2007年05月12日

サンジャックへの道 SAINT-JACQUES... LA MECQUE

見ようかどうしようか、迷ってたらもうモーニングショーだけになっちゃう!
というわけであわてて、「SAINT-JACQUES... LA MECQUE」(「サンジャックへの道」)を見てきました。

うう〜〜えがった〜〜!揺れるハート
何でもっと早く見なかったのかしら・・?

宣伝をみてて「あ、なんか先がみえたわ」なんて思って後回ししちゃったのよね・・・・パンチ(「人生は捨てたもんじゃない」なんてコピーはよくない!たらーっ(汗)

san1.jpg9人の旅人がそれぞれの思いを抱きながら旅をするって、なんかLotRの旅の仲間を髣髴とさせちゃう画像なんで、それだけでも興奮していたjesterです。

「リトル・ミス・サンシャイン」とか「トランス・アメリカ」みたいな心が温まるロードムービー。
程よく笑えて程よく泣いて、あったか〜く肩をぽんぽんとたたかれて映画館を出られました。



美人もハンサムもいない、ただのおっさん、おばさん、少年少女たちなんだけど、一緒に歩いた仲間みたいな気分で、旅が終わるときはさみしかった・・・
「え〜〜もうついちゃったの?? もっと一緒にいたいよ」ってな気分になりました。

「遺産相続のための条件」という生臭い理由で、聖地巡礼3ヶ月の旅に参加する中年の3人兄・姉・弟。

クララがいい! この怒りのパワー!
「No! No! NOOOOOO!!」という裏には熱いYESがあるのよね黒ハート
それがとっても気持ちよくて、彼女が突っかかっていくシーンでは爆笑してしまいました。
確固たる信念があるけれど、異質なものを受け入れる包容力もあって、素敵な女性です。

それに対して、対照的に情けない兄と弟。
この二人、とくに世渡りうまそうだけど傲慢でいつもいらいらしてる兄のほうの変化が、見ているうちに感情移入してしまうほど心地よかった。
薬なんか捨てて、頑張れ〜って応援したくなるのでした。


キリスト教の聖地への巡礼の旅だけど、その場所・場所でクララは痛烈にキリスト教を批判してるし、ラムジィ君にいたっては、聖地のモニュメントの上で「アックバール!アラ〜〜!!」なんて叫んじゃうし、結局なんのかんのいって人間も宗教も、みな一つのベースの上なんじゃないの?というコリーヌ・セロー監督の視線が優しくて、うれしい。

ラムジィくんの素直な台詞、どれも良かった。
「そうだよね」ってうなずきたくなった。

教会で願い事を書く紙に、みんな好き勝手なことを書いて、尼さんたちがクールに「これ、だめね」と捨てちゃうところも笑いました♪

そのほかにも笑いのつぼがいっぱい。
結構空いていたので、両脇に人がいなくて、思う存分笑ってしまいました。


旅の仲間をガイドするガン爺役(?)のPascal Légitimusさん、なかなか渋くて、jesterの「おっさんアンテナ」がぴぴっと反応いたしました。(するな)
マイペースなもんで、ツアー旅行は苦手ですけれど、こういう人がガイドしてくれるなら、巡礼ツアー旅行もいいかも。


癌を克服して歩いている女性、Mathilde役のMarie Bunelさん、どこかで見た〜と思っていたら、「コーラス」で少年のお母さんの役の人だった! 「ルパン」とかにも出ているのね。
バイプレーヤーとして「どこかで見かける顔」だけど、なかなか美しい方です。

途中、時々挿入されるファンタジックな「夢」の映像。
これは誰が見ている「夢」なんだろう・・・と思いつつ、結構見とれてました。

ピエールが見る、奥さんの映像。水がどんどんたまっていくガラス張りのプールに妻がいるのに手が出せない・・・・ すごく怖くて、しかも美しかった。
クララのいろんなものを引きずってる夢もおかしい。でもクララはそれが幸せなのかも。



ヨーロッパの古い街や村、教会、お城、そして、なんといっても広大な草原や、滴るような緑の森、美しい川の流れ、川面に広がる雨の波紋、などなど、画面も絵画的にとても綺麗で、それだけで癒される。

音楽もよくて、チャント風の混声合唱やら、アラブ風・インド風の音楽がjesterのつぼでした。

公式サイトを読んだら、コリーヌ・セロー監督が

「徐々に自然と関わりを持って行くことで孤独が癒されていく様子を表したかったのです。夜の闇のなかではみんな孤独だけれど、昼間の大地の自然に囲まれた中では、人は安らぎを見いだすのです。それに自然は母なるものです。わたしたちは父権的な社会に生きていますが、本当に守ってくれるのは父権的なものではなく、母性的なものであり、自然は母性的なものの象徴です。」
っていってましたが、なんか素直にうなずけました。



パウロ・コエーリョの『星の巡礼』なんかでも読んだことのある聖地巡礼だけれど、といっても、今は宗教的動機でやる人より、「自分探し」のためにやる人も多いのでしょうね。

歩くことで癒され、浄化され、自分を見直し、そして離れていた人と人をつないでいく・・・なんて、教科書通りなんだけど、それが真実なのかもって思わせてくれる。
人間の良い部分を見せてもらった感じで救われた。

また旅に出たくなっちゃった。
それも、自分の足で一歩一歩踏みしめて、ゆっくりゆっくり心を変化させる長〜い旅に。

jesterも映画ばかり見てないで、少し歩かなくちゃ〜
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2007年03月15日

世界最速のインディアン

これ、ニュージーランドで見ました。

なんしろアンソニー・ホプキンズ演じるところのバート・モンローさんはキィウイー(NZ人のあだ名)、ニュージーランド人ですからね〜
飄々とした台詞の中に、のんびりしたNZならではの笑えるポイントなんかもたくさんあって、楽しかったデス。

前に予告を見たとき、「アンソニーがライダー?(サイコライダーか??) それにインディアンって、ネイティブアメリカンの役??」なんて思っていたのでした。
映画を見ていてやっとインディアンがバイクの名前だと分かりました・・・・・


NZ滞在中は彼らのNZ英語がところどころ聞き取れず、何度も聞きなおしたりしてショックを受けていたjesterでしたが、バートがアメリカに到着したシーンで、アメリカ人はNZ英語が聞き取れず、バートはアメリカ英語がわからず・・・・という場面がありました。
「な〜〜んだ、ネイティブ同士だってお互い聞き取れないんじゃん!」とほっとしました。パンチ
(でもアンソニーのNZ訛りはお上品すぎだとおもいますが・・・)


