ああいう混乱の時代を生き抜くために、もがく人間像という点ではお話は良く出来ていておもしろかったけど、恋愛映画としてとらえたらいまひとつ。
そしてあそこまでベッドシーンをリアルに描く必要があったのか・・・・そういうのがちょいと苦手なトニー・レオンファンとしては複雑な思いでございました。
というわけでいまだに迷いつつも ☆☆☆1/2 ぐらいかしら・・・・
(以下、映画の内容に触れています。未見の方、ご注意!!)

主人公であるワン(タン・ウェイ)はほっぺの柔らかいような子供が無理に厚化粧している感じで、「あ、この女優さんjester的にはだめかも」と思いましたが、見ているうちに「実際、子供が無理して厚化粧している」シーンなのだと分かり、違和感が無くなってきました。
ワンが学生の時の映像は、ういういしくて可愛い。
でも目つきが鋭くて、只者じゃないって感じです。
激動の時代の流れの中で、日本よりの動きをしていた男の浮き沈みも興味深いものでした。
その辺は飽きずに見る事ができました。

ワンとイー(トニー・レオン)の間に育っていく肉体を通じた恋愛感情。
このどちらかにでも共感できるものがあればまた違ったと思うのですが、残念ながらjesterは乗り切れませんでした。
ひとつにはアン・リー監督の「恋愛感」が私とは違うということにあるかもしれません。
アン・リー監督は、『恋人たちの食卓』でもそうだったけど、以前から「性欲」とか「食欲」とか、生存する上で根源的な欲望を通して人間を描くのが上手い監督さんですよね。
そしてその恋愛感は多分に『SEX・肉体を通じての愛』に重きをおくところがあると思います。
『ブロークバック・マウンテン』の最初の男性同士のラブシーン、精神的なものよりとりあえず肉体的な欲望を遂げた、っていうふうに見えちゃって、ついそんなことを言って、誤解を受けたことがあります。
この映画のワンとイーの関係も、暴力的・肉体的なことから始まって行くのですが。
そのへんがね、どうも私にはあわなかったみたい。
(SEX=LOVEじゃないし、LOVE=ロマンスじゃないし、ロマンス=SEXじゃないって言うのが持論でございます)
ベルトで殴られて、後ろ手に縛られて、血を流して痛みを訴えないと実感できない愛って、どうなんでしょうねえ。
まあ人間それぞれだから、そういうのもきっとありなのでしょうけれど、「鳩の卵みたいなダイヤモンドの指輪」を買ってもらっても、私だったらだめですわ・・・・
ワンとクァンの関係もですね、クァンは確かにハンサムさんで、真面目そうで、抗日に燃える理想家でもあるけれど、それは外観だけのことで、内実はまだひよっこ。
男としてはダメです。
ワンに非常に危険なスパイのようなことをさせ、イーとの関係を持たせるために、練習として仲間の一人と寝させたり、つらそうにベランダにでてタバコ吸ってないで、なんとかしろ! 自分の惚れた女ぐらい自分の手で守れ! といいたくなるヤツであります。
いくら戦争中だといえ、男ってハンサムだとスポイルされて、こういう女性を人間と思ってないみたいなのに育っちゃうのがままいるのよね〜なんて思いました。
だからこそ後半でワンがクァンに階段のところで言うせりふが生きてくるのではありますが、そういうクァンに引きずられてしまうワンもワンだよなあ・・・なんて思ってしまい・・・

たとえ裏切りが判ったら、ちょっと眉をしかめた後に、簡単に処理を指示されてしまうぐらいの存在だったとしても。
彼女もまた父親に置いていかれて、愛に飢えていたんですよね。
(あんな可愛い子を置き去りにして、イギリスで結婚しちゃうオヤジが許せん!)
