2006年12月04日

トゥモローワールド Children Of Men

予告編を見た感じでは、かなり暗そうな内容・・・?と覚悟して見に行きました。
(実は先々週に見に行ったので、007より前に鑑賞してたのですが、記事が前後してしまった・・・)
これがjester的にはヒットでした。
ぐんぐん引き込まれて、自分が映画の中にいるように錯覚してしまい、ピシュウウ!!チョイ〜ン!!と弾丸が飛んできたときには思わず首をすくめるほど。

戦闘シーンでもカメラがずっと長回しで追い続けるので、自分の視点で見ているような臨場感と迫力があるんですね〜

画面もそうですが、音が迫力があっていい映画なので、ぜひぜひ音響のいい映画館で見て欲しいです。


人類に子どもが生まれなくなってしまった西暦2027年のイギリス、という設定で、なんで子供が生まれなくなったかとかそういう細かい説明はなしに、ど〜んとそのワールドに放り込まれて、クライブ・オーウェンと一緒に「なぜじゃ〜〜」と叫びつつ、母子を助けるのに思わず必死になっちゃいます。←単純猫


クライブ・オーウェンさん、キング・アーサーで見たときは、首の線がたぷたぷしててだめかも・・・と思ったけど、なんかそれから見るたびに「結構いい!」とおもい、この作品では「かなりいいじゃないですか、はい!」に変化しました。黒ハート

あのよろよろさ、ぼろぼろさ、酒臭さ、小汚さ・・・
でもなんか誠実そうな感じがにじみ出てて、ジュリアン・ムーアが「この人なら信頼できる」って言ってるせいだけじゃなくて、信頼できちゃうんですよ・・・ 


ジュリアン・ムーアは昔は、目から鼻の辺の線が気になるし、よろめく人妻みたいな湿っぽいイメージがあったのであまり好きじゃなかったけれど、「ハンニバル」からどんどんタフな女が似合うようになってきて、今回もカッコよかったです。


それと、マイケル・ケインさん。
いや〜彼が出てるとは聞いてましたけど、聞いてたのに、見ながら「それでどこに??」(今画面にでてるよ!)「でないね、ケインさん」(今出てるってば!!)状態。←ソファの上の猫とか、犬とかばかり見てるからだ・・・・

さすがに途中で「あ〜〜! このヒッピーのおじちゃん、ケインさんだあああ」と確認して、ビックリしました。
すごいいい味だしてます。
バットマンビギンズなんかの上品なバトラーもお似合いだけど、実生活はこういう人なのかな?なんて思ったり。

音楽もつぼでした。
ジョン・レノンの歌声が切なかった・・・たらーっ(汗)


以下、ネタばれあります**********




音がいい、って上に書いたのですが、最後のほうでの赤ちゃんの泣き声がなんとも印象的でしたね。
「戦場のピアニスト」で瓦礫の町に響くベートーベンの「月光」のように。

あのぐらいの生まれたての赤ちゃんって、jesterはどんなときでも目が釘付けになっちゃうし、「きゃ〜〜可愛い」とかいうんじゃなくて、もっと本能的な「この子を守らねば!」みたいなオーラが胸の辺からどわ〜〜っとあふれてきちうんですよ。最近は特にそうです。
どこかで泣き声がしたら、たとえ遠くで泣いていても、絶対「何で泣いてるんだろう?」ってすごく気になっちゃうし。

ま、それは皆さんそうなのかもしれませんが、映画を見ていてそういう気持ちが映画の中の人たちと共感できて、感動しました。
猛々しい戦場の狂気の兵士ですら、正気に引き戻す無垢な泣き声です・・・

(しかしあの赤ちゃんはCG?ですよね、もちろん。 生まれたてほやほやであんな埃っぽい撮影現場に持ち込めないよねえ・・・・)

設定では日本もアメリカも香港も、イギリス以外はみんな荒廃しきっちゃって人間が住めない状態になっているんですよ。
でもそういうイギリスですら、強制収容所はそれはそれはひどい状態。
すごいお金をかけたと聞きましたが、それはこの辺のセットに使われたのでしょうか。
とてもリアルでした。もうすぐあんな世界が来るのかも、と緊迫感があって・・・

「何百億円かけた豪華なセット!」が売りの娯楽映画を見ると、時々は「金の使い道は他にあるだろ?」なんて心のどこかにちくちくしちゃうもんがある貧乏人jesterでありますが、これは「お金をかけただけの意味ありかも」なんてうなずいたりしておりました。

ラストシーンもjester的には良かった。

霧の中で、これからどうなるのか不安だけど、とりあえず明日への扉は開かれた・・・という暗示で、救われました。



posted by jester at 09:34| Comment(8) | TrackBack(8) | た行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ドモドモ−♪
うん、この映画、予告編で観た以上に良かったでした!
キュアロン監督なので外しはないだろうとは思っていましたが、
あの銃撃戦での長回しのシーンは、もう、ホントに感動でしたよねー