ちょうどその頃泊まっていた農家のおばちゃんが、
「ニュージーランドには蛇がいないの。夜歩いても危険な動物はいないわ!」と言っていて、
「そうか〜だからキィウィのような『飛べない鳥』が生き残れるのか・・・」と感心したのですが、バートがアメリカにいって、ガラガラヘビにおびえて飛び上がり、
「蛇を生まれて初めて見たみたいね」といわれて
「NZには蛇がいないんだ!」なんて言い返す台詞には笑えました。


実話ベースの『心温まるストーリー』なんですが、全体的にみんな善人過ぎて、ちょっと臭いと感じるひともいるかな〜とも思いました。

しかしNZってほんとに大体こんな感じなんですよね。
細かいことにこだわらない国民性で、のびのびしてて、許容範囲が広くて、老人でも成長中みたいに元気があって。
なんでなんだろう・・・うらやましいなあ。

jesterもカリカリしないで、のんびり暮らしたいです。(←あんたは充分してるだろうパンチ

人口密度が全然ちがうし(日本の1/24)道は広々してて、広大な公園だらけだし、少しいけば海や湖、川に草原と、豊かな自然があふれてるし、そんな国土ならではなのかな。

質素でも広い庭のあるおうちで、動物いっぱい飼って、あんまりおしゃれなものも凝ったおいしいものもないけど、量だけはたらふく食べて、笑って暮らしてる〜
そんなイメージを持っちゃう人々なんですよね。
(わ〜〜NZランドの人、ごめんなさいね〜)


この映画、人生に疲れた時見たら、元気がでるかもしれませんね。ハートたち(複数ハート)

posted by jester at 09:15| Comment(2) | TrackBack(0) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月29日

7月24日通りのクリスマス

日本映画レビューシリーズ第3弾。(爆)
先週見てきました。

例によって予備知識まったくなく「和製アメリ」という噂がある、っていうぐらいしか知らずに見に行ったのです。
長崎は夏に旅行したので、懐かしいしな、などと思いまして。

ストーリーは長崎に住んでいる少女マンガが大好きな女性が本当の恋に目覚めるまで、というお話。

好きだった少女マンガの舞台がリスボンで、時々彼女は長崎の町をリスボンの町に脳内転換しているんですね。
jesterはなんか共感をおぼえました。

少女マンガ大好きで、マニアの部類に入るかも、という人間ですけれど、あの世界に浸っているうちは、生身の男との真剣なお付き合いは難しいかと思います、jesterも。

少女マンガに出てくるのは往々にして女性が考えた理想の恋愛像だし、女性が考えた都合のいい男性なんで、現実はそんなもんじゃないですよね・・・
(男性の書いた小説やら監督した映画に「そんな女いるかよ〜」というセクシーダイナマイト女神様みたいな女性が出てくるのと同じかも)

景色が綺麗です。
坂がある、海が近い、なんていう共通点があるんですね、長崎とリスボン。
リスボンの画像はオレンジがかった色調が美しく、確かに現実離れしてます。

ギャグは時々すべっちゃうのがありましたが(小道具役が舞台にでて立ち往生とか、書店の店長のカツラが・・・とか、わらえませんでした・・・・)全体的にホンワカして、痛いところをつつかれない、優しいお話でした。


中谷美紀演じる主人公サユリを見ていて思ったのですが、これにしろ、「プラダを着た悪魔」にしろ、「ダサい女の子」のイメージって、世界共通で髪がぼさぼさ、ノーメイクにめがねで、セーターに長いプリーツスカート、ヒールのない靴なんでしょうか。

「プラダ」と違うのは、ファッション誌を勉強して変身した後も、サユリはあまり素敵じゃない、ってところ・・・・
あの髪型、中谷美紀に似合わない気がしました。

しかしどちらを見たときも、jesterには変身前のほうが個性的で素敵に見えたのでした・・・・あせあせ(飛び散る汗)
まあ、髪の毛ぐらいとかせよ、ですけど・・・・(でも跳ねてる髪の毛もかわゆし♪)
友達になるなら、流行を追いかけてみんなと同じ格好をしてる人より、変身前のほうと、です。(爆)
人間、男も女も外観じゃなくて、中身ですよ! ね♪揺れるハート

いや、綺麗でおしゃれな人は見ていて素敵ですけどね。
基本的には他人を不快にしない程度の清潔感があればいいんじゃないかなあ、なんて思うのですけど。
というか、別に汚くてもいいですよ〜。かっこ悪くても人の心の痛みが分かる人、心の暖かさが大事じゃないですか。
単純な人間なんで、おばあちゃんが編んでくれたセーターを大事に何年も着ている、なんて人、一緒にいて落ち着くし、好きです。ぴかぴか(新しい)

これが男性から見た「恋人」なら違うんですかね〜

(・・・と、えらそうなことを言ってますが、しかし考えてみればこれは今だから言えることでした・・・
一応jesterも全部ちょっとずつ通過してきてはいるのでしたよ。あせあせ(飛び散る汗)


「王子様」役の大沢たかおさん、昔「深夜特急」なんかで見た頃より歳をとりました。
足は長くて、遠目だとすらっとかっこいいんだけど、顔が・・・・
なんていうか、内容がすかして見えちゃう感じ。(あくまで当社比。ファンの人、ごめんなさい)
もうちょっと上手に年取って欲しかったなあ〜たらーっ(汗)


脇は小日向文世さん演じる父親、その彼女、幼馴染、弟、その彼女、などなど、いい人ばかりで、居心地いいんですよ。
お父さんのやっている喫茶店も暖かい雰囲気で・・・・

唯一、敵役の美女、川原亜矢子さんが、なんかあんまりにもベタでした。
「今日美容院いったら、若い美容師が『ほんとに結婚してるんですか〜』なんてしつこいのよ〜」なんて誰も聞いてないのに繰り返す女、なんているか??(爆)パンチ(いるかも)



ところで先日長崎に行ったとき、グラバー亭のカフェで「ダッチコーヒー」なるものを飲んだんです。
この映画で、父親の喫茶店に、ガラス製の長いサイフォンがあるのを見て思い出しました。
しかしどう考えても、jesterが体験したあのダッチコーヒーは腐っていた・・・

そのことについて、ゆきてかえりしひびで検証してますので、ご興味のある方は読んでみてくださいませ。
posted by jester at 11:05| Comment(6) | TrackBack(2) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月04日

上海の伯爵夫人 White countess

S1.jpg

いつ日本では公開になるんだろう〜〜ってどきどきしながら待っていた、『White countess』がついに公開!
(しかしまたもや、邦題ですべる予感・・・このセンス、何とかならんかのお。)

ジェームズ・アイボリー監督で、原作がカズオ・イシグロっていったら「日の名残」のように、静謐で燻し銀の渋さだろうな〜と思って行きました。

少々テンポが遅めだけれど、期待通り!