こういう経験を重ねて、本当の恋愛がわかってくるだろうに、はかない彼女の運命が哀れです。

監督には「今までと違うトニーを」と期待され、まあ今までと違う味は出ていたと思うのです。
「傷だらけの男たち」に引き続き、いろんな役に挑戦するのは役者としてすばらしいことなんでしょうけどねえ・・・・・・・・

でもなあ。
トニーって、いっくらジムに通って体を鍛えたとしても、やはり知が勝っていて、ああいうシーンでフェロモンがだだもれになる俳優さんじゃない感じ。
どちらかというと、物陰から寂しそうに見てるほうが、つい駆け寄って抱きしめたくなるというか・・(殴
(石坂浩二が「愛のコリーダ」をやっても気持ち悪いですわ・・・・(爆))
その辺、ミスキャストじゃないの?なんていいたくなります。
香港には「冷酷なエロス」を演じられる役者さんが他にいっぱいいるのにねえ・・・・
(エディソン・チャンのことをいってるわけではありましぇん・・・あれはそれこそ文字通りハンサムでスポイルされちゃったお馬鹿さんですわ。)
まあ、「枕絵」なんていうのにエロスを感じる方もいらっしゃるし、お国柄もあるし、男女で差もあるし、人それぞれだとは思うのですが。
これは監督の演出でしょうけど、エロというよりグロに近いとjesterは思いました。
心の動き、恥じらい、人間の尊厳なんてものが根底にあってのエロティックな描写にはエロスを感じますが、ああもむき出しで延々とみせられると、まるで「テレビ動物生き物百科」(なんて番組はないが)の「霊長類のいろいろな生殖行為のパターン」を見ているような気がしてきてしまって・・・(殴

(ちなみにjesterはいわゆる「エロビデオ」みたいなものを見ても、気持ち悪いだけで、全くエロティックだとは思いません・・・・・)

そのようなグロテスクな行為に走らなければ、自分をさらけ出すことが出来ないほどゆがんでしまっているイーという男を描きたかったのか、とも思えてきます。
だからこそ、ハードで無機質にも見えるベッドシーンを撮ったのか。
そしてフェロモンダダ漏れの役者じゃなくて、あえてトニー・レオンを使ったのか。
ということは「恋愛」を描きたかったのではなく、『憐憫とか同情とか憧れとか連帯感とかライバル心など、別の感情を恋愛だと勘違いしてしがみついてしまう人たち』がテーマのひとつだったのかしら。
などなどと、いろいろ考える余地がでてくるへんは、さすが細部にこだわるアン・リー監督ゆえなのかな・・・と思います。
雨の音が印象的な画面作りとか、早すぎないテンポなのに緊張感がありドラマチックで、ストーリー全体が飽きずに見させる力があっただけに、jester的には心底ひたれたともいえず、出てくる人みんな不幸で、その上カタルシスも感じられず、後味が悪くて口直しが欲しくなりましたがな。
でもいつか、jesterももっと人生経験をかさねたら、この映画を別の味わいをもって見る事ができるのかな??

あんな形でしか女性を抱けず、デカイ宝石で心を買えると本気で??思ってる男も気の毒なヤツですね。
で、一番可哀相なのはやっぱりワンちゃんでしょうね、あまりにも犠牲が大きすぎたと思いますです(TT)
エディソン・チャンの一件はつい最近聞いてびっくりしていたところです。10年後位にイーの役やらせてみても面白かったかもしれませんよねー!
