2007年08月21日

プロヴァンスの贈り物 A Good Year

ラッセル・クロウって、作品選ぶのうまいな〜って思います。
ある一定の水準行ってる脚本じゃないとやらないですよね、彼。

だから彼が出ているって言うだけで、ちょっと見る気をそそられるのですが、でもそれは彼が見たいというわけではなく、彼が出ているのだから面白いかなと。

ま、ラッセルに関してはそんな感じのjesterです。

演技は上手な俳優さんですけどね〜

だもんで、ファンの方には失礼ですが、
「え! ラッセルがでるラブストーリーねえ? うむむむ彼は『戦う男』じゃないと・・・」
という感じで、ちょいとばっかり引いていたjesterでございました。

しかも監督がリドリー・スコットだもんね。
これはある意味男のロマンの一種かな?

とりあえず試写会が当たったので先月行きましたが、その後自腹切ってもう一回見てきたので、感じたとおり少々辛口のレビューを書きます。

(以下、ちょっとネタばれありです。ラッセルのファンの方もスルーしてくださいな)




だってね、株の取引で大金を動かして、ちょっと汚いまねもして大もうけしていた中年の男。
腹も出てきて、職場では若い女の子にちょっとセクハラしたり、秘書と深い仲になったり。
夜の街を肩で風を切って遊びまわる独身生活、やめられない・・・

髪型はちょっと長めでべったりした感じ。トマトの丸齧りでシャツにしみを作ったり、コーヒーを捜して台所をめちゃくちゃにしたり・・・・歳はとってるけどだらしなくて、精神的にはすごく子供っぽいオヤジです。

それが、叔父さんの遺産でプロヴァンスのワイン畑つきの家をもらい、即刻売って金に替えようとと思っていたけれど、行ってみたらそこで、スリムで若いラテン系の情熱的美人と出会い、一晩のアヴァンチュールに落ちて、子供のころなんかをほんのり思い出し、『生きるってこれじゃん?』と、都会の生活を捨てようとする・・・・


って、まったくハーレ・キング・ロマンス(男性向け恋愛ロマン小説)(そんなんあるか?)そのものではありませんか!


326218thumb003.jpgプロヴァンスの景色は・・・お約束の絵葉書的っていうか、カレンダー(そういえば去年使ってました)みたいに綺麗で、そのへんは堪能いたしました。

南仏の古びた館に流れる古いジャズも素敵。
ワインに関する薀蓄も楽しいです。
マックス少年(ハイモア君)とおじさんの想い出シーンもほのぼのしててよろしい。


でべでべの中年男同士で熱血対決するテニスのシーンとかおかしかったし。
性格の悪い犬がまたかわいかったわ。

子供のころサインを真似してて、それで、とか、緑色のインクがなくなってたわよ、なんていうのもしゃれてます。

フレディ・ハイモア君がラッセル・クロウに成長するとはどうしても思えなかったけれどね・・・・あせあせ(飛び散る汗)


でも、水が入ってないゴミだらけの深いプールの底に誤って落ちてしまい、あがれなくて助けを求めてるときに、水道の栓を開けて中に水を入れるようなことする冷酷な女に惚れるのですかね〜 男っちゅうもんは。

そういう女が好き、って言う人も・・・・・いるのか?

しかも車に轢かれそうになってできたお尻のあざを、衆人のど真ん中で、スカートめくってみせるような気風のよさに・・・惹かれるのですか・・・? 



それにしてもファニー(マリオン・コティヤール)がどうしてマックス(ラッセル・クロウ)を好きになったのかが、またぴんと来ませんでした・・・・
混んでるときにお店を手伝ってくれたから・・・? まさかね?
子供のころに会ったことを思い出したから・・・なのかなあ。

ま、恋におちるのに理由は要らない、ただ直感でつっぱしるのみ、なんでしょうけどね〜
少しは「何で惚れたのか」見てるものが共感を持てるような途中描写が欲しかったですわ。

それがあんなにあっさり寝てしまうので、また???です。(汗)
男に懲りてるはずのファニーなのに。
しかも「一晩だけよ」なんてね。都合よすぎ。
あれも男のロマン・・・かい?
女性からの視点では全然描けてないのよね〜


舞台はプロヴァンスとロンドンだけど、ハリウッドの香りのぷんぷんする、どう考えてもヨーロッパ映画じゃないよね、という大味な人物描写に不満が残ります。(リドリー・スコットだから・・・人間関係の繊細さを求めても仕方ないのかな)

いや、マックスのほうはびしびし男の本音が出てましたけどね・・・
主人公の痛みが自分の痛みとして感じられなくて・・・


この映画の中で一番共感できたのは、マックスのいとこの女の子、クリスティー(Abbie Cornish)かな。

ワイン好きで、自分の父親にあいたくてアメリカからやってきたという子でした。
三つ編みにキャップを被って爽やかなすらっとした外観と、飄々としてマイペースな感じが良かったです。

一瞬マックスの隠し子なのかと思ったよ。(叔父さんの子にしては若すぎませんか?)


とはいえ、お気楽に見られるし、景色は綺麗だし、食べ物もおいしそうだし、笑えるシーンはあるし、これはこんなもんかな、なんて思いましただ。
最初は試写会とはいえ、2回も見に行ったということはそれなりに楽しんだのでありますね、jesterも。


そうそう「明日へのチケット」のヴァレリア・ブルーニ・テデスキがでてるというので楽しみにしてましたが、弁護士役でした。
最初にちょこっと出てくるだけで残念でしたが、存在感は相変わらずでございました。




posted by jester at 14:02| Comment(12) | TrackBack(1) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月27日

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団  Harry Potter and the Order of the Phoenix その2

Harry Potter and the Order of the Phoenix(ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団)の続きであります。

lipin.jpg snape.jpg 326536thumb010.jpg
昨日書ききれませんでしたが、もちろん今までごひいきにしてた、ディヴィッド・シューリスのLupin先生、我がいとしのSnape先生のアラン・リックマン、それからSirius!!のゲイリー・オールドマンと、鼻はつぶれてるけどVoldemortのレイフ・ファインズ(涙)と、豪華おっさん軍団ももちろんすごく素敵でした〜〜揺れるハート

原作読んでいたときは、
「ちゃんと教える気があるのかい、Snape先生!」といいたくなった、Harry Potterに『Occlumency(心を閉ざす魔法)』を教えるシーンも、ちゃんとSnapeの愛が見えたし♪


今まではちょっと不満があったDumbledoreを演じるマイケル・ガンボンさんも、今回はちゃんとHarry Potterを愛する校長先生に見えました!

Weasley家の赤毛の双子も、前回はなんか気持ち悪い男の子、って感じだったのが、立派な青年になってました黒ハート

今後活躍する、TonkとかLunaなど、新登場のメンバーもそれぞれうまいキャスティングだな〜と思いましたし。


ぴかぴか(新しい)そして視覚的に怖かったヘレナ・ボナム=カーターに対して、心理的に怖かったのはUmbridge先生であります!

こういう人、いる!!と深くうなずいちゃう人間造詣でありました。

この人は原作を超えてました。
イメルダ・ストーントンさん、うまいです〜!
(この人の「ヴェラ・ドレイク」も好きでした!)

原作を読んでいるときは、US版で小さな挿絵がついていたのでそれに引きずられたこともあって、「もっとガマガエルみたいに醜くて見るからに怖い人」を想像して読んでたのですが、映画のUmbridge先生は、『普通の奥様』って感じ。

インテリアやおしゃれに気を使い、にこやかで、明るくて、人当たりが良くて、すごく人のことを思っているみたいに見える・・・けど、おなかの中は全然違う!!

自分が間違っているのかな? なんて考えることは全くなく、自分が信じていることを周りの人に押し付けようとし、自分のお気に入りの人だけにえさをやって取り込み、自分の思うとおりにならないものは陰でいろいろ情報操作したり意地悪をして、そのあげく容赦なく攻撃し、排除する。

いるじゃないですか、こういう人!!!あせあせ(飛び散る汗)


****以下、ネタばれあります・・・・未見の方はご注意ください。



原作を読んでいたときはただの「怖い先生」だったのが、すごくリアルに、現実にいる人のように迫ってきて、Umbridge先生に次第に追い詰められていくHarry Potterにすごく共感しました。

自分が大切に思っている人、大切な場所、自分が大切に作ってきた仲間を、粉々にされてしまう悲しみ。

幼い頃から孤独に苦しんできたHarry Potterがやっと出来た信頼できる人。
その人がいる、そして自分のよりどころの場所。
自分の時間を割いて、一生懸命信頼関係を作って、守り育ててきたDumbledore Armyの仲間たち。

それが得意満面の意地悪Umbridgeにのっとられ、壊されてしまったときの、つらさ・・・・


「かけがえのないものが多いほど、失ったときつらい。 だから一人がいい・・・」
というHarry Potterのつぶやきに、涙が止まらなかった・・・。

jesterにも同じような思いがありました。たらーっ(汗)



そして「失ったものは必ず帰ってくる」という言葉に本当に元気をもらいました!


クリスマス他にも心に響くシーンがたくさん。

悪にとらわれてしまい、目が赤くなったHarry Potterを連れ戻す思い出の映像にも泣けたし、大切なあの人を失ったときのHarry Potter、ダニエル・ラドクリフの演技・・・・

胸にず〜〜んときました。
Harry Potterの映画でここまで共鳴できるとは思わなかったなあ・・・・



クリスマス今回感心したのは、若い俳優さんたちの演技が格段によくなっていたことだけじゃなくて、脚本もでした。

Harry Potterの原作は巻を追うごとに分厚くなってきて、内容も濃くなってきています。
でも映画の上映時間は120分、どんなに長くても180分を越すことはまれです。ね、PJ?(そう、指輪は軽く越してましたね〜)

だから今までのHarry Potterの映画シリーズでは脚本段階でカットされてしまった部分がたくさんありました。

ふ〜ん、あそこは全部カットしたのね、などと思いつつ見ておりました。

でも今回はかなり原作に忠実に脚本が書かれていたと思います。
(時間も138分と長めですし)
ローリングさんから「この人物は続く話で大切な役割をするから削らないで」といわれたとかいう話も伝わってきました。

ですから、かなり詰め込んだ分、ちょっと触れただけになっているエピソードもあって、原作既読の人は分るけど、原作を読んでいなくて映画だけの人には分りにくい部分もあったかもしれないな、と思います。

そういうのって映画の脚本としてどうよ、といわれると困るのですが・・・・

でも、この映画は今までのHarry Potterシリーズの中で、一番心理が細かく描写されていて、丁寧だったとおもいます。だからこそ、登場人物の心の痛みがリアルに伝わってきて、見るものが共感する事ができたと思います。
その分、CGとかの見せ場は少なかったかもしれませんけれど。


でも、ロンドンの夜をほうきに乗って飛ぶシーンも夢のように綺麗だったし、音楽もよかった・・・・

最後の、Prophecyのガラス瓶がたくさん並んでいる「予言の間」も綺麗だったな〜

個人的には、Umbridge先生の部屋の壁にかかってた、子猫の絵皿がすっごく欲しい!
売ってくれ!!(爆)パンチ


などなどとだらだら書いているうちにまたみたくなって来ちゃいました〜黒ハート
ので、この辺で・・・



ゆきてかえりしひびでは、原作の最新刊、Harry Potter and the Deathly Hallows のレビューも展開中です♪)
posted by jester at 20:55| Comment(10) | TrackBack(7) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月26日

ハリーポッターと不死鳥の騎士団  Harry Potter and the Order of the Phoenix  その1

Harry Potter and the Order of the Phoenix (ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団)、すごく良かったです!