宣伝では「激動の上海を舞台に、盲目のアメリカ人元外交官とロシアから亡命してきた美ぼうの伯爵夫人の運命を描くラブストーリー。」なんて安っぽいことをいってますけれど、
jesterは絶望と再生の物語だと思います。
深い絶望の淵から何が人間を再生させるのか。その過程をじっくり描いています。


暗闇の雪の中でワルツを踊る人たちをスローモーションで流す冒頭部分で一気に物語りに引き込まれます。


主人公の盲目の元外交官、トッド・ジャクソンはレイフ・ファインズ
ただ死ぬまでの時間をはかなくこの世に漂っているだけになっている男。

その柔らかい笑い、すべてに無関心な表情は非人間的に見え、不気味なほどで、救いようのない絶望がその抜け殻の底に重く静かに横たわっているのがわかる。

そしてもう一人の主人公、ソフィアは亡命してすべての財産を失なった伯爵夫人。
夫亡き後、プライドだけは高いのに凍るように冷たい夫の家族たちと、最愛の娘カティアを養うため、身体を張って色町で働らく。
落ちぶれた己の惨めさを感じないように無感覚になりながらも、人間の尊厳だけは保とうとしている心の美しい女性。

そんな二人が偶然のようにかかわりを持ち、バー「White countess」を作る。
それぞれの深い絶望の淵から、二人はRebornできるのか・・・・


日本侵攻直前の1936年、激動の上海を舞台に、静かに話は進んでいきます。

途中ちょっと話の進みがのろいと感じる方もいるかもしれませんが(jesterもそうおもいました)後半、港へ行くシーンあたりから緊迫感がどんどんと高まります。


S23.jpgレイフ演じるトッドも、ナターシャ・リチャードソン演じるソフィアもとてもおしゃれ。

ソフィアの着ている、深緑のコーディロイのロングコートと帽子がとても素敵です。
ナターシャ・リチャードソンは、テッドが求める「erotic&tragedy」というイメージではないように思ったけど、いぢめられっこの嫁さん役で、必死で一家を養っていたのに、さげすまれ、汚れ物扱いされ、裏切られ、最愛のものと引き裂かれる絶望・・・
階下に住むユダヤ人に「You belong to each other」っていわれて、娘を捜しに必死で走るところでは思わずもらい涙しちゃいます。

そして、謎の日本人、マツダを演じる真田広之さん。
英語、すごいトレーニングしたんでしょうね〜
とってもお上手でした!はらはらするような発音がほとんどなくて、安心して聞いてられました♪
分け目きっちり、ペッタンコの髪型はあまりお似合いではないですが、あれだけ台詞を堂々と言えれば、怖いものなしですわ〜


背景になる、第二次世界大戦直前の上海もオリエンタルでロマンチックで怪しくて、とても素敵です。
音楽や寸劇も東洋的なのにヨーロッパの匂いがしておしゃれ。

ロボットのように侵攻してくる日本軍がちょっと怖いけど・・・・あせあせ(飛び散る汗)


しかし『盲目の元外交官』ってレイフにはまりすぎです・・・揺れるハート
あの、今にも壊れそうな柔らかくて病的な笑顔がぴったり〜〜
絶望しているといっても、周りの人の同情を買うようにしょんぼりしているわけではなく、背筋を伸ばしてプライドは高い。
でも心の中は空洞なんです・・・

最後、泣けましたたらーっ(汗)

どうもjesterはどこか線の細い、繊細な陰のある俳優さんに弱いみたいですだ!パンチ
posted by jester at 09:17| Comment(10) | TrackBack(3) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

スーパーマン リターンズ(Superman Returns)

遅ればせながら「スーパーマン・リターンズ」を見てまいりました。
最近Sep.11関連の重い映画が続いたので、ちょっと気晴らしです。

013.jpgぴかぴか(新しい)なんか最初の音楽からわくわく
いいぞいいぞやれやれ〜〜って感じです。揺れるハート


お話はアメコミが原作なので『水戸黄門』並みに紋切り型だし、ものめずらしさはないのですが、スーパーマンのミラクル大活躍ですっきり爽やか〜〜


なんしろスーパーマンのBrandon Routh(ブランドン・ラウス)がかっこいいったら!!

あれだけスーパーマンのイメージに合ってる人もいないでしょうねえ〜
端正な顔立ちにマッチョな身体。
普段の生活のシーンではくそ真面目さがコミカルで可愛らしいお間抜けさん。

CGで作ったんじゃないの?といいたくなるようなハンサムさんです。
良く今まで手付かずで・・・(テレビには出ていたらしいけど)

jester的には元スーパーマンのクリストファー・リーブさんよりも外観的には好きです。
(クリストファーさんはペコちゃん顔っぽい)

金城武に似てないか?という声も聞かれましたが、確かに少し似ているかも。



s002.jpgぴかぴか(新しい)ヒロイン、ロイス・レイン役のKate Bosworth(ケイト・ボスワーズ)は、今まで「オーランド・ブルームの彼女」という認識しかなかったけれど、可愛いらしい人ですね。

新聞記者というほど知的なイメージはないけれど、写真で見るよりいい感じ。


ぴかぴか(新しい)最初のシーン、お義母さん(エヴァ・マリー・セイント)が一人暮らししている家がいい感じです。

部分照明が暖かく照らすキッチンで、ラジオを聴きながらお皿洗い。
性格のよさそうな犬がでれっとねていて、テーブルの上にはやりかけのスクラブル・ゲーム。

一人暮らしの老女の寂しくも楽しい生活がこれだけで伝わってきます。

俳優さんはエヴァ・マリー・セイントさんよりもスパイダーマンのおばあさんの俳優さんのほうが好きだな。
エヴァさんはちょっと枯れすぎ・・・


ぴかぴか(新しい)スーパーマンの恋敵、リチャード・ホワイトは、ジェイムズ・マーズデン。
M-menのサイクロプスで有名ですけど、『君に読む物語』では、ライバルにフィアンセを奪われる、似たような役柄でしたね。
誠実そうでなかなかいい感じでした。


