2005年11月09日

ヴェニスの商人 その2です(ネタばれあります)

はあはあ、ヴェニスの商人の続きです・・・・

この映画、公開されたばかりですが、原作がかなり有名ですから、ネタばれのお話を早くも載せています。
もしまだ映画未見の方が読まれるようでしたら、ご注意くださいませ。


さて、『キャスト編』!です・・・いや大文字にするほどのことではありませんが。

でも豪華なキャストでありました。


まずアル・パチーノ・・・・やっぱりすごいこの人。

金貸し以外の職業に就けない法律の下で、さげすまれ、つばを吐きかけながら耐えるユダヤ人。
娘を愛し、守ろうとしながら裏切られるおろかな老親。
最後に意地になって自分を虐げるキリスト教徒に一矢を報いんとする男。
この人なしにはこの映画は成功しなかったと思われます。

He hath disgraced me,
and hindered me half a million,
laughed at my losses,
mocked at my gains,
scorned my nation,
thwarted my bargains,
cooled my friends,
heated mine enemies;

and what's his reason?   

I am a Jew.
  
ううう、シャイロックのこんな台詞、アル・パチーノがいうと泣けます!
(このシーン、トレーラーで見られます。こちら。   日本語字幕つきの違うヴァージョンで裁判シーンのネタばれありのはこちらです。

実はjesterは最近ひそかに「一人ジェレミー・アイアンズ祭り」も開催してて、この映画の秘めたる目的はジェレミー・アイアンズだったのですけれど、アル・パチーノには圧倒されっぱなしでした。
(「一人ジェレミー・アイアンズ祭り」についてはぽつぽつとそのうちアップします・・・・)



そして、そのジェレミー・アイアンズなんですけど・・・・



「いつバッサーニオに襲いかかるんだ」 



ってなぜかはらはらしてるjester・・・・・。あせあせ(飛び散る汗)(ファンの方、ごめんなさい!!)

ジェレミー・アイアンズが実生活でゲイかどうか知らないんですが、『永遠のマリアカラス』なんかをみてから、どうも彼が男の人を見る目には欲望を感じてしまうあほjesterです。

だって、マリアカラス見るつもりなのに、しょっぱなからうるさい音楽に乗って飛行機から降りてきたジェレミーが若い男の子をナンパ、っていうのがショックだったんですもん。「え、これ、何の映画よ???」でした。
そんで、映画が気に入って、繰り返し見てるうちに、そのイメージが固定化してしまいました・・・・

だから、最初、お金の相談をしてて、バッサーニオがアントーニオと二人っきりの部屋でベットに横たわるところでは、



「あ、借金の代金を体で払うのか」


 
と素直に思ってしまったわたくし。パンチ(殴パンチ(殴パンチ(殴
(だって、なななな、なぜそこにベットが・・・・その上、なぜそこで横たわる???)

公式サイトのインタビューでジェレミーは

「アントーニオは、自分が若い男たちに囲まれているとき、とても幸福に感じていることを知っていると思う。とくに、自分がこうありたいと望むすべてを兼ね備えているバッサーニオと一緒にいるときは。アントーニオとバッサーニオの間には、ある種の奇妙な父子的な関係があるんだ」

なんていってますけど・・・・  
ほんとに『父子的な関係』なのか? そうなのか? 正直に言ってくれ、アントーニオ!パンチ(殴

1000367_03.jpg
 
胸をはだけられて、椅子に縛り付けられ、もだえ、苦悩しながらバッサーニオの手にKissするところなんか、すごくありませんでした??


もう色っぽくて、薔薇の花が散って、万感の思いがこもっているように見えました・・・・
(きゃあああ、ファンの人、ごめんなさい。わたし、ジェレミー・アイアンズ好きなんですけど、目が腐れてます・・・)



そして映画を見ていて、新たなる発見! 
最近のjesterが一人レイフ・ファイアンズ祭りを開催してたのは以前の記事を読んでいただければ分かるんですが、

バッサーニオをやった人、レイフに似てる・・・・

この人誰だっけ・・・・。 
えと、「恋に落ちたシェークスピア」の人だよね・・・・

Joseph Fiennes・・・・ファイアンズ????