Harry Potterシリーズの映画の中では一番良かったとjesterは感じました。
Harry Potterシリーズとしてだけではなく、映画として出来がよかったと思います!


実はjester、7月21日に発売されたハリポタ最終巻の、Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK) Adult Editionを読んでいるところです
そっちに熱中していて、こちらの更新が滞ってたほど。(映画はそこそこ見てたのですが・・・)

(『ハリーポッターを原書で一緒に楽しみましょう』キャンペーン(爆)をただいまjesterの別ブログの 「ゆきてかえりしひび」 で実施中です! ぜひ覗いてみてくださいませ)

だもんで、現在頭の中はHarry Potterで一杯。

そのせいもあるかもしれませんが・・・あせあせ(飛び散る汗)

いままで原作を全部読んで、映画も全部見てきたものとして思うに、今回の映画はとても良く出来ていました
いままでのHarry Potter映画を見て、もういいか、と思っている方はぜひ見て欲しいです。

何しろ泣けました・・・・

新しく監督になったディヴィッド・イェーツさん、監督作品を初めて見ましたが、才能あると思います。
感情の盛り込み方がすごい!
『演技指導に優れた監督』とパンフで紹介されてましたが、さもありなん。
CGとか子供だましの仕掛けに頼らず、Harry Potterを大人も楽しめる人間劇にしあげてました。


この映画の中心人物、Harry、Ron、Hermioneの3人の演技がヴァージョンアップしてました。
これは彼らが成長したのもあるけれど、監督の力によるところが大きいと見ました。
もちろん原作自体も、1巻から順を追って深い内容になってきていると思うのですが。

クリスマスHarry Potterを演じたダニエル・ラドクリフは、今までは「性格良さそうで、イギリス人っぽくシャイな感じがいいなあ〜」とは思ってましたが、今回、Harryの内面の苦しさを、ただ顔をしかめるんじゃなくて、内面からあふれる感情で演じていて、演技がうまくなったな〜、と思いました。
人間的にも成長しているのを感じました。


クリスマスそれから、映画の4作目の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のときは、「昔かわいかったのに、汚く成長しちゃったな・・・」とちょっとがっかりしていたRon役のルパート・グリントがとても良くなった

髪型のせいもあるかもしれないけど(前はすごくうっとうしかった)、演技から力が抜けて、かえって迫力がでていた感じ。
あまり表情を作りすぎてなくて、クールに見えます。

おかげでHarryの添え物としてのRonじゃなくて、個人として魅力のあるキャラクターになっておりました。


クリスマスHermioneのエマ・ワトソンも、やはり演技が知的になってきてすごくよくなったと思います。
前はセリフを言うだけで必死、という感じだったのに、安心してみていられました。
もともと顔だちは美しい女優さんだから、これからが期待できます。
シックなセーターの着こなしも学生らしくて爽やかで素敵でした。


雪原作ではかなり重要なキャラクターであるNevilleを演じるマシュー・ルイス君も、前回は「これであの役がこなせるのか?」と心配だったけど、今回はちゃんと『変わり者だけど、味のあるキャラクター』になってましたね。

ただし映画の中ではNevilleの誕生日に関するエピソードがカットされていたので、あのエピソードは映画では使われないのでしょうか?
それはちょっとショックでした。


bl.jpgぴかぴか(新しい)そして脇役陣の演技達者は相変わらずなんですが、今回すごく怖かったのは、なんといってもBellatrix Lestrangeを演じた、ヘレナ・ボナム=カーター!! 

その迫力はさすがとしかいいようがありません。
後半しか出てこないのですが、彼女が出たおかげで、Death Eaterの怖さが10倍になりましたね〜

美しい人なのに、完全に狂気と邪悪さを演じきっていて、作品の質を上げてました!
出演料がかかっても、いい役者さんをつかう価値ってすごいあると感じました。


ぴかぴか(新しい)それはUmbridge先生を演じたイメルダ・ストーンにもいえること。
彼女の演技のよさがあってこそ、Umbridgeの邪悪さがリアルに伝わってきて、Harry Potterたちの苦悩に共感できると思います。Umbridge先生については、次回もっとゆっくり書きたいと思います。



ただし、あれだけ長い原作を1本の映画にするのですから、脚本は大変だったと思います。
多分「これだけのベストセラーだから、観客は原作を読んでいるだろう」ということを前提に書かれた脚本かな、と思いました。
だから、原作を読んでいないと、話が分りにくいかもしれません。


その辺を含めて、肝心のストーリーについてもまだまだ書きたいことがたくさんあって、 続く・・・であります。(殴パンチパンチ

posted by jester at 08:55| Comment(14) | TrackBack(9) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

ボルベール 帰郷 Volver

小池百合子さんが防衛大臣になりましたね。

本当に才能を買われたのか、選挙前の工作じゃないのかと気になりますが、女性がこういう職につくという事実自体は見方によっては歓迎すべきことのひとつかなと思います。

ま、イギリスの鉄の女、サッチャーさんみたいな例外はあるとしても、一般論として、男性は「征服」「縄張り拡張」のために戦う遺伝子を持っているのではないかと思われます。

「300」のレオニダス王は防衛のために命を散らしましたが、スパルタといえば本来は侵略国家。
他の国(集落)を征服し、住民を隷属農奴(ヘイロータイという)にして、それを働かせて生活していた国ですもの。
スパルタ国民の男子はもっぱら戦争の準備をして、時に畑で働いているヘイロータイを練習で狩ったりしていたらしいし。

それに対して、女性は「侵入を防ぐ」「家族を守る」ために追い詰められないと武器を手にしないの人が多いのかなと、自分を省みても思われるので、小池さんは『防衛大臣』にはぴったりかもしれません。(ただし、傀儡でないのなら、の話ですが・・・・)
男社会といわれる防衛省で、女性として頑張ってほしいです。

(もちろん、男性、女性、ともに一般論でありまして、例外はたくさんあるとおもいます。)


vol1.jpgさて、「Volver (ボルベール 帰郷)」ですが、これも見方によっては『守るために戦う女たち』のお話でした。

しかも、くしくも↓で「黙秘」の「母の子への思い」について書いたばかりでしたが、この映画もまさに同じテーマであります。


吹き抜ける風の中を、墓地で夫の眠る墓を掃除する女、女、女。

もうこの辺から暗示に満ちていて、コミカルな味のある始まり方ですが、ライムンダ(ペネロペ・クルス)とその姉のソーレ(ロラ・ドゥエニャス)、ライムンダの娘、パウラが掃除しているのは、火事でなくなったライムンダたちの両親のお墓。


仕事を首になり、テレビでサッカーを見ながらビールばかり飲んでいる夫を横目に、必死に働くライムンダですが、ある雨の夜帰ると娘のパウラが震えながらバス停で待っている。
「どうしたのよ!」と家に帰ると、キッチンには夫の死体が・・・あせあせ(飛び散る汗)

という始まりから、死んだはずの母の幽霊(?)まで登場して、ドタバタ劇の始まりです。

でも、たんにドタバタコメディにならないのは、さすがペドロ・アルモドバル監督。
一見脈略のないように見える出来事が次々に起こり、それがある哀しい真実につながっていく・・・

その過程で女の営みが切なく描かれる手腕はさすがです。
全編にあふれる「チュッチュッチュッ」という頬へのキスの音と、暖かい抱擁。さりげないシーンに心暖まります。
傷ついた人の心が最後に帰る場所は、母の腕のなかなんですね・・・・。



ぴかぴか(新しい)ペネロペ・クルスはやっぱりスペイン語をしゃべっているときが一番良いです!
彼女が訛り満載英語でまくしたてるのを聞いていると頭痛がしてくるjesterは(お前に言われたくないだろう・・・)スペイン語をまくし立てるペネロペのほうが好きです。母国語のほうが演技もやりやすいのでしょうね。

ちょっと目の周りのお化粧濃すぎですが、スタイルいいですね〜彼女。
それに歌も上手です♪


vol2.jpgぴかぴか(新しい)でもjesterがすごく良いと思ったのは、姉のソーレを演じたロラ・ドゥエニャスでございます。黒ハート

「海を飛ぶ夢」でも印象的な演技を見せてくれた彼女、今回も、きらきらとやたら派手なペネロペの後ろで、おずおずと、でもしっかりとした存在感で映画を引き締めてくれています。
なんとも暖かい目つきと表情がいいんですよ。彼女の困った顔で何度爆笑したことか。
(何故かjesterが見たときは劇場内で他にあまり笑っている人がいなかったので、一人で笑ってるjesterはうるさかったかも・・・あせあせ(飛び散る汗)


ぴかぴか(新しい)それから、『幽霊母』イレネ役のカルメン・マウラも素晴らしくうまくて笑わせてくれました!
「ロシア女」「おなら」のエピソードなんか最高!