ぴかぴか(新しい)ケビン・スペイシーは、ベテランらしく安心してみてられる演技で脇役としては○。
でも「あれ?こんなにお間抜け? そう見えて実はもっと腹黒いのでは?」なんて見えてしまって、この人にはもっともっと深い悪者をやってほしいかもです・・・


ぴかぴか(新しい)それから、小道具で使われるクリスタルがとっても綺麗でした。

帰りに映画館のショップで「クリスタル売ってないかな〜」なんてうろうろしちゃいました。

スワロフスキーかなんかで、「スーパーマンのクリスタル」作って売ってくれないかしら? お守りにするのにな〜



猫しかしま、(ああいう映画を突っ込むのは意味ないですけど)一つだけ言わせてくれ!

何でみんな、クラーク・ケントの正体に気がついてあげないの??
クラーク・ケントが5年間のSelf Searchingの旅から帰ってきた途端、スーパーマンもリターンしちゃうんだからさ!

いっくら髪の毛を下ろして眼鏡してるからって、
「See you around!」(また会えるわよね) っていって
「I'm always around」(いつもそばにいるよ) って2回もいわれてんのに、ロイスったら何でわかんないんだよ〜〜
鈍感じゃない?

jesterならもうすぐにピンと来るよ、ふんとにもう!!あせあせ(飛び散る汗)


とまあ、やきもきさせるところがいいんでしょうねえ・・・・・
(爆)


『jesterのいつもの天邪鬼効果』で、『期待してなかったのに結構楽しめた映画』でございました♪
やっぱり映画館で、大画面でいい音で見るのがいいわ〜〜ハートたち(複数ハート)


猫ほんとにスーパーマンがいて、腐りきった人類を導いてくれればいいのに・・・なんて思ってみていたら、スーパーマンは現代のキリストか?なんて思えてしまいました。

空から落ちるとき十字架のポーズだし・・・


っていうことは、ラスト、人類の原罪を贖ってお空の星になるのでは・・・


・・・・なんてことは絶対ないよね、の単純明快アメコミ映画でしたけどね♪


posted by jester at 08:23| Comment(6) | TrackBack(7) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月21日

砂と霧の家

いいんだけど、どっと疲れるよね・・・っていう映画ありますよね。
脚本は良くかけてる、人間観察だってきちんとできてるし、いいたいことは分かるんだけど・・・・
分かるんだけどもう見たくない・・・・と申しましょうか。

たとえば「ミスティック・リバー」とか。(殴パンチ

砂と霧の家 特別版
この「砂と霧の家」も映画館で見たときは、もうズシーンときてしまって帰り道とぼとぼでした。


なのにどうしてまた見ようかな、と思ったかというと・・・

ベン・キングズリーの素晴らしい演技が見たくなったから。



イランからアメリカに政治的理由で家族を引き連れ亡命中の大佐。
誇り高き軍人なのにアメリカではまともな職業につけず、家族にさえ隠して日雇い仕事をしている。
プライドから派手な生活をしてきたが、息子の将来のためにもなんとか地道に生活を立て直そうとしている、実直な父。

アカデミーノミネートも当然と思える素晴らしい演技です。
そのきりりとした姿に惚れ惚れします。黒ハート


それにたいして〜〜

ジェニファー・コネリーも上手なんですけどね・・・

元アル中の上に今でもだらしなくて弱くて自己中で、夫に逃げられても恥ずかしくて母に言えず、税金の滞納で家を差し押さえられても、自分の落ち度を棚にあげて「家を盗んだ!」なんて怒鳴りに来る非常識な情けない女。

誰もすがれなくなると、助けてくれた他人の風呂場で自殺を図り、「だめ〜」といいつつも家代をむしりとる行為に無言で加担し、ふらふら海辺を散歩する無責任な女。

あまりに見事に演じているので、映画館で見た当時単純jesterは、ちょっと彼女を嫌いになりました・・・・(爆)
自分の弱いところに似てる部分を見てしまい、自己嫌悪なのかもしれませんけど。
(だもんで、今回も見たあと、ビューティフル・マインド
ビューティフル・マインド
で口直ししたほど。)



あと、悪い人じゃないけど迷惑な自己中男のレスリー、どっかで見たと思ってたら、ERに出ていた! 
キャロルの恋人役の消防士をやったロン・エルダードでした。

まつげが長いのがチャームポイント(?)の彼、余計なところに出てきて引っ掻き回して、最悪の結果を呼んでしまう、というところがなんとなく現代のアメリカを象徴してるみたい。(殴パンチ



善意にあふれ、前向きに進もうとする一家に、あまりにも残酷な結末が訪れる・・・

そのラストの暗さにやっぱりず〜〜んと重くなりつつも、またいつか見ちゃうのかもな、なんて思ってしまう映画です。
posted by jester at 18:36| Comment(2) | TrackBack(0) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月12日

サハラ -死の砂漠を脱出せよ-

サハラ~死の砂漠を脱出せよ

ま、このジャケットからも分かるように、サハラを舞台にした冒険活劇でありまして、それ以上でも以下でもありません。(爆)パンチ


Allcinemaさんところからもらって来たあらすじによると
「米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェント、ダーク・ピット。彼は、ナイジェリアとマリの国境付近で発見された一枚の金貨が、南北戦争時に莫大な財宝と共に姿を消した甲鉄艦テキサスを見つける手掛かりになると確信し、金貨の発見現場へ向かう準備に取り掛かる。一方、WHO(世界保健機関)の女性研究医エヴァは、ナイジェリアで発生した謎の病原体の感染源がマリにあると判断し、調査に向かう。ところが、内紛が勃発したマリでは、国境が閉鎖され、通常ルートでの入国は不可能だった。そこでエヴァは、ピットたちがボートでマリを目指していると知り、ピットに頼み込み同乗させてもらい、一緒にマリ国境へと向かうのだった。」
というわけです。(なげやりあせあせ(飛び散る汗)



爆弾ペネロペ・クルスが「アフリカで起こるなぞの病気が〜〜」と、最近どこかの映画で見たばかりの熱血おねいさんのそっくりさんで、らくだに飛び乗ったり、井戸に降りたり、頑張ってます。
かっこいいけどねえ・・・

・・・jesterはペネロペのなまり英語が嫌いなんです。
こないだ「ペネロペのなまりフランス語が気持ちいい」って書いたばかりだけど、それはフランス語がまったく分からないからそう思うだけでして。
英語だと、ずっとしゃべられると、うう、なんか気持ち悪。

これからも英語圏のメジャーな映画に出るのなら、もうちょっと綺麗な英語勉強して欲しいな〜(お前に言われたくないだろう・・・


爆弾マシュー・マコノヒーは軽〜い軽〜いのりで楽しそうにやってますね。
ペネロペとの絡みより、相棒とのコンビネーションが笑えます。
(そういえばこの人の、FAILURE TO LAUNCH は日本公開されないのですかね?)