>首の線がたぷたぷしててだめかも・・・
あははは、そうでしたか!?
ワタクシ、クライブ・オーウェンのファンなので(お顔ばかり観ていて)気が付きませんでしたが、そうか。笑
そうそう、ジュリアン・ムーア
実は同じであまり好きな女優さんでは無かったのですよー
何時からだったか、演技の幅が広い役者さんになったなーと見直したのでした。
(・・・あ、ズバコーーンの「フォーガットン」なんてのもありましたが。汗)
Posted by Puff at 2006年12月04日 19:07
>ピシュウウ!!チョイ〜ン!!
っていいですね〜〜〜!そうそう!こんな音ですよこんな音!!お上手っ♪
生まれたての赤ん坊の声はやはり神々しいですよね・・誰しも感動せずにはおれないというか・・。CGはあの「すべては愛のために」の時よりちょいとはマシに進歩したみたいですが、やっぱりわかりますよね。そうですね、あんな撮影現場に連れてはこれんでしょう。
クライヴさん。。良かったですほんと。
でもjesterさんてば、ジム・カヴィーゼルも忘れないでね〜終っちゃいますよ「unknown」!!
Posted by マダムS at 2006年12月04日 20:22
Puffさん、コメント&TBありがとうございます。
この作品、面白かったですよね〜

>>首の線がたぷたぷしててだめかも・・・
あははは、そうでしたか!?

きゃ〜〜失礼しました!!
男の首の線には厳しい(爆)jesterなので、キングアーサーではね、チェック入れちゃったんですよね〜 でも今回ではずしましたから!! 声も良いですよね♪

ジュリアン・ムーアはちょっとタフな女を演じたほうが女性受けはいいのでは?
今回は早々に出なくなっちゃって、ちょっと寂しかったけど・・・
Posted by jester at 2006年12月05日 07:47
マダム、いらっしゃいませ。TB&コメントありがとうございます。

「すべては愛のために」でCGの赤ちゃん出てましたっけ?(もう〜〜ぼけですだ〜〜)
この映画の赤ちゃん、生まれるシーンは「ぎょ?ほんもの??」と一瞬思いましたが・・(単純)

>でもjesterさんてば、ジム・カヴィーゼルも忘れないでね〜終っちゃいますよ「unknown」!!

あ、あ、そうなんです〜〜
マダムが絶賛してるし、これは見なくては!と、前に見たときの半券(これがあると割引になるの)を捜しているうちに〜〜
あそこの映画館、回転速すぎ!
何とか時間を作っていきたいと思っております♪
Posted by jester at 2006年12月05日 07:51
こんにちは〜。

壮大なテーマながら逃走劇に終始してしまったところにかなり残念な思いで見たんですが、ご覧になってる皆さんの評価が高くて、うーむ・・・と思っているnouilles-sauteesでございます。

また機会があったらもう一度見直してみたくなりました。
Posted by nouilles-sautees at 2006年12月07日 19:19
nouilles-sauteesさん、こんにちは。
nouilles-sauteesさんは「クライヴ・オーウェンのごわごわっとした顔がだめ」なんでしたよね〜
この映画、まずクライブがどこまで許せるか、というところが大事かも(またまた〜)
jesterは首のラインが気にならなくなって(爆)乗り切れました。汚いのがよかったのかも(汚い中年男が好きです←誤解される言い方だ・・・)

この映画、壮大なストーリーのテーマの一部を切り取ってるって感じでしたね〜
nouilles-sauteesさんとしては、物足りなかったのかな?

人それぞれだから、いろんな角度からレビューが読めて、だから面白いとjesterは思ってます。
もちろん仲良しな人と意見が一致したときは嬉しいけど、みんなが言っているのと自分だけ感じ方が違うと、寂しくなりますよね〜 でも自分でも時間を置いてみると感想が変わったりすることがよくあるので、仕方ないですよね、こればっかりは。
Posted by jester at 2006年12月08日 08:21
こんばんはー。
同じく私も、後から観たカジノ・ロワイヤルのレヴュー記事を先に仕上げたクチです。
本作のはずいぶんと遅くなってしまいました。ひっそり。

で、マイケル・ケインに気づかなかった状況も、まったく jesterさんと同じでしたー。あはは・・・。
でも、観ている最中に気がついてよかった♪

クライブ・オーウェンは今回はビミョウでした。
インサイドマンの時は、カッコエエ〜って感じたのにー。
もうちっとさわやか主人公の方が私はハマれたかもしれません。

そんなこんなですが、テーマと世界観にしびれた作品でしたー
Posted by かえる at 2006年12月11日 21:41
かえるさん、いらっしゃいませ。
あのマイケル・ケインさん、登場シーンから怪しげでしたよね〜〜
何この男?? と思ってみていて、怪しいか怪しくないかばかり気が行って、俳優が誰かに気がつきませんでしたわ〜

インサイドマンのときは顔が見えなかったからよかった、とかいう話も聞きましたけど(爆) どうもヒゲ面で出てくるのが多いですね、クライブさん。
Posted by jester at 2006年12月12日 10:20
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