2006年10月24日

KAMATAKI 窯焚 その4 インタビュー弐

信楽焼きについては皆様ご存知でしょうが、ここでちょっと簡単に復習。

k4.jpg信楽焼きは、釉薬をかけず、素焼きもしないまま1300度以上の高温の窯で焼くことによって、灰の一部が付着し、自然釉となって作品に思わぬ効果を生み出す方法をとる。
穴窯といわれる窯で焼かれ、高温を7〜8日保つために、昼夜を問わず7〜8分おきに薪をくべなくてはいけない。


・・・とまあ、窯焚はまるで行者の修行のように、1週間以上も不眠不休で火を燃やし続ける作業なんですね。


さて、その2でちょっと触れたのですが、jesterは公私共にラブシーンが苦手です。(爆)

最近の映画は映画を見ていてもお決まりのように入るので、そういう予感がすると「あ、これからこうなるの? う・・・やだなあ」なんて思っちゃいます。
はっきりくっきりと見たいとはめったに思わないんです・・・あせあせ(飛び散る汗)
(こういう話を書くのも苦手であります。)

この映画でも実は琢磨の行動が気になりました。
藤竜也さんは『愛のコリーダ』以来Sexカリスマ(?)のようなイメージがあるのかしら? ここでも彼は非常に活動的(?)です。

そして個人的には、吉行和子演じる刈谷先生とケン・・・・というのもかなり抵抗があったのでした。


jesterの場合はかなり性格のゆがみ(?)から来るものがあると思うのですが、それにしても、女性のSex感と男性のSex感には隔たりがあると思います。

女性にとっては行為そのものより、それ以降の生命が自分の体に宿ること、そしてそれを生むこと、育てながら子供と共感し、自分からあふれる愛を感じることなんかのほうが大きいもののように思うのですが、男性にとってはSexをするということ自体に大きな意味があるのでしょうか・・・・

映画を見て気になった部分ですが、インタビューの中で監督のお話をうかがっているうちに、監督の意図が分かってきたような気がしました。

k10.jpgまた、藤竜也さんの人柄を聞くうちに、自分の持っていた彼のイメージが少し変わりました。
ここまで一緒に働いたスタッフや監督にほめられる俳優ってそれほどいないですよね。

ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)   ぴかぴか(新しい)


j; まるで炎が呼吸をしているように見えて、すごい迫力でした。

Gagnon監督(以下 G );そう、でもそれは本当に神崎さんの窯だからこそなんですよ。

j; カナダにはああいう窯はないのですか?

G; ないです。(この映画をとる前に)いろいろ調査したときでも、私は日本のすべての陶芸学校を調べました。すべてのタイプを、4ヶ月かけて調べたんです。

私は、『美』というものと『醜』というものを越えたところからはじめました。
『美』とはなにか、『醜』とはなにか。
『美』はどこから始まり、『醜』はどこから始まるのか。
その違いはなんなのか。

私は信楽焼きが大好きです。なぜなら、信楽焼きの『美』は見てすぐ分かるものじゃないんですね。たとえば清水焼だったら、簡単です。誰でもその美しさがわかります。でも信楽焼きはそうじゃない。そこが大切なんです。
たとえば女性の美しさとはなんでしょうか。女性が美しいのはいつでしょうか。
若者は年取った人の美しさが分からない。
私は、ケンが、年取った人の美しさがわかるようになる過程を撮りたかった。


k9.jpgだから、映画の初めの部分では吉行(和子)さんはほとんど目立ちません。2〜3人の人と一緒にいて遠くにいます。
しかしカメラがだんだん近くなっていき、彼女の美しさが際立ってきます。
私は、映画の中で彼女はとても美しいと思います。
そして、ケンも年取った女性を美しいと感じるようになるのです。


j: う〜ん、なるほど… そういうことだったのですね! 
しかし若者が年取った女性を美しいと思うようになるのは結構難しいですよね。

G: そう、難しいです。でもね、信楽焼きの美しさも同じです。

前に一度、信楽焼きのお店で買い物をしていたんですけれど、つぼを見ていたときに、男性が近づいてきて「汚いでしょう」というんですよ。(苦笑)
もちろん彼は冗談を言っていたのです、だってそこは彼の焼いたものを売っているお店だったんですから。
彼は私が『美』というものを理解できているのかを知りたかったのですね。信楽焼きの『美』は分かりやすくないですから。



j; あなたの作品で、『Keiko』や『Revival Blues』では、『即興劇』形式をとられていましたよね。つまり脚本がないという方式で作られましたよね。今回の映画もそうだったのでしょうか。

G; いえ、今回は脚本も(決められた)台詞もありました。
そして、実際には『Keiko』や『Revival Blues』でも脚本はあったのです。台詞が決められていなかっただけです。ラフなストーリーがあり、このシーンはこんな会話で大体やってください、という感じでした。
だから台詞に関しては『即興』だったんですね。

この映画(Kamataki)は台詞の入った脚本がありました。
でも私は時々『即興』を使いました。もしいいアイディアがあれば、俳優さんにそれをどんどんやってみてもらいました。
「どうぞ、どんどんやってください」という感じです。

k13.jpg撮影が始まった頃、藤(竜也)は
「う〜〜ん、そういうのは好きじゃないなあ・・・僕はきちんと書かれた台本が好きで、なんでもやれといわれたら、それをやり遂げるのだから」なんていっていました。
でも次第に、かれは楽しみ始めました。

藤(竜也)はすごくいい人です。とても仕事熱心で、シナリオを熟読し、たくさんのメモを取り、たくさん質問してきます。
「あ、ちょっと〜〜ここは・・・この意味はなんなの?」て具合に。

彼は尊敬すべき俳優さんで寛大です。ビックスターなのにとても謙虚です。とてもとても優しいし楽しかった。
だから1週間後には、ここに一言、ここに一言、と彼の作った台詞が入るようになりました。

ええと、どのシーンだったか・・・そうそう、日本の徒弟制度について、2〜3の台詞を即興でやりました。
『外人』(映画の中でアメリカから陶芸家が訪れる)が来るシーンで、リハーサルをしたのですが、どうもリハーサルがうまく行きません。
どうも硬い感じで・・・。それで、彼はちょっと悩んだ顔をしてどこかにいった後、帰ってきて、
「寒くなってきたなあ・・・窯焚にはぴったりだ」という台詞をいいました。これが彼が作った台詞の一つです。

その前の、仏教の話(お茶に例えて『外人』を諭すところ)はもちろん脚本にあった部分ですが、あそこはとても難しいのです。
ちょっとだけでもやりすぎると、シーンは無意味になってしまう。だからそこをよく話し合いをしました。
藤の役柄はとても厳しいが礼儀知らずではない。彼は優しいけれど、拒絶する。「かえりなさい」という。
この辺の演技で藤はとてもよかった。彼の独特のタッチが生きていました。


j; 水の静かさと炎の勢いの壮観さ、命と死、若者と年取った人、たくさんの2つの対比するものがあるのを感じました。うまくいえませんが・・・それらが次第に融合され・・・

G; そういう風に見てくださったのがとても嬉しいです。
こういうことは映画で表現しようと試みますが、それを説明したりしません。
ただただ、観客が見て、感じてくれたらいいなと心から望んでいるだけです。だからしゃべるのは恥ずかしいのですが、バランスのとり方を見つけることということに尽きます。

そして、たとえば最後のシーンで、私は風がなく鏡のように静かな水面を撮りたかった。でもロケの時間は限られています。
しかし撮影に出かけたところ「バンザイ!」 準備していたときは少し風があったのに、カメラを回し始めた途端、風がやんで、とても静かになりました。
とてもラッキーでしたね・・・



インタビューはまだまだ続きます。
次回はMatt Smileyさんについての部分をアップしたいと思っています。ぴかぴか(新しい)

このインタビューの内容、写真などのコピーライトはガニオン監督、カナダ大使館広報部とjesterに帰属します。無許可の転載は絶対なさらないでください。文責はjesterにあります。
posted by jester at 13:25| Comment(2) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