この二人、「熱々カップル」とか言われてましたが、今年の1月のゴールデングローブ賞の授賞式では、別々に歩いたりしてて、「破局か?」なんて騒がれてましたね〜

まあそれはどうでもいいや。猫


喫茶店よくね、こういう映画を見て「話しのつじつまがあってない!」というと、
「こういう映画をみてそういうことをいうのは無粋ってもん。こういうのはつじつまなんて考えてないで、ただ楽しめばいいの!」
っていわれますけど、jesterは作り物でも、本物らしく作ってないと嫌なんで、結構細かいところまで凝っていて欲しいほうです。

そう考えると、この映画も突っ込みどころ満載でございました。
(あくまで無粋者パンチ
ま、いちいちそれを上げませんけど・・・・。

らくだに乗ったり、船に乗ったり、南北戦争の頃の甲鉄艦テキサスから大砲打ったり、その辺に乗れれば、お定まりのローラーコースタームービーとして楽しめるんじゃないでしょうか。
posted by jester at 09:08| Comment(7) | TrackBack(1) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

シン・レッド・ライン THE THIN RED LINE

この映画、昔飛行機の中かなんかで見た覚えがあるのですが、とっても印象に残ってました。
jesterは戦争物は苦手で、チョイスがあるなら避けるのに、この映画は最後まで見たということは、かなり気に入ったんですね。

残酷な戦争の描写なのに、何でこんなに映像が綺麗なんだろう・・・!
と感動した覚えがあります。

シン・レッド・ライン
シン・レッド・ライン

こんな美しい風景のなかで、戦う男たちのむなしいこと。
その戦っている相手が日本軍なので、さらにむなしさが身にしみます。
ぼつぼつと入る問わず語りのような台詞も心にしみるものでした。

戦争で戦うということ、戦友が残酷に死んでいく事実が、ドライに、美しく、きっちりと描かれていて、「この監督、すごいかも」と思った記憶があります。


・・・だから、同じテレンス・マリック監督の「ニュー・ワールド」に過大な期待をしてたみたいで、これが「ニュー・ワールド」に浸れなかった原因のひとつかも・・・・
jesterは期待しすぎてみると、「あれ?」と肩透かしを食っちゃうんですよね・・・・
同じような風景の撮り方、台詞の入れ方なのに、なんかどこかで前作と比べてしまっていたみたいです。

(いえ、前に書いたみたいに、音楽が気になっちゃったのもあるんですけど・・・・)

「ニュー・ワールド」をみたあと、こんなはずじゃなかった、と「THE THIN RED LINE」を見直してみましたけど、やっぱりjesterはこっちのほうが好きです。

時代が近いので、身近に感じられるっていうのもあるかもしれないけれど、俳優たちの演技もこっちの方が真に迫っていていい感じ。(きゃ〜〜ん、クリスチャン、ごめん!)


jim.jpg「THE THIN RED LINE」ではショーン・ペンもエィドリアン・ブロディもよかったけど、とにかく、ジム・カヴィーゼルのあの目がいつまでも忘れられなかったでした。ぴかぴか(新しい)

その後、「オーロラの彼方に」で、きゃあ!と叫び、「パッション」で、ぎゃああ!と叫んでましたね。はい。↑パンチ 手抜きもいいかげんにしなさい! パンチ




戦闘シーンの合間に、幸せそうなガダルカナル島の島民と泳ぐシーンとか、戦闘中にふと美しい空を見上げるシーンなんか、本当に素敵。


というわけで、突然『一人ジム・カヴィーゼル祭り』をはじめてしまったわたくしは、早速いろいろDVDを取り寄せて、さて、どれから見ようかな〜とわくわくしております。ハートたち(複数ハート)




ところで・・・「シン・レッド・ライン」っていうの、やめて欲しい・・・
「Sin red line」かと思ったよ。

「thin」は「シン」じゃないのに・・・・
まあ日本語にそういう発音がないんだから仕方ないんだけど・・・・

鳥肌立つ感じで嫌なんですだよ、thを「し」って発音されるの・・・
なんとかならんかのお。

posted by jester at 22:01| Comment(4) | TrackBack(0) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

シンドラーのリスト

金土日と、ここのプロバイダーが調子が悪くて、投稿しても反映されないし、読めないし、でございました。
来ていただいた方、申し訳ありません。たらーっ(汗)

さて、今日はしとしと雨の東京デス。雨

こないだ「ミュンヘン」をみてからスピルバーグをおさらいしています。


今日は「シンドラーのリスト」をみました。
ちょっとしんどいからな、などと見る前は思っていましたが、さすがスピルバーグ、ぐいぐい引き込まれました。

映画についてはもう語りつくされているでしょうけれど、ロウソクから始まって画像から色がなくなり、女の子の赤いコートだけに色がついて、それをシンドラーが見つめる。

この女の子の赤いコートはもう一回悲しい形で出てきます。

「善」と「悪」のせめぎあい。

静かな音楽も感動を盛りたてて、完成された映画だな、と思います。


「ミュンヘン」の背後にある、イスラエルの人々の思いを再確認させられました。
こういうホロコーストの経験が、アヴナーの苦悩につながっていく。
そして現在でも綿々とつながる恨みの負のスパイラルに縛られてしまう人々。

ドイツ人の将校も、一人ひとりは普通の人なのに、集団ではなぜあそこまで狂ってしまったのでしょう。
人間の弱さ、そして強さを考えます。その根源はどこにあるのか。
(ああ、「白バラの祈り」もみにいかなくては。)