確認したら、レイフ・ファイアンズの弟でした〜!  
しらなかったっす! パンチ(殴
(無知なjesterです、笑ってください)

う〜〜ん、なかなかいいぞ・・・ 髪型は気に入らなかったけど・・・
お兄ちゃんが気になってると、弟まで自然に射程範囲に入るらしい。(爆)


ポーシャ役のリン・コリンズは最初「眉毛ないジャン」と思ったけれど、とってもきれいでした。ケイト・ブランシェットを連想させる人デス。

シェイクスピアがぴったり、と思っていたら、テキサス出身なんですね! ぜんぜん南部なまりなんか感じませんでした〜
これからが楽しみ。
新作でまたジェレミー・アイアンズと共演するらしいですね。


それと、Hidalgoでうらやましい役を  しやがった してくれたズレイカ・ロビンソンも、シャイロックの娘役で熱演。
最後は捨てた親をおもって海を見つめる彼女のアップでエンドタイトルでした。
トルコ石の指輪(素敵なデザインでした)、お猿さんと替えたっていうのは、単なる噂だったのですね。たらーっ(汗)


まあ、ストレート・プレイの緊迫感というか、生のみたいのがない分、冷静に見られるので、この展開で、シャイロックを受難者としてみるのは、ちょっと無理があるのかもな、と今回思ったのです。

原作の台詞を全部残そうとすると、コミカルなシーンがシャイロックの苦悩とかみ合わないという気がしました。
シャイロックの解釈をああいう風に変えて撮るなら、もしかして脚本段階でもうちょっとカットしていい台詞があったかもしれません。


それと、『指輪』に関して、ポーシャたち意地悪すぎませんか?
責めるときの顔が怖すぎ!

あのへん、劇場で見ていると遠目だし、さらっと笑えるんだけど、映画の大画面で責められておろおろしてるバッサーニオのアップを見てたらかわいそうになったデス。

「Why, I were best to cut my left hand off and swear I lost the ring defending it. 」おろおろおろおろ・・・・・(かわいそうだよ、そこまで言わせたら!)

うちの家族Aにああいうジョークをしたら、絶対怒りくるってますよ。あせあせ(飛び散る汗)

アントーニオが「僕の愛するバッサーニオをコケにするなあ」ってポーシャに怒らないか、はらはらしちゃった。(それはjesterだけです〜パンチ


が、それにしても、ヴェニスの街でヴェニスの商人を演じてるって、すごいことでした! 
2時間10分と長い映画なんですが、まったく長さを感じさせない素晴らしさ。

お勧めの☆☆☆☆でございます。


aisyou
ちなみにjesterがみた、新宿のテアトルタイムズスクエアでは、衣装展もやってました。

これがバッサーニオの逆玉・婿入り衣装です。
もうとってもきらきら王子さまファッション。
写ってないけど、白いブーツまで力が入ってます!




posted by jester at 10:04| Comment(10) | TrackBack(1) | あ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はっきり申し上げまして…
英国の舞台俳優の大多数が○イと言われてますね。

私の大好きなケヴィの舞台「リチャード2世」を観た時
彼ののゲ○を裏付けるシーンを目撃しましたもん。
ケヴィは若い子好みのようですね、キッ。
ま、アタクシは大人だから
そんなことには動じませんけど(ウソウソ…)

そそ、ファインズ兄弟は
舞台出身の正統派俳優なんですよね〜(^^)
グッドタイミング!
ジェレミーやファインズにちょいと
触れた記事をアップしましたので
よろしかったらお立ち寄り下さいませ。
Posted by amore spacey at 2005年11月09日 15:09
amore spaceyさん、コメントありがとうございます。
いま、そちらにお邪魔してまいりました。ケヴィンさんへの愛に満ちた、素敵なサイトデスね〜〜

そう、サー・イアン・マッケランもそうですしね。ゴッドアンドモンスターのマッケランを見て、あの目つきにのけぞりましたもの。
ケヴィンさんもそうなんですか?
もったいないなあ・・・・。
Posted by jester at 2005年11月09日 18:11
あはははは・・・
もう抱腹絶倒で読ませて頂きました♪
ワタクシも「マリア・カラス」以来どうしてもジェレミーは○○と確信しましたし、もうイギリスの俳優が全部信用できなくなりました(爆)
☆それから、あのシャイロックの娘役の彼女!どこかで観たお顔だなぁ〜と思っていたんですぅ〜そうか!「オーシャン・オブ・ファイヤー」に出てたんですね?あ〜すっきりしました〜ありがとう♪
ジョセフ・ファインズは「キリング・ミー・ソフトリー」なんていうサスペンスものにも出てますよ。お兄ちゃんのレイフとまた違ってかなり胡散臭・・失礼・・是非ご覧下さいませ 生唾ものの濡れ場もありまする。
Posted by マダムS at 2005年11月09日 21:06
こんばんは、
ファインズ兄弟って双子?ってきらいよく似てますよね。
どちらも濃いし、胡散臭い(笑)って感じで・・・軽薄な男が似合います。

