあんたや・・・・あせあせ(飛び散る汗)

それほど戦場のシーンがリアルです。
 
といっても従軍経験があるわけでもなく(あたりまえですが)、他に戦争映画をたくさん見ているわけじゃないので、比較ができないのですが、いかに戦場が残虐で、戦争が不毛で狂気の沙汰かというのが苦しいほどにじわじわ伝わってきます。

jesterがあの場にいたら、早く撃たれて死んでしまいたい、と思ったかもしれない・・・・

映画の後半は、「勝利」のシンボルとして帰国した兵士が、内面の苦しみと裏腹に「英雄扱い」されて苦しむ姿が淡々と描写されます。

「戦争には勝者はいない」のです。

兵士も苦しむけれど、送り出した息子が戦死してしまった母親の悲しみも描かれます。
「(兵士の)母親たちの星条旗」でもあるんですよね。

とてもメッセージが伝わりやすい映画です。
ラストの辺がもうちょっと編集したらすっきりするかな、と思いましたが、実話ベースなので仕方ないでしょうか。


ぴかぴか(新しい)ドグを演じたライアン・フィリップはクラッシュに続き好演してます。
憤慨すると鼻の穴が広がりますが(殴)、見るからに善良そうで、正義感強そうに見えるんですよね、この人。
最近、私生活では離婚したりしてますが、映画では活躍してますね。

一番共感した役は、重圧のあまりアルコール依存症になってしまうネイティブ・アメリカンの兵士、アイラ・ヘイズだったのですが、アダム・ビーチさんというカナダの役者さんがやっています。
どこかで見たと思ったら、ドラマの「デッド・ゾーン」にでてましたね、この人。


ぴかぴか(新しい)映画を見たあと、NHKのクローズアップ現代にクリント・イーストウッド監督がでていましたが、とてもストイックで清潔な印象。
セレブになりちやほやされてスポイルされて傲慢になっている様子もなく、静かに謙虚に、考え考えしゃべる姿がとてもいい印象でした。


ぴかぴか(新しい)実はjesterが見る前に、家族Aもこの映画を見たのです。

家族Aは戦記物のドキュメンタリーや小説が好きですし、自衛隊の航空ショーとか好き。
ニュース見てて、「あんな拉致なんかする国、ミサイル打ち込んでぶっ潰せばいい! アメリカならとっくに攻撃して拉致被害者を奪還しているのに!!」
などと過激発言を繰り返す人なので、そういう人があの反戦メッセージ一杯の映画を見たらどう思うのか、聞いてみました。

なんだか久しぶりに結構真剣に会話ができたという感じです。(詳細は省略)(爆)


彼は「硫黄島からの手紙」も見に行くっていってますが、私は予告編を見ただけで呼吸困難になるほど悲しかったので、DVDになるまで待つかな・・・とおもったり、また行ってしまうかも・・・?と思ってます。


ま、jesterは映画を「作り事」と思って見られない共感・単純体質なんで、ホラーなんかも入り込みすぎて夢見ちゃうし、それで目が覚めてもトイレに行けなくなっちゃうんですよ。

もっと冷静に大人に鑑賞ができる方なら、jesterみたいに貧血状態になることもないと思いますです。


posted by jester at 11:23| Comment(11) | TrackBack(2) | た行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は未見であります〜。
観に行かなくちゃ!と思いつつ、いざ時間が空くと、今の精神状態でわざわざ、更に落ち込みに行くこともないかな〜・・・となってしまいます。。。
メルキアデス〜で気になったバリー・ペッパーやあと期待の若手が出ているようですし(腐腐腐)、DVDで観ることは間違いないので、このまま息を潜めて上映が終わるのを待つか迷うところです。(笑)

ライアン・フィリップ、公私(?)ともに最近、よく名前を見ますね〜。彼の出ている「カオス」が観たい!大好きなハゲ様に会いたいのに、田舎じゃやってないんですよ〜(涙)
Posted by DD at 2006年11月18日 13:48
リアルな戦争映画は大の苦手なのですが・・・
「はじめて日米双方から硫黄島を描く」という手法が気になって見ようかどうしょうかと迷っていました。
1本みたら絶対もう1本も見なくちゃ公平じゃないし果たして耐えられるだろうか?と・・・

やはりよほど体調がしっかりしてる時じゃないと私も呼吸困難おこしそうです。

「共感・単純体質」に共感です!わたしも見ていて身内が震えるほど怒りを感じたり恐怖を感じたりでグッタリしてしまいます〜(涙)
Posted by igu at 2006年11月18日 14:06
ぼくも観ましたよ、この作品。
やっぱりイーストウッド監督は素晴らしいですね。

この映画の原作になったノンフィクションも読みましたが、2時間の映画の中に要点は過不足なく盛り込まれ、映画作品としてもすごくバランスのいい仕上がりになってたと思います。
さすが!って感じですね。