リーアム・ニーソンが若いですね〜〜 
初めて見たときも、「なんてたっぱがあって姿勢のいい、そしてセクシーな俳優さんなんだろう!」と思ったものでしたが、今見てもとても素敵で、同じに感動します。
ユダヤ人を助けることで次第に人間的に成長していくシンドラー。
ううう、うまい!ぴかぴか(新しい)



そしてレイフ・ファイアンズ。昔劇場ではすっごく怖い気持ち悪いドイツ軍の将校というだけしか考えずに見たのです。

いま、レイフと認識して見ると、やっぱりいい役者だわ〜
人間を虫けらのように、好きなだけ殺していい、富も権力も思いのまま。
そんな状況に置かれた、若い未熟な青年が、精神的に破滅していく演技が、若いながら堂にいってます。
ほんとに怖い人に見えるもん(爆)
(しかしこの頃、腹が出てて・・・・・・。
レッドドラゴンではあんなにフィットなお体だったのに。パンチ(殴)


こういう映画を若いとき(当社比)に見て、考えることが出来たことが、心の栄養になっていると思います。
そして折に触れ、また観たい映画でもあるのでした。
posted by jester at 19:05| Comment(2) | TrackBack(0) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月19日

スタンドアップ その2

シャーリーズ・セロンって、とても過酷な少女期を送っているのですね。
15歳のときに、酔って母子に暴力を振るおうとした父親を母親が射殺・・・・。
どんなにつらかったことでしょう。

ただのハリウッドスターとは違うのはその辺でしょうか?
綺麗なヒロインの役だけしていてもちゃんと脚光を浴びられそうなのに、汚れ役もいとわない女優魂があると思います。

今回の、「ドメスティックバイオレンスやレイプに負けず、セクシャルハラスメントにも負けずに、自立して、母として子を守って生きていく」 という役どころ、見ている女性とか差別を受けている人々を元気付けるだけでなく、彼女自身への応援歌になっているところもあるのではないのかしら。


********以下、映画のねたばれを含みます************


シャーリーズ・セロン演じるジョージーですが、目つきや外観も、「あまり思慮深くなく、早く子供が出来てしまったヤンママ」という雰囲気がよく出てます。

しかし彼女が勇気を持って立ち上がった裁判で、親にも言えなかった悲惨な体験が相手方の弁護士により暴露されます。

高校生のときに、レイプ、そして望まない妊娠、出産・・・・
それからは父親には見放され、周りからも散々ののしられる生活。
乗り越えがたいような体験をしつつも、自暴自棄にならず、前向きな態度を持ち続ける主人公には勇気付けられます。



ジョージーのやることは、あまりに稚拙です。戦略というものがない。

たとえば彼女の友達のグローリーがやっているように、組合活動などで、女性の簡易トイレの設置を訴えたり、時間をかけて、地道に女性が働きやすいように頑張る、というような忍耐もなく、感情的にふるまってしまう。
社長の甘い顔にだまされて、直談判に行ったり・・・・。
あんなたぬきがいい人のはずないじゃん!パンチ

もちろん、セクハラをセクハラとも思わない男たちが悪いのですが、ジョージーのやり方もへたくそです。

でも考えようによっては、グローリーが10年かかってやることを、ジョージーが1ヶ月でやり遂げてしまったのかもしれません。
長く続いた慣習を打ち破るには、ジョージーのような無鉄砲さが返って強みになるのかもしれませんね。

部屋中の人が自分を大声でやじり、そしっていても、くじけずに自分の信じるところを述べる強さは素晴らしい。なかなか出来ません。


映画では、そんなヒロインを取り巻く人々もリアルによく描写されています。

『自分は良い母親ではないが』といいつつ、圧倒的な包容力で娘を支える母親。
夫と意見が対立して家を出るときも、疲れて帰ってきた夫の夕ご飯は(粗末なサンドイッチだけれど)つくっていく優しさが良いです。だから愛されるのよね。

そして、自分の思い通りにならない娘にじれ、みはなそうとしながらも、実は娘を強く愛している父親。
組合の会合や裁判での父親の行動は、ある程度予測がついたとはいえ、感動的でした。

不治の病に冒されながら、友達のために立ち上がる友人。美人ではないけれど、心の温かい彼女はとても存在感あり。

その妻を支える優しい夫。(が、万年悪役のショーン豆氏なのでびっくり!)

母に反発しながらも、実は強く母の愛を求めている息子。

こう文字で書くと、とてもありがちな、陳腐な表現になってしまいますが、人間観察が細かいので、くさくなくて、「ああ、ここで泣かそうとしているな」とおもいつつ、爆泣き。

しかも『ミスティックリバー』みたいにやり切れない終わり方じゃなくて、明日も頑張ろうっていう気にさせてくれます。(最後、無免許運転で事故る?とはらはらしてしまったが・・・)パンチ


もちろん、現実では、「スタンドアップ」した行為がすべて報われるとは限りませんよね。

それどころか、権力や多数に対して正義の「スタンドアップ」したほうが、社会的には損をする、という場合のほうが多いのかもしれません。
jesterだっていっぱい痛い目にあってます。たらーっ(汗)

それでもなぜ、私たちは「スタンドアップ」するのでしょう。

それは社会的に損をしても、自分にプライドを持てる行為が、自尊心を持つのに大切だから。

報われる、報われない、ということより、立ち上がった自分を大好きになれることが、何よりの「プライド」 になるのではないかしら。

ぶきっちょでも「プライド」を持って、そんな自分をいとおしく思い、生きることは素晴らしい、といえる人間でありたいデス。


また、それが「ご褒美」になるように、誰かが「スタンドアップ」したとき、事実を見極めて、正しいことならそれを認め、支えてあげられる人間になることが、結局は自分の幸せにもつながるのではないのかな。

無関心、見て見ぬ振りをしていると、その結果生じることは、結局自分にもいずれ及んでくるのではないかと思います。


この映画をみて、そんなとき「スタンドアップ」できる勇気を貰ったと思います。
裁判のシーンとか、こんなにうまく行くか?と思うところもあったけれど、女の人にも男の人にも、
ああ、ぜひたくさんの人に見ていただきたいな〜と思いました。


普通はこういう地味な社会派の脚本は短館系になってしまうけれど、今回ワーナーブラザーズがお金を出した、っていうのもちょっと嬉しかったりして。黒ハート
posted by jester at 19:02| Comment(26) | TrackBack(15) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月18日

スタンドアップ(North Country)

シャーリーズ・セロンとは相性が悪いかも・・・・と思っていたjesterです。

お人形のような綺麗なお顔ですが、整いすぎていて・・・・

その美しいお顔を崩したという「モンスター」は見に行こうと思っていたのだけれど、ちょっと「痛そう」だったので、ついに見に行けず、いまだに見てません。
DVDもいつか見ようと思いつつも、なんとなく後回し・・・・


でも今回は、シャーリーズ・セロンにやられた! 
反省した! あんたはええ役者や! 
「モンスター」も見ます!! ごめんなさい!!