そのほかも、隣人のアグスティナを演じたブランカ・ボルティーショなどなど、演技上手の女優が集結して、女のための女の映画とでも言うような、予算、迫力、破壊力、繊細さなど、すべての点で『ダイハード4.0』とか『300』の対極にあるような映画作品に仕上がっております。(爆)パンチパンチパンチ


猫しかし、そういう映画であるのに、ペネロペだけはお色気むんむん。
胸の谷間が見えるブラウスにタイトなミニスカート+ハイヒールで登場。
何なのそのカッコ、という洋服も。
これは男性の観客へのサービスなんでしょうか?
女性的な映画では定評があるアルモドバル監督ですけれど、やはり男性の視点だな〜と思える『胸を真上から』とか『トイレ』などのショットが時々見え隠れします。
彼が女性を描くときの限界みたいなものも見えてしまったかな・・・?



しかし・・・スペインの男は腐ってるのか??(爆)
出てくるやつ、みんな「またそれかよ」っていう、どうしようもないやつばかりじゃないですか・・・・

ここまで男を悪く描く必要、あるのかなあ。
それに「黙秘」のレビューを書くために再見したばかりでこれを見たせいもあって、こういう『最低の男性』像は使い古されてる感じもちょっとしてしまった・・・


・・・まあ、(恨み骨髄?で)死んだものを悼む気持ちなどないように見える女たちも・・・困るけどねえ・・・・

救いは舞台がスペインで、バリバリラテンの明るさがあることかなあ。

一杯笑わせてもらったし、華麗な色合いと人間賛歌に傑作だし、こういう作品好きだなと思いつつも・・・・
正直、アルモドバル監督特有の濃ゆさと、セリフに頼っているようなちょっと意外な安直さに、ちょいと疲れも感じたjesterであります。パンチ




posted by jester at 09:00| Comment(12) | TrackBack(8) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月28日

1408   もうホテルに泊まれない・・・

全米公開6月22日だった「1408(フォーティーン・オー・エイト)」。
レビューを読んでみると上々のようで、出来の良いホラーらしいです。

スティーブン・キング原作のホテル物ホラーと聞くと「シャイニング 」を思い出し、ちょっとばっかり興味を持ちまして、トレーラーを見てきました。

jesterはスティーブン・キングのファンです。
ホラーじゃない分野の名作、「ショーシャンクの空に」の原作などはもちろん、ホラーもただのホラーじゃないから好きなんですが、「The Shining(シャイニング)」は読んでで止まらなくなり、夜中になって怖くてトイレに行けなくて冷や汗かいた記憶があります。
あれは怖かったわ・・・・
映画はDVDでみました。
こっちも怖かった・・・


で、The Dolphin Hotel、シックで素敵なホテルなのに、1408号室、怖すぎ。
トレーラならいいだろうと思っていたけど、やっぱり駄目かも・・・・あせあせ(飛び散る汗)

ああああ〜 もうホテルには泊まれないよ、これを劇場で見たらきっと。

日本の和風旅館は、どんなにサービスのいい老舗旅館でも、あの狭いトイレが怖くて(バスルーム一体じゃないのが暗くてなんか出そうで夜中入れません)できるだけ「ホテルにして!」と避けて来たのに〜〜(涙


ジョン・キューザックとサミエル・ジャクソンが出てますが・・・

良かった、ヴィゴとかディジーとかジェリーとかレイフとかその他もろもろjesterが大好きな人がでてなくて。
そうしたらまた目をつぶりつつ行かなくては、と悲壮な覚悟をしなくてはいけません。

だって、創業95年で56人も死んでるんですよね〜このホテルのこの部屋。
(え〜〜普通のホテルもそのぐらいは死んでる?? そんなこと、言わないで〜〜〜)
しかも部屋に入って1時間以内ですって。
すごいスピーディなサービスじゃございませんか。

なんか窓から出てく青い人はいるは、窓の外に自分が写ってて、その後ろに人がいるは、部屋が凍り付いてるは・・・・こんなの劇場で見たら、旅行してもテント張って野宿しかしなくなりそうです(爆)


けど・・・ちょっと見てみたい。←やめなされ。パンチ
アメリカの方が書いたブログのレビューでは「怖かった」というのに混じって「笑えたのは私だけ?」なんていうのもあったけど・・・

日本ではいつやるのかしら? 
夏ならお化け屋敷代わりに、友だちとぎゃあぎゃあ言いつつ見るのもいいのかも。
(ほんとは好きなのか、自分??)



このトレーラー、JoJoさんのところで教えてもらいました。JoJoさん、ありがとう♪

posted by jester at 09:03| Comment(8) | TrackBack(2) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

プレステージ THE PRESTIGE

ネットでトレーラーを見たり、原作を読んで興奮していたのが去年の夏(原作のレビューはこちらです)ですから、それから1年。

やっとの日本公開に待ちわびて、初日にびし!猫っと見に行ってきました。

1326220thumb005.jpg原作を読んでますので、完全にネタばれもいいとこなんですが・・・

jesterの場合英語で読んだものは短期記憶にすら残らないという、とってもお得(涙)な海馬を脳の中に備えておりますので、もうほとんどストーリーを忘れている状態で挑みました。

その上、映画では出だしからかなり原作と変わっている部分があるので、最初は、ああ、全然違うようになったのね〜〜なんて思ってみておりました。

まあ、見進むにつれて、だんだん思い出してきて、中心になるからくりは、あまり変わってないというのが分りました。
(だもんで、原作を読まずにご覧になった方と、視点が違うと思いますので、その辺はご容赦をお願いいたします〜)


しかし・・・

あれ、原作を読まずに突然見た方は、皆様一回見ただけでお分かりになったでしょうか?あせあせ(飛び散る汗)




いや、お分かりになった方も多いと思うのですが・・・

私の後ろに、ヒューのファンらしくで、とっても楽しみにしていて初日に駆けつけたのだな〜という、うら若き女性二人が座っていて、始まるまでわいわいきゃあきゃあとはしゃいでたのですが、終わったらしばらくし〜〜んとして、
 「・・・一回じゃ、わかんないぐらい、・・・深かったね?」
「ね?」

などとつぶやいてましたので・・・。


原作を読んでいても、いまどこの時点で誰が誰の手記を読んでいるのかが混乱したのです。
何度か戻って読み直したぐらいです。

でも、映画なら個別に人間が動く画像があるのだから、もっと分りやすく出来ているはず、と思っていましたが・・・
そうでもなかったですね。

映画ではあれ?と思ったとき戻って読み直したりできないので、より混乱なさった方もいるのではないでしょうか。


その辺は『メメント』のクリストファー・ノーラン監督ですから、見ているものをくらくらさせるような展開にしたかったのでしょうね。
あの作品も見終わったあと「表」を作って確認しながらもう一回見たくなりましたもん。
分らない人はもう一回見てください、というところかな。

でもこの場合は、視点が多すぎるので、一般大衆向けに公開する作品としては、脚本がちょっと意地悪かな、という気もしましたのですが、どうでしょうか・・・。
(パイレーツと違ってこれはさすがに「終わった後にお読みください」の模範解答は入り口で配ってなかったですけどね〜)


ぴかぴか(新しい)クリスチャン・ベイル、ヒュー・ジャックマン、マイケル・ケイン、アンディ・サーキス、デヴィッド・ボウイ、そしてスカーレット・ヨハンソンと、一人でも話題を巻き起こしそうな(当社比)実力派俳優さんをずらっとそろえていて、その点でも迫力充分。

暗くて怪しげな画面作りはまずまず成功です。


クリスチャン・ベイルはどことなく陰があるけど、暖かいところも秘めている、男の可愛さを出すのがうまいです。黒ハート
いろいろ微妙な演じ分けもちゃんとこなしていて、イギリス英語しゃべってるし、さすがの演技力に納得。


ヒュー・ジャックマンの舞台姿はびしっと決まっていて、かっこいい〜。
さすが舞台を何回も踏んでいるミュージカル・スターだけありますよね。
この人も、脱ぐと筋肉モリモリなのに着やせする〜〜パンチ


マイケル・ケインは相変わらず渋くて良かったけど、どうもバットマンの執事!のイメージが強いので、どうしてベイルのサイドにいないのだ??と混乱(爆)しましたが・・・・


そして、「アンディ・サーキスはどうみてもスミーゴで可愛いぞ」だとか、
「デヴィッド・ボウイも年とったけど、訛り英語もいい味だわ」とか、個人的にはとっても楽しみました。


テスラの迫力も画像で見るとバチバチとすごかったし。


もともと幻想文学なんで、リアリティとかは追求せずに、不可思議な世界に漂うのを楽しめばそれでOKなんですよね。


原作を読んでいたときに感じた、どうしようもない「中だるみ」感もなかったと思います。
かなりカットされていたのが良かったのかもしれません。
あの時間内に収めるなら、子孫のエピソードとかはカットしないと無理ですよね。
(でも子孫のエピソードは、それこそ幻想っぽくて好きだったので残念ですが・・・)

究極的に無意味だと自分には思われた『熾烈な復讐の応酬』も、本で読んでいたときよりは乗れたかも。

その辺は『舞台で人が死んじゃう』みたいな衝撃のシーンが盛りだくさんで、目が離せないつくりになっていたというのが大きいですね。


まあ、最初Angierの奥さんが水槽の中で死んじゃうところで、
「泣いてないで、さっさと人工呼吸してやれよ! 心臓マッサージすればまだ間に合うよ!!」などとおせっかいを焼きたくなったり、雪が積もってる林のシーンがチャチイなあなんてため息ついたり、助けようと水槽を割ろうとしてたのに首吊りかい?と突っ込んでではいましたが・・・(爆)

あ、それと、ラストシーンは、原作のほうが「テスラ」についての伏線がほとんど意味不明だっただけに、ショックで怖かったですね。

映画のほうも、もっと伏線を弱くして、最後ど〜〜んと、ずらずらっと見せてほしかったです。
(意味不明ですみません。ネタばれを避けて書くのがむずかしいなあ・・・)



・・・しかし、やはりこういった話は、基本的にネタばれしちゃってると、映画を見るのが『確認作業』になっちゃいますね。たらーっ(汗)


jesterはたいてい映画の前に原作を読んでしまう派です。

本が好きなもんで、原作が出て、評判になった時点で手を出していることが多いので、映画化するころにはどうしても読んじゃってます。

それに映画を見ちゃってネタばれをしているミステリーの原作を読む根性をだすのは苦痛です。

原書が英語なら絶対英語で読みたいけれど、先が分ってしまうと、続けて読もうというモチヴェーションが涌きません。

本を読むときは自分なりに想像しながら読むのが楽しみなので、イメージがくっきりと限定されてしまうのも好きじゃないです。
だから「先に原作」派です。


だって映画なら、先に原作を読んでいても「あの話をどんな風に作ったのかな」
「他の人はどんなイメージであの原作を理解したのだろう」と少しは楽しみに見ることができますもの。