ところでベニスの街で撮影するのは、なかなか許可が出ないらしいんですが
アル・パチーノの名声で「一つお返事でOK」が出たらしいですよ〜
Posted by 更紗 at 2005年11月09日 21:41
「スターリングラード」はご覧になりましたか?
天才スナイパー、ヴァシリ・ザイツェフに扮するのが
M字ハゲの来ているジュード・ロウ。
彼を全面的にバックアップするのが、ジョセフ・ファインズ。
泣けますョ。

ハゲ記事を裏ブログでやってますので
よろしかったら遊びに来てくださいね(*^^*)
http://emilia.exblog.jp
Posted by amore spacey at 2005年11月10日 00:11
マダムsさん、コメントありがとうございます。
ジェレミーのせいだけじゃなくて、監督も狙ってたと思うんですよ・・・
だって、裁判のシーンだって、あそこまで縛るか? 苦悩させるか? って思ったし。

>もうイギリスの俳優が全部信用できなくなりました(爆)

わはははは。いや、アメリカだってかなりやばいですよ? どうして美しい男性がそうなるんでしょうねえ・・・
問題だわ・・・
Posted by jester at 2005年11月10日 08:42
更紗さん、こんにちわ。

>ファインズ兄弟って双子?ってきらいよく似てますよね。

似てますよね!! 友達たちはきっぱり「似てない」っていうんです。しくしく。
jesterは弟のほうが濃いって思うけれど、目つきとか絶対似てると思うんですよ〜〜

>ところでベニスの街で撮影するのは、なかなか許可が出ないらしいんですが
アル・パチーノの名声で「一つお返事でOK」が出たらしいですよ〜

おお、さすがマフィアの親分←ちがうし!

最初、これってセットかなあ。よく出来てる、って思ってみてて、あとで確認したら、ちゃんとベニスなんですね! 
Posted by jester at 2005年11月10日 08:46
わははははは! 今、裏ブログ、見せてもらってきました!
しかしなぜブレアちゃんまで・・・・
ブレアちゃんはまだまだはえてるじゃないですか・・・・・・しくしく(実は彼の演説のファンです)(政策とかはわかってないの)

スターリングラード、見てみますね!
Posted by jester at 2005年11月10日 08:55
こんにちは。
先日は当方までお越し下さいましてありがとうございました。
『ヴェニスの商人』、上映館はうちからもそう遠くないし、ぜひ観たいのですが、時間の折り合いがなかなかつかず、まだ観られません…
私も昔、日下武史さんが演じたシャイロックはよく憶えています。あれは衝撃的な舞台でしたが、一方であそこまで「悲劇」を強調することもなかったのでは?とも思います。あくまでも「喜劇」の枠内で、彼の悲劇性を描写することも可能だろうと思うので。
なので、パチーノのシャイロックは観てみたいですね。

ところで、デイヴィッド・ウェナムさんとジョセフ・ファインズさんは、映画『ダスト』で共演していますよ。
兄弟役で、DWが兄、ジョセフが弟。似ても似つかぬ兄弟です(笑)。
映画自体はやや難解だし、ちょっとグロな描写はあるしで、好き嫌い分かれると思いますが(私は好きな方ですが)、DWファンには必見と言われています。

いきなりの長文書き込み失礼致しました。では。
Posted by クイークェグ at 2005年11月10日 13:30
クイークェグさん、コメントありがとうございます。

アル・パチーノのシャイロック、ほんとによかったです。うまく時間が合ってご覧になれるといいですね。

そうそう、ジョセフ、ダストにでてるんですよね〜〜
ダスト何回も見てるっていうのに、認識がなくて・・・・
デヴィットさんばっかりみていて、あんまり意識に残っていないのでした。

今回初めてまじまじ見て、「レイフに似てる〜〜」って思ったんですよ。←あほ〜
Posted by jester at 2005年11月10日 19:30
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Weblog: amore spacey
Tracked: 2005-11-09 15:12
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