見たあと『やっぱり人間は少しずつだけど進化しているのかも。頑張って痛い思いをしながら歴史は少しずつ良くなっているのかも!』と勇気をもらえる作品でした。


*****以下、ネタばれを含みます! ご注意*******


ショーン豆(ビーン)さんがでてる、ってこと以外、ほとんど知らないで見たのですが、最初のシーンでシャーリーズ・セロン演じるところのジョージーが顔を腫らして床に倒れていたところで
「うわ、やばい・・・・ これって『痛い』映画かなあ。今の精神状態で耐えられるだろうか・・・・」 とちょっとひきました。

jesterは『痛い』映画も好きなんですが、最近年のせいか、あまりに痛すぎると、その後2〜3日落ち込んじゃうんですよ。
その痛みから何かを教わることは出来るんだけど、日常でも痛い思いをしているときだと、どわ〜〜〜とおもくなっちまって。

だから精神状態のいいときじゃないと「痛い」映画はだめかも、という情けないお年頃になってまいりました。

でもなあ、この映画をお勧めしてくれたお友達は「こちらも勇気がもらえました」って言っていたし、このままじゃないだろう・・・と思い、立ちたい衝動をぐっとこらえる・・・・

でもなかなか展開が明るくならないぞ・・・・・・ぜいぜい。
と、途中まではどよ〜〜んと重くなりつつある心を抱えつつ鑑賞。
ジョージーへのあからさまで執拗なセクシャルハラスメントが続きます。


jesterは美濃部都政の東京で育ち(わ、年ばれ!!)学校に行っている間は完全に男女同権だったと思います。
もちろん名簿が必ず男子から始まるとか、そういうのはありましたけれどね・・・・
『女はこうしなさい』みたいな教育は親からも受けた覚えがないんですよ。

長じてからの職場は、日本では数少ない、まったく男女の格差がない職場だったのですが、『日本の慣習』はしっかり残っていました。
お茶汲みはもちろんのこと、たとえば夜遅くまでの会議のとき、店屋物を取ると、そのお皿を洗って返すのが習慣だったのですが、洗うのは女性。
しかもjesterは下っ端だったので、店屋物が届くと、まず全員に配って、お茶も入れて、やっと座って、さて自分が食べようと思うと、もう食べ終わった早食いの男性の同僚が
「ご馳走様〜〜」
とかいいながら、jesterの前に空のお皿を置くのです。

食べ散らかしたカレーのお皿にゴミまで入ったものを、これから食べる人間の前におくな!!!! がるるるるr。 

彼らとしては自分のを洗うついでに洗ってくれるんだからいいんだろう、とか思ってるんでしょうね。女が皿を洗うのは当然で、何の疑問も感じてない。
「ご馳走様〜」と声をかけたし、机のところまで持ってきてあげた、自分は偉い、なんて思っていたのかも。
黙って洗ってましたけどね。
でもこれはセクシャルハラスメントとはいわないのかなあ。
女性だから受けたハラスメントだとは思うのだけれど。


閑話休題。

というわけで、jesterはセクシャルハラスメントを職場で受けた経験はありません。
ただ、電車の中とか街で、痴漢にあったことはあります。セクシャルな暴力であるとともに、ストレス解消で弱いものいじめやってるんか? という気もします。
幸い大事に至ったことはないですけれど、とっても怖かったり、悔しい思いもしております。


でもその反面、『女だからのいい思い』 っていうのもあると思うんですよね。
美人で若かったら、ちやほやされて、得な思いもするでしょう。
ピンチの時にはかばってもらえることも。(もちろんその陰には下心ありなんでしょうけれど・・・・)
jesterはそういう恩恵にあんまりあずかっていませんけれど、でも優しくしてもらえれば嬉しいです。
(そういえば、『電車男』のあと、電車の中で女性を助ける男性が増えたとか・・・・)

それはそうなんだけれども、やっぱり職場で性差別とかセクシャルハラスメントがあるのは許せません。
女性が経済的な自立をしたいと思うとき、社会構造がそれを阻むのは許せない。
女も一緒に社会の背骨を背負って立てるような社会になれば、男だって暮らしやすいし幸せなはずだと思います。


わ〜〜ん、長くなってしまったので(またかい)続きます・・・・・パンチ
posted by jester at 21:03| Comment(2) | TrackBack(0) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月14日

Star Wars EP3

今日もDVDの山崩しを楽しんでいます。
東京は土砂降りで、お外にもいけないのでちょうど良いです♪

で、Star WarsのEP3を引っ張り出してみました・・・・

スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐
あのね、これが公開された後、わたしR2-D2のフィギュアに凝って、何個も買ったのですよ。

(その模様はこちら

今振り返るとなんであんなに夢中になって欲しかったのだろう・・・・と最近思っていたのですが、これを見て思い出しました。

しょっぱなからR2-D2可愛すぎ!!!

あの、甲板を滑りながら、「ぎゃああああ」と叫ぶところなんか、ロボットとは思えない・・・・

ヨチヨチしてるしぶきっちょなくせに、最強で・・・もう最高!!