(原作じゃなくて、「映画本体の(画像やオチなどの)ネタばれ」は面白さをそぐので、避けていますが。)

しかし、『ダヴィンチ・コード』にしろ、この映画にしろ、ストーリーに関しては、どうしても「あの話をどう画像にしたのかな」以上の面白みを感じることが出来ませんでした。たらーっ(汗)

ま、それは仕方ないですね。
主役二人の「そこまでしても、そんな目にあっても、まだマジックしたいの??」という執念は鮮やかに描かれててとっても怖かったし、俳優さんの演技と画像を楽しめただけでも見る価値があったな〜ハートたち(複数ハート)
と思っております。



そんなことで、ちょっと冷めてしまったものですから、レビューを書くのが1週間遅れと、いつもにもまして亀のようなjesterでございました・・・(とだらだらと言い訳して去る。)パンチパンチ



posted by jester at 17:35| Comment(8) | TrackBack(3) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月08日

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールドエンド

パイレーツの最後を見届けてきました黒ハート

jesterは2作目をみて
「ああ、3作目はもうjesterはだめかも・・・」と思っていたんですけれど、結論から言うと、楽しんできましたるんるん

1作目・2作目は期待しすぎてその期待に押しつぶされた形でちょっとこけたのですが、3作目は最初から、ストーリー展開には期待しないで、「俳優さんを見る〜」「贅沢な映像を堪能する〜」ってな軽い感じで行ったのです。あせあせ(飛び散る汗)


ぴかぴか(新しい)まずしょっぱなのシンガポールのシーンが結構つぼ。

ああいう、暗〜〜くて、水がぴちゃぴちゃいうなか、明かりがぼんやり灯ってて、臭そうで、魑魅魍魎が跋扈していそうな映像、好きだわ〜〜

そこにチョウ・ユンファがでてくるのだから、もう堪えられません〜ハートたち(複数ハート)
ユンファ、広東語でしゃべって欲しかった・・・
怖いメイクしててもあの憎めない目つきが好きです。
ユンファの死ぬシーンをいままで何回見たことだろう・・・なんて感慨にふけってました。はい。

ぴかぴか(新しい)ジェフリー・ラッシュさんも今回出番が多くて嬉しかった。
来日記者会見でジャック・スパロウの物まねをしてましたけど、キャプテン・バルボッサの演技もいっちゃってました〜!
「おさるのじゃくもよろしかといてました」ってアジアプレミアで日本語で言っていたのも可愛かった。

その、「おサルのジャック」も役者! 寒いシーンでブルブルしてたのはCGかと思っていたら、本当に南極で撮ったという噂を聞きました。寒そうでかわいそう・・・・。

ビル・ナイの一瞬の素顔も嬉しい♪
あの「たこのうねうね顔」は完全にCGなんですってね〜 すごいです。

でもでかいタコのほうがあっけなく・・・え、そうなの?という感じ。

とまあ、まずおっさんから動物に言及しましたが、もちろんジョニデもオーリーも素晴らしかったるんるん
キーラは今までで一番よかったかも。この役、彼女にぴったりですね。
ノリントンもベケットもちゃんと活躍してたし♪
ジャックの父親でキースがチラッと嬉しそうに出てきてましたし。


ええと、ストーリーは初めから理解しようと思っていないので、パンチ
この人はどっちの味方? 
この船はどの船よ? 
結局この人たちは何がしたいの?

などとは一切考えず、とにかく目の前の画像を見て楽しみました。パンチパンチパンチパンチパンチ(爆)

で、かなり疑問符が残ったけど、その辺はさすがディズニー、模範解答みたいなパンフを入り口で配っていて、答を教えてくれてました。
しかも表紙には「終わってから読んでください」と書いてあって笑えたです。
模試だったのか、この映画は?
しかし間違ってみる前に読んじゃった人がいたら、怒りますよね。

さらに、この映画、早くも今回3回目、というファンの人と見たので、見たあとご飯を食べながら細かい疑問に答えてもらい、すっきりいたしました。


真っ白な海の墓場のシーン、石がカニになるシーンとか、渦潮のシーンとか、ほんとにお金かけて作り上げてます。
それだけじゃなくて、ジョニデがいっぱい出てくるのとかウィルとエリザベスの戦場&船上○○シーンとか(一応ネタばれを避けてみました)ほんと笑えたし。

デッドマン・チェストはチャンバラの途中で飽きちゃったけど、今回はディズニーランドの巨大なアトラクションに乗ったみたいな3時間で、あっという間でした。

衣装も凝っていたし(キーラのユンファに嫁入りするときの衣装が素敵♪)、音楽もガンガン盛り上げるし、やっぱり映画館の大きな画面で見ないとね、という映画ですわ。

posted by jester at 09:03| Comment(16) | TrackBack(3) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月18日

ハンニバル ライジング HANNIBAL RISING

映画化が決まった頃から
「うぎゃああ〜 ギャスパー君がハンニバル・レクター博士に!!」とここでも騒いでいたjesterですが、公開が近くなって、トレーラーを映画館で見るたびに、逃げ腰に。あせあせ(飛び散る汗)

「やっぱだめそうだ・・・・」猫

このシリーズ、トマス・ハリスの原作はどれも結構好きで、映画も「羊たちの沈黙」は映画館で見たのですが、それ以降の作品は、「見たい、でも怖い・・・・」と迷いに迷って、結局DVDで見たりしてごまかしてきたのでした。

だってjesterはスプラッタが苦手!!

だからね、見なきゃいいの。見なきゃ!
見るなよ、もう!!


でも見たい・・・みたい・・・レクターなギャスパー君・・・。


というわけで、「怖いのはトレーラーにあったシーンだけ〜〜るんるん あそこだけ目をつぶれば、大丈夫のはず〜〜るんるん
と呪文のように歌いながら、映画館に。 (自己欺瞞!!!!)



そんなわけないし!!たらーっ(汗)


・・・いや、そんな訳ないのは、原作読んだから知ってたんだけど。(文字で読むのはスプラッタでもホラーでも戦闘シーンでも結構平気なの)

出だしこそ「この綺麗な森、澄んだ水、ほらやっぱりスプラッタじゃないわ、この音楽」などといってましたが、その数分後には腰が浮き、63%ぐらいは目をつぶってましたね・・・・(爆)パンチ


20070312008fl00008viewrsz150x.jpgしかし! 

ギャスパー君、美しかったわ〜
見る前は「え〜〜どうしてギャスパーがハンニバルに??」と思っていたけれど、見ているうちに、だんだんにアンソニー@ハンニバルの面影があるような気がしてきました。
オールバックにしてくれるととっても気分出る。
怖いけど哀れで・・・


なんちゃってジャパネスクが出てくるという噂は聞いていたので、
「これは日本じゃない〜るんるん」とまた歌って鑑賞しました。
なので、別に違和感なし。
(別の国だと思えば腹も立ちません)

PP.jpgぴかぴか(新しい)しかし、コン・リー、綺麗でしたね〜
髪型がちょっと「幽霊導師」してましたけど、あの静謐な美しさ、見とれちゃいました。
今まで見た中では一番綺麗に感じました。お化粧控えめのほうが絶対綺麗♪

日本ではなかなかいないんですよね、こういう女優さん。
だから日本人女性の役をみんな香港スターに持ってかれちゃう・・・


ぴかぴか(新しい)あと、幼レクターを演じたAaron Thomas 君が可愛かった♪
(子役から青年役への変化がショックじゃなくて嬉しかったし)


というわけで、ヨーロッパ映画風ね、とおもったらイギリス映画なんですね。
半分は目をつぶっていたので、綺麗な画像とか、ストーリー上大切なところを見逃しているような気もして・・・・
いえ、気じゃなくて、かなり見逃してると思われます。(殴


もうちょっとたって、怖いの忘れたらまた
「これはスプラッタじゃないの〜るんるん 綺麗なおねいさんと、かっこいいギャスパー君が出てくる映画〜〜るんるん」と歌いながらもう一回見なくちゃいけないかも・・・・
(か、DVDで早送りしつつかな・・・)

と思っている、懲りないjesterでした。
posted by jester at 07:10| Comment(19) | TrackBack(5) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

バベル

好きな俳優さんである、ケイト・ブランシェットとガエル・ガルシア・ベルナルが出ること、そして(ネタばれしないように頑張ってたけど)いろいろ話題になってましたから、それなりに期待して見ました。(←やっぱりこれがいけないのか・・・)

おととしのアカデミーをとった「クラッシュ」のようにばらばらな人たちがつながっていく、「言葉が通じない、心も伝わらない、想いはどこへも届かない」人間たちの孤独とふれあいが描かれるのかな、と・・・


だから、といってはなんですが、見終わった感じは、

人から愚痴話を聞かされて、『う〜ん、確かにそういうことを感じることはよくあるかもね』と思ったけど、でもだからこの人はそのことについてどう思っているのだろう、というところが、いまいち表現が過激すぎて良く伝わってこなかった・・・

・・・とまあ、そんな、もどかしいような感じがしました。
「クラッシュ」とは全くテーマが違う映画です。
(似ているのは音楽と複数の人たちが交互に描かれるところと、センチメンタルな宣伝だけ?)




ですので、ところどころ辛口のレビューになってしまいました。この映画がお好きだった方はどうぞスルーしてくださいませ。




モロッコ旅行に行った夫婦。
ブラピもケイトも演技は上手です♪

妻が一番そばにいて支えて欲しかったつらかった時期に、妻を責めて逃げた夫。

あとで心が離れてしまったのにやっと気がつき、
「やばかったかも」と気付いて、嫌がる妻を無理やり旅行に誘い出し、それで何とか償えるだろうと、大勘違いをしている夫。

うんうん、こういう人いますよね!!(誰とはいわないが)

で、この「償い」は全然効果なしなんだけど、夫が思っても見ない別のところで見せる姿で、妻はあきらめ半分に「ま、この人とも腐れ縁ってやつかしら・・・」と思い直す。

う〜〜、こういうことってありますよ、ほんとに!