この作品に陶酔している方が多いみたいですが。私は何か、んー、感想がまとめにくい作品でした。ですので、たまに見かける乗れなかったという方のレビューを読むと、とても参考になります。jesterさんのレビューも、大変興味深く読ませて頂きました。
今だによくわからないのですが、もしかして私もアン・リーの恋愛観を共感できないものを持っているのかもしれないです。
でも、また何年かしたら考えも変わる可能性もありますけどー
んー、やっぱり論じにくい作品です。
何となく思うところがあっても、言葉にしにくい題材を扱っている作品という感じでした。
ただ、タン・ウェイの印象はjesterさんと全く同じでありましたー
私も、トニー様は知が勝っていると思います。腹筋鍛えてお尻を披露しなくたって、存分にフェロモンをキャッチしまくりですもの♪
私は結構好きですが、この映画(笑)。
トニー・レオンはやっぱり含みのある役がうまいなあと思って観ていました。
身体だけの関係ってのもあるんでしょうけれど、この二人には身体の関係によって何か結ばれるものものがあったのだろうなあと思います。
ベッドシーンも最初は暴力的だったのが、話が進むにつれていたわりさえ見えはじめ、イーが身体だけでなく心を開いているのも感じられる。
それを聡明なワンが感じとれないわけがない。
にしても沢山ありましたね、ベッドシーン。まあ私はあーゆーシーンも好きなので、そんなにイヤな感じはしませんでしたが(笑)。
それでもあれだけで結構お腹いっぱいになりました。
>このどちらかにでも共感できるものがあればまた違ったと思うのですが、残念ながらjesterは乗り切れませんでした。
私もこれを「愛」を描いた物語として見るべきだとすると全く乗り切れません。まあ時代が時代なんでしょうけれど、プラトニックの方はあまりにゆるいし、第一、自分の信じる正義のために彼女にあそこまでさせるかという感じでしたよね。
>練習として仲間の一人と寝させたり
これ、これっ。これが最高に腹立たしい。経験はなくても最初は自分がくらいの気概はなかったんでしょうかねぇ・・・。
トニーの方は・・・。あれらのシーン自体には何の感情も持てなかったんですが、最初の出会いからして目付きがものすごくいやらしいですよね。私はどちらかと言うとあの目付きの方がすごいと思ってしまいました。ぱっと見は「花様年華」なのに・・・。
というわけで私は愛がどうのこうのと言うより、一見すごいことをやってるようで、結局周りに振り回されっぱなしだった(イギリスへ行ったお父さん然り)一人の女性の運命というのを全体的に、そして非常に客観的に見ていた気がします。そうやって見ると嫌いな作品じゃあないんですが。
エディソン・チャン・・・えらい話ですわ。
もったいない・・・。
コメントありがとうございます! 嬉しいですわ♪ お元気ですか〜〜
マダムはお好きだった映画なのに、こんなレビューになっちゃって申し訳ないです。
>jesterさんの気持ちも良くわかるような気がしますー!
ああ、そういっていただけると嬉しいです。
>映画としては良く出来てたと思うんですが、観終わってからよくよく考えてみると どこにも”愛”らしきものは見えず、むなしさだけが残る話ですよね〜
わりと覚悟していったので、見終わったあとは「面白かったジャン。ちゃんと作ってあったよ!」って思ったのですが。
でも後味が悪くて・・・
>あんな形でしか女性を抱けず、デカイ宝石で心を買えると本気で??思ってる男も気の毒なヤツですね。
で、一番可哀相なのはやっぱりワンちゃんでしょうね、あまりにも犠牲が大きすぎたと思いますです(TT)
女性への愛をああいう形でしか表現できないって、いままでちゃんと人を愛したことがなかったんでしょうねエ・・・
きっとイーもかわいそうなヤツなんですよね。
ワンちゃんはほんとにかわいそうです。
最後にクァンと視線を交わすところでも、なんかつらかったですよ。
>エディソン・チャンの一件はつい最近聞いてびっくりしていたところです。
香港ではずいぶん前から大騒ぎだったみたいで、友だちからメールが来たり、画像が来たり(爆)
しかし・・・そういう画像が入ったパソコンを修理に・・・・うかつなヤツです!
ほんとおばかさんだわ〜
>
今だによくわからないのですが、もしかして私もアン・リーの恋愛観を共感できないものを持っているのかもしれないです。
私も見終わった後、複雑でいろいろ考えてしまいました。
面白かったんだけど、酔いしれるまでいけなかったのは、やはり私が「恋愛」に求めているものが監督とちがうんだろうなと思います。
>ただ、タン・ウェイの印象はjesterさんと全く同じでありましたー
新人にしては堂々としてましたよね。
ちょっとワンパターンな表情だったけど、そこがまた初々しい感じとも言えるかも。
もっとベテランの人がやったらまた別の味が出たとは思いますけど。
>私も、トニー様は知が勝っていると思います。腹筋鍛えてお尻を披露しなくたって、存分にフェロモンをキャッチしまくりですもの♪
うふふ〜〜
そうですそうです! 同感ですわ!
かえってああいうシーンのほうが、jesterはだめなんですよ〜
>私は結構好きですが、この映画(笑)。
トニー・レオンはやっぱり含みのある役がうまいなあと思って観ていました。
ああ、dimさんはお好きだったのですね〜
jesterはどうもひたれなくて、残念でした。
>身体だけの関係ってのもあるんでしょうけれど、この二人には身体の関係によって何か結ばれるものものがあったのだろうなあと思います。
肉体的なコミュニケーションのひとつですから、それによって相手を理解するっていうこともあるのでしょうね。
最初は欲望のはけ口だったものがだんだん育っていくというのもあると思います。
ただjester的には痛すぎて・・(結局そこかい!)