KAMATAKI 窯焚 その3 インタビュー・壱

k2.jpg「KAMATAKI 窯焚」は、去年、モントリオール世界映画祭で、最優秀監督賞、国際批評家賞、観客大賞を含む5部門を受賞してますし、そのほかにもベルリン映画祭とか、ここでは書ききれないほど、世界中で賞を受けています。ぴかぴか(新しい)

カナダと日本の共同制作なんですが、日本では映画館での公開がまだなのですよね〜
早く公開されるといいなと思っています。


今回、カナダ大使館広報部の方のご好意で、ガニオン監督にインタビューさせていただけることになったのですが、この映画に関しては単独のインタビューになり、他のマスコミにはインタビューさせていないということで、きちんとお伝えしなくてはと、ちょっと時間をとって書き起こししました。

監督のお話は素晴らしい内容で、長いけれどなるべくそのまま忠実に翻訳して載せたいと思っているのですが、jesterの英語力の問題で(というか、日本語力の問題だな・・・)お読み苦しい点がありましたらお許しください。
カッコの中はjesterの補足です。

この記事のコピーライトはガニオン監督、カナダ大使館広報部とjesterに帰属します。無許可の転載は絶対なさらないでください。文責はjesterにあります。


映画の試写を見たあと、インタビューの場所としてカナダ大使館内の図書室を貸していただきました。
かなりどきどきしながら座っていますと、ガニオン監督が!!揺れるハート

ニコニコと優しげで知的な雰囲気。試写のとき最初に少し観客にスピーチがあったのですが、その時にも増してフレンドリーな感じです。

簡単なご紹介をしていただいて、ご挨拶をし、レコーダーを回して始まりました・・・・・(今回は抜かりなく録音させていただくことにしました・・・ジョン・ハウ氏インタビューでは録音どころかメモすらほとんど書かず、何を話したのか記憶が途切れていたので・・・・)(殴



jester(以下j); ただいま試写を見させていただきました。とても感銘を受けました・・・(こ、声が震える〜〜)あせあせ(飛び散る汗)

Gagnon監督(以下G); ありがとうございます。 

j: いくつか以前のインタビューをよまさせていただいたのですが、その中で監督は『自分の中に平和な時間を持つこと―――私の次の作品ではこのことを扱った作品になります』とおっしゃっていられましたが、今日、映画を見ていてこのテーマを強く感じました。

G; ええ、そうです。
私にとっては、inner-peace(心の平和)のようなものを捜すことはとても大切なことなんです。今日、特に若い人にとって、これはどんどん難しくなってきています。ガイダンス(指導)はないし、すべてがとても早く、いろんな場所に広がってしまう。
私たちはhigh anxiety(強い欲望・・・大変に不安な・・・)時代に生きていると思うのです。
そして私にとってはいつでも、心の平安にいたるたくさんの道を探し出すことが重用なんです。私はこの映画を作ることができてとても幸せです。そしてそれが成功しているといいなとおもいます。

j; 陶芸の作品を蒔きで燃やす窯で焼き上げること、このことは何かを象徴しているのですよね。

G; 映画の中では、言葉ではこういうことは説明したくありませんし、語りたくもないのですが、もちろん、陶芸は日本や中国の文化にあるように生命の5つの要素、土、木、火、水、金からなり、そのなかで火を選んだのは、火は「心の中の炎」(inner flame)とつながりがあるからです。
そして、私は「心の中の炎」(inner flame)がとても大切だと思っています。なぜなら、このエネルギーが「命」そのものだと思っているから。
映画の始まりの部分で、ケンの命の炎はほとんど消えかけています。ほとんど死に掛けている若者なんですね。
そして彼の叔父(琢磨)は生命に、炎に満ち溢れています。だからこのことについてはもう充分だとおもうので、特にアンダーラインをして強調するつもりはないのです。
しかし私はとても幸せです。というのも、この(映画の舞台となった)窯をもつ陶芸家、神崎紫峰さんの窯は、とても壮観(spectacular)なものなんです。
私は沢山の窯を訪れましたが、ある窯では、炎はそれほど素晴らしいものではありませんでした。煙突からは壮観な炎が見られませんでした。でも彼の窯は素晴らしい!それを見たときは
「ワ〜〜オ!!」(目を丸くして、驚いているジェスチャー!)
ご存知か分かりませんが、普通映画では炎は白くうつります。露出過度(over-expose)しちゃうから。だからDOP(Director of photography、撮影監督)と「だめだめだめ!炎は赤くなくちゃ!本物の炎が必要なんだから。」といっていました。
窯の中の炎は白なんです。温度がとても高いから。でも煙突からでてくるのは赤です。でもそれを撮るのに、ライトをたくさん照らす必要がありました。もっと小さい炎、例えばキャンプファイアーなんかで見ても分かりますし、次に映画で炎を見たらチェックしてみてください、炎っていつも白なんですよ。
でも私の映画の中では、炎はとても重要でした。だから、DOPの浦田(秀穂)さんと照明技師の常谷(良男)さんといろいろテストをしてみて、二人が素晴らしい仕事をしてくれました。

j; 噴出す炎がまるで呼吸をしているように見えて、すごい迫力でした。


というわけで、インタビューが始まりました・・・・
そんなこと聞くなよ〜という質問にも嫌な顔一つせずに誠実に答えてくださいます。

・・・・長くなりますので続きます。
posted by jester at 12:09| Comment(4) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月19日

KAMATAKI 窯焚 その2

k1.jpg続き・・・・でございます。

ぴかぴか(新しい)Matt Smiley(Matthew Smiley)君。
タイボクシングをやっていて、かなり筋肉隆々だそうですが、この映画の役作りのために、トレーニングを休んで、筋肉を落としたそうです。
(詳しくは監督インタビューのところで・・・・)

何故かjesterは今朝、「実はMattは女なのよ〜〜」という神の声をきき、

「えええ? そうだったの? だからあんなに美しいのね・・・
・・・・でも、裸のシーンで胸なかったよ?? ひげも生えてたし・・・」


うなされながら目が覚めたのでありますが あせあせ(飛び散る汗)

もちろん、Matt君はれっきとした男性で、「ゲイの男性にモテモテだけどゲイじゃない」(監督談)だそうです。

役柄では医大生なのですが、とても知的な、シャイな表情が素敵でした。


ぴかぴか(新しい)琢磨の弟子、リタを演じたリーサル・ウィルカーソンさん、日本で活躍なさっている方なんですね。01k.jpg

「ロスト・イン・トランスレーション」にも出演していたそうですが、とても知的な感じで、演技も上手だったです。

日本の映画に出てくる外国の方は、プロじゃないひとがアルバイトでしているみたいに演技があまりお上手じゃないことがありますが、この方のは安心してみていられました。


猫最近の映画ではこれでもか〜!というほどSEXシーンがありますが、石器時代の遺物であるjesterは、「それほどおおぴらに見せなくてもいいんじゃないの・・・」と思ってしまうことも多く、個人的にはけっこううんざりしちゃうときもあります。

ガニオン監督は、以前に日本でとられた作品でも「Keiko」など性描写が激しいものがあって、私が読んだいくつかの資料のなかでもその辺も注目されていました。

前作のリバイバル・ブルースのときのインタビューで「次は何をしたいですか」と聞かれて
「A lot of a sex!」(書かれていたままです)と冗談で答えられているのを読んで、「こ、これは聞いてみなくては・・・」 、じゃなくて、「絶対この質問はしちゃだめ!」とどきどきしておりました。あせあせ(飛び散る汗)