とまあ、深くうなずいてしまうjesterでした。

でもなあ。

いっくら生まれたときから見ていてくれるベビーシッターだからって、子どもがあんなに小さいのに、違法滞在者のメキシコ人に預けて海外旅行に出かけてしまう夫婦っていうのも、かなり能天気なやつらです。
いそうだけどね・・・・

しかも、バスに同乗していた乗客たちだって健康上の理由などあるだろうに、夫のほうは一緒に村で救急車を待つことを当然のように要求してるし。(ほって出発しようって言い続けている男にも腹が立ったけど)


そして預かってる子を、いくら結婚式があるからって、メキシコに連れて行ってしまうベビーシッターもベビーシッターだし。

その辺はディティールが丁寧に描いてあるので、本当に起こりそうで、現実感は充分にあるんだけど、見ていてため息が出ちゃう感じ・・・・


そして、日本のエピソードでは、日本の描き方はまあいいとして、実際に海外でハンティングを楽しんで、ライフルをお世話になった現地人のガイドにプレゼントしちゃう日本人、っていうのがまずぴんと来なかった。
おまけに妻は銃で自殺・・・・
そんな日本人いるのかいな。

菊池凛子は熱演していたけれど、どう見ても高校生には見えない。
孤独感は伝わってくるけれど、だからってミニスカートの下の下着を取って見せたり、薬を酒で流し込んでふざけたり、治療してくれる歯医者さんの顔をなめようとしたり、その手をスカートに無理やり入れたり、初めてあったばかりの警察官に裸で迫ったりする女子高校生っていうのも、jesterには現実味がありません。

自傷行為の一端として、今時いるのかもしれないけれど、とりあえず周りを見回してもそこまで気持ち悪いことをする子はいなかったなあ・・・・

あそこまでやらせなくても、チエコの孤独は充分伝わるのではないのかしら?
それとも「バベル」(旧約聖書のなかのエピソード)というテーマに無理やり結びつけるため?



「言葉が通じない、心も伝わらない、想いはどこへも届かない」
それは私たちが毎日感じていること。

だからこそ、どうしたらいいのか考えて、少しでも通じよう、伝えよう、届けよう、と皆もがいている。

一生もがき続けるのが人間なのかもしれないけれど・・・


この映画では、皆必死でもがいているけど、答を得られている人は誰もいません。
一応終わりに辛くもまとめているように見せているけれど、どのエピソードもとても不安定な終わり方。
日本の親子だって、二人の気持ちがつながる要素は何もなかったし。
それが現実だ、といいたかったのかな、監督は。



う〜〜ん、基本的にjesterが嫌いな分野の映画ではなくて、アメリカ映画ではめずらしく、奇妙な余韻が残りましたが、(こちらが勝手にですが)期待した部分で一押し足らない脚本だと思われました。

jesterには一番身近に感じられたのが、モロッコの兄弟だったりしました・・・

あ、ガエルは「ガエルがやる必要はなかった役」だったと思われます。たらーっ(汗)

posted by jester at 14:40| Comment(12) | TrackBack(13) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月28日

ブラッド・ダイヤモンド Blood Diamond

ずっとレビューを書かないでいた映画ですが・・・

残虐な描写が続いて、最初の数分間がjesterにはとってもつらかった。
こういう刺激になれている人には、エドワード・ズウィック監督の過激な音や映像がたまらないのでしょうけれど、jesterは暴力描写が苦手なもんで、
「わ、失敗した・・・・」と中腰でおどおど逃げそうになった。

でも半分目を隠しつつ我慢してみてて、次第に話しに引きずりこまれました・・・。


「紛争Diamond」について、話では知っていても、画像で見せられるとショックです。 
なんて皮肉なんでしょう、美しいものがあんなに人の心を荒れさせてしまうなんて。
もう買うのよそうっと。(って、買う予定はありませんが・・・・)パンチ(殴

もちろん流通しているDiamondのすべてがこうではないわけで、短絡的に『買うのよそう!』と思うのはまたこれ単純すぎですが(爆)、こういう事情もある、と知っているのと知らないのでは、消費行動が変わってきますよね。

シエラレオネについても、あんなふうに内戦が続いているのがよく分かり、心が痛みます。


ぴかぴか(新しい)デカプリオはそれほど得意な分野(?)じゃないので、今回は好きな女優さんのジェニファー・コネリーを見に行ったつもりだったのですが、デカプリオも結構良かった。

アクションも切れがあったし、激しさの陰に微妙な寂しさや戸惑いをチラッと見せるあたり、この人、最近だいぶ以前よりよくなってきた気がします。
大人になったのね。

326034thumb004.jpgぴかぴか(新しい)ジェニファー・コネリーは気の強い切れ者の女性記者の役どころ。
カッコよかったですけれど・・・・
なんかそのまま、って感じでちょっとひねりのないキャスティングかなとも思いました。

この人のオメメって、本当に切れ長です。
蒙古ヒダ、まったくなし。鼻のほうまで目が切れ込んでいる。
うう、うらやましいだ。


ぴかぴか(新しい)アフリカ舞台の映画の、「約束の旅路」「ツォツィ」が母の愛なら、これは父の愛もテーマの一つ。
(あ、「ツォツィ」は父性愛もテーマかしら。)

最後にすべてを救う原動力になるのはジャイモン・フンスー扮するソロモンの愛。
誘拐されて少年兵として洗脳されてしまう息子を、必死で取り戻そうとします。
その強さが、恵まれない少年時代を送ったダニー(デカ)をも変えていく。

熱い演技ですが、誠実さがにじみ出ている感じで、結構好きだわ。
昔、「グラディエーター」でちょい役で出てから、ほとんど主演男優といっていいほどの重要な役もこなせるようなって来ましたね♪

それにしても洗脳される少年兵が痛ましい。
たとえ救出されても、心の傷は残るだろうな・・・


エドワード・ズウィック監督の作品はあまり相性がよくないっていうか、人物像がありがちで単純すぎると感じることが多いのですが、今回は結構良かった。黒ハート
2時間を越す長さですが、最後まで飽きずに、集中して見られました。



・・・しかし、なぜDiamondをダイモンドじゃなくて、ダイモンド、と表記するのだろうか・・・あせあせ(飛び散る汗)
日本語って不思議。   つか、不便。
posted by jester at 09:57| Comment(5) | TrackBack(12) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月12日

ブラックブック

こないだみた「善き人のためのソナタ」が良かったので、勢いで見に行ってしまいました、ホロコーストがテーマの「ブラック・ブック」。

20070216001fl00001viewrsz150x.jpgなにせ今年の『輝け!おっさん大賞』ノミネートに輝くセバスティアン・コッホが出ているし黒ハート

オランダで起こったホロコースト、というと、なんといっても「アンネの日記」ですよね。
jesterは小さい頃からずっとアンネのことが気になっていて、アムステルダムにいってアンネの隠れ家を見てきたほどであります。

この映画にも、そんな隠れ家に隠れているヒロイン、ラヘルが登場します。

裏切り、復讐、欲望、怒り・・・様々なマイナスの要素が渦巻く中、必死で生き抜くユダヤ人とオランダ人、そしてレジスタンスたち。
誰が『裏切り者』なのか、最後の最後まで気が抜けません。

ヒロイン、ラヘルを演じるカリス・ファン・ハウテンは文字通り身体を張った演技で、ちょっと痛々しくなってしまうほど。
きれいな人ですけど、線が柔らかすぎてjester的には今一かな。

セバスティアン・コッホはドイツ軍の諜報部の将校ながら「善き人」があふれ出てしまうムンツェを演じてはまり役です。
しかしラブシーンでは、おなかがたぷたぷ。もうちょっと絞込み希望です。パンチ(殴


ただ・・・どうしても「善き人のためのソナタ」と比べてしまい、人間描写が大味だった気がします。

主人公をはじめとして、人間像が深く掘り下げられていないので、ストーリー展開にはらはらどきどきはしますが、結局最後まで誰にも共感を持つことができずに終わってしまいました。
いい素材なのにもったいなかった。

実話ベースの脚本ということですが、人間の汚い部分、恐ろしい部分をこれでもか、これでもか、とリアルに描いてるんですよね。
確かに現実はこうだったのかもしれません。
戦争映画では、どうしても美談っぽく安っぽくなってしまうものが多いのに、バーホーベン監督は祖国の人たちの汚い部分、だめな部分も描いています。その辺の勇気は評価できると思います。

しかし・・・・その中にきらりと光る人間性みたいなものも少しは欲しかった気がします。

これはjesterのわがままでありますが、汚いものばかり見せられると、あとどうしようもなく落ち込んでしまい・・・・
・・・疲れた・・・・
その後ずっと、後味が悪くて、カタルシスも感じられず、
「ああ〜〜人間なんて嫌だ嫌だ・・・それでも生きていくのか・・・」たらーっ(汗)

・・・「春は鬱」のjester向きの映画ではなかったですね。猫


ぴかぴか(新しい)「ヒトラー 最期の12日間」によいドクターE.G.Schenck役で出ていたChristian Berkelという俳優さんが、またドイツ軍の制服で出てました。(早速「あぶないおっさんリスト」に入れてありました)
いい人だったり悪い人だったりなんか混乱してしまう。(爆)

ぴかぴか(新しい)それとレジスタンスのハンス・アッカーマン役のトム・ホフマンが、「やせたラッセル・クロウ」という感じで、そのヒロイックでタフな(?)役柄もラッセルがやりたがりそう、と、なんとなくニヤニヤしてしまいました。

posted by jester at 12:42| Comment(4) | TrackBack(4) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月05日

HAPPY FEET ハッピー・フィート

いや〜〜!ペンギン主役のミュージカルですわ〜!黒ハート

しかも声の出演がイライジャ・ウッド、ヒューゴ・ウィーヴィング、ロビン・アダムス、ヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマン、ブリタニー・マーフィなどなどと豪華陣!!

フロドとエルロンドさまが集合ですものね〜(と、LotRファンしか通じない話を・・・)(殴パンチ

これは日本語吹き替えなんかではみられません!
・・・と思うのに、なんと日本語吹き替え版の多いこと・・・

アニメ=子供向け=日本語吹き替え

という計算なんでしょうねえ・・・ 最近増えました・・・・たらーっ(汗)


いつも行くシネプレックスでは夜遅くしか字幕版をやっていないのでした。
ナイト・ミュージアムですらほとんど日本語吹き替え版なんだもん。

なので六本木ヒルズで見ました。さすがにここの映画館では字幕を1日中やってくれてます。

うも〜〜!!かわいい!!トレーラーを何度もみてそのたびに感激してたけど、それ以上にかわいらしい!!