あの愛らしさにすっかり参って、すぐに渋谷のフィギュアやさんに出かけたり、ネットで買いあさったりしたのでした。

DVDでもう一回見ながら、手のひらに載せたR2−D2のフィギュアをなでなでし、時々映画と一緒に鳴かせてみて喜んだjesterであります。


あと、オビワンとアナキンのやり取りも楽しかった〜♪(それのほうが後かい・・・)

前に見たときは話の展開の暗さにじっとりとなってましたが、しばらく経って落ち着いてみてみると、結構楽しい部分もあるんですよね。


追記;すみません、勘違いでジョージ・ルーカスとスピルバーグを間違えてコメントしてました・・・・・・恥!!パンチ
えりこさん、教えてくれてありがとう〜

posted by jester at 15:01| Comment(4) | TrackBack(0) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月13日

スパニッシュ・アパートメント

ロマン・デュリス祭りの一環で、これは劇場で見逃していたもの。
アメリのオドレイ・トトウも(たいした役じゃないけど)出ています。

 就職のためのスペイン語留学で、フランスからバルセロナに引っ越したぱっとしない大学院生が、いろいろな国からきたルームメイトとのふれあいで学んでいくこと・・・・

そうそう、大学の頃って、男とか女とかなくて、「友達」としていろいろ語ったり、衝突したり、楽しかったな・・・なんて思い出してしまい、とても懐かしくなりました。
いろんな国から来ている、優秀で個性豊かな若者とのふれあいか〜
一生に一度は経験してみたい(みたかった、といわないわたくし)ことです・・・

うう、若いっていいなあ・・・・黒ハート

言葉のあまり通じない国で、だんだんにそこの文化に馴染んでいくダサい(?)青年をロマン・デュリスが好演。
ダサいけど、なんとなく芯がまっすぐというか、うそつきじゃない、信頼できる感じ(?)がいいのデス。
うまくいえないけど、若い男の子は「かっこよくても、本当に大事なのは何かが分かってない」タイプが結構いますけど、そういう感じじゃないの。
「本当に大事なのは何か」はまだ分かってないけど、捜そうとする真摯な態度がかんじられる・・・というか・・・

「ルパン」をロマン・デュリスが主演してたときは「ルパンはこんな胸毛の濃いチンピラじゃないワイ!」 とショックを受けたjesterでしたが、その後「真夜中のピアニスト」で感動しました。

せめて「スパニッシュ・アパートメント」を見てから「ルパン」をみたら、もっと楽しめたかもなのに・・・・

口元とかが気になるので、決してタイプではないんですけれど、「気になる」俳優さんの一人。声もいいし♪


バルセロナのけだるい海辺の街とガウディのSagrada Familia(聖家族教会)などを舞台に異国情緒もたっぷり。
過剰な音楽の盛り上げもなく、淡々としてますが、終わり方もさわやかデス。
posted by jester at 09:00| Comment(4) | TrackBack(1) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月10日

セルラー

劇場で見た予告編が怖かったので見逃してましたが、お友達がお勧め〜といってくれたので、ずっと気になっていた作品。やっと見ることが出来ました。

誘拐された女性(キム・ベイシンガー)が屋根裏から直してつなげた電話がかかったのは、一人のパープー(?)な青年の携帯。
冗談だと思っていた青年は、真剣なSOSだと分かり・・・・・

という展開デス。

セルラー

詳しくはネタばれになるので言及しませんが、とにかくはらはらどきどき。
自分の携帯にあんな電話がかかってきたらどうしよう??

ピンチ!ピンチ!の連続で、ああああ、もうだめだ〜〜と何回絶望したことか・・・・
寒い冬にココアかなんか片手に見るのに最適な、大人のサスペンス&アクション(?)デス。

キムは相変わらずとっても素敵だし、大活躍。
華奢で守ってあげたい感じなのに、決めるべきところはバシッと行きます。
ERや24でおなじみの俳優さんも出て、脇をしっかり固めてますし、どっぷりその世界に浸れました。黒ハート
posted by jester at 09:46| Comment(8) | TrackBack(2) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

シンデレラ・マン Cinderella Man見てまいりました。

シンデレラマンの試写会に行ってきました。

前評判が高い映画なのですが、劇的な盛り上がりやはらはらどきどきシーンで勝負ではなくて(そういうシーンもありますが)、激動の時代に揉まれる庶民たちの生活が切々と歌われていて、感動しました。
親の視点で描かれているので、若い人より、ある程度年取った人のほうが実感が涌くでしょう。

第2次世界大戦の前の不況にあえぐアメリカの実情も分かり、興味深かったデス。

まあ、ストーリーに一ひねり欲しいかなという気もしましたが、実話をベースにしている話なので、ラストがある程度読めてしまうのも仕方ないですかね。


チラシに書いてある「家族の幸せだけを願っていたら、いつの間にか、”アメリカの希望”になっていた・・・・――――これはそんな父親の物語です」というのがそのままやんけ!というストーリー展開。

ま、個人的にはこういう耐乏物語は結構好きだったりします。大草原シリーズでも「長い冬」が一番すきです。


ラッセル・クロウ痩せた!というのが第一印象。マスター&コマンダーのときの面影はなく、貧乏で苦労続きのボクサーという感じが外観からもにじみ出ておりました。今まで見たこの人の作品の中でも一番痩せていた気がします。

しかしこの人、本当に作品に恵まれてます。いや、演技力があるからこそなんでしょうが、今回も誠実な男の役を好演。

夜中に「電話がつながらね〜〜!!」と切れて、人に電話機を投げつけて警察に捕まる人とは思えません。


Renee Zellwegerが良かった! 
この人ってどんな役をやってもめちゃくちゃ可愛いと思うのですが、今回は「こんな奥さんがいたら夫は必死で家族を守るだろうなあ」と思わせるかわいらしさ。
日ごろの自分を振り返って反省しました。

ところでRenee Zellweger、今まで日本では「レニー・ゼルウィガー」って書いてましたよね。
でもこの映画からは「レネー・ゼルウィガー」って書かれてます。
まあ、「レネイ」が一番本当に近い発音かな、と思いますけれど、固有名詞のカタカナ書きには泣かされることが多いので、こうして正しい発音に近い表記になるのはいいことですね。これで統一されるのかしら。



以下、ネタばれあります。ご注意〜〜〜〜〜〜〜****



息子がサラミソーセージを盗むシーンからのエピソードがしみじみしました。ラッセルが抱き寄せる息子の体がか細くて、父親の切ない心がひしひしと感じられます。

最初のリッチな家からド〜〜ンと落ちぶれて半地下のアパート生活。絶望的状況で必死に子供を守ろうとする親。この子役がまた可愛かった! 年がたっても成長しないのはご愛嬌。階段の下に隠れてラジオを聴くシーンも可愛い!

ボクシングのシーンはひたすら痛くて、「ああ早送りしたい」と思っていたけれど、見終わってみると、もう一回お金を払ってみてもいいな〜と思わせる秀作だと思いました。

 
posted by jester at 07:21| Comment(0) | TrackBack(1) | さ行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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