この映画の中でもいくつかSexシーンがあり、正直なところ「あれは必要だったのだろうか・・・?」とjesterには感じられたのもありました。


そんなどきどきや疑問を抱きつつ、用意して下ったカナダ大使館の図書室で、心臓バクバクでガニオン監督を待つjesterでありました・・・・・

続く。パンチ
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2006年10月18日

KAMATAKI 窯焚 その1

クロード・ガニオン監督の「KAMATAKI 窯焚」の試写会に行ってきました。
試写会のあと、カナダ大使館広報室の方のご好意で、監督にお話をうかがうこともできました。黒ハート

k3.jpg
あらすじ;ケンは22歳の日系カナダ人。生きる意欲を失い、将来への希望もなく、飛び降り自殺を計る。しかし凍える冬の川から奇跡的に一命を取り留めたのだった。
母親マリー・フランソワーズは、ケンを助けることができるのは疎遠になっている亡夫の兄、琢磨しかいないと感じ、救いを求める。
国際的に著名な作陶家である叔父・琢磨は、ケンの亡き父とは対照的な人物だった。風変わりで、その行動は予想がつきにくく、世間体にとらわれない独自の道徳で生きていた。
酒、性、芸術、謎。琢磨によるショック療法は、ケンの心を揺さぶりつき動かす。その火花は、窯焚の強い炎のようにケンの心に再び情熱を呼び起こすことができるのか・・・?
(以上公式サイトから引用させていただきました)

出だしは、ケンが身を投げたのだと思われる、カナダの都市を流れる冷たい川が映り、Joraneの哀愁を帯びた歌声をバックに、母親が叔父に当てて書いた手紙のモノローグが流れます。

ここでもうjesterは一気に映画の世界に巻き込まれました。


ぴかぴか(新しい)そして舞台は雨の信楽へ。
一人ポツンと駅のベンチで待つケン(マット・スマイリー)を叔父の琢磨(藤竜也)が迎えにやってきます。

「いい雨だ。雨を見るのがすきか?」
「・・・まあ。」

ケンは日本語がまったく話せず、琢磨の片言の英語だけがコミュニケーションの手段。

「それはカナダのタバコか?」
「吸いますか?」

「いや、いらない。全部でどのぐらい持ってきた?」

「1箱と・・・・1パッケージ。」

「全部捨てろ。俺の家では、禁煙だ」


うまいですよね〜 このシーンで、琢磨という人がどういう人なのかが伝わってきます。


ぴかぴか(新しい)全編にわたって、自然の色彩が非常に美しい。

山、森、川、雨、そして炎・・・・

普段人工的な色彩に取り囲まれている私たちの目の汚れを取り除いてくれるような、すがすがしい映像です。

そこに吹いている風や、雨の匂い、土の匂い、滝を流れ落ちるマイナスイオンまで感じられるよう。


ぴかぴか(新しい)傷ついて荒んだ心を持つ青年が、痛烈なキャラクターの年上の男性に接して、そして身体を動かす活動をしているうちに、病んだ心を癒し、復活していく・・・というのは、まあ定番ともいえるテーマの一つだと思うのですが、だからこそ安心してみていられる、という部分もあります。

見ている人間もその過程を通じて癒されるのですよね。


ぴかぴか(新しい)また、音楽が素晴らしい。
Jorane(ジョラン)というフレンチ・カナディアンのミュージシャンが担当してらっしゃいます。

Vent Fou

独特の裏声とどことなくケルトの音楽を思い起こさせるような哀愁を帯びた旋律。

滴るような自然の映像とマッチして、画面の叙情性を盛り上げていました。

日本でもチェロを弾きながら歌っているものとか、何枚かが輸入版CDで手に入るようで、思わずアマゾンでポチしてしまいました。




ぴかぴか(新しい)さて、ケンを演じるこの青年なんですが・・・・

k5.jpgMatt Smiley(Matthew Smiley)君。
初めて銀幕の中でお目にかかりましたが、それは美しい青年でした。
(この写真はIMDbからお借りしてきたものですが、この写真、写りが悪いです。もっとハンサム♪)
 
東洋系の血が混ざっているという設定でもおかしくない、オリエンタルな雰囲気のある顔だち。
(監督と一緒に歩いていると、すれ違う女の子がみんなふりむくそうです)


長くなりそうなので、続きます・・・・(またそれですか〜〜パンチ


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2006年10月03日

The Last Trapper (狩人と犬、最後の旅)その2 まったくどうでもいい話など。

昨日のレビューはかなり辛口になってしまいましたが、その後公式サイトを見に行って、アオリ文句を読んで「あららここでも」とまた腹を立ててたjesterです。

「引退を決意した老狩人と狩ができない子犬が生み出す最後の希望」ですって。

この公式サイト作った人、映画見たんですかね?
『引退しようか迷っている罠猟師』『そりが引けない若いレース犬』なら分かるんですけど・・・・
それに『最後の希望』ってなんですか〜(爆)

「もうオレは引退するよ、アパラッシュ。これからは狩のできないお前と、畑でも耕して暮らしていくかのお」なんていう誤解を生みます・・・・よね??


犬公式サイトを見に行ったのは、ちょっと気になってることがあったからでした。
といってもほんとに些細などうでもいいことなのですが。

エンドロールを見ていたら、「出演者の声の役」の表が出ていたので、「あれ?これって吹き替えられていたの?」と思ったのでした。
Norman Wintherまで『声の役』があったのです。

出てくる役者さんの英語、あんまり訛りがなくて分かりやすかったでした。
ネイティブアメリカンのMay Looさんなんかもクリアで聞きやすかった。
口の動きに違和感はなかったような気がしたので、フランス語から英語に吹き替えというのでもないでしょうけれど・・・?
もともとフランス・カナダ・ドイツ・イタリア・スイスの合作映画なんですよね。

パンフレット買わなかったので、日本語公式サイトに行ってみたのですが結局分からなくて、IMDbで調べてみましたら、英語をフランス語に吹き替えしてフランス語圏では公開したのですね。
そのフランス語吹き替えの役の方の名前がエンドロールに出てたのでしょう。
(でもアメリカでは「Le Dernier trappeur」 とフランスの題で公開されているようです。)



犬ところでこの映画が始まる前に、
「当劇場は通路が大変急で危険です。場内が明るくなりましてからお歩きくださいますようお願いします」 
って何回もアナウンスがあったのです。

確かにテアトルタイムズスクエアって絶壁みたいなすごく急な客席なんですよ。
(ビルの狭い面積に、吹き抜けで容積を増やして作った劇場だからでしょうか・・・・
ここで「WATARIDORI」を見たときは、いっしょに飛んでいるような気分になりました・・・)

で、エンドロールなんですけど、音楽が途中で終わっちゃって、その後ずっと無音で暗い中キャストが流れるんですよ。
それがとっても長いの。
何かを象徴しているんでしょうけどね・・・

だもんで、明るくなるのを待ちきれずに、暗い中を階段を降りる人続出。

わりとお年を召した方もいらしたので(他の映画に比べて観客の平均年齢が高かった)、はらはら。

「早く明るくしろよ〜」というなさけない声に笑いが上がってました。

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2006年10月02日

The Last Trapper (「狩人と犬、最後の旅」)


ええ〜〜、旅に出ておりまして、9月後半お休みいたしました。

戻ってまいりました。
(旅行につきましてはゆきてかえりしひびにて書くつもりであります。)


さて、東京に帰ってきてまず見た「狩人と犬、最後の旅」ですが・・・


う〜〜ん、これ、予告編と邦題にだまされましたねえ・・・・

出だしの胸に響くパーカッションの音楽と、空から見ていく雪原の様子はとっても好きだったんですけどね〜


なんで配給会社は内容と全然違う邦題をつけたり、テーマとは違う予告編を作るのだろう・・・・パンチ


原題は「The Last Trapper 」 「最後の罠猟師」とでも訳せばいいでしょうか?