もっといたわりあうようなんじゃないと駄目だわ・・・(爆)
アン・リー監督の作品はファンで支持する方もとても多いし、私みたいな風に感じる方は少ないのかもしれませんが、とりあえず、個人的にはこんな感想だったのですよ。。。
でも、やはり良く出来た映画だとは思いました。
お話もちゃんと出来ていて、あきれたり飽きたりしなかったし、才能ある監督さんだと思いましたです。
>私もこれを「愛」を描いた物語として見るべきだとすると全く乗り切れません。まあ時代が時代なんでしょうけれど、プラトニックの方はあまりにゆるいし、第一、自分の信じる正義のために彼女にあそこまでさせるかという感じでしたよね。
個人差があるからなんともいえませんけど、私も「愛」という印象は受けなかったんですよね。「究極の愛」なんていわれると、ふ〜ん、そうなの?って感じでした。
もしかしたら「愛」に成長するかもしれないものが、時代によって踏みにじられたとでも言うか・・・
イーも少しでも愛情を持っていたらなら、最後、立場を捨ててもっと苦しみや悲しみを表現するシーンがあっても良かったかも。ただベッドをなでなでするだけじゃなくて・・・
>トニーの方は・・・。最初の出会いからして目付きがものすごくいやらしいですよね。
わははは〜
そうでしたっけ。あのマージャンのシーンですか?
思い出してみると、確かにそういう目つきだったような気もします。
>一見すごいことをやってるようで、結局周りに振り回されっぱなしだった(イギリスへ行ったお父さん然り)一人の女性の運命というのを全体的に、そして非常に客観的に見ていた気がします。そうやって見ると嫌いな作品じゃあないんですが。
うんうん、視点をそこへ持っていくと、お話自体は私も嫌いじゃないんですよ。
ワンは結局、振り回されっぱなしだったというの、とても同感です。
>エディソン・チャン・・・えらい話ですわ。
彼はいろいろ才能があるので、きっと俳優じゃなくても活躍しそうですし、なんといっても香港ですから、しばらくしたら「やっぱり復帰します」とかいって出てくる気も致します。
恋愛ものって、どーも年を重ねるに従ってはまれなくなっていて(笑)、昼メロのような微妙な甘さがある作品はなんか傍観しちゃうみたいです。普通のマダムならこういう昼作品にはまるのでしょうがjesterさんの想いにイチイチ共感しちゃいましたよ。
私は例の話題の性描写のシーンはとっても動物的だなあ;と思ったのでした。爆
それにトニーの至福の表情もなんとなく滑稽だったし;
でも人間らしく様々な葛藤を見せてくれたと思います。
>恋愛ものって、どーも年を重ねるに従ってはまれなくなっていて(笑)
恋愛物でもすごく酔えるやつもあるのですけど、(灯台守の恋とか・・・)韓流みたいにわざとらしいのはダメデス〜〜
もう見てると蕁麻疹が出るほど駄目なんですだ。(爆)
傍観すら出来マシェン。
『私の頭の中の消しゴム』を友人に連れられてみた時は、まじにつらかった・・・
音楽も『それ泣け〜〜』ってやられるともういっぺんで醒めちゃいます。
>私は例の話題の性描写のシーンはとっても動物的だなあ;と思ったのでした。爆
それにトニーの至福の表情もなんとなく滑稽だったし;
本来とっても動物的なものなんでしょうねえ。そしてそれで至福のときを迎えるっていうのもある意味真実なのかも。
そういう点では、アン・リーの視点って結構シビアにリアルなのかも。
でも私はシビアにリアルに見せて欲しくないらしいです。甘甘なのも嫌だし、わがままな自分です・・・
私のところへは、ペルセポリスでトラコメいただき、それよりも新しい本作の記事にはなかったので、やっぱり私の記事はふざけすぎていたかなとドキドキしましたが、こちらに来て、 jesterさんのレヴューを読んで、なんだ、同感、同感とホッとしました。w
これは愛を描いたドラマではないと思うんですが、そうであれ何であれ、私にとっても心揺さぶる映画ではありませんでしたー。
ミニシアター女の私は、バリバリのR-18ものは結構観ているので、そういう描写自体がダメではないんですが、本作のベッドシーンは何か浮いている感じがしちゃいましたー。
『インティマシー』とかは好きなんですがー。
>それよりも新しい本作の記事にはなかったので、
きゃあ!