動きも声も歌も、もう感涙物でした!

もともとペンギン大好き。体型が似てて親近感がわく(爆)っていうだけじゃなくてですね、「皇帝ペンギン」とか、プラネットアース「南極」とか、クレイアニメの「ピングー」などペンギン物大好きなjesterなんですが、そのペンギンが氷山やオーロラをバックに歌って踊って、乗りまくり。

その動きがまたよくできているんです。実写の人間と重なっても全然違和感ない。
(あれ? あの人間、実写ですよね?)(最初、人間もCGかと思ったけど)

氷山からの滑降シーンはスリルがあるし、水中で泳ぐシーンも綺麗だし、追いかけてくるアザラシやシャチはホラー並みに怖いし、その画像のできのよさにビックリです。

ヴォイス・キャストも、もともと芸達者な人たちで、ミュージカルもできる歌の上手な人を集めているので、聞きほれちゃいます。

ぴかぴか(新しい)ちなみにイライジャは音痴のマンブル役ですので、熱唱するシーンはないですが、大人になっても幼児顔で青い目、というところがダブりますね、多分に。
(しかし体はでかいのに顔はピンガってちょっと気持ち悪い・・・)


ぴかぴか(新しい)ヒュー・ジャックマンが声をやってるメンフィスは「オレが卵を一瞬落としたからこんなできの悪い子が・・・」と悩む役。
この人、ほんといい声してます。画面がなくて声だけだとそのよさが実感できます。


ぴかぴか(新しい)ロビン・アダムスは悔しいけど(何で悔しいのか)やっぱりうまい〜〜!
出てきただけで笑えるの。
2役やっているのに、それに気がつかないほど声音を使い分けてるし、歌も、スペイン語訛りも、ぴったりでした!


ぴかぴか(新しい)しかしなんと言っても素晴らしいのが小さいペンギンたちの愛らしさ。
ぎゅ〜〜っと抱きしめてしまいたいほどふわふわでムチムチ。
声も動きも最高です。
あと、目つきがまたいいんですね〜
ちゃんと目つきで演技してるんですよ。


なので、途中までは「ううう〜〜、可愛すぎる! なんかグッズを買って帰ろうかな!」と盛り上がりつつ見ておりました。


ただ・・・ストーリー展開がねえ・・・・

環境問題はいいとおもうのです。
缶の飲料をくくってるプラスティックが野生の動物の首にはまっちゃうので、ゴミを捨てないで、とかね、ま、100歩ゆずって
「人間が魚の乱獲をするから、ペンギンのえさがなくなる」
ていうメッセージもいいとしよう。
マンブルがミッションを胸に一人人間世界に近寄っていくところは、指輪棄却のミッションを背負ったフロドみたいで、泣けました。

でもね・・・最後のおちが・・・・たらーっ(汗)

う〜〜ん、ああいう風にしかできなかったかねえ??
ちょっとこけました。
だもんで、キャラクターグッズを買うまではいかなかった。


猫現在、南極ならぬ北極ではホッキョクグマが、温暖化で氷が解けてえさが取れなくなり、餓死多数で近いうち絶滅するといわれてますよね。
だから「地球温暖化」をテーマを持ってきたら、それを見たヨイコたちは、家に帰って無駄な電気は消そうとか、車に乗るのをやめて歩こう、とか、資源を有効に使って、物を大切にしよう、使い捨てをやめよう、などなど、もっと環境問題に切実になってくれたかもしれないと思いますけど。
資本の関係で、「京都議定書」も守ってないアメリカではそういうテーマで子供アニメはできないとか? まさかね・・・あせあせ(飛び散る汗)

「ペンギンがかわいそうだから魚を食べるのをやめよう」って思った子ども、いたかしら?パンチ




posted by jester at 11:04| Comment(4) | TrackBack(3) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

ブレス・ザ・チャイルド BLESS THE CHILD

キム・ベイシンガーを追っかけてるうちに、こんなDVDを発見。

ブレス・ザ・チャイルド
 
な、なんと我がいとしのマーク王、ルーファス・シーウェルの名前が!
『トリスタンとイゾルデ』でとってもいい男のマーク王をやって以来注目している彼であります。

しかも、ビルボ(イアン・ホルム)まで出ていると聞いたら、いくらホラーでも見ないわけには行かないわ〜 と、ふらふらと手を伸ばしました・・・

ルーファスの役どころは「悪魔崇拝集団のボス」ですもの〜

だもんで、結構期待半分、びくびく半分でスイッチオン!

う〜むむむ。

ルーファスあの大きなオメメ(左が大きくて、右が少し細めの淡い色の瞳が綺麗)を見張って、がんばってます・・・・けど・・・・

全然怖くないの。たらーっ(汗)
つか、弱いじゃん!(爆)
もっともっと怖くしないと、いい人に見えちゃうんだけどな〜あせあせ(飛び散る汗)


ヴァン・ヘルシングか?って感じで、CGのこうもりとかネズミさんとかたくさん出てくるんですけど、それも笑えました・・・


キムはいつもどおり、弱々しげだけど身体を張って戦う役。
2000年の作品なのですが、若々しい〜〜!
(でも、もうちょっと作品を選んで出て欲しいです。はい。)

イアン・ホルムは、元教会にいたけど、いまは悪魔崇拝について研究している学者さんでちょこっとでてきます。

02.jpgあとね、クリスティナ・リッチが、ルーファスに負けじと大きなオメメで出てきますし、スターウォーズのベイル・オーガナさん役のジミー・スミッツ(結構好きです)も出てきて、俳優さんはそろってるんですよね。

でも良くこの趣味悪いお話に、お金がでたなあ・・・
 

『6歳の幼児ばかりを狙った連続誘拐殺人事件。ひとつの共通点で結ばれた子供たち。その裏に潜む邪悪な悪魔崇拝……。たったひとりの姪を守るため、恐怖と戦う女性の姿を描いたオカルト・スリラー。』
なんだそうですが、まあお話のほうはあまり語るべきところはありません。

B級というより、C級ぐらいかもしれない・・・・

なにしろ、オカルト・スリラーなのに「わはははは」と笑えるシーンがいっぱい。
ホラーに弱いjesterが余裕で見れたんですから、映画館で見たホラーファンは、きっと腹が立っただろうなあ・・・・

こういうの、キリスト教徒の人は怖いんでしょうか?


でも暮れの忙しい時期に年賀状書きながら、ちらちら俳優さんたちを見るぐらいならそう腹は立ちませんです。猫



ちなみに、あらすじ・・・(allcinemaからお借りしてきました。)
クリスマス・イヴ。ニューヨークの大学病院で働く看護婦マギーの前に音信不通だった妹ジェンナが突然現れ、生まれたばかりの赤ん坊・コーディを預けていった。
それから6年、マギーとコーディは実の親子のように暮らしていたが、街では幼児連続誘拐事件が多発しており、中には儀式殺人の犠牲者として発見される子供もいた。NY市警はFBIの捜査官トラヴィスの協力を得て、悪魔崇拝者の線から事件の捜査を進め、子供たち全員が6年前の12月16日に生まれていた事実を知る。
それはコーディの誕生日でもあった……。
posted by jester at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

プラダを着た悪魔 The Devil Wears Prada

purada.jpg先週、試写会で見てきました。

あらすじ:大学を卒業したばかりのアンディの夢は、ジャーナリストだ。しかしそんな彼女が、ひょんなことから就いたのは、NYの一流ファッション誌の編集長アシスタント。多くの女性が憧れる職業かもしれない。でも当のアンディには興味ゼロの世界。果てはジャーナリストになるため!と職場に向かったのは良いけれど、彼女が手にしたアシスタント職は、生易しいモノではなかった。超カリスマ的な存在として君臨する編集長のミランダは、まさに「プラダを着た悪魔」だったのだ(goo映画より)

生易しいものじゃない悪魔、といっても、ひどいいじめとかじゃなくて、その辺は爽やかで笑えます。

笑えたんですけど・・・・・猫


アン・ハサウェイって垢抜けない女の子が変身!っていうの多いですね。
今までみたなかでは一番可愛く見えたかな。
目、口、鼻、どれも大きくて、パンダのような可愛さ。(違

しかし・・・どうみても「スタンフォード大学院の法科に進む」のを蹴ってジャーナリストを目指す知的女性、に見えない〜〜(爆)パンチ

なんかテキサスの田舎から出てきた都会を夢見る女の子、って感じなんですよ・・・・(当社比)

しかも「この職業を遣り通せば、なんでも好きな職業につける」という仕事が、おしゃれして、お化粧濃くして、喰うもんも喰わずにモデルみたいに痩せて、電話番して、スタバで熱々のコーヒーたくさん買ったり、開店前のレストランでステーキを買ってきたり、飛行機が飛ばない嵐の日に家に帰りたいとわめく上司のために空軍に電話したり、上司の子供に発売前のハリポタ読ませたり・・・・・というのが・・・・あせあせ(飛び散る汗)

jesterにはだめでしたわ〜たらーっ(汗)

小雨家小雨だもんで辛口です。以下、この映画&アン・ハサウェイがお好きな方は読まないほうがいいかも・・・・・)
(あ、ネタばれはありませんが、これから見ようと思っている方も・・・)



コメディなんだからね、と自分に言い聞かせても、なんか根本的なところで間違ってる気がして仕方ありません。
30年前の映画?と思ってしまったり。

『恋に仕事にがんばるあなたに、元気がでるビタミンムービー 』って宣伝してますが、この映画で元気が出るような人って、どういう人なんだろう?(そこまで言うか)

大体、セレブ、とかトレンディー、とか、ブランド、とかを重視して、日々お金儲けに走り回っている人はちょっと苦手でございます。

最近売れていたビジネス本を立ち読みしたら「ちょっとぐらい悪いことしても、まずお金を儲ければ、セレブになれてやりたいことができるし、あとで開発途上国に学校を建てるとかいいことができて罪滅ぼしできる」なんて書いてあって・・・(爆)
焚書したくなりましたもん。