それがどうして「狩人と犬、最後の旅」なのだろうか・・・ あせあせ(飛び散る汗)


jesterは「The Last Trapper 」という原題だと知っていたら見に行かなかったかもしれない。

見に行ったとしても心構えが違ったのになあ〜


だって、Trapって嫌いなんですもん。(それに尽きます)

自然のなかで、無駄なものなく自立した静かな暮らしを送る様子は素敵でした。

でもどんなに偽善的といわれても、罠にかかった野生動物が死ぬまでどんなに苦しむかを思うと、おしゃれのための毛皮のコートはjesterは欲しくない・・・・
 
フリースなどの素材もある現在、Trapperらが生活のためにとっているとしても、自分は野生の動物からとった毛皮をファッションとして楽しむ気にはなれません。

なんとなく邦題から、そして予告編を見た感じで、「年老いた狩人が犬と旅を続けながら、最後の旅となる・・・」みたいな話を予想してたのですよね・・・

それが一箇所に定住して罠をはる縄張りをもち、定期的に「売れる毛皮の野生動物」を罠にかけて暮らしている人が、たとえば友達のところに遊びに行くのに、まだ凍ってない湖を犬ぞりで無理して渡って、氷が割れておぼれそうになり、犬に助けてもらう話だったは・・・・


映画の中では「自分たちTrapperが増えすぎた動物を殺したりしてバランスをとっているからこそ、自然が守られる」なんていってましたけれど、ほんとか、それ??

どうもDogmaticな言い訳にしかjesterには聞こえないのです。

そんなえらいことをやっているのだろうか、彼らは・・・・?

それにしちゃあ「テンの毛皮は高く売れる。ビーヴァーは簡単に取れるけれど安くてだめ」とかいってたじゃないですか?


「人間社会の軋轢が我慢できずに人ごみを離れて、森の中で自給自足で孤独に暮らしたいから」とかいってくれれば素直にうなずけますけどね。
それだったら、コーカソイドなのにネイティブアメリカンの女性を妻にしているっていうのもなんとなく判る気がします。


犬犬ぞりを引く犬たちは、吹雪の中をあんな重いものを引っ張って、湖に落ちたり、がけから落ちそうになったり・・・
それが仕事だ、そりを引くのが彼らの生きがいだ、なんていわれても、「けなげで可愛い〜〜」なんて思えません。
かわいそうに思えました。

それにTrapperたちにとっては犬は「便利な道具」以上の何者でもなくて、道具への愛はあっても、所詮は使えなくなれば交換する道具。
大切なパートナーなんかじゃないんじゃないか、と思えたのですが・・・・


Trapperをやめようかどうしようか迷っているのなら、「早くやめたら」とアドバイスしたいですよ、ほんと。
いやjesterのアドバイスはいらないでしょうけどね〜
 

というわけで、風景は綺麗で、犬は可愛かったので、見ている間はそれなりに楽しめたのですけど、わたくしにとっては、なんだかちょっと後味の悪い思いが残った映画でありました。猫


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2006年09月14日

キンキーブーツ (Kinky Boots)

ki.jpgヨーロッパ映画で、低予算。
スターは出てないし、CGは使ってないし、素朴な人たちが出てきて、愛があふれてる・・・・・

これまたjesterのために作られたような映画ではないか!

しかも「プルートで朝食を」「トランスアメリカ」と、トランスジェンダー物の秀作が続いたわけで、その3部作の〆となる作品!(違います)

とまあ、すっげえ期待していったjesterでしたが・・・・


なんなの、この混み方は!!

1時間前に行ったのに、チケット売り場はひとひとひとひと。
しかもF列の端っこから2番目以外は前〜〜のほうしか空いてませんだって・・・

画面がひしゃげて見えますがな・・・・あせあせ(飛び散る汗)


何でこんなにこの映画人気なの?とおもって、これまためちゃくちゃ混んでるトイレで情報収集してみましたところ、
「オスギがテレビでほめていた」 

ふ〜〜ん・・・オスギの効果ってすごいんだね。

(でもなあ。たとえ新人の監督が親の七光りで作った映画でも「ゴミよ」なんて言葉を使って批評するような人のいうこと、jesterは信用できないけどなあ・・・・
これも噂で聞いたのですが、「Gド戦記」のことをオスギは「ゴミ」といったのだそうです・・・
たとえ不出来な映画でも、それを好きな人もいるし、一生懸命作った人もいるわけで、自分が面白くなかったとしても、公共の場所で言うなら、もうちょっと言葉を選んで欲しい・・・)



さてさて、20分間ものなが〜〜いトレーラーの後にやっと映画が始まりました。
(でもこのトレーラーが面白そうな映画ばかりでした。エド・ハリスの出る「敬愛なるベートーベン」、ベニーニの「人生は奇跡の詩」、パリオペラ座総出演「オーロラ」、「カポーティ」、「記憶の棘」、「Thank you for Smorking」・・・うう、どれも見たい!)



ぴかぴか(新しい)赤いヒールのある靴を履いて海辺のテラスで踊る黒人の少女。(・・・じゃないんだけど)

そしてタイトルとともに流れる工場のシーン。
靴を作る機械が次々に革を切って、縫い合わせ、紳士靴が成型されていく。
その動きの面白さ。
工場の機械油や革の匂いまでしてくるような画像。
一つ一つ物を作るという行為の確かさ。

Save our Soles(靴底を救え) なんて標語まで壁に書いてあって笑えます。(普通はSouls(魂)ですよね)

注目を集めることもなく地味だけど、雰囲気でお金を稼ごうとしているのじゃなくて、地面に足をつけてしっかり仕事をする人たち。

でもそんな仕事がだんだん世の中の流れに取り残されて、消えようとしている危機感。


この辺のイントロでかなりやられました。
これ、傑作かも!!


・・・それなのに、なんだか途中の荒っぽい展開が気になりだします。


最初はゲイに反発する田舎の素朴な人たちが、ゲイの人格の素晴らしさに触れて、心を開き、協力するようになる・・・・ってね、テーマ古過ぎ〜〜!
しかもそのきっかけが『腕相撲』の八百長・・・・?
いや、あの『腕相撲』は力が入りましたけどね・・・・


雪 大体、『ドラッグ・クイーン』のローラがあんまり綺麗じゃない・・・可愛くも見えなかった・・・マッチョな身体とくねくねした動きが、滑稽ではあったけど。

それにみんなの共感を呼ぶようなキャラじゃないと思う。
Sex!! SEX!! って騒ぎ立てればいいってもんじゃないとおもうのですけれど。
ショーだって、実際あれをロンドンに見に行っても、苦笑はするけど、夢中になるようなショーじゃないと思う。(厳しい!)

Loraの台詞で「女が惹かれるのは、優しさ、思いやり・・・男の中にある女の部分に惹かれるのよ」とかいうのがありましたけれど、jesterがゲイに求めるのは・・・いや、ゲイに何も求めてませんけどね、とにかく筋肉もりもりでちょいと汚そうな女装ゲイっていうのはいただけません。(当社比)
やっぱりキリアン君かフェリシティかというほど、けなげで可愛いところがないと〜あせあせ(飛び散る汗)

ちなみに・・・ ご存知かと思いますが、時々間違っている方がいらっしゃるので・・・

ドラッグ・クイーンって、アメリカ映画なんかでも良く出てくる単語ですけど、「Drug Queen」(麻薬の女王)じゃないです。
「Drag Queen」が正しいスペル。発音も違います。

dragは「引きずるとか引っ張る」って言う意味ですけど、「女装(異性装)する」って言う意味もあるんですね〜

イメージとしては、派手な衣装&メイクで口パクで踊ってうたって、というゲイの男性でしょうか。


ぴかぴか(新しい)Joel Edgerton扮するチャーリーは、へなへなに見えて、一本筋が通っていて一生懸命のところが良いです。
SWのOwen Lars役のときは全然目立たなかったけど、こうやって主役をしても全然見劣りなし。

でも、レストランでローラに女装を怒鳴るところが変・・・
ラストに向けて最後の山を作っているとしても、必然性がなくて、単に振られた腹いせにしか見えません。

だって「女装の男性のために靴」を作ってるんじゃないの? 
しかも困ったら結局あやまって頼ってたすけられるし。


雪いくら実話がベースといい、jesterはネタばれ厳禁で行ったのに、ほとんど読める展開。
そしてめでたしめでたしのラストといい、なんか・・・・イギリス映画っぽくないんですよね〜

ちょっと前は日本で見られるといったらハリウッド映画で、ヨーロッパ―――イギリス映画なんて単館でやってるだけで、見に来る人もほとんどいなかったのに、最近はずいぶん世界的に興行してるな〜と思っていたけれど、結局イギリス映画もハリウッドナイズされてきたということなのかしら。


肩の力を抜いて楽しめる作品だし、音楽もよかったし、くらっぽい画面とか、決して嫌いじゃないんだけど、なんだか足りないような気がしたのは・・・・・

やっぱり期待しすぎたせい・・・・かなあ??