次は『硫黄島からの手紙』ですね。
jesterさんもDVDになるまで待つとかおっしゃらずに、ぜひ劇場で・・・。
Posted by とーる at 2006年11月18日 23:14
jesterさん、こんにちわ

この映画、私が書き込みさせていただいているカメラ関係の掲示板でも、海岸での場面、「プライベート・ライアン」よりもすごいとのことで、推薦されていますが、日本が負ける映画は観たくはないとのことで、今のところ、観たい映画リストには入っていません。

方々のブログや掲示板を読ませていただいておりますが、全体的には評判が非常にいいですね。

そう言えば、先日、イーストウッド監督の映画としては、上記のカメラ関係の掲示板にて「マディソン郡の橋」で使われていたカメラは何かと言うことで、VHSテープで観なおしました。
Posted by matsumo at 2006年11月19日 10:01
jesterさん、こんにちわ

ライアン・フィリップって、「クルーエル・インテンションズ」での演技、中々良いと思ったのですが、その後、同じ映画に出演していたリーザ・ウィザースプーンと結婚したが、妻の方がメジャーになってしまったので、2人の子育ての邁進(笑)していたのだと思っていたのですが、なるほど、最近は彼もメジャーになってきたのですね。
Posted by matsumo at 2006年11月19日 13:48
こんにちは♪
アダム・ビーチは ニコちゃん主演の『ウインド・トーカーズ』で 暗号解読に利用されたネイティブアメリカンの兵士役で印象的でしたよ。彼らの民族は実際の歴史でも映画の中でも同じ役回りで、もう気の毒としかいいようありませんよね。。
ドイツの俳優さんが「ナチの役」しか回ってこないのを嘆くよりもっと可哀相かも。だってアダム・ビーチに絶対007の役は回ってこないし。(ーー;)
鼻の穴が膨らむライアン・フィリップ(笑)が最近いい感じなので気になってます♪
全然映画の感想になってませんね(爆)

Posted by マダムS at 2006年11月19日 15:25
DDさんコメントありがとうございます。
お返事遅くなってごめんなさい。

そうですね〜 気分があまり落ち込んでいるときとか体調が悪いときはおすすめしません・・・
でもDDさんなら大丈夫だと思いますよ。私はほんとに戦闘ものに弱いんですよ。入り込んでしまうので、痛すぎて・・・・

バリー・ペッパーさんもがんばってましたよ。かわいそうだったけど。
Posted by jester at 2006年11月20日 11:51
iguさん、こんにちは。
お返事遅くなってごめんなさい。

映画館で見る価値のある映画だと思うのです。
決して一方的に見てなくて、日本人が見てもつらくないです。
でも戦争のシーンはつらい・・・それから帰ってからの兵士たちも、とてもかわいそうです・・・
真面目な人ほど傷ついちゃうんですよね・・・
Posted by jester at 2006年11月20日 11:53
とーるさん、コメントありがとうございます。
お返事遅くて申し訳ないです。

とーるさんは原作も読まれたのですね!
映画で見ると、また臨場感があふれていたのではないでしょうか?

jesterは次のを映画館で見る勇気がなかなかありません。
周りの人に迷惑かけるほど泣いてしまいそうで・・・・ 
考えただけで気持ちが落ち込んだりして・・・(爆)
Posted by jester at 2006年11月20日 11:55
matsumoさん、コメントありがとうございます。

>日本が負ける映画は観たくはないとのことで、今のところ、観たい映画リストには入っていません。

わははは・・・でも日本が勝つ映画って、日清日露のころでしょうか・・・

この映画、アメリカサイドの話だけなので、日本人のほうの悲惨さは描かれていないのですよ。(それは硫黄島からの手紙で描かれるのでしょう)
勝ったといわれる兵士たちがどんな気持ちだったか、に焦点があっています。
もちろん英雄気取りの人たちもたくさんいたと思いますが、こういう人もまた、たくさんいたんだろうなあ・・・と感じます。

ライアン・フィリップはカオスにも出るし、最近頑張ってますよね♪
Posted by jester at 2006年11月20日 11:58
マダム、TB&コメントありがとうございます。

>アダム・ビーチは ニコちゃん主演の『ウインド・トーカーズ』で 暗号解読に利用されたネイティブアメリカンの兵士役で印象的でしたよ。彼らの民族は実際の歴史でも映画の中でも同じ役回りで、もう気の毒としかいいようありませんよね。。

そうだったのですね〜
ニコチャンの映画で戦争物というとあんまり見ないので(殴)ウインド・トーカーズはまだ見ていません。
今度見てみます!
ネイティブアメリカンの集まりにアダム・ビーチがでてしゃべるシーンがありましたが、自分の仲間からも外れてしまっている感じで、それもまたすごく共感して泣いてしまいました・・・
Posted by jester at 2006年11月20日 12:02
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Tracked: 2006-11-19 15:28

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