メリル・ストリープは相変わらず上手なんですけどね。
一番光ってました。
表の顔と生活に疲れた裏の顔の落差がまた上手。

ファッションに興味がある人は楽しいのかも。
ブランド物に身を包んでハイヒールでN.Y.やパリを闊歩するアン・ハサウェイは確かにおしゃれでかっこいい。
(jesterが友達になりたいのは変身前のほうだけど・・・)ダッシュ(走り出すさま)

でもおしゃれしてない人を軽蔑するような雰囲気の華々しいファッション業界とか、ブランドの新製品追っかけとか、セレブなパーティだらけの生活とか、見るからにむなしくて、「そこまでやらないとわからないの? アンディちゃん」といいたくなりました。

つまりは主役になる女の子がちゃんと描けてない。
まるで中学生みたいに幼稚で身体だけ大人になってるみたい。(中学生ごめん!)
かわいいけどね〜 今時ちゃんと高等教育受けていて、こんな女いるかよ〜
と思いました。(殴パンチ



しかし映画とは関係ありませんが、この試写会、お土産がマスカラでした。
男の人はどうするんだろう・・・・
彼女か妹にあげるのかな?

posted by jester at 14:23| Comment(12) | TrackBack(3) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

ヘイブン 堕ちた楽園 HAVEN

011.jpgこちらもやっと日本で公開されました、Haven。

お話:カリブ海のケイマン諸島を舞台に、裕福な家の娘と恋に落ちた青年、脱税の罪でFBIに追われて島にやって来たビジネスマンとその娘らの運命が交錯するスリリングな人間ドラマ。(ヤフームービーより)


「裕福な家の娘」というのが黒人で、オーランド・ブルームがその家の観光船で働く貧しい漁師の息子、というのが結構意外なキャストですが、それがカリブの現実、なんですね。

カリブといってもカリブの海賊とは全然関係ないです。(爆)パンチ


大昔、ケイマン諸島を通り転覆しかかったイギリスの船を助けたところ、イギリスの王子が乗っていて、王室はこれを感謝して、この島の人から税金を取らない、という約束をしたのですって。

それ以来、「税金を払わなくていい島」ということで、『ハッピーアイランド』になったのです。大金持ちとかやばいことをしてお金を作り、それを持って逃げてくる人なんかがこの島に住むようになったのであります。

だから貧富の差が激しくて、人の心は荒む・・・たらーっ(汗)


みる前に友人から「この映画、時間が前後して、わかりにくいよ」といわれていたので、その辺を心してみたら、ちゃんと分かりました。

一つのエピソードをいろんな人の視点で描いていくうちに、話がまとまる、という形。
つながっていないように見えて、どこかでつながっている人々。
人間ってそんなものなんですね。


ぴかぴか(新しい)シャイを演じるオーランド・ブルームはまだ若々しいです。
ロード・オブ・ザ・リングス・シリーズのあとは大作ばかりが目立ちますが、これはその途中に撮っていたもの。

彼の場合大作だと、それを背負っちゃって、かなり気合をいれて演技し、から回りしちゃうこともあるのかななんて思うんですよ。(きっとファンの人はそういうところがいいのね)
でもこういうインディーズムービーだと、肩の力を抜いて、かなり自分に近いところで演技できている感じ。
製作にもかかわったということなので、があるのでしょうね〜


レゴラスの、あの「雪の中を歩いても寒さを感じない」「人の死の意味が分からない」「夜目を開けて寝る」「やけに視力のいい」暗闇森のエルフの王子様、というイメージは、オーランドにぴったりだったけど(ほめてます!!) 
こういう「純粋だけど賢くはなくて、夜這いしていた家で寝過ごして、彼女の兄貴に硫酸かけられる、みたいな、どじで運命に翻弄される頼りなげな若者」、というのもよくあっていて良い演技してます。


あと、「マスター&コマンダー」で自殺しちゃう気弱い男の子、ハリーポッターのバスの車掌さんなんかをした、リー・イングルビーが、シャイのことを好きな男友達、として出ています。
なかなかいい味だしてます。


監督はケイマン諸島出身のフランク・E・フラワーズ。

お金をたくさん持っていて、それを動かしていても、それだけじゃ心は全然豊かにならないんだぞ〜 
毎日の生活を大切にしなくちゃ、どんどん荒廃していくのだよ〜

なんていう、ありきたりだけど、でも心の底ではみんなあまりよく分かってないことを切なく描き出しています。

邦題の「堕ちた楽園」というのはまったく無視してください。パンチ
(たぶんHavenとHeavenを勘違いしてると思えます・・・Havenは「楽園」じゃなくて、「避難所・港」だよ!!)

でももう東京では終わりなんですよね〜
短い!!

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2006年08月05日

Heidi (ハイジ)

h1001059_01.jpg  るんるんオ〜ロレイレイレイ♪オ〜ロレイイイオ〜〜♪るんるん

と、夏休みなもので、「ハイジ」を見てまいりました。(殴

結構素直に泣けました。たらーっ(汗)


原作に忠実な「ハイジ」の実写版映画です。
ストーリーは有名なので、説明は省きます。

あの長い話をどうやって2時間に収めるのだろうと心配でしたが、結構まとまった話に仕上がってました。

テレビでアニメシリーズを見ていた友達は、「細かい部分がはしょりすぎで物足りん!」といってましたけど、jesterはテレビシリーズは見てません。

アニメは劇場版に短くなったのをビデオでしかを見てないので、まあこんなもんかな、と。

でも頭の中では
「おしえて〜おじいさん〜〜おしえて〜〜〜アルムの森の木よ〜〜♪」 という音楽を自主再生させてましたけれど・・・

まあ始まってすぐにフランクフルトに行っちゃうので、アルプスのシーンが少ないといえば少ないですね。


??324779thumb016.jpg
ぴかぴか(新しい)予告編を見たときから、この「アルムおんじ」が素敵じゃないか? 
ちょっとクリストファー・プラマーが入ってる感じで・・・などなどとおもって期待してましたが、ばっちり!
 
マックス・フォン・シドーという方で、「エクソシスト」のメリン神父役、その後「ハンナとその姉妹」なんかにも出ていたベテランの方ですが、ちょっと陰がある人嫌いのおじいさんを好演してます。

何故かハイジより、おじいさんの方に共感してしまうのは、歳のせいかなあ・・・あせあせ(飛び散る汗)

人間嫌いになって、山の中で一人で暮らしていた老人が、孫に対して、不器用におずおずと心を開いていくところに感動。

笑い顔がまた素敵なんですよ〜黒ハート


ぴかぴか(新しい)それから驚きは召使のセバスティアン
himages.jpg捜したけどセバスティアンの画像がないので、こんなサムネイル画像でしかご紹介できないのが残念ですけれど、Del Synnottという俳優さん。
ハンサムで、細身で、良かったんですよ〜

アニメではえらの張ったお猿さんみたいな人だったのに、映画ではポール・ベタニー風のかっこいい青年なんだもん。
ハイジが困っているとさっと助けてくれるし、かなり目立ってました!


ぴかぴか(新しい) それに引き換え、女優陣は・・・・

ハイジはですねえ、この写真でもわかりますけれど、山でヤギを飼ってるってそのままの感じで、大人になったらがっちりした体格のゲルマン系の女性になりそうなエマ・ボルジャーです。(殴

アイルランド生まれで、「ダブリン上等」なんかにも出てますけど、あどけない女の子。
でもjesterの好みの顔じゃないのです。
口が大きくて、ちょっと歯並びが悪くて、身体はパンパンにオデブさん。(ひどすぎだよ、自分・・・ね!)

しかも演技が・・・天才子役とは行きません。
笑うところとかちょっとわざとらしくて、最初「だめかも」と思いました。

でもま、だんだんに見慣れて、最後は可愛らしく見えてきましたが。


ぴかぴか(新しい) それとロッテンマイヤーさんですが、チャップリンの娘のジェラルディン・チャップリンがやってます。

とっても痩せていて、怖い。というか哀れな感じ。
もうちょっと若い人がやっても良かったかもしれないです・・・

クララのジェシカ・クラリッジも、なんだかとっても健康そうに見えるんですよね・・・・


というわけで、女優さんより男優さんたちが煌いている映画でしたね♪


ぴかぴか(新しい)しかし、やっぱり実写版っていいなあ。
jesterは昔はアニメを良く見たけれど、最近はどんどんアニメから遠ざかってしまってます。

特に日本製のアニメは全然だめです。リアルで深刻な物語をアニメで見ていると、なにか絵空事みたいに、幕が一枚あいだにある感じで、見られないのですよ・・・・

ギャグとかファンタジーならまだいいのです。
ピクサーなんて結構好きだし、「森のリトル・ギャング」は見に行こうかなと思ってるぐらい。
(でも、吹き替え版ばかりで、字幕はあまりやってないのでめげそうだけど・・・)

それと、「ハイジ」の前に予告編をやっていた「アタゴオル物語」の「ヒデヨシ」のダンスにも惹かれましたが・・・・(爆)


とにかく、ファンタジーではないこういう話だと、実写版で見たほうが、
「ああ、山の斜面はこんなに急なのね」とか
「ヤギが可愛い!!」とか、すごくリアルに伝わってきて、実感が涌きます。

たとえば干し草のベッド、といっても、アニメで見ると「ふ〜〜ん」という感じなんだけど、実写で見ると、とってもちくちくしそうで粗末な寝づらそうなベッドなのに、けなげに喜んでるハイジのいじらしさが伝わってきたりします。

特に猫好きjesterは子猫のシーンで狂喜乱舞!! 
もうめちゃくちゃ可愛くて・・・

犬のヨーゼフが出てこなかったのは残念でしたけどね。


もっともっとアルプスの山の美しい画像がたっぷり見られるかと思っていたけれど、それは期待はずれでした。
もっと、風とか爽やかな大気とかを感じさせてくれる映像があったらうれしかったのには。

でも山の小屋とか、村、ゼーゼマン家のリッチなあつらえなんかは、実写版ならではと思いましたです♪


(『ハイジの白いパン』については、ゆきてかえりしひびに書きました〜)
posted by jester at 10:28| Comment(8) | TrackBack(2) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月26日

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

う〜むむむ、jesterは期待したほど楽しめませんでした、この映画。

ただ、わははは!ってわらって楽しもう!と思っていったのに・・・


だもんで、このシリーズがお好きな方はどうぞ以下は読まないで、スルーしてください!!