それでもね、ちょっとヒールのある美しい靴を履いてみたくなりました。

jesterは普段の生活ではヒールはあっても最高4センチまで。
たいていぺちゃんこな『ウクライナのおばちゃん』靴(as Lora said)しか履きません。
(なにせそれ以上の靴を履くと、巨シン兵になっちゃって、満員電車で頭が飛び出てしまうもので・・・)
あんなヒール履いたら、10歩で足をくじいちゃうかもな、と思いつつも、ほっそりしたハイヒールの華麗さにはうっとりしましたです。

最初に作っていた紳士靴もとっても美しかったけどね!


posted by jester at 09:47| Comment(4) | TrackBack(5) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

カサノバ

kasa.jpgヒース・レジャーが稀代のプレイボーイ、カサノバをどう演じるのか・・・・
ヴェニスの歴史ある美しい街並みを舞台に、繰り広げられる恋愛劇。
それを楽しみに行ってまいりました。

全編オールロケということですけど、あの広いサン・マルコ広場を埋め尽くすコスチューム姿の俳優さんたちにはびっくり。

夜中まで観光客であふれてるあの広場を貸切で撮影なんてすごい。
どうやってたくさんの人をどかしたんだろう・・?
「えさくれ〜〜!」と凶暴な鳩の軍団も見えなかったし。

あの観光客価格のぼったくりカフェ・フローリアンの椅子とか楽器とか、全部片付けたんでしょうか。
その場合、貸しきり料金とか払うのかしら?(余計な心配

光線の加減から、朝早くとか、夜中とかに撮ったのだろうなと思いましたが、それにしても大変だったでしょうね。CGなども使ったのでしょうね・・・
もともと街自体がアンティーク、タイムマシンに乗ってきたみたいなヴェニスですけれど、ヴァポレット乗り場とかも片付けられてましたし、見事に18世紀のヴェネチアになってました。
あんな風にコスチュームの人が歩いたら、ほんとにタイムマシン。
「ヴェニスの商人」のときも思ったけど、これが見られただけでも価値ありでした。

少し前に、娘と2人でスケッチ旅行してうろついたことがあるのですが、対岸に見えるサン・ジョルジョの教会や、細い路地、運河にかかる橋なんかもすごく懐かしくて、うっとりしてみていました。


ぴかぴか(新しい)ヒース・レジャーって、顔の整ったハンサム、じゃないですよね。
ニヒルなカウボーイならぴったりですし、『Rock You!』の、賞金稼ぎの騎士の役なんかは良かったけど。
だからなんとなく思っていた『カサノバ』のイメージとは違うかな・・・と見る前は思っていましたが、見てみたら結構いけました。

暑苦しくない爽やかな感じが○。
濃厚なラブシーンなんか全然ないんですよ。
ヒースのにっこり笑う顔も涼しげで、これならもてるわ〜というほど、フェロモンが出てました。黒ハート(爆)

ヒースのファンなら、通っちゃうでしょうね。


ヒロインのシエナ・ミラーも、知的な顔だちで、ぎらぎらしたところがなくて、好きな女優さんです。
華やかさを求める方には物足りないかもしれませんけど、見ていて応援したくなる雰囲気を持ってます。


チャーリー・コックスは、シエナの弟で、頭も弱くて剣もできない弱虫だけど、色気だけは人一倍っていう役柄。わはははは。パンチ(殴
でも唇ふっくらで可愛かったです。(どこを見ている)


オリヴァー・プラットは相変わらずの怪演だけど、これまたなんとなく可愛らしい役どころ。
あのおなか、詰め物がしてあるのかとおもったら、本物の自腹?
すごいなあ・・・ 足の爪、自分で切れないだろうなあ・・・(爆)


しかし・・・ジェレミー・アイアンズは・・・ちょっとショック・・・たらーっ(汗)
プッチ司教は、真剣になればなるほどコミカルな役どころだけど・・・・・
楽しかったけど、う〜むむむ、あんまり安売りして欲しくないよ、ジェレミー・・・(←なれなれしい・・・)


ぴかぴか(新しい)音楽はアルビノーニ、ヘンデル、ヴィヴァルディ、コレルリ、と、バロックの人気者が勢ぞろいで、慣れ親しんだ気持ちいい音楽が続きます。
昔『クレーマーvsクレーマー』で使われたギターの曲なんかも使ってました。

jesterはバロック大好きで毎日聞いてます。BGMとしては最高。
そういえばサン・マルコ広場のカフェで毎日演奏されてた曲もいくつか入っていて風景にあってるし、とっても嬉しかった。るんるん

だけどちょっと内容に対して音楽多すぎかな?という気もしました。
話の荒さを音楽で補ってるという様な感じも・・・



ぴかぴか(新しい)そう、俳優さんとか音楽とかヴィニス、というのをおいて、映画だけを見ると・・・

ラッセ・ハルストレム監督ということで、細やかな人間描写なんか期待していったのですが、『品のいいどたばた喜劇』・・・でした。

『恋愛の手練手管指南』とはいえないような、古典的な「追うより追われろ」なんてアドヴァイスには苦笑です。

金銭がらみ、罪から逃れたい一心で結婚。
そのあと真実の恋に目覚めて突っ走るのはいいけど、後先のことまったく考えてないのね、この人。
コメディだからそれでいいのか。

しかし、喜劇に徹していて、・・・それだけ。
でも大爆笑ってほどじゃないし。
『しみじみ』とか『ほのぼの』とかいう後味は感じられなかったのが残念。

その辺がテアトルタイムズスクエアがガラガラに空いている原因・・・かな?なんて思ったりして。

シェークスピアの喜劇・悲劇からいろいろな要素を寄せ集めて、取ってつけたようなチャンバラシーンを加え、アレンジしたような感じ。
裁判のシーンなんかも「ヴェニスの商人」を見たあとだと、あらあら、です。


jesterには軽すぎかな?でしたけど、軽いコメディが見たくて、しかも美しいヴィニスの景色と、バロック音楽と、ヒースの爽やか笑顔に癒されたい、というような方にはいいかもしれませんね・・・。

posted by jester at 09:03| Comment(8) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

クラッシュ その2 ネタばれあります

たくさんのエピソードが重なって、つながりあい、一つのストーリーを編み出す。
厚みがあり、深みがあり、そして愛のある人間観察。
ただ現実の厳しさを描くだけではなく、暖かいふれあいも描いていて、後味が良い。

演技上手な俳優をキャスティングし、テンポの良い演出。
プロの映画人が作った、珠玉の傑作だと思います。黒ハート


******以下ネタばれあります*******


刺青のあるヒスパニック系の錠前屋、ダニエル。
もしjesterが犯罪などの怖い目にあって、ドアのロックを替えようとしたときに、彼が来たら、サンドラ・ブロック演じるジーンと同じに考えるかもしれない。

そのダニエルが娘に語る「妖精のマント」の話がなんと優しい愛に満ちていることか。
そして、こんな話をしてくれる父親を、どんなに娘が愛するだろう。
この「妖精のマント」にまつわるエピソードがjesterは一番好きです。
これを見ただけで、この映画をみた価値があると感じました。

実は予告編で、娘が父親に飛びつき、ピストルが撃たれ、父親が絶叫するのをみて、「わ〜この映画、見たくない!」と思ったのです。
つらすぎるシーンだと思いました。
それがこれほど感動的なエピソードだったなんて。

ポール・ハギスは魔法使いかも。ぴかぴか(新しい)
posted by jester at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月05日

crash その1、クラッシュの日。

今朝、テレビをつけていたら聞こえてきた音。

「・・・今日、4月4日をクラッシュの日とすることに決めました。」

あわててテレビの前に行ったけれど、何か渡されてるキャストたち(?)が一瞬映っただけで、次のニュースになったしまった。あせあせ(飛び散る汗)