失礼致しました! なんでかしら??
コメントさせていただいたとばかり思ってたけど、ちゃんと送信されてなかったのかな?
時々やっちゃうんですよね〜
コメントにレスがないなとがっかりしてたら、自分のコメントが載ってないとか!!
これからもう一度そちらにうかがいますね〜〜
>なんだ、同感、同感とホッとしました。w
わ〜〜ん、うれしいです〜
わたくしごときにかえるさんみたいな映画に詳しい方がそのようなこと思っていただけるなんて!
こちらこそですわん♪
>これは愛を描いたドラマではないと思うんですが、
うん、わたしもそんな気がしてきました。
ちょっと勘違いしてみてしまったみたい。
>本作のベッドシーンは何か浮いている感じがしちゃいましたー。
「浮いている」感じがするのも、もしかして監督の意図なのかなあ〜と思ったり、やはり私は監督と感覚が違うのかな〜と思ったりしてます・・・・
私もかなり“ベースケ”(笑)でございますが皆様が気も狂わん
ばかりに絶賛されています^^「ブロークバックM」も、そして
本作も、アン・リー監督の、こと愛欲描写には違和感が
消えないまま、こんにちに至っておりますの。
ひとことで言いますと
“官能”が呼び起こす“甘美さ”、が、全く、ない。
「ラスト〜」は、私から言わせれば、丸っきりのミスキャスト
だと思います。今回のT・レオンは、可哀想だとも感じました。
彼はこういう役柄では、ぜんぜん、生きない。
彼はアジアの小粒系色気なのよ。^^
こういう即物的描写にこだわるなら、もっとカラダの
バァ〜〜ンっとした、ビンボ臭くない男女を用いなければダメダメ^^;
特に性描写はオナゴに華が無いと見ていられません。
ちょいと駆け引きが絡んでいて、道ならぬメイク・ラヴ描写で
思い出すのはジャン=ジャック・アノーの「愛人/ラマン」。
ジェーン・マーチとレオン・カーフェイの昼下がりのむせかえる
ような、あの営み・・・
大好きな作品でした。^^
>皆様が気も狂わんばかりに絶賛されています^^「ブロークバックM」も、そして
本作も、アン・リー監督の、こと愛欲描写には違和感が消えないまま、こんにちに至っておりますの。
viva jijiさん! 全く同感です〜
アン・リー監督のファンの方もいろいろいらして、中には異論を唱えると「あれが判らないとは!」という感じに、攻撃態勢になってしまう方もいらっしゃいます。
感覚というのは人それぞれだから、違う風に感じる人もいるんですけどね〜
まあ、わたくしはどうもアン・リーのこの部分に関しては、今のところあわない感じなんですが。
>今回のT・レオンは、可哀想だとも感じました。
彼はこういう役柄では、ぜんぜん、生きない。彼はアジアの小粒系色気なのよ。
これも全く同感ですわ〜〜
ああいう役にトニー・レオンを使ったのはなぜなんだろうと深読みしてみましたが、彼は役を与えられたらこなす俳優さんだけど、あの役はもっと適してる俳優がいたと思ってます。
>特に性描写はオナゴに華が無いと見ていられません。
なんかタン・ウェイは痛々しかったですよね・・・・
>「愛人/ラマン」。
ジェーン・マーチとレオン・カーフェイの昼下がりのむせかえるような、あの営み・・・大好きな作品でした。
おお〜〜懐かしいです!
そうそう、ああいうふうに描いてくれれば「最初は欲得ずくだったけど、次第に体から心までが開かれていく過程」がしみこむんですよね。
またあのベトナムの暑くてだるくて官能的な昼下がりが見たくなって来ました!
今見たらまたちがう感慨をもつかもしれません・・・