猫   猫

  

あの〜、実は1作目もだめだったんです。
過剰に期待しすぎてたのもあるんだけど。

でも、1作目、ジョニデはすごいと思いました。
こんな演技もできるんだ!ってびっくり。


2作目は予告編をみて、ジャック・スパロウの映像が面白すぎ〜と思ってまたまた懲りずに期待していきましたけど、・・・・予告編のほうが面白かったかも・・・

いや、ジョニデは1作目に引き続き、楽しげに怪演してます。
あのくねくねした動き、上手ですよね〜 
そっくりかえって走るのも、すごくおかしい。
台詞も一つ一つ凝ってて、小出しに笑えます。

でもjesterはこういうジョニデより、「ネバーランド」みたいなシリアスジョニデのほうが好きですだ。


予告編ではジョニデばっかり目立ってたけど、オーリー、本編ではすごく出番多かったですね。
アクション、身体を張って頑張ってました。


キーラもお姫様の格好より、男装してたほうがかわいい。
ちゃんばらはかっこよかったわ。
「ベッカムに恋して」といい、ボーイッシュな格好がお似合いです。


夏休みにぴったりな海の映像も綺麗だし、脇役さんたちは豪華だし、小道具も凝っていて、良くできてます。


でもあの、ヌルネバイガイガの化けもんたち、しつこすぎません?
気持ち悪くて・・・・
気持ち悪すぎて笑えましたけど・・・
もうおなかいっぱい。

島の現地人(?)の描写も、いいんかね?こういうの??と思ってしまいました。
キング・コングでもそうだったのだけれど・・・
気にならない方もいると思うのですが、jesterは気になってしまいます。
いろんな意味で『土人』と呼ばれるような人々と、jesterは仲良いので、笑えないんですよ・・・


ジェットコースタームービーならそれなりに、もうちょっと話の必然性があってもいいと思うけれど、そういうのを求めてはいけない映画なんでしょうね。
しかし意味が分からないところもあり・・・


なんかセットとかCGとかにお金がかかっているのは分かるけど・・・・・・


とにかくjesterは、すごすご帰ってまいりました。



しくしくしく。たらーっ(汗)
posted by jester at 20:05| Comment(10) | TrackBack(1) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月25日

Pay it forward (ペイ フォワード)

・・・もう終わったように見せかけて、実は密かに続いていたジェームズ・カヴィーゼル祭り。パンチ

ペイ・フォワード
最近交通事故を起こしたとかいうニュースが流れた、ハーレイ・ジョエル・オスメントくんが一番可愛かった頃に(当社比)撮られたこの映画 にも、カヴィーゼルはでています。

本当に天才少年といいたくなるオスメント君、母に対してこれほど物分りがいい男の子がいるか?とおもいつつも、応援したくなります。
しかし生意気に感じてはんなぐりたくなる人もいるかもしれませんね・・・

最近は映画に出ていないオスメント君ですが、どんな青年になったのでしょう。(ちょっと見るのが怖い・・・)


ぴかぴか(新しい)さて、カヴィーゼルはいつもながらの(?)小汚い格好の浮浪者。

トレバー少年の綺麗な心を裏切るのか?という役どころなんですが、そのタネはまかれていた・・・・というわけであります。
こうしてみると、カヴィーゼルって断然「汚れた格好の役」が多いのです。
しかも少し陰がある優しい男・・・・
まさにカヴィーゼルのはまり役かもしれません。


ぴかぴか(新しい)この映画、やけどがある教師役のケヴィン・スペイシーがとっても良かったです。
生徒に考えさせる授業ができる教師。
でも心に傷を負っていて、自分も癒しの道を探している。
やっぱり上手です、この人。
少し太めの中年男なのに、なんと素敵に見えるのでしょう。


ぴかぴか(新しい)昔、この映画を劇場で見たとき、「しかしあんなラストしかなかったのかなあ・・・・」と思ったのです。

けれど、今回「ロード・オブ・ザ・リングス3部作」を見て「パッション」をみて「ナルニア」をみて、再度DVDをみてみると、この映画の根底に流れるのはクリスチャニティなんだなと思いました。(今頃)

傷ついた人々を癒し、優しい気持ちを静かに広めていく少年の言動。
ラストに少年が自らをかけて贖うものは人々の心。

だから欧米ではあのラスト、全然違和感がないのでしょうね。

最後の美しいキャンドルや集まってくる車の光・・・・
心に残る言葉がたくさん残ります。
人間捨てたもんじゃないかも、と思わせてくれる。

くそ〜〜と思いつつ、心洗われ、ついつい涙してしまう単純jesterでありました。たらーっ(汗)
posted by jester at 16:41| Comment(2) | TrackBack(0) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月09日

A History of Violence 再び

今池袋の新文芸座で、A History of Violence をやっています。
「クラッシュ」と2本立て。黒ハート

で、昨日いってきました。
最初あまりお客がいなかったのですが、直前に入りだし、そこそこ7割ぐらい席が埋まったかな。
圧倒的に40以上の男性が多かったです。

「クラッシュ」はアカデミー作品賞取ってますから、それ目当てのお客さんもいるかも。

クラッシュ

そうそう、話がそれますが、「クラッシュ」もDVDが出るのですね〜(早い!)

しかしこのDVDジャケット、なぜマット・ディロンがこんなにアップで・・・と不思議です。星がきらきらしてるポスター、好きだったのに・・・ せめてドン・チードルの顔も入れんかい!と思ってしまいマスだ。これじゃマット・ディロンが人命救助する話(するけど)かと誤解されますよね〜


閑話休題。

といってもA History of Violence については、以前に何回も書いたので、付け足しはありません・・・。
スプラッタなシーンはしっかり目を閉じて、「見たいシーンだけ」じっくり鑑賞しました。パンチ


ところで、この映画の前のトレーラー、「ホテルルワンダ」→「ミュンヘン」→「ナイロビの蜂」→「グッドナイト&グッドラック」という順番でした。

さすがなラインナップですなあ、新文芸座。

渋い大人の映画館ですけど、しかし、これらを2本立てで1日に見るのはかなりjesterにはしんどいです。
1本ずつみても疲れる映画だったもん。

昨日なんか、トレーラー見てるだけで、かなり疲れました・・・・あせあせ(飛び散る汗)
posted by jester at 07:43| Comment(12) | TrackBack(0) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月03日

プルートで朝食を その2(少しネタばれあります)

なんかいまだに、心地よい余韻を味わってます。
この余韻の原因はなんだろう・・・猫
コマドリがファンタジーのように道化役で飛びまわっていたけど、テーマは重かった「プルートで朝食を」。
でも不思議と重くないのです。

このところ、重い映画が多くて、見終わった後ズシ〜〜ン・・・
『人間ってあほだ〜〜 人類は滅びるぞ・・・』
そういうのが嫌いじゃないけど、続くとしんどいです。
「ミュンヘン」→「ルワンダ」なんて、かなり食欲なくしましたし。

というわけで、一昨日に引き続き「Breakfast on Pluto」です。
(ネタばれ気にせず書いてますので、未見の方はご注意!)



全編を通じて流れている、キトゥンの中にある、身を切るような孤独感。

女装は周りの人の反感を買うためにわざと誇張してしている?とも思えるほど柔らかな隠れ蓑。
「気に入らないなら殺していいよ」という投げやりな態度。

やられたらやり返す。暴力の応酬が続くアイルランド。
自分たちの『正しい』と信じることを、暴力によって貫こうとすることに疑問を持たず、他者にも強制する人たち。
それは学校の先生だってあまり変わらない。
その中で、キトゥンは他者を傷つけるほうには走らない。
パープリンに見えても誇り高く、自分を曲げない。

日本でも最近、今の自分の環境に不満で、親を殺したり家に火をつけたりする青少年やら、自分の子供が死んだので隣の子供を殺す母などのニュースが飛び交っている。
金儲けするためには、嘘も平気でつきます、他人が困っても関係ありません、というひとが堂々と記者会見を開いたりする。
理解し、理解されようとするよりも、とりあえず相手を攻撃、な人間が多い。多すぎる。

でもキトゥンは刃を自分に向けていく。
わざと危ない道を歩き、わざと誤解されるような言葉を吐く。
すがるような目や言葉と裏腹に。

母なら、こんな自分を100%そのままで受け止めてくれるはずだ・・・
そんな風に母を求める心は分かるけれど、再会できても、赤ん坊の頃に彼を簡単に捨てた母が、彼のことを抱きしめてくれるはずもなく・・・・
それでも、そんな希望しかなく、ひたすらすがってしまうしかないキトゥンの寂しさ。

鏡の中の自分に母を求めて女装する切なさ。

それはたとえ母を見つけられたとしても癒しがたいもの。


けれど、幼馴染や父の暖かい心、そして出会った人々と心を交わすことによって、キトゥンは次第に『心のバランス』をとることを学ぶ。

危なっかしいものではあるけれど、そのキトゥンの寂しさや、愚かながらもひたむきでまっすぐな態度が共感を呼ぶのではないかな・・・

あのキトゥンの人生を形容するのに「まっすぐ」という単語を使ったら違和感があるかもしれませんが、jesterにはとってもまっすぐに生きているように見えました。

なかなかまっすぐに生きられません。
どんなにまっすぐに生きたいと願っていても、時には(・・・というか、ほとんどいつも)曲がって曲がって、あわせてあわせていかなくちゃ、傷だらけになります。

だからこそ、傷だらけになることを恐れず、あくまでまっすぐなキトゥンの生き方に憧れを感じるのかもしれません。

「あ〜〜あ、馬鹿だなあ。傷つくよ、そんなことしてると」

と思うのに、そんな彼が曲がりなりにも居場所を見つけられることが嬉しくて。


キトゥンは変わらず、キトゥンのまま、愚かにまっすぐ生きていくのだろうけれど、そしてそれは、かなり危ういけれど、・・・ま、誰のものでも人生は危ういものですよね・・・私のもあなたのも。



ぴかぴか(新しい)昨日書き忘れましたが、ブレンダン・グリーソン氏がすごくおいしい役でした。
最初おでましのとき「え??この声、まさかブレンダンさん??」と思いつつみていて、正体を現したときは爆笑!!
まったく破天荒なおっちゃんです。


気になっていた「嫌われ松子の一生」と似ている、と比較されてるようですね。
やっぱり見に行こうかな〜 松子ちゃん!
posted by jester at 07:41| Comment(20) | TrackBack(9) | は行の映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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