で、検索をかけてみて見つけたのがこちらの記事。

これによると、ロスアンジェルスの市長のAntonio Villaraigosa が、 "Crash" Day designation を決めたとか。
ディレクターズカットのDVDの発売と「偶然に一致したこの日」なんて読むと、ほんとか? ほんとに偶然なのか、アントニオ!と叫びたくなりますが・・・・

まあ、それにしたって、市長が担ぎ出されるほどこの映画がアメリカ社会に投げかけた波紋は大きかったということなんでしょうね。


実はjester、ずっと前に見ていたのですが、見たときの環境が最悪。

なにしろアカデミーを取ったすぐ後だったので、劇場はめちゃくちゃ混んでいて、かなり画面のすぐ近く。

しかも後ろには、映画の意味が分からず絶えず友達としゃべくってる高校生軍団exclamation、隣にはいちいち声を出して過剰反応する男性exclamation&question、右前には10分に一度携帯を開いて何かしている(感想をメールで友達に送っている?)若い女の子exclamation×2・・・・・

映画を味わう余裕もなく、画面に釘付けになった6秒後には前、後ろ、横、の刺激で現実に引き戻されてしまうという地獄のような席に座ってしまったのでした。

もともと、こういう映画にはめちゃくちゃ酔いしれちゃうタイプの人間なんですが、この時は全然だめ。

で、いつかリベンジするぞ! その時にレビューを書こう!と心に誓い、こぶしを握り締めつつ映画館を後にして、そのあと、いつ行こうかと思いつつ、他の映画ばかりみておりました。(殴


今日も別の映画を見に行こうと思っていたのですが、朝のテレビでこういうニュースを見たのもなにかのご縁だわ、と思い、早速 Crash を見に行ってきました。

朝一番のヴァージンシネマ六本木はさすがにすいていて、前後左右に人はいず、音もいいし、とってもリラックスして見ることができました。

やっぱりいい環境で見ると、全然違う!! もうもう、感動の渦に巻き込まれ、たらーっ(汗)(涙たらーっ(汗)(涙 でした。


ああ、こないだ見たのはなんだったのかしら・・・・・

でもjester、実は映画館でこういう「地獄の席」に座っちゃった経験がけっこうあります。

こないだのブロークバックマウンテンも、すっごく変な人が横にいたし。
(このことはゆきてかえりしひびのほうに書きます)


で、もうそろそろ終わりだろうと思っていたら、日比谷のスカラ座で続映してくれるのですね〜
嬉しい! まだしばらくこの映画に浸れそうです・・・・
posted by jester at 16:49| Comment(4) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月05日

キングコング

去年、公開されてすぐに見てから、感想を書くまでにずいぶん経ってしまいましたが、キングコング。
ロードファンの私としては、PJが新たな映画でどんな境地を開いてくれるのか、とっても楽しみにしておりました。

しょっぱなから、音楽に合わせて大恐慌時代のニューヨークが描写され、シンデレラマンみたいでした。貧しさにあえぐ人々、そして役者のヒロインにも押し寄せるつらい現実。
この辺の導入、上手。さすがデス。


でもね〜〜 島へ行ってからの展開が・・・・

おっそろしい白目剥いた原住民の時代錯誤な描写とか、いいんでしょうか?
問題はないんでしょうか?? と気になってしまいました。
オークじゃないんだから・・・パンチ
指輪のときのオークも、アップになったりすると、ちょっと問題ないのかなあ〜 この隈取とか・・・と思っていたのに。


それからあの虫攻め。
PJは虫が大嫌いで、でっかいこおろぎの「ウェタ」に悲鳴をあげていたというけれど、あれだけ執拗にやるっていうのは、
あんたほんとは結構好きなんじゃないの???

と思ってしまうほど。ほとんど目が開けられませんでしたわ。あせあせ(飛び散る汗)

恐竜の足元をかいくぐって逃げるところなんかは、オリファントで鍛えたワザ、という感じでしたが、jesterはロードのああいう部分が好きだったわけではないので、
う〜〜ん、PJ、これからはこういう路線なのかい? むむむむ・・・
と、少々うんざり。

しかしリチャード・テイラーは楽しんだだろうなあ・・・・
そのうちSEEヴァージョンが出たら、彼が独特の口調で語りまくることでありましょう。


で、時計を見ながら、「ああ、あと1時間もあるよ・・・」とこっそりため息をついた辺から、だんだんにjesterにも面白くなりました。

NYにもどってからの展開は無駄がなくて適度な緊張感と決め細やかな描写が光っていたと思います。
氷の上でのおすべり遊びもかわいらしかったし、キング・コングの表情はさすがに良かったですね〜〜

コングの最後は哀れでありました。静かな終わり方が良かったデス。たらーっ(汗)

音楽がとても綺麗でしたね。ジェームズ・N・ハワードさん、バットマンのときも良かったけれど、今回はとても美しい音楽を付けてくれてました。

ナオミ・ワッツ、体当たり演技で、怪我しなかったか心配でしたが、とっても綺麗でした。これからいい仕事をしてくれる女優さんかも。
しかしあのスリップ(?)よく破けないよなあ。はらはらしちゃったもの・・・。

アンディ・サーキス、ちゃんと素顔でも出演できてよかった!
死に方はちょっと・・・でしたけど、一杯台詞もあったし♪

エイドリアン・ブロディも彼ならではの味を出してました。
かれって、あの目が良いですよね。鼻は高すぎだけど。

それから、期待していたトーマス・クレッチマンがおもったよりいっぱい出てくれて、活躍してくれたので、jester的には満足。


連続して何回も通ってしまうには、島の部分(原住民とか虫とか・・・)がちょっとね・・・・でしたけれど、劇場で見るのが楽しい映画だと思うので、お誘いがあればもう1回ぐらい見てもいいかな・・・・・


という感じでございました〜〜♪
posted by jester at 15:02| Comment(6) | TrackBack(5) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月11日

クリムゾン・リバー2(ネタばれあります)

この映画、怖そうなので、映画館ではついに見ることができませんでしたが、トレーラーは嫌というほど見ました。
(たぶんROTKかなんかで映画館に通いつめてるときにやってたのかしら?)

ほとんど台詞を覚えるぐらい何回もみたなあ。(といってもフランス語だから意味は分からないがパンチ(殴 

で、今回ブノワ・マジメル目当てで見てみました。

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち デラックス版


怖かったです・・・・

なんともいえない暗い画面。昼でも日蝕の町みたいにぼんやり暗くて、寒そうで、怪しくて、その雰囲気がたまりません。
修道院の中は12世紀そのもの。
怖かったけど、その怪しい猟奇的宗教的な雰囲気は楽しみました。

しかし・・・・あんな修道士服きてフードかぶってて、軽々と宙返りをはするわ、ぴょんぴょん飛ぶわ、しかも撃っても撃っても死なない。
空港なんか歩いてたら目だって、すぐに指名手配がかかって逮捕されそうなのに・・・

なぜつかまらないの??

しかもアンフェタミンってあんなに効くの?
(ちょっと飲んでみたいかも。嘘嘘!!)

最後、2人で飲み干すときは「ファイトいっぱーつ!!」でしたわ。

ストーリーは出だし面白くて、キリスト教の伝説の謎解き、不思議な殺人、宝探し、と引き込まれるわりには、ラストがありがちでご都合主義なんだけど・・・・、役者がいいデス。

ブノワはもう、すごいアクション。
犯人と戦うシーンなんか、切れがよくてすごく鍛えてるな〜ってかんじ。
眉毛を8の字に寄せたお顔が多かったのは残念ですけど、美形さに頼らずに、べたべたせずに、さらっと撮ってるところもフランス流かな。

ジャン・レノは相変わらずいいお味。存在感あります。
ブノワとの掛け合いもいい。
コミカルな感じがもっと出てればもっとよかったかも。
あの無骨な感じがおとぼけの演技をするとミスマッチで好きなんです。

クリストファー・リーのフランス語とドイツ語、聞きほれてしまった黒ハート
渋くて悪役があうの。出てくるだけで画面に重みが増します。
最後は水没なさって「サルマン〜〜」と叫んでしまったデス。

惜しむらくは、キリスト教に詳しい女性刑事。
病院に残って、これからきっと活躍するのね〜〜
もしかしてみんなが出払ったあとに修道士がとんぼ返りでキリストを襲うとか??
と期待してたら・・・・無線を聞いて応援を呼ぶだけかい??

図書館でも本を借りようとしてたじたじしてたし、もうちょっと彼女にも活躍して欲しかったな。


『クリムゾン・リバー3』の製作も決定したらしく、このシリーズ、人気なんですね。

もし犬を飼うことがあったらレダってつけよう、って思いました。はい。犬

posted by jester at 16:29| Comment(2) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月08日

ギフト なんだかな〜といいつつ『ケイティ・ホームズ』

バットマン・ビギンズで、ケイティ・ホームズの英語の発音が好きだなとおもい、(これに関してはこちらをご覧くださいませ) 彼女の出る映画をおさらいしていて見たもの。しかし彼女がしゃべるシーンはほとんどなく、すげえ怖い幽霊姿&惜しげもなく脱いじゃった姿を時々見せてくださるだけでした。


でもこの映画、主人公がケイト・ブランシェット、共演がキアヌ・リーブスにヒラリー・スワンク、そしてケイティ・ホームズと、すんごい俳優さんたちがそろってます。

ホラーはだめなjesterなので、最初ちょっと勇気が要りましたが、ケイト・ブランシェットの演技力に魅せられてミゴト(?)最後まで見ることができました。

ずっと前、下心ありの一人クローネンバーグ監督祭りのときに「デッドゾーン」を見たんですけど、これも同じ超能力者が犯罪を追っていくオカルトサスペンス。触っていろいろ見えみたいだからサイコメトラーといえるのかな。だけど夢で見たり、カードでも見たりしてたから、ケイト・ブランシェット演じるところの未亡人のアニーはいろんな能力のある人なのかも。

ケイト・ブランシェットって美人じゃないけど、「美しい」の。(そのうちケイト祭りもしなくちゃ) 
裁判で話しながら激昂してきて泣いてしまうシーン、霊が見えておびえるシーン、子供を優しく抱くシーン、どれもリアルで引き込まれます。
いろんな映画でまったく違った演技を見せてくれる彼女には脱帽デス。
でもこの映画はノーメイクでヘアスタイルもナチュラル。わりと彼女の等身大に近いのかもな、なんて思いました。

キアヌはどうしようもない暴力夫でスケベな悪役ドニー。
まあこの俳優陣のなかで彼なりにがんばってます。(一応ほめている)
いや〜〜キアヌって悪役が似合いますね(殴
しかし、最後ドニーが「助けてくれてありがとう」って言うシーンがみたかったけど、逆恨みしてそうだなあ・・・・

そのドニーの奥さんがヒラリー・スワンク。こういう役をやらせればそれなりに演じてしまうけれど、彼女にはやはりボーイッシュな役が似合うなと思います。「ボーイズ・ドント・クライ」とか「ミリオンダラー・ベイビー」のイメージが強いからかしら。

精神障害がある若者を演じたジョヴァンニ・リビジーが熱演でドラマの脇を固めてました。
彼の出てくるところ、結構泣けました。今のところあまり作品に恵まれてないようだけれど、これから注目したい人の一人デス。(しかし注目している人が多すぎて、全員把握できないjesterであった・・・)

あとね、保安官、どっかでみた人だな〜・・・。ひげがあってやなやつの役だけど、と思って考えてて、監督さんがサム・ライミだというところで思い出しました。
サム・ライミのスパイダーマンでいじわるな新聞の編集長役だったJ.K.シモンズさんでした。
posted by jester at 17:45| Comment(8) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月06日

もうすぐだね King Kong

歴代の金喰い映画、タイタニック&スパイダーマン2を抜いて、制作費に

    248億4000万円!!!

かけた King Kong のアメリカ公開14日まであと1週間(+α)になりました! (日本は17日です。 早いな〜〜)

当初の予定より120億円も余計にかかってしまい、PJ監督、自腹を切ることになったとか。切る腹があってよかったね、PJ。

しかも観客をトイレ不安に陥れる長さ

映画会社が短くしろといったけど、どうしてもこれ以上カットできなかったらしい。
このへん、大監督らしくごね通して、どうどう3時間8分の上映時間デス。

また凝りに凝ってますね〜〜 オタク監督、PJ!

いいなあ〜 映画への愛を感じます。黒ハート
空振りしないことを祈りますデス。

最近映画館で見られるようになったトレーラーでも、NYの町並みは素敵だし、恐竜はド迫力で怖いし、それに引き換えコングの表情が優しくて、かなり感情移入して見られそうな予感です。

それに、あのまん丸に太ってたPJがオタクの底力をみせて見事激痩せ!
使用前   →→→   使用後pj.jpg

(縦の収縮率に手を加えたりしてませんです!!)
ダイエット法もぜひ教えてほすい。
リバウンドもしてないし、まるで別人だもの・・・・


さて、すぐれた「ターボ式いい男探知装置」を搭載なさってるDDさん(殴パンチ に教えてもらったのですが、King Kong、トーマス・クレッチマンが出ているのですね〜〜
うき!
日本の公式サイトに行っても、ジャック・ブラックさん止まりで、トーマスさんについてまでかいてなかったです。

ユダヤ人を逃がしてあげたいい将校なのに、ロシアの収容所に送られちゃってからどうなったのか、ずっと気になっていたら、なんとキングコング島に流されていたのか・・・・(違


ロード・オブ・ザ・リングスでは知名度の低い俳優さんを安いギャラで使って、その魅力を充分に引き出し、主役のはれるトップスターに変身させたPJにしては、今回は俳優の魅力がいまひとつでないかい? 
アカデミーとっちゃってギャラが高いエイドリアン・ブロディなんか使っちゃって、と思っていたのですが、脇はしっかり東ドイツ出身ピアニスト部屋で固めていたのね。
(東欧の辺、相撲力士だけじゃなくて、未開発のいい男鉱山ありとみました。ラテンもいいけど、スラブも好きですだパンチ(殴)

「戦場のピアニスト」コンビ復活、楽しみが増しました〜!



しかし・・・・5日にはNYでプレミアが開かれたようですが、それに映像編集が間に合ったのか(かなりやばかったらしい)まだ何もニュースになってません。

アメリカ公式サイトのKong is King の更新すら12月3日でとまっちゃってて、ちょっとこわいったら。

たのむよ、PJ・・・・
posted by jester at 14:19| Comment(4) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月19日

君に読む物語 DVDでまた見ました〜

届いたままみてないDVDの山(爆)をひっくり返して、少しずつみているんですけど、そのなかに「君に読む物語」を見つけました。



う〜〜ん、これどうして注文したんだっけ・・・・?パンチ(殴

そうそう、映画館で見たとき、確か出だしの、オレンジ色に染まった朝焼けの川を、ボートでゆっくり漕いで行くシーンでやられたのでした。
あまりに美しい映像で、ボ〜〜ッとなったのでした。


しかしね、年取った夫婦の感じがすごくいいのに対して、若い二人には不満があります。
なぜ彼は彼女を好きになったのか? 
それにしてもあんな迫り方ありか? まるでストーカーですよ、あれじゃあ。
 
女の子はいくら17歳だからといって、
「きゃあああきゃあああ」って言い過ぎ。頭が痛くなるデス。なにやっても「きゃあああ」
やめんか。

しかも17歳の初恋で、相手の口についたアイスなめるもんなんですか、普通。

彼女、あまりに勝手過ぎますよね。婚約者の人、本当にかわいそうです。


・・・・という感じでですね、若い頃の2人のエピソードには次々突っ込みを入れながらも、老夫婦のシーンになると、しんみりしてみてしまうjesterでありました。

最後は泣かせます。
最初と最後のシーンが美しくてこのDVDオーダーしたんだっけなっ、て思い出しました。
posted by jester at 13:42| Comment(2) | TrackBack(1) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月14日

キリング・ミー・ソフトリー/恋に落ちたシェイクスピア ・・・勝手にジョセフ・ファインズ祭り

ヴェニスの商人でその存在を始めて認識した(殴(殴(殴
ジョセフ・ファイアンズの作品を2本見ました。

結論。やっぱり彼は、濃い!!!お兄ちゃんの6倍は濃いぞ!(6人兄弟の頭と末だというしね・・・・)


まず、劇場公開時は未見だった
キリング・ミー・ソフトリー

アリス(ヘザー・グラハム)とアダム(ジョセフ・ファインズ)の唐突な出会い、そ、そこでもうそう来ますか?? の展開に驚かされ、え、もう結婚!? などなど、いろいろなことに驚き、なんで掘り始めてすぐに掘り当てるんだ? しかも手伝ってどうしてあんたが掘るのさ?? ええええ〜〜とおもいながらも、「最後、そうなるのは読めてたもんね!」という落ちでした。

しかし、これだけはいっておこう。ジョセフ・ファインズ、かなり立派な体をしておられます。アントーニオが惚れるわけだよ(違

これって監督さんがチェン・カイコーなんですね〜〜 北京ヴァイオリンの監督さんがこんなのを(失礼)とるんだ〜〜とビックリの一作でした。



引き続いて恋に落ちたシェイクスピア

これは劇場でも見ていて、その後DVDでも何回か見ていたのですけれど、いつも笑っちゃうのがグウィネス・パルトロウの男装。
これにだまされる人がいるのか?? と思いつつ、でも可愛いから許すと最後まで鑑賞しました。

こちらは脚本もよく出来ているし、衣装とか、作り手の愛を感じる一作。

これでもジョセフは相変わらず濃いですけれど、こっちのほうが彼の魅力が出てるかな。
なんといってもグウィネス・パルトロウが美しくて、どうしても彼女ばかり見てしまうのだけれど、ペンをもって爪が汚れているシェークスピアは新鮮なイメージでした。
posted by jester at 16:51| Comment(10) | TrackBack(1) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月03日

コープス・ブライド

ティム・バートンのアニメというと、安心して見られます。
ある程度の成熟した水準にいっているだろうという期待があるから。
でもこの映画、そのなかでも最高の出来かもしれません。

彼の作品では、ナイトメアー・ビフォア・クリスマスB0009QX4NU の画像に
似てますが、ストーリーは シザーハンズB000A0K5F0 に近いかな。


お話自体は御伽噺なんですが、作り手の才能と愛を感じました。

でてくるものがいちいち可愛いのですよ。
骨で出来た犬(スクラップ)があんなに可愛く見えるなんて、愛がなくちゃ出来ませんでしょう。(骨で出来た猫も見たかったな)

骸骨の長老みたいのも、動きが最高!
頭をこりこりかくしぐさとか、音とか、それはそれは丁寧に作られているのです。

ピアノを弾くシーンが何回かあるのですが、それもとてもリアル!
ちゃんとピアノを弾いて音が出てるように見えるのです!
あれをコマ送りで作るのはとても手間がかかったでしょうね〜
なにしろ12時間作業して撮れるのは1秒か2秒ですって!

コマ送りでとったアニメってやっぱりいいですね〜
それだけの時間がかかっているというのもちゃんと感じられるし、なんか手作りの暖かさがあります。
パペットに演技をさせるには、仕事への愛がなくちゃできないと思います。
それが伝わってくるんですよ・・・・。
ミュージカル仕立てで、音楽や踊りも、ちょうどいいぐらいの量はいってます。

ジョニデが声優をやってますが、ジョニデのヴィクターはなんとなくジョニデに見えます。

あと、コープスブライド、エミリーはティム・バートンの現実のパートナー、ヘレナ・ボナム=カーターが声をやってましたが、jesterはにアンジェリーナ・ジョリーに見えて仕方ありませんでした。


ラスト、エミリーの行く末に涙が・・・。たらーっ(汗)
あとで友人に
「消しゴムで泣かないあなたがなぜコープスで泣くの???」といわれましたが、ラストシーンの蝶々がなんとも切なかったデス。

大人も子供も楽しめる作品。無駄なく77分の潔さも疲れなくていいです。

お勧めの☆☆☆☆です!


コープスブライドの公式サイト、こちらはちょっと重いですが、仕掛けがたくさんあって楽しめますよるんるん
posted by jester at 11:25| Comment(6) | TrackBack(7) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月23日

ガッジョ・ディーロ

マダムSさんのブログにご紹介されていたDVD「ガッジョ・ディーロ」を見ました。(マダムSさん、ありがとうございます!)

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ロマン・ディリスの口元がちょっと〜〜とか言ってましたが、3作目でかなり気にならなくなりました。
(茂っている胸毛はまだまだ・・・なんですが・・・・友人が「ありが入ったら迷ってでられなくなりそうね」といってました・・・・・)

ジプシーって、起源はインドにあるって聞いたことがあります。完全に姿を変えていますが、秘密の儀式の中にはヒンドゥー教の名残があるそうです。
モスリムがインド大陸を仕切っていたムガール帝国のアクランゼーブ皇帝の頃とかに逃げたした人たちなのかしら?(またいい加減なことを言ってます・・・・・)あせあせ(飛び散る汗)


今回、たっぷりロマ(ジプシー)の音楽に浸っていて、たしかにインドの音楽とつながりがあるな、と思いました。全身で刻むリズムで忘我の世界にはいっていく・・・・
美しく情熱的なメロディがガッジョ・ディーロ(よそ者)のロマン・デュリスを成長させていきます。

ロマン・デュリス、やっぱり演技が上手。最初にルパンで出会ってしまったのは、jesterにとって不幸でしたが、こうして皆さんに教えていただいて、また一人、素晴らしい俳優さんにめぐり合えたことに感謝します。
この役は本当に彼のいいところが出ていると思います。

重いテーマながら、感動的なラストで、後味がよく、元気が出ます。
お勧めの☆☆☆☆でした!!

「ガッジョ・ディーロ」のアマゾンのページB00005YWVU

posted by jester at 11:06| Comment(6) | TrackBack(1) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月20日

亀も空を飛ぶ

岩波ホールで『亀も空を飛ぶ』を見てきました。
フセイン政権崩壊後初めてイラクで撮られた映画です。
それも、フセイン政権下で迫害を受けたクルド人の子供の目を通してみたイラク戦争。

重いテーマで、いろいろ考えさせられるものでした。
しかし残虐というよりは幻想的なシーンも多く、映画としての完成度は高かったと思います。各国の映画祭で沢山の賞を受賞したのもうなずけます。

強いメッセージ性を持つ映画は敬遠されがちですが、自分たちの生きている地球をグローバルな視野で見るためには、こういう映画を見て考えるのも大切だと思いました。

孤児や難民の子供が助け合って知恵を尽くして生きていく姿は微笑ましくて感動的。でものしかかる現実はかなりしんどい。

情報が欲しいと、衛星放送用のパラボラアンテナを市場で買ってきて、それを取り付けて村人が先進国のテレビ番組を垣間見るのですが、確かにそれらは私にも「穢れたもの」に見えました。

日本で平和ボケしている場合じゃないぞ、何かできないのかしら?
と考えさせられました。

映画についてはこちらに詳しくあります。


あらすじはこんな感じ(ネタばれあり)(上のサイトからいただいてきたものです)


アメリカ軍によるイラク侵攻の直前、トルコ国境に近いイラクのクルディスタンの村で。口が達者で便利屋でもある戦争孤児サテライトは、子どもたちを使ってのアルバイトの元締めをしていた。そんなサテライトが孤児の少女アグリンに一目惚れした。アグリンは両腕のない兄のヘンゴウと、目の見えない赤ん坊と3人で避難して来たのだった。ある日、ヘンゴウが不吉だと告げたトラックが爆発した。彼には予知能力があったのだ。ヘンゴウは戦争が始まることをサテライトに告げる。

本サイト、ゆきてかえりしひびから転載しました。
posted by jester at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